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2021.01.04
SENSA PICK UP!2021年注目のFRIENDSHIP.配信アーティストMovie紹介
2021年もたくさんの音楽と出会いたい!そこで今回は、デジタルディストリビューション&プロモーションサービス「FRIENDSHIP.」から配信している、今年一押しアーティストのMovieをご紹介!お正月のゆっくりタイムにぜひチェックしてみてください!
名門バークリー音楽院から一時帰国し、2019年に本格的に始動した新世代R&Bシンガー、VivaOla(ビバオラ)。グローバルな感性を持つ彼ならではの英詞と日本詞を織り交ぜた「Runway」は、国境を問わず届く作品に仕上がっています。Music Videoでは、目元がよく見えずどこか気怠そうに薄暗い道を独り歩きながら歌う姿が、哀調を帯びた楽曲の雰囲気を助長させています。
関西を中心に集まった総勢11人のアーティスト・コレクティブ Soulflexのメンバーとしても活躍するZINを客演に迎えた「Runway(ZIN Remix)」も昨年10月にリリース。そして、先月にFRIENDSHIP.が運営するストリーミングスペース「FS.」にて行ったZINとのコラボライブ&インタビュームービーが公開されました。2人の出逢った経緯やVivaOlaがZINにオファーした理由、そしてZINがオファーを受けた時の印象など双方からの視点が訊ける内容となっています。お互いの印象やレコーディングのエピソードなどを語っている様子からはお互いのニーズが合致し、リスペクトし合っている関係性が窺えます。2人が思う「Runway」の聴いてほしいポイントも話しているのでこちらもあわせてお楽しみください。
【Live Streaming at FS.】VivaOla + ZIN
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▷ -Highlighter Vol.004-「VivaOla」
大分県出身のコロラド州育ちで、東京を拠点に活動するヒップホップアーテイストWez Atlas (ウェズ・アトラス)。本作品のプロデュースは米在住プロデューサー・nonomiとVivaOlaが担当。VivaOlaとWez Atlasは高校時代からの盟友で、アート・コレクティブ「Solgasa」に所属しています。
Music Videoは少し散らかった生活感溢れる部屋でWez Atlasがラップをする様子が収められ、特別感のない日常を切り取った様ですが、軽快なサウンドと鮮やかな色使い、Wez Atlasの愉快な表情が日常をちょっぴり楽しくさせてくれる作品。曲が終わったところで突然始まる料理タイムは、斬新でくすっと笑ってしまうのですが、とても美味しそう。最後まで要注目です!
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▷ -Highlighter Vol.001-「Wez Atlas」
全楽曲の作詞・作曲・編曲・演奏・録音を全て一人で行うシンガーソングライター、タケトモアツキ。
今回のリリックビデオは、4人組ロックバンドであるBroken my toyboxのベーシストとして活躍するゴウマナオトにタケトモ自身がオファーし制作されました。加工が施されたドライブレコーダーの映像が流れ、描いている理想とは違う日常の退屈さや自分の存在意義を疑う主人公の心情にマッチしているような作品。段々と主人公が日常の大切や愛おしさに気付き、最後に映像はレインボーブリッジに到達。あまり変わり映えのなかった景色が最後ほんの少しだけ変わるシーンが、絶妙な心情の変化とリンクしているようにも感じます。
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▷ -Highlighter Vol.036-「タケトモアツキ」
2010年に群馬県で結成された4人組ロックバンド、Ivy to Fraudulent Game。昨年9月にバンド史上初となる配信シングル「旅人」をリリース。Music Videoは、大畑貴耶が監督を務め、様々な質感の映像で構成されています。演奏シーンやオフショットなどが次々と展開される、ドキュメンタリーを見ているかのような感動的な作品に仕上がっています。綺麗なコーラスと厚みのあるサウンドが印象深く、自然に囲まれたロケーションが楽曲のスケール感にマッチしています。
This is LASTは、2018年に結成された千葉県柏市の3人組ロックバンド。1stアルバム『別に、どうでもいい、知らない』のリード曲となる「ひどい癖」のMusic Videoは、三浦大知やMIYAVIらの映像を手掛けるYPが監督を務め、シネマグラフや3Dテキストモーションなどが施されたハイクオリティな仕上がりになっています。見応えのある映像が楽曲のリズム感と調和してポップさがありますが、その雰囲気とは裏腹に、ストーリー自体は菊池陽報(Vo/Gt)の実体験をもとにした切ない失恋模様を映し出していて、そのバランスが癖になってしまいます。
ユアネスの古閑翔平(Gt.)が "神村翔" 名義で立ち上げた新たな音楽プロジェクト、souzoucity(ソウゾウシティ)。"あいがたりないって"と読むタイトルは、別の意味としても捉えることができて言葉遊びの面白さも感じられます。「信号機」をテーマに「自分の立ち止まってしまっている気持ちを赤から青に変える」というコンセプトで作られたアニメーションは、一つのアニメ映画を観ているような充実感でのめり込んで観てしまいます。緻密な描写と曲の展開がリンクして楽曲の良さを更に広げてくれる作品です。
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miidaは2019年に解散したロックバンド「ねごと」のギター・沙田瑞紀による音楽プロジェクト。8月に初のミニアルバム『utopia』をリリースし、表題曲となった「utopia」は自身初のMusic Videoとなりました。千葉の勝浦にある鵜原理想郷で撮影され、ロケーションもタイトル名である"utopia"とシンクロしている作品。ダンサブルなサウンドに乗せて、日々抱いている葛藤を、好きな音楽や自然に溢れた空間で一旦リセットしたいという心情が表現された、浮遊感のある一曲。彼女が無表情で弾いてるオルガンのフレーズが、独特で耳に残ります。
miidaとThe Departmentが開始した "miida&The Department" が、Studio KiKiで行ったスタジオライブ映像では、miidaの1stミニアルバム『utopia』の収録曲である「good morning-The Department Remix」、そして未発表曲となる「wind and sea」を演奏しています。スタジオで歌っているのに大自然に広がっていくような解放感があり、改めてmiidaの歌声のスケールの広さを感じます。そしてエレクトロなアレンジが更に楽曲の幅を広げています。
from Studio KiKi #1 miida and The Department
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▷ -Highlighter Vol.029-「miida」
Helsinki Lambda Clubは、2013年の夏に結成された日本のオルタナティブ・ロック・バンド。
昨年11月25日にリリースされた『Eleven plus two / Twelve plus one』に収録の「眠ったふりして」は、前身バンド時代に作ったという楽曲「人のソックスを笑うな」が元となり、熊谷太起(Gt.)主導でリメイクが施されました。熊谷がバンドに加入する決め手、橋本薫(Vo/Gt.)の才能を信じるに至った曲でもあるらしく、バンドにとっても大切な曲と言えます。8ミリフィルムで撮影されたアナログな質感の映像で、一人称視点で描かれている作品。主演の有村藍里の魅力が曲の雰囲気に美しく溶け込んでいるところに注目です!
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▷ -Highlighter Vol.045-「Helsinki Lambda Club」
2005年に京都で結成したSuperfriendsは、マイペースな活動ながら国内のギターポップ、パワーポップ・ファンから大きな信頼を得ている3人組バンド。以前からライブで人気のあった「Million miles apart」が今回バンド初のMusic Video。塩原(Vo./Gt)が作成した絵コンテを元に、関西を拠点に活動するグラフィックデザイナー/イラストレーター/アニメ作家の高石瑞希がアニメーション制作を手がけ、"遠くにいる大切な誰かに想いを馳せる" という曲のテーマを非常に心温まる手触りで描いています。まさに、今の時世に見てほしい、人の心を揺らす作品です。
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今回は9組のアーティストを紹介しました。新しい出会いはありましたか?少しでも気になったアーティストがいたら、他の楽曲もぜひ聴いてみてくださいね!今年も皆さんに様々な音楽との出会いを届けられるよう、これからもさまざまなアーティストを紹介していきます!
Highlighterでは、FRIENDSHIP.配信アーティストをたくさんインタビューしています。音楽の話はもちろん、今気になっているカルチャーの話まで深堀りしているので、こちらもぜひチェックしてください!
文:高橋夏央
目次
VivaOla「Runway」
名門バークリー音楽院から一時帰国し、2019年に本格的に始動した新世代R&Bシンガー、VivaOla(ビバオラ)。グローバルな感性を持つ彼ならではの英詞と日本詞を織り交ぜた「Runway」は、国境を問わず届く作品に仕上がっています。Music Videoでは、目元がよく見えずどこか気怠そうに薄暗い道を独り歩きながら歌う姿が、哀調を帯びた楽曲の雰囲気を助長させています。
関西を中心に集まった総勢11人のアーティスト・コレクティブ Soulflexのメンバーとしても活躍するZINを客演に迎えた「Runway(ZIN Remix)」も昨年10月にリリース。そして、先月にFRIENDSHIP.が運営するストリーミングスペース「FS.」にて行ったZINとのコラボライブ&インタビュームービーが公開されました。2人の出逢った経緯やVivaOlaがZINにオファーした理由、そしてZINがオファーを受けた時の印象など双方からの視点が訊ける内容となっています。お互いの印象やレコーディングのエピソードなどを語っている様子からはお互いのニーズが合致し、リスペクトし合っている関係性が窺えます。2人が思う「Runway」の聴いてほしいポイントも話しているのでこちらもあわせてお楽しみください。
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▷ VivaOla、いろんな意味の「寂しい」を追求した1stミニアルバム「STRANDED」。自身のヴィジョンを語る
▷ -Highlighter Vol.004-「VivaOla」
Wez Atlas「Minestrone」
大分県出身のコロラド州育ちで、東京を拠点に活動するヒップホップアーテイストWez Atlas (ウェズ・アトラス)。本作品のプロデュースは米在住プロデューサー・nonomiとVivaOlaが担当。VivaOlaとWez Atlasは高校時代からの盟友で、アート・コレクティブ「Solgasa」に所属しています。
Music Videoは少し散らかった生活感溢れる部屋でWez Atlasがラップをする様子が収められ、特別感のない日常を切り取った様ですが、軽快なサウンドと鮮やかな色使い、Wez Atlasの愉快な表情が日常をちょっぴり楽しくさせてくれる作品。曲が終わったところで突然始まる料理タイムは、斬新でくすっと笑ってしまうのですが、とても美味しそう。最後まで要注目です!
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▷ -Highlighter Vol.001-「Wez Atlas」
タケトモアツキ「オンリーワン」
全楽曲の作詞・作曲・編曲・演奏・録音を全て一人で行うシンガーソングライター、タケトモアツキ。
今回のリリックビデオは、4人組ロックバンドであるBroken my toyboxのベーシストとして活躍するゴウマナオトにタケトモ自身がオファーし制作されました。加工が施されたドライブレコーダーの映像が流れ、描いている理想とは違う日常の退屈さや自分の存在意義を疑う主人公の心情にマッチしているような作品。段々と主人公が日常の大切や愛おしさに気付き、最後に映像はレインボーブリッジに到達。あまり変わり映えのなかった景色が最後ほんの少しだけ変わるシーンが、絶妙な心情の変化とリンクしているようにも感じます。
関連記事:
▷ -Highlighter Vol.036-「タケトモアツキ」
Ivy to Fraudulent Game「旅人」
2010年に群馬県で結成された4人組ロックバンド、Ivy to Fraudulent Game。昨年9月にバンド史上初となる配信シングル「旅人」をリリース。Music Videoは、大畑貴耶が監督を務め、様々な質感の映像で構成されています。演奏シーンやオフショットなどが次々と展開される、ドキュメンタリーを見ているかのような感動的な作品に仕上がっています。綺麗なコーラスと厚みのあるサウンドが印象深く、自然に囲まれたロケーションが楽曲のスケール感にマッチしています。
This is LAST「ひどい癖」
This is LASTは、2018年に結成された千葉県柏市の3人組ロックバンド。1stアルバム『別に、どうでもいい、知らない』のリード曲となる「ひどい癖」のMusic Videoは、三浦大知やMIYAVIらの映像を手掛けるYPが監督を務め、シネマグラフや3Dテキストモーションなどが施されたハイクオリティな仕上がりになっています。見応えのある映像が楽曲のリズム感と調和してポップさがありますが、その雰囲気とは裏腹に、ストーリー自体は菊池陽報(Vo/Gt)の実体験をもとにした切ない失恋模様を映し出していて、そのバランスが癖になってしまいます。
souzoucity「愛語りな一手」
ユアネスの古閑翔平(Gt.)が "神村翔" 名義で立ち上げた新たな音楽プロジェクト、souzoucity(ソウゾウシティ)。"あいがたりないって"と読むタイトルは、別の意味としても捉えることができて言葉遊びの面白さも感じられます。「信号機」をテーマに「自分の立ち止まってしまっている気持ちを赤から青に変える」というコンセプトで作られたアニメーションは、一つのアニメ映画を観ているような充実感でのめり込んで観てしまいます。緻密な描写と曲の展開がリンクして楽曲の良さを更に広げてくれる作品です。
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▷ 「枠に囚われなければ、いろいろなことができる。」神村翔が語る、souzoucityという新たな創作拠点
miida「utopia」
miidaは2019年に解散したロックバンド「ねごと」のギター・沙田瑞紀による音楽プロジェクト。8月に初のミニアルバム『utopia』をリリースし、表題曲となった「utopia」は自身初のMusic Videoとなりました。千葉の勝浦にある鵜原理想郷で撮影され、ロケーションもタイトル名である"utopia"とシンクロしている作品。ダンサブルなサウンドに乗せて、日々抱いている葛藤を、好きな音楽や自然に溢れた空間で一旦リセットしたいという心情が表現された、浮遊感のある一曲。彼女が無表情で弾いてるオルガンのフレーズが、独特で耳に残ります。
miidaとThe Departmentが開始した "miida&The Department" が、Studio KiKiで行ったスタジオライブ映像では、miidaの1stミニアルバム『utopia』の収録曲である「good morning-The Department Remix」、そして未発表曲となる「wind and sea」を演奏しています。スタジオで歌っているのに大自然に広がっていくような解放感があり、改めてmiidaの歌声のスケールの広さを感じます。そしてエレクトロなアレンジが更に楽曲の幅を広げています。
関連記事:
▷ -Highlighter Vol.029-「miida」
Helsinki Lambda Club「眠ったふりして」
Helsinki Lambda Clubは、2013年の夏に結成された日本のオルタナティブ・ロック・バンド。
昨年11月25日にリリースされた『Eleven plus two / Twelve plus one』に収録の「眠ったふりして」は、前身バンド時代に作ったという楽曲「人のソックスを笑うな」が元となり、熊谷太起(Gt.)主導でリメイクが施されました。熊谷がバンドに加入する決め手、橋本薫(Vo/Gt.)の才能を信じるに至った曲でもあるらしく、バンドにとっても大切な曲と言えます。8ミリフィルムで撮影されたアナログな質感の映像で、一人称視点で描かれている作品。主演の有村藍里の魅力が曲の雰囲気に美しく溶け込んでいるところに注目です!
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▷ -Highlighter Vol.045-「Helsinki Lambda Club」
Superfriends「Million miles apart」
2005年に京都で結成したSuperfriendsは、マイペースな活動ながら国内のギターポップ、パワーポップ・ファンから大きな信頼を得ている3人組バンド。以前からライブで人気のあった「Million miles apart」が今回バンド初のMusic Video。塩原(Vo./Gt)が作成した絵コンテを元に、関西を拠点に活動するグラフィックデザイナー/イラストレーター/アニメ作家の高石瑞希がアニメーション制作を手がけ、"遠くにいる大切な誰かに想いを馳せる" という曲のテーマを非常に心温まる手触りで描いています。まさに、今の時世に見てほしい、人の心を揺らす作品です。
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▷ -Highlighter Vol.028-「KENT VALLEY」
今回は9組のアーティストを紹介しました。新しい出会いはありましたか?少しでも気になったアーティストがいたら、他の楽曲もぜひ聴いてみてくださいね!今年も皆さんに様々な音楽との出会いを届けられるよう、これからもさまざまなアーティストを紹介していきます!
Highlighterでは、FRIENDSHIP.配信アーティストをたくさんインタビューしています。音楽の話はもちろん、今気になっているカルチャーの話まで深堀りしているので、こちらもぜひチェックしてください!
文:高橋夏央