SENSA

2020.10.11

-Highlighter Vol.038-「Tommi Crane」

-Highlighter Vol.038-「Tommi Crane」

音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。
Vol.038は、10/7(水)に自身初のアルバム『from a lockless cage』をリリースした、東京を中心に活動するバイリンガルラッパー Tommi Crane(トミークレイン)に迫る。

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Tommi Crane
東京を中心に活動するバイリンガルラッパー。ラップからビートまでセルフプロデュースするHIP HOPアーティストでありながら、ロックからの影響を公言している。リリックのコンセプトを先に作り、そこからインスパイアしたビートを作るというユニークなスタイルで活動をしている。
ラッパーのWez AtlasやR&Bシンガーのmichel koらと共にクリエイティブグループ「Solgasa」も結成。アジアと世界の音楽・アートを融合させることを目標に活動をスタートさせている。


活動を始めたきっかけ
子供の時は暇な時に必ずお絵描きをしたり、クリエイティブなことがなんでも好きでした。
中学生の時にトランペットを始めて、自分で曲を書いたりすることに興味を持ち始めました。ジャズの自由なスタイルが特に好きで、ジャズバンドに入って音楽理論を5年ぐらい勉強していました。
また、自分の曲を作り始める前に、他のミュージシャンのためにアルバムアートワークを作成しました。それがきっかけで、michel koとWez Atlasと友達になりました。ある日の授業が始まる前に、ウェズと一緒に話していて、僕がプロデュースしたビートでフリースタイルラップをやってみよう、という事になり、ビートを作り始めました。自分のボーカルも載せてみたら調子がよかったのでTommi Craneという名前を使ってSoundCloud, SpotifyとApple Musicに曲を載せるようになりました!

michel koは「Highlighter」のVol.037、Wez Atlasは「Highlighter」のVol.001に登場!ぜひご覧ください。
-Highlighter Vol.037-「michel ko」
-Highlighter Vol.001-「Wez Atlas」


影響を受けたアーティスト
Tommi Craneとして始めた当初はTravis ScottPink Floydからインスピレーションを得ていました。
Travis Scottのヒップホップ・ロックのスタイルとオートチューンの使い方がわかりやすくて、Pink Floydは曲の構成が気に入りました。Pink Floydの曲はランダムで、強烈で、鋭く聞こえるかもしれませんが、結局、ほとんどの曲はとてもロマンチックで美しいです。

1970年代のサイケデリックロックは、簡単に関連付けられ、現代のヒップホップに適応できると思います! 『from a lockless cage』の制作が終わってからは、Big Animal TheoryK-Rickと、VivaOlaからインスピレーションを得ています。彼らは仲間ですが、プロダクションのスタイルも違うことが多いので、アーティストして世界を広げるためには互いに学べることがたくさんあると思います。

VivaOlaは「Highlighter」のVol.004にも登場!ぜひご覧ください。
-Highlighter Vol.004-「VivaOla」


注目してほしい、自分の関わった作品
どの作品も、僕にとっては最も注目してほしい作品です。僕は常に自分のオリジナリティを表現する必要があると考えていて、それが僕の最優先事項です。
例えば、10/7(水)にリリースした初のアルバム『from a lockless cage』 を作っている時の目標は、オリジナルに聞こえ、独特の雰囲気を作り出すことでした。オリジナルな物を作るのと自分のサウンドを育てることを大事にしているので、ほとんどの作品は自分でプロデュースしています。



他のアーティストとコラボする時は、楽曲の自分のパートはよく変えたりしています。例えば、VivaOlaとの作品、「The Artist(feat. Tommi Crane)」では、自分のバースのベースを808に変えて、ミックスを少しアグレッシブにしました。他のアーティストの曲でも自分ができる限り、一番いいものを作りたいと思ってます。




今後挑戦してみたいこと
今の僕の大きな目標は、僕のビジュアルアートと音楽を、一緒にすることです。アートギャラリーでリスニングパーティーを開き、僕の音楽がバックグラウンドで再生されている空間で、集まった様々なアーティストが各々の作品を披露したら、きっと静かで、うやうやしく、しかし芸術的なエネルギーで騒々しい、素晴らしい空間になるんじゃないかと思います。これは今の僕にとって大きな目標です。


カルチャーについて

触れてきたカルチャー
僕はいつもクリストファー・ノーランの映画に触発されています。彼は「ダークナイト」、「インセプション」、「インターステラー」などの映画を監督しました。彼は天才です。僕は映画が大好きで、アルバムを作るときは、クリストファー・ノーランが映画で行うように、リスナーに僕の世界の中にいるような気分にさせたいと思っています。




今注目しているカルチャー
僕はTikTokの大ファンという訳ではありませんが、知ることはとても重要だと思っています。今、流行のサイクルは、僕が子供の頃よりすべてがとても速いです。多くの人はすぐに飽きてしまいますし、常にたくさんの情報を求めています。TikTokの文化のトレンドに注目しているのは、今の若い人たちを知るのに役立つからです。不思議なことに、僕は彼らよりも40歳くらい年上なんじゃないかと感じますが、おそらく5〜7歳しか年上ではありません。

また、ファッションの変化にも気を遣っています、特にスニーカー。 大げさな広告を使ってのビジネスは浸透してきているように思えますが、それでも多くの製品が有名かつ世界中で人気のため、再販価格は元値の何倍にもなる場合があります。この需要のサイクルを理解していくと、自ずと世界中の人々が何を大切にしているかがわかると思います。結局、ほとんどの人は自分に似合う、かっこいいものを身に付けたいと思っているのだと思います。僕はこのことについてそこまで理解できていないと思うので、もっと勉強する必要があるかも!



RELEASE INFORMATION

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Tommi Crane「from a lockless cage」
2020年10月7日(水)
視聴はこちら


LIVE INFORMATION


#SolgasaNextUp
An online music event brought to you by Solgasa, a Tokyo-based music/art collective.
9/18(金)に行われた、東京を拠点とする音楽・アートコレクティブ「Solgasa」によるオンラインイベント。アーカイブ視聴可能。

LINK
オフィシャルサイト
@CraneTommi
@tommicrane
Solgasa Official YouTube Channel
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