2020.09.23
音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。
Vol.036は、9/23(水)にアルバム『無口な人』をリリースしたシンガーソングライター、タケトモアツキに迫る。
タケトモアツキ
1996年生まれのシンガーソングライター。全楽曲の作詞、作曲、編曲、プロデュースを自身で手掛けている。
16歳から楽曲制作をはじめ、現在そのストックは300曲以上。高校在学中、当時17歳で異例のメジャーデビューを果たすが、結果を出せず、一年でレーベルとの契約を解消。その後、自身の音楽性を掘り下げるため、自室に引きこもりひたすら楽曲制作と向き合った。
現役高校生シンガーソングライターとしてのデビューから約6年。さまざまな人生経験や、音楽的な探求を経て、「今歌うべきこと」を見つけ、2020年7月1日より「タケトモアツキ」としての活動を開始。
第一弾楽曲「オンリーワン」はSpotifyで瞬く間に3万回再生を突破、つづく第二弾楽曲「リセット」も、リリースから一週間で各ストリーミングサービス合計1万回再生を記録するなど、耳の早いリスナーの間で注目を集めている。
日常を切り取った表現力の高い歌詞、キャッチーなメロディライン、ストリーミング世代ならではのジャンルにとらわれないトラックメイキング。人々の心に寄り添う、独自のポップスを紡いでいく。
最近の邦楽ってサウンドは洗練されつつあるけれど、そのサウンドと日本人独自の歌謡性が喧嘩している場合が多い気がしていて、やりたいことは分かるけど、それそのトラックでやる意味あるの?とか、、、そういうところへの僕なりの一つの答えというか、日本人だからこそやれるポップスっていうのは強く意識しました。
だから僕としては、こんなに捻りがなくて大丈夫か?と思うくらい直球に、邦楽的なソングライティングと2010年以降のサウンド・プロダクションのバランスとしてベストなポイントを目指しました。
タケトモアツキ「無口な人」
2020年09月23日(水)
視聴はこちら
タケトモアツキ「Cloudy」
2020年12月09日(水)
視聴はこちら
@atsukitaketomo
FRIENDSHIP.
Vol.036は、9/23(水)にアルバム『無口な人』をリリースしたシンガーソングライター、タケトモアツキに迫る。
タケトモアツキ
1996年生まれのシンガーソングライター。全楽曲の作詞、作曲、編曲、プロデュースを自身で手掛けている。
16歳から楽曲制作をはじめ、現在そのストックは300曲以上。高校在学中、当時17歳で異例のメジャーデビューを果たすが、結果を出せず、一年でレーベルとの契約を解消。その後、自身の音楽性を掘り下げるため、自室に引きこもりひたすら楽曲制作と向き合った。
現役高校生シンガーソングライターとしてのデビューから約6年。さまざまな人生経験や、音楽的な探求を経て、「今歌うべきこと」を見つけ、2020年7月1日より「タケトモアツキ」としての活動を開始。
第一弾楽曲「オンリーワン」はSpotifyで瞬く間に3万回再生を突破、つづく第二弾楽曲「リセット」も、リリースから一週間で各ストリーミングサービス合計1万回再生を記録するなど、耳の早いリスナーの間で注目を集めている。
日常を切り取った表現力の高い歌詞、キャッチーなメロディライン、ストリーミング世代ならではのジャンルにとらわれないトラックメイキング。人々の心に寄り添う、独自のポップスを紡いでいく。
活動を始めたきっかけ
17歳のときに「現役高校生シンガーソングライター」としてデビューして、そのときは結果を出せず、すぐ契約が切れてしまったのですが、まだ18歳だった当時の僕は、悲観的になるでもなく、次の動き出しを考えていました。それはずっと憧れていた「バンド」を結成すること。しかし3-4年ほど活動しても、鳴かず飛ばず。さすがに22歳になった僕は人生に焦りを覚え、バンドを解散後、メンバーの中で唯一付いてきてくれるといったベースと二人で、自分の音楽性を掘り下げる制作活動に入りました。毎日毎日、事実上のニート生活を送りながら、これでもかというくらい音を作り込んでいたのですが、そう簡単に納得のいくものはできず。才能ないのかな、と諦めかけた頃にコロナ禍が訪れました。バイト先が休業することになり、2ヶ月近くじっくりと制作できる時間ができました。そのタイミングで共同作業者であるベースと話をした上で、サイドプロジェクトのつもりでソロアルバムを作ろうと思い立ちました。5月6日の緊急事態宣言延長の頃から作り始めて、6月4日に全8曲の制作を終えました。出来てみて、サイドプロジェクトどころか、僕が何年も追い求めていた最高の作品が作れたという手応えが強くありました。そこで自分でやろうとしていたミックスを、信頼できるエンジニア二人(宮沢竣介、白石経)に頼み、ディストリビューションもFRIENDSHIP.を通すことに決めました。影響を受けたアーティスト
Justin Vernon、James Blake、David Longstreth、Andy Partridge、Elliott Smithが僕に多大な影響を与えたソングライターです。Jeff LynneやTodd Rundgren、Gilbert O'Sullivanなどのメロディもグッときます。国内だと松任谷由実さん、槇原敬之さん、宇多田ヒカルさん、小沢健二さん、田島貴男さん、スガシカオさんなど。サウンド面では小林武史さんのプロデュース・ワーク全般ですかね。注目してほしい、自分の関わった作品
今作『無口な人』はとにかくソングライティングです。サウンドに関しては本当に「いいじゃん!」くらいのノリで。笑 素朴なメロディに、自分の人間性そのままの言葉を綴って、その歌の魅力が一番聞き手に伝わるであろう形を追求しました。最近の邦楽ってサウンドは洗練されつつあるけれど、そのサウンドと日本人独自の歌謡性が喧嘩している場合が多い気がしていて、やりたいことは分かるけど、それそのトラックでやる意味あるの?とか、、、そういうところへの僕なりの一つの答えというか、日本人だからこそやれるポップスっていうのは強く意識しました。
だから僕としては、こんなに捻りがなくて大丈夫か?と思うくらい直球に、邦楽的なソングライティングと2010年以降のサウンド・プロダクションのバランスとしてベストなポイントを目指しました。
今後挑戦してみたいこと
アルバム自体は6月の頭に完成していて、そこからデータをエンジニアに投げてミックスしてもらっていた感じなので、僕の作業としては6月中旬からもう次のアルバム制作に入っています。今作で掴んだ自分なりのポップミュージックのコツ、みたいなものを発展させていく形で作っていて、もうすでに5曲アレンジ、歌録りまで終わっています。こちらも早く届けたいです。こういった時代なので、とにかくスピード感を大事に、どんどん曲を発表していきたいです。カルチャーについて
触れてきたカルチャー
小林賢太郎さん、ラーメンズには大きな影響を受けています。中学の時に担任でもあり部活の顧問でもあった先生が、テスト返しの待ち時間として「小林賢太郎テレビ3」のDVDを流してくれて、そこからファンです。彼のスタイルは必要最低限のセットで、発想力、パフォーマンス力だけで、唯一無二の世界を創り上げる、というもの。その洗練された感じというか、アイデアで勝負していくストイックさに魅了されます。今注目しているカルチャー
深夜ラジオですかね。「オールナイトニッポン」とか聴いて、ある意味閉鎖的な空間というか、リスナーとパーソナリティとの間にある連帯感みたいなものにグッときます。"地元のツレ"感というか。笑 メディアを通してああいう仲間内な感じを出せるのってラジオの強みですよね。RELEASE INFORMATION
タケトモアツキ「無口な人」
2020年09月23日(水)
視聴はこちら
タケトモアツキ「Cloudy」
2020年12月09日(水)
視聴はこちら
LINK
@atsukitaketomo@atsukitaketomo
FRIENDSHIP.