2021.05.31
混迷の時代に終わらない夢を「the band apart」-Highlighter Vol.072-
音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。
Vol.072は、国内外のライブで多くのアーティストと共演を重ね、独自のサウンドを確立するthe band apartのリーダー木暮栄一(Dr)を取り上げる。
コロナ禍にはバンド主催のフェスが延期を与儀なくされるなか、4ヶ月連続でシングルをリリースし、積極的な制作を続けるバンアパ。5月7日にアコースティック編成のthe band apart (naked)名義でリリースした『3』には、バンドセットのセルフカバーや他アーティストのカバーだけでなく、 初めて(naked)名義用の新曲も収録する。
さらに、5月19日には小暮の初となるソロアルバム『NIKKI』をKOGREY DONUTS名義で発表。自らも初めてボーカルをとり、多岐にわたるジャンルを自由に横断した全8曲は、どこかノスタルジックな印象で統一されている。
<夢見てたいのさ>「ラブレター」、<I'm dreaming everyday>「夢太郎」という新曲2曲の歌い出しからも顕著なように、失望には事欠かないニュースばかりの日々の中で、いかに夢を見るか、希望を見出していくか、という暗黙のトライアルが要所に滲んでいると思うアルバム。その試みが微妙に地味なところも自分たちらしいと思います。
KOGREY DONUTS『NIKKI』
衒いなく毎日の生活からこぼれ落ちてきたものをまとめた、本当に個人的なアルバム。扱いとしてはソロ作品だけど、やはりバンドメンバーとも無関係ではないのです。彼ら3人は僕の半生でもあるので。
サンドリオン『LINE LOOP』(木暮栄一が作曲を担当)
古いレコードの演奏クレジットからローカルシーンを想像するような音楽の聴き方をしてきたので、例えば昔のYMO周辺がそうだったように、僕にきた音楽仕事には当然のように他のメンバーやいつものエンジニアにも関わってもらいたいと思っています。半世紀後の好事家がそれを発見して「またこのメンツかよ!」とうんざりするくらいの仕事量を目指しつつ。
the band apart『Sons are back e.p.』
2020年4月18日(水)
視聴はこちら
the band apart (naked)『3』
2021年5月7日(水)
視聴はこちら
KOGREY DONUTS『NIKKI』
2021年5月19日(水)
視聴はこちら
the band apart (naked) / SMOOTH LIKE ACOUSTIC TOUR
5/23(日)宮城・仙台CLUB JUNK BOX
5/30(日)福岡 BEAT STATION
6/12(土)岡山 YEBISU YA PRO
6/13(日)香川・高松 DIME
6/17(木)東京・新木場 STUDIO COAST
6/19(土)愛知・名古屋 APOLLO BASE
6/20(日)長野 CLUB JUNK BOX
6/30(水)大阪 umeda TRAD【振替公演】
7/10(土)岩手・大船渡 KESEN ROCK FREAKS
7/22(木・祝)北海道・札幌 cube garden【振替公演】
the band apart
98年結成。荒井岳史(Vo/Gt)、川崎亘一(Gt)、原昌和(Ba)、木暮栄一(Dr)による4人組バンド。
2001年に大手インディーズメーカーから初のCDリリース。2004年にはメンバー自らが運営するasian gothic labelで独立。ロックに限らず、ヘヴィメタル、フュージョン、ソウル、ジャズ、ボサノヴァなど、多くのジャンルの音楽を独自に消化、吸収したサウンドが持ち味。
2016年からthe band apart (naked)名義でアコースティックバンド形態も本格始動。
国内では毎年数々の野外フェスやイベントに参加し多くのアーティストとの共演を重ねながら自らのサウンドを確立し、自身のツアーでは両国国技館や幕張メッセでのワンマン公演、日本武道館での企画も行う。さらに、レーベル所属のmock orangeとのアメリカツアーや、フランス、台湾、タイでのライブを行うなど、ワールドワイドに活動の幅を拡げ続けている。
@asg_official
asian gothic label Official YouTube Channel
Vol.072は、国内外のライブで多くのアーティストと共演を重ね、独自のサウンドを確立するthe band apartのリーダー木暮栄一(Dr)を取り上げる。
コロナ禍にはバンド主催のフェスが延期を与儀なくされるなか、4ヶ月連続でシングルをリリースし、積極的な制作を続けるバンアパ。5月7日にアコースティック編成のthe band apart (naked)名義でリリースした『3』には、バンドセットのセルフカバーや他アーティストのカバーだけでなく、 初めて(naked)名義用の新曲も収録する。
さらに、5月19日には小暮の初となるソロアルバム『NIKKI』をKOGREY DONUTS名義で発表。自らも初めてボーカルをとり、多岐にわたるジャンルを自由に横断した全8曲は、どこかノスタルジックな印象で統一されている。
活動を始めたきっかけ
中学・高校の同級生と遊びで始めたコピーバンドが、今に至るまで続いています。宝くじに当たるより幸運なことだと思っています。影響を受けたアーティスト
音楽的な影響は各メンバーそれぞれ違っていると思うので割愛しますが、個人的にバンドの活動面で影響を受けたのは、BRAHMAN。音源やグッズ、ライブツアーの制作まで、バンドにまつわる主な業務を自分たちでコントロールしながら、手に余る部分に関しては遠慮なく友人やメジャーカンパニーの力も借りるという、美学先行ではない現実的なバンド運営。手段が目的になっていないところから影響を受けました。注目してほしい、自分の関わった作品
the band apart (naked)『3』<夢見てたいのさ>「ラブレター」、<I'm dreaming everyday>「夢太郎」という新曲2曲の歌い出しからも顕著なように、失望には事欠かないニュースばかりの日々の中で、いかに夢を見るか、希望を見出していくか、という暗黙のトライアルが要所に滲んでいると思うアルバム。その試みが微妙に地味なところも自分たちらしいと思います。
KOGREY DONUTS『NIKKI』
衒いなく毎日の生活からこぼれ落ちてきたものをまとめた、本当に個人的なアルバム。扱いとしてはソロ作品だけど、やはりバンドメンバーとも無関係ではないのです。彼ら3人は僕の半生でもあるので。
サンドリオン『LINE LOOP』(木暮栄一が作曲を担当)
古いレコードの演奏クレジットからローカルシーンを想像するような音楽の聴き方をしてきたので、例えば昔のYMO周辺がそうだったように、僕にきた音楽仕事には当然のように他のメンバーやいつものエンジニアにも関わってもらいたいと思っています。半世紀後の好事家がそれを発見して「またこのメンツかよ!」とうんざりするくらいの仕事量を目指しつつ。
今後挑戦してみたいこと
今後の挑戦は「還暦まで the band apart を続けること」です。カルチャーについて
触れてきたカルチャー
20年くらい前にMURO氏が宇田川町でやっていたSAVAGE!という洋服屋さんで、初めてそのボックス・ロゴを見てから、今でもSupremeが好きです。今ではメジャーになり過ぎて逆に着にくかったりしますが、それでも毎シーズンのルックはなんとなくチェックしています。LQQK STUDIOのようなその周辺のブランドとか。40すぎても好きなので、多分一生そういう服装なんだと思います。今注目しているカルチャー
世代的に同じくらい~少し下の、海外のローカルブランドや裏原宿周辺から影響を受けたであろう人たちが作ったりセレクトする洋服を最近よく買っています。COMEBACK MY DAUGHTERSのドラムだったゴローちゃんのMIN-NANO、依田くんのCUP AND CONEをはじめ、Just Right、UNSLACKSとか。独特のサイズ感だったり、そもそものお店がある場所とか、いろいろ含めてこだわりを持ってやってるのが伝わってくるし、押し付けがましさがないのも良いなと思います。RELEASE INFORMATION
the band apart『Sons are back e.p.』
2020年4月18日(水)
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the band apart (naked)『3』
2021年5月7日(水)
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KOGREY DONUTS『NIKKI』
2021年5月19日(水)
視聴はこちら
LIVE INFORMATION
the band apart / SMOOTH LIKE ELECTRICK TOURthe band apart (naked) / SMOOTH LIKE ACOUSTIC TOUR
5/23(日)宮城・仙台CLUB JUNK BOX
5/30(日)福岡 BEAT STATION
6/12(土)岡山 YEBISU YA PRO
6/13(日)香川・高松 DIME
6/17(木)東京・新木場 STUDIO COAST
6/19(土)愛知・名古屋 APOLLO BASE
6/20(日)長野 CLUB JUNK BOX
6/30(水)大阪 umeda TRAD【振替公演】
7/10(土)岩手・大船渡 KESEN ROCK FREAKS
7/22(木・祝)北海道・札幌 cube garden【振替公演】
PROFILE
the band apart
98年結成。荒井岳史(Vo/Gt)、川崎亘一(Gt)、原昌和(Ba)、木暮栄一(Dr)による4人組バンド。
2001年に大手インディーズメーカーから初のCDリリース。2004年にはメンバー自らが運営するasian gothic labelで独立。ロックに限らず、ヘヴィメタル、フュージョン、ソウル、ジャズ、ボサノヴァなど、多くのジャンルの音楽を独自に消化、吸収したサウンドが持ち味。
2016年からthe band apart (naked)名義でアコースティックバンド形態も本格始動。
国内では毎年数々の野外フェスやイベントに参加し多くのアーティストとの共演を重ねながら自らのサウンドを確立し、自身のツアーでは両国国技館や幕張メッセでのワンマン公演、日本武道館での企画も行う。さらに、レーベル所属のmock orangeとのアメリカツアーや、フランス、台湾、タイでのライブを行うなど、ワールドワイドに活動の幅を拡げ続けている。
LINK
オフィシャルサイト@asg_official
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