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2026.01.04

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!Shimon Hoshino・来来来チーム他全4作品 -2026.1.3-

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!Shimon Hoshino・来来来チーム他全4作品 -2026.1.3-

カルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽を配信するサービス FRIENDSHIP.の新譜を紹介。 キュレーターの金子厚武とナビゲーターの奥宮みさとによるFM福岡のラジオ番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」から、今週オンエアした内容を掲載!FRIENDSHIP.がリリースした最新の音楽をいち早くチェックしよう!

みさと:あけましておめでとうございます!DJの奥宮みさとです。

金子:あけましておめでとうございます。音楽ライターの金子厚武です。

みさと:2026年最初の放送ということで、みなさま元気に新年を迎えていらっしゃいますか?今年は午年なんですけど、60年に一度の丙午だそう。火のエネルギーが最高潮に達し、燃え盛る太陽のようなエネルギーで物事が大きく前進・発展・スタートするのにも良い年なんですって!

金子:60年に一度というのは貴重ですよね。

みさと:貴重ですよね!昔は、丙午の女性と結婚すると...なんて言い伝えもありましたけど、こうして良い面もあるということなので、みんながそういうエネルギーを感じられる一年になったら最高ですよね。

金子:それを後押しするような音楽もたくさん生まれるといいですね。

みさと:素晴らしい匂わせですね(笑)。今日ご紹介する曲も、ちょうど...!

金子:あんまり意図してなかったけど、確かにね(笑)。

みさと:さすがです(笑)。ということで、今年もたくさんの素敵な楽曲を紹介していきますので、どうぞ本年もよろしくお願いいたします。

金子:よろしくお願いします。

みさと:2026年最初の放送ということで、恒例のFRIENDSHIP. AWARDの発表も行っていきます!私と厚武さんで悩みに悩んで選ばせていただきました。2025年に最も心を動かされた作品を「シングル賞」「アルバム賞」と分けて発表させていただきます。

金子:悩みに悩みましたね〜。

みさと:もちろん"FRIENDSHIP.からリリースされている楽曲の中で"という位置づけにはなりますが、それでもたくさんの楽曲があったので本当に悩みました。

New Release Digest Part 1


みさと:ではまずはいつものコーナーからいきましょう。12月29日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜、全4作品をダイジェストでご紹介。みなさまリリースおめでとうございます!ということで、今週は実質お二組ですね(笑)。4曲中3曲は、Shimon Hoshinoさんでございます。Shimon Hoshino名義、hario island名義、attic名義ということで、中の人はお一人でございます。ありがとうございます。







金子:2025年もたくさん楽曲をリリースしていただいて。

みさと:本当〜。Shimonさんだけで1年間で何曲出したのか知りたいくらいですよね。

金子:100曲は行ってる?

みさと:行ってると思う。でも本当に名義ごとに顔が違っていて、使っている楽器も違ったりしながらも、やっぱり根底には「Shimonさんだな」ということを感じさせてくれるような作品作りで、本当にクリエイティブな方ですよね。

金子:タイミング的にちょうど12月31日、大晦日リリースだったりもしたので、静かな街の雰囲気とも改めて似合うなという気もしますし、細かいことを言うと、hario islandのみ1月2日リリースなので、2026年FRIENDSHIP.最初のリリースはhario islandだったという。

みさと:抜かりないな〜!「朧月」だけは2026年にリリースしたいとすでに思っていたということですよね。

金子:多分、リリースを金曜日にしてるのは、「hario islandは海外基準」みたいな感じで考えてるのかなと思います。

みさと:そうかそうか!

金子:他の名義もそうではあるんだけど、hario islandは特に海外でも聴かれてるというのがあってのことかな。

みさと:素晴らしい。そうやってコンセプチュアルに名義に対して位置付けしているのが本当に上手な方ですよね。2026年の活躍も期待だし、おそらく毎週お世話になるであろう!

金子:今年もよろしくお願いします。

みさと:そんな中、紹介するのは?

金子来来来チームの新曲を紹介しようと思います。



みさと:なんてったって、タイトルが「干支・びーと」!

金子:もともと2017年にEテレの企画で制作された楽曲で、「90秒の干支の覚え歌」というテーマ。その曲を改めてレコーディングして、今回リリースと。確かに、干支を覚える歌ってないですよね。アルファベットだったらあるけど、干支ってないなって。

みさと:そうですね。

金子:タイトルに関しては、多分「エイトビート」もかかってるんでしょうね(笑)。

みさと:かかってそうですよね!干支を声に出したときに、自然と取ってしまうリズムと音階ってあるじゃないですか。「子、寅、辰」でちょっと上がるみたいな(笑)。

金子:ちょっとね(笑)。

みさと:あれって日本文化のDNAすぎると思って。それもいいなと思いつつ、ある意味で誰もが知ってる最強フレーズを活かした、年末年始に聴きたくなる曲ができたなと思っています。あと、<猫はこたつで丸くなる>とか、お正月ならではのリリックも混じりつつ、無理に派生させず1分38秒でまとめる感じも、干支が回り続けるようにリピートしたくなる、コンパクトにまとまった素晴らしい楽曲だと思いました。

金子:ちなみに、干支の覚え歌って他にないのかなと思ってちょっと調べたら、「エトはメリーゴーランド」という曲が出てきて。

みさと:やっぱり回るんだ(笑)。

金子:1990年代に『みんなのうた』で、「ビューティフル・サンデー」の田中星児さんが歌ってて。水木一郎アニキがカバーしていたり。

みさと:レジェンド!

金子:でもそれ聴いたんだけど、「干支・びーと」の方が覚えやすい(笑)。

みさと:すごい!やっぱり、覚えづらくて歌えなかったから、こういう依頼が来たんでしょうね(笑)。

金子:もちろん十二支のことを歌ってるんだけど、ちょっと分かれてたりするのよ。

みさと:それメリーゴーランドじゃないじゃんね(笑)。

金子:「干支・ビート」は一気に言ってるからね。

みさと:やっぱり干支は十二支回さないと意味ないもんね。じゃあみなさん、声に出して。きっと歌えると思うので、一緒に歌ってほしいですね。

お正月スペシャル企画

みさと:ここからはお正月スペシャル企画その1、2025年にFRIENDSHIP.からリリースされた作品の中で、どんなアーティストの曲が多く再生されていたのか?2025年アーティスト別再生回数トップ5を発表いたします!まず、2025年にFRIENDSHIP.からリリースされた作品の総数なんですけど、1000を超えています。驚異の1206作品!その中にアルバム、EPもあります。

金子:そうか〜。毎月100作品ずつ出てた、みたいな計算になるわけですね。

みさと:そうですね。素晴らしい作品ばかりでした。各配信プラットフォームから世界に向けて発信されているFRIENDSHIP.の作品ですが、世界中の音楽ファンのみなさんがリアルに聴いてくれていたアーティストは一体誰なのか?再生回数トップ5のランキングです。

第5位:Tokyo Psychedelic Orchestra「Green riot」
第4位:PEDRO「1999」
第3位:kanekoayano「noise」
第2位:Rol3ert「HOPE」

という結果でございました!



金子:なるほど〜。面白いですね。

みさと:Shimon Hoshinoが強すぎる(笑)。

金子:Tokyo Psychedelic OrchestraはShimon Hoshinoさんのアンビエントプロジェクト。みさとさんから「世界に向けて」という言葉があったように、おそらくSpotifyのグローバルのプレイリストに入ることによって世界で聴かれて、このランキングに入ってるんだと思います。



みさと:Tokyo Psychedelic Orchestra名義は他の名義に比べると新しい方ではあるじゃないですか。それがちゃんとランクインするほどの再生数というのは、Shimonさんらしいなと。名義の積み重ねがなくても、1曲急にバーンと跳ねたり、そういう化学反応を起こせるアーティストという意味では、やっぱり面白いなと。続いて、第4位はPEDROでした。





金子:元BiSHのアユニ・Dさんのプロジェクトということで、もちろんすでに知名度は高いわけですけど、この曲は生まれ年をタイトルにして、新たな始まりを歌う、アユニさんにとってすごく意味のある曲でもあったし、さらにthe telephonesの石毛くんがアレンジで入って、すごくポップで、カラフルで、キャッチーな曲にもなっていたし、色んな相乗効果もあって、この位置に来たのかなって感じがしますね。

みさと:楽器を持っていなかった活動から、自分でベースを弾けるようになるまで頑張って、でもこのEPの中でベースを手放して歌に集中している楽曲もあったり。すごくオルタナで、自分が今どんな音楽をやりたいのか、そして自分の人生を振り返りながら、これからどう向かっていきたいのかという決意表明の一曲だったと思うので、それがランキングに入っているというのは、彼女にとっても大きな手応えだったんじゃないかなと感じてます。続いて、第3位がkanekoayanoでした。





金子:カネコアヤノさんももちろんすでに人気があるわけですけど、今年はバンド名義になって初めてのアルバムをリリース。ランキングに入ってる「noise」はアルバムの1曲目なんですよね。つまり、どれか1つの曲がすごく聴かれたというよりは、ちゃんとアルバムが聴かれて、だから1曲目がここに来てる。それって今の時代、実は珍しい。1曲バーンと伸びるのはよくあることだと思うんだけど、カネコさんの場合はちゃんとアルバムが聴かれたということだと思うので、貴重なことだなと思います。

みさと:アーティストさん自身の力と魅力がないと、アルバム全曲聴いてもらうのが難しい時代になってきていると思うので、今の厚武さんの見解を伺うと、より「noise」が第3位にランクインしてることのすごさがわかる。あと、彼女がこの位置にいてくれることで、FRIENDSHIP.自体のブランドの底上げというか、FRIENDSHIP.でリリースすることで、世界にどんどん広がる可能性があるんだよというのを感じさせてくれるような、そんな第3位という見方もできますね。

金子:それこそ2025年は海外でも結構ライブしてましたね。

みさと:その第3位を抑えて、第2位にRol3ertくんって。またすごいな〜。



金子:彼は2025年のブライテスト・ホープみたいな感じでしたよね。2026年はさらに活躍が期待できると思います。最初に出した「meaning」がかなり聴かれてた印象があったから、「meaning」が入るのかなと思ったけど、2曲目に出した「HOPE」の方が入っていて、自分的には意外っちゃ意外だった。多分、「meaning」がすごく聴かれたことによって、次の曲に期待感が高まって、それこそプレイリストとかにもいっぱい入ったことによって、「HOPE」もすごく聴かれたのかな。

みさと:私もそう思います。あと、その後くらいに『フジロック』があったから、『フジロック』に出演が決まって、ザワザワもしていて。多分「meaning」で気づいてる人って、やっぱり音楽好きだと思うんですけど、そこからまた一つ違ったレイヤー層に届き始めたときの「HOPE」だったのかな。タイトルもいいですよね。彼の未来を象徴するような一曲だったのかなとも思います。

では、第1位。手元の原稿には書いてあるんですけど、びっくりしている!なんとなく噂は聞いていたけど、本当にこの曲だったんだ!という感じがしています。FRIENDSHIP.マニアのみなさんはおわかりでしょうか?第1位はなんと...東京真中,はしメロ,9Lana「快啖ノススメ」でございました!おめでとう〜!



金子:なるほど〜。確かに、この曲はすごく聴かれていたんですよね。Spotifyの再生回数だけ見ても100万回を超えてるし、ミュージックビデオも100万回再生超え。東京真中はずっとボカロを使って楽曲を発表していた中で、この曲で初めてボーカリストを招いてコラボ。それがはしメロさん、9Lanaさんというトピックもあったし、ゲーム『ゼンレスゾーンゼロ』のキャラクターにインスパイアされた曲なので、ミュージックビデオにもそのキャラクターが出てきたり。ゲームのファン、キャラクターのファン、さらに音楽もいいというところでの掛け合わせも起きて、この再生回数に繋がったのかなと思いました。

みさと:東京真中さん、すごく鬱々とした期間を過ごしてたじゃないですか。自分のクリエイティブをどういう風に世の中に出したらいいのか、頑張ろうとしていたけど...というところで、ずっと自分の才能を信じ続けて、こうやって仲間を見つけて、この曲まで辿り着けたというのがすごいドラマだなと思うし、やっぱりクリエイティブを続けるって、心が擦り減る瞬間もあると思うんですけど、諦めずに続けていくことが、大きな未来に繋がっていくんだなと思って、かなりドラマを感じています。

みさと:ここからは私たちが2025年最も心を動かされた作品をシングル賞、アルバム賞と分けて発表させていただきます。まずは厚武賞、シングル部門に選んだのはどの曲でしょう?

金子Blume popoの「抱擁」を選びました。



みさと:なるほどー!

金子:僕は2025年にずっとオルタナ、ポストロックの話をしていた中で、Blume popoはそれを象徴するアーティストの一組だったというのもあるし、アルバムも素晴らしかったんだけど、今回はシングルの「抱擁」を選びました。単純にまず曲が良くて、ボカロ×ボン・イヴェール、ボカロトロニカというか、曲の終盤になるにつれて、声が掠れて、消えていくような切なさがめちゃめちゃ良かった。あと、Blume popoの横田くんがnoteで曲のことを書いていて、「抱擁」に関しては、彼がドイツにいた頃にもともと原形があって、それをもとにBlume popo名義でリリースした経緯があるそうで。なので、(シングルバージョンの方は)横田くんが打ち込みで作っていて、ある種デモに近い曲だそうで、その後のアルバムバージョンはバンドで録ってるから、横田くん本人は「アルバムバージョンを聴いてほしい」みたいなこと言ってるんだけど。

みさと:そうなんだ!面白い。

金子:でも僕的にはシングルバージョンを聴いたときのインパクトがすごくあって。もちろんアルバムの中で聴くと、アルバムバージョンがいいんだけど、シングルはシングルですごく好きだなと。あと、もともとドイツで原形を作ってるから、最初はドイツ語みたいなタイトルだったらしいのよ。でも、ちょっとわかりにくいから、翻訳して「抱擁」が近かったと。もともとドイツに一人で行って、寂しい気持ちもあったりしたのがこの曲に表れてるんだけど、その時期にずっと聴いていた曲が、カネコアヤノの「抱擁」だったんだって。

みさと:ちょっとドラマすぎ!そうなんだー!

金子:前まで知らなかったんだけど、それはもうFRIENDSHIP.的には「これだ!」と。

みさと:ありがとうございます!という感じですね(笑)。だから、ジャケットが自分で抱きしめているモノクロなんだ。寂しさとかも包容しながら自分自身で抱擁するという、あの世界観がクリエイティブにも、ジャケットにも表れていて、すごく好きでした。〈いつまでも〉のリフレインに対して、すごく耳に残るサウンドスケープで素晴らしいですよね。



みさと:続いてはみさと賞、シングル部門の発表に移りたいと思います!私、奥宮みさとが2025年最も心を動かされたシングルは、N.S. DANCEMBLEの「WE ARE」。まずSpotifyまとめで一番聴いてたのが「WE ARE」だったんですよ。自分が意図せずに、ずっとリピートしていたんだなあというところも一つ。あと、バンドの成り立ちからたまたま見させていただいてたところもあって、すごく思い入れがある。ライブもしっかり観ていたというところで、N.S. DANCEMBLEはやっぱりいいなと思っていました。全員ソロでもフロアを沸かせられる、すごい手練れプレーヤーが集結しているじゃないですか。でも、ダンスミュージックをテーマにいろんなジャンルをクロスオーバーしながら、アンサンブルを聴かせる。ジャズをはじめとしたルーツとスキルを持ち合わせている、音楽玄人集団みたいな感じで言われているんですけど、彼らぐらいの年代になってくると、下からも「憧れてたんです」と言われる年齢になってきて、でもまだ上はいて。その中間地点にいるときのモヤモヤ感ってあるなと思っていて、シーンに対して、「いや、俺らの時代なんで」と上にも下にも伝えていきながら、さらに下の世代をフックアップしていくような、そういったコレクティブの要素も出てくるんじゃないかなと思っていて。そういう意味で、2025年、すごくインパクトを与えたユニットができたんじゃないかなと思って選びました!



金子:2025年は「Suchmos復活」が一つの大きなトピックで、N.S. DANCEMBLEにはSuchmosのTAIHEIくんが参加しているわけですが、TAIHEIくんは結構FRIENDSHIP.に縁があるというか、烏兎-uto-とかにも関わっていたり。

みさと:1音目は最年少、トランペットの寺久保伶矢が鳴らしていて、最初のインパクトを一番若手に預けるというのも、個人的にはドラマだな、いいなと思っていました。

みさと:続いて、みさと賞、アルバム部門も発表いたします。私が2025年最も心を動かされたアルバムは、春ねむりさんの『ekkolaptómenos』です!厚武さんもガッツリインタビューされていたと思うんですけど、2025年の衝撃作品だったなと思っていて。いただいたライナーノーツを読んでいると、特定の歴史や政治に対して、一石を投じる視点もあったりしながら、自分の中でなかった知見に対して、"じゃあ私はどう思うか"という、自分の中の探究心、哲学を問わせてもらったようなアルバムだったなと。それがすごく嬉しかった。 "自分の中にこういう気持ちがあるんだな"とか、"自分はこういうことに興味があったのかも"って。この前、厚武さんとポッドキャストで、Laura day romanceのアルバムの話をしたじゃないですか。そのときに、"明言しない美学"というか、それにも近い感覚があって。全部はやっぱり理解できないし、全ての歴史を知らないから、ちょっと落としてしまっていることもあるかもしれないけど、それでも感じられること。そして2回3回聴いていくと、新しい発見があること。音楽を一回聴いて消費しない、何度も何度も聴いて噛み砕いて、自分のものにしていく作業をさせてくれたアルバムだったなと思って、このアルバムを選んだところもあります。春ねむりさん、今年は色んな政治的な発信もされていて、もちろん賛否あると思うんですけど、春ねむりさんと同じ政治観を持っていなくても、"芸術ってこうだよね"とか、"芸術の楽しみ方って本当に広くない?"という気持ちも込めて、選びました!



金子:僕も春ねむりさんのこのアルバムは、アルバム賞をどれにしようかなとリストアップしていく中で、候補の10枚には入ってました。

みさと:本当にインパクトがありました。

金子:海外でも聴かれている人なので、メッセージが日本だけじゃなくて、世界にも届くというのも、すごく意義があることだなと思います。



金子:では最後に、金子厚武が2025年最も心を動かされたアルバムは、The fin.の『Somewhere Between』です!

みさと:私も候補の10枚に入っています(笑)。

金子:The fin.は最近Yutoくんがゲストに来てくれて、このアルバムについて喋ってはいるんだけど。

みさと:いいトークでしたね。

金子:そのときにも喋ったと思うんだけど、長くキャリアを重ねてきたアーティストが、キャリアのどこかでブレイクスルーして、フレッシュなアルバムを作る瞬間に立ち会えた喜びがすごくありました。作品の性質的にも、白黒はっきりとしたメッセージというよりは、その中間であり、「移ろい」を描くというコンセプトがすごく良かった。僕、この番組の中でくるりの名前を出すことが多いと思うんですけど。

みさと:自覚してました(笑)?

金子:自覚してました(笑)。昔から大好きなので、よく例えとかでも出しちゃうんですけど、くるりは2月に新しいアルバムが出るんですね。で、そのアルバムもテーマが「移ろい」らしいんですよ。

みさと:そうなの?すごっ。

金子:時間の感覚もそうだし、精神的な感覚もそうだし、歴史みたいなこともそうかもしれない。「移ろい」を描くことって、今の時代を読み解くキーワードになるんじゃないかなと改めて感じたりもして、この作品を選ばせてもらいました。

みさと:"何かの間"というところの表現が自分の気づいていなかった感情を引っ張り出してくれたり、The fin.の歩みを知れば知るほど、この曲のサウンドスケープの意味みたいなところまで理解できると思うので、過去作も通して、改めて聴いてほしいと思うようなアルバムだと思っています。





RADIO INFORMATION

FM 福岡「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」

fmgfukuoka_curatedhour_logo_ok_2204.jpg FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、奥宮みさとと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。放送時間:毎週土曜日 26:00~26:55 放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)



NEW Releases FRIENDSHIP.
FM福岡で毎週水曜日の26:00~26:55まで放送中のラジオプログラム「Curated Hour〜FRIENDSHIP. RADIO」のアフタートーク、番組の中で紹介しきれなかったタイトルを紹介。

DJの奥宮みさと、音楽ライターの金子厚武の2人でデジタル音楽ディストリビューション・プロモーション・サービスのFRIENDSHIP.から配信される新譜を中心に紹介するプログラム。



番組MC

kanekoatsutake_20210528.jpg金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3

1697255226457.jpg奥宮みさと
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。 TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。 安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10

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