- TOPICS
- FEATURE
2022.08.28
FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介! miida・ユアネス・YOMOYAほか全23作品 -2022.08.27-
カルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽を配信するサービス FRIENDSHIP.の新譜を紹介。
キュレーターの金子厚武とラジオDJ MISATOによるFM福岡のラジオ番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」から、今週オンエアした内容を掲載!FRIENDSHIP.がリリースした最新の音楽をいち早くチェックしよう!
MISATO:8月22日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜全23作品の中から、まずはPart 1の8作品をダイジェストでご紹介しました。リリースおめでとうございます!厚武さん!私を褒めて欲しい(笑)。
金子:なんでしょう?
MISATO:笑わずにあの一文を読めたということに(笑)。
金子:曲紹介の部分ですね(笑)。
MISATO:ダイジェストの4曲目に流れたUHHO UHHO UHHOなんですけど、なんとふざけた曲紹介だったのでしょうか(笑)。
金子:UHHO UHHO UHHOは自分たちのことをゴリラに例えていますけど、今回の曲タイトルが"ゴリラの風"ということで"gorilla breeze"を略して「Goreezin'」(笑)。
MISATO:あははははは。
金子:このタイトルのセンスね。
MISATO:最高ですね。あれを真面目に読めと言われると難しいです。正直何度も録り直したんですけど(笑)。
金子:よくぞ読み切ってくれました!
MISATO:ありがとうございます(笑)。いま浄化された気がします。
金子:とはいえ、曲は流石のかっこよさですね。
MISATO:「笑」の文字が1ミクロンもあるわけがないという。でもやっぱり親しみやすいというか、ポップさがあるという意味では少し開けた感じはありますね。みなさん、UHHO UHHO UHHOの「Goreezin'」を聴いて、この夏をどんな風に過ごしたのかを回想していただければと思います。
金子:楽しい思い出がよみがえりそう......どうしても「Goreezin'」っていうタイトルに引っ張られちゃうけど(笑)。
MISATO:「ゴリラも海行きたいんだよ」という(笑)。
金子:暑いんだか爽やかなのかわかんないですね(笑)。
MISATO:それが楽器の妙でもあるかもしれない。
金子:生楽器の感じと、一方でのシンセとか電子音の感じと、どちらもあるという。
MISATO:やっぱり「Goreezin'」ですね。そしてKurhaus。
金子:Kurhausは6月と7月と連続でリリースしてきて、これで3ヶ月連続のリリースですね。6月に出した「ミゾのないところ」は女性ボーカルで、7月に出た「Claus」は男性ボーカルだったんですけど、今回の曲は男女2人で歌っている曲になっています。セルフライナーノーツが届いているんですけど、「Yo La Tengoやマイブラのような、男女のウィスパーボイスが交わる90年代オルタナティブの空気を目指した」と。たしかにそうだと思いました。
MISATO:あいますね。相性がとても良いです。
金子:アレンジ的には結構ギターポップっぽくて、個人的にはSpangle call Lilli lineとかも連想しました。Kurhausってメンバーに写真家やデザイナーが在籍していて、アートワークも全部自分たちでやっているようなのですが、Spangle call Lilli lineもメンバーがデザイナーだったりカメラマンだったりするから、そういう部分も含めて近いなと思いましたね。
MISATO:とにかくこの女性ボーカルのサトーカンナさんが素晴らしいんですよ。本当に聡明で可愛らしくて。もうね、私はサトーさんのこと推しだから。
金子:やたら褒めますね(笑)。
MISATO:今後サトーカンナを推していこうと思っているので、皆さん清き一票を。
金子:覚えておいた方がいいですか?
MISATO:絶対覚えておいた方がいいです。ぜひよろしくお願いします。そして、FRIENDSHIP.にはとても素晴らしい女性ボーカルの方たちがたくさんいますけど、miidaが遂にアルバムですよ。おめでとうございます!
金子:我らがFRIENDSHIP.のキュレーターでもありますからね。そして、これが本当にいいアルバムなんですよ。ミズキさんからのコメントも届いてるんですけど、「コンセプトや縛りを作らずに始めた"miida"での曲作りは自由だったけれど、相変わらず孤独でもありました。不確かな作業がずっと続く。けれど、ライブで音を鳴らすたびにときめいて、誰かの耳に楽曲が届くたびに喜んで、そうやって10年以上音楽を続けてきたんだと何度も思い返しながら、3年目にしてようやくフルアルバムという形でみなさんに渡す準備ができました。"miida= マスダ"ではなく、"miida"という船に気の合うみんなで乗り込んで、これからも音楽を味わえたらいいなと思います」と。
MISATO:グッと来ちゃう。
金子:いいコメントですよね。
MISATO:miidaというプロジェクトだけで完結しているわけではなくて、その前の"ねごと"とかをご自身の中で振り返るところもあるというのが素敵ですね。
金子:もともと"ねごと"を解散して、最初はドラマーのsugawaraさんと2人で始めて、そこから1人になって、ある意味孤独ではあったと思うんだけど、The Departmentと一緒にやったりとか、YouTubeチャンネルを作っていろんなアーティストとコラボしたりとか、そうやってみんなで作り上げていくなかで、今は本当に船長みたいになっていて。そういった過程を経て、遂にアルバムが出来たというのはすごくグッとくるところがありますね。
MISATO:この素晴らしい舵取りがなかったら前には進めなくて、航路を読み取る力というか、風を読んで、「こっちに舵を切ろう!」とされているのはmiidaさんの実力とセンスだと思うので、そういったアルバムになりましたね。
金子:アルバムにはすごくいろんなタイプの曲が入っていて、今回かける「Color」はわりとダンスミュージック色が強いんですけど、ねごとの最後の方も結構ダンスミュージックに寄っていたから、そこから3年を経ての、今のmiidaなりのダンスミュージックという感じもあったりして。本当にいろんな物語が詰まったアルバムになっていると思います。
MISATO:昔からのファンの方にはたまらないでしょうね。
MISATO:新譜ダイジェストPart 2をお送りしました。リリースおめでとうございます!前回「MISATOの推しゴト」で紹介したCHAILDがまた新たにシングルをリリースです!しかも想像の100メートル先まで行ってる感じで、さすがでした。
金子:たしかに今までのCHAILDともまた違って、客演に呼んだ新日本協会は女性ボーカルと男性ラッパーの2人組ということもあり、結構ヒップホップの色合いも強い曲になっていて、こっちも行けるんだなと。
MISATO:びっくりしました。新日本協会さんのことを私は存じ上げなかったのですが、とても合いますね。そして、oysm(オヤスミ)もいいですね。
金子:約1年ぶりのリリースなんですけど、これまではoysmというバンド名通りに、聴いた人を眠りにつかせるような、チルな音楽性が特徴だったのですが、今回から新しいモードに入りまして、次のEPはこれまでの『oyasumi』というタイトルから『oshigoto』というタイトルに変わり、テーマも"チル"ではなく"踊る"に変わっていくということです。
MISATO:なるほど!
金子:もともとoysmというバンドは、元Regaであったり、SOURやRIDDIMATESであったりとか、踊れる音楽を得意としている人たちがやっていて。これまではそういう人たちがあえてチルなのをやるという面白さがあったけど、これからはもともと得意なことをoysmならではのやり方でやっていくぞという、そういうモードの切り替わりのタイミングのようなので、ここからが楽しみですね。
MISATO:いいですね。真骨頂ですね。そして我らがユアネスでございます。
金子:ひさびさの新曲でございます。
MISATO:なんという世界観なのでしょう。この歌詞をこんなに爽やかに歌っちゃうという。すごいですね。
金子:ユアネスは黒ちゃん(ボーカル黒川)がソロを出したりというのもありつつ、バンドとしてももちろん動いていて、3月には去年出したアルバムの最後の曲だった「私の最後の日」という曲のMVを公開していて、彼ららしいアニメーションのMVなのですが、それがいま160万回再生行ってます。(※収録時点)
MISATO:160万回...!
金子:7月にはゆずとSaucy Dogがぴあアリーナで2マンをやったときにオープニングアクトで出ていて、そういう大舞台も経験してのニューソング。夏らしい曲ですよね。
MISATO:爽やかですよね。
金子:アルバムに「49/51 (feat.nemoi)」みたいな曲もあったから、もうこういう曲も「ユアネスらしい」と感じますね。先ほどMISATOさんが言ってくれたみたいに、歌詞は切ない部分もあって、恋愛の別れのようにも取れるし、死生観のようにも取れる内容になっていて、その切なさと爽やかさの同居というのもらしいなと感じました。あともう一つ思ったのが、ユアネスは曲と曲だったりとか、アートワークだったりとかに仕掛けがあると言いますか。「この曲の主人公がこの曲にも登場しているのかな?」とか、「このアートワークはこの曲のこのシーンなんじゃないか?」とか、そういう謎解きじゃないけど、想像させる面白さがどの曲にもあるんですよね。で、さっき言った通り、アルバムリリース後に「私の最後の日」のMVが公開されているじゃないですか?
MISATO:そうですね。
金子:「私の最後の日」も文字通り別れを描いていて、「もしかしたら主人公が亡くなってしまったのかな?」みたいな曲だったわけですけど、今回の「ありえないよ。」でも別れが描かれていて。
MISATO:お!
金子:もしかしたら「私の最後の日」で残されてしまった側が、「ありえないよ。」と言っているんじゃないかなと。
MISATO:わー!すごい!鳥肌立っちゃった。
金子:そういうことを想像させる面白さがある。
MISATO:アンサーソング的な感じだ。
金子:勝手に想像しただけだから、本当にそうなのかは全然分かんないんだけど、そういうことを思わせるのがユアネスの面白さの1つなのは間違いなくて。なので、「もしかしたら」って、勝手に思っちゃいましたね。
MISATO:深読みしたくなるっていうバンドの魅力って、長く応援してきた人だからこそわかる着眼点じゃないですか?これはファンでいたいなと思わせる一つの要因だったりしますよね。次はどんな切り口で、どんな視点で書いてくれるのか楽しみです。この曲もその視点で聴いてみます。
金子:ぜひ!
MISATO:新譜ダイジェストPart 3をお送りしました。リリースおめでとうございます!厚武さん!また推しが増えてしまいました。MisiiN(ミシエヌ)かっこいいですね。
金子:かっこいいですね。
MISATO:FRIENDSHIP.からははじめてですね。
金子:そうですね。もともとMisiiさんというソロで活動されていた方と、nagohoさんという方のユニットで、2人は公私ともにパートナーらしいのですが、今年5月からMisiiNという名前で一緒に活動し始めたばかりとのことです。映画音楽をはじめ、CMやインスタレーション、映像制作とかもやっていて、NOSE ART GARAGEというギャラリーのプロデュースを行ったり、かなり幅広く活動されているみたいです。
MISATO:資料にはVivaOlaくんやWezくんあたりともご一緒にやられているというのも書かれています。納得のサウンド感ですね。
金子:かっこいいですよね。メッセージ性もすごくあって、いかに自分らしく生きられるか、ちゃんと自分のことを愛して生きられるかというところも、活動を通して発信している人たちなので、サウンドのかっこよさとメッセージの強さと、どっちも持っている人たちだなと。
MISATO:いいですね。アート性がある方って、そのアーティスティックな面を全面に押し出される方もいるけど、そうじゃなくてしっかりとしたメッセージ性、自分たちが何のためにこの音楽というツールを使っているのかというのが見えるというのも、すごく推しがいがあるというか。今後もすごく楽しみです。
MISATO:そして、踊ってばかりの国でございます。
金子:この前フジロックの話をしましたけど、彼らも今年フジロックの初日に出演していて。僕は現地では観られなかったんですけど、配信で観ていて、FIELD OF HEAVENでやってましたね。
MISATO:私も配信で観ていました。かっこよかったですね。
金子:そのときにこの「your song」もやっていて、今回聴いて「あのときの曲だ」と思いました。ちなみに、この曲は歌詞でも〈your song〉と歌っているのですが、 ライブのときに「新しい曲です」と言っていたのもあって、その部分の歌詞が〈new song〉って聴こえたんですよね(笑)。「これ本当に作ったばっかりで、まだ歌詞も決まってないでやってるんだ」と勝手に思ってたんですけど、今回聴いたら〈your song〉と歌っていて。
MISATO:こんな変化しちゃっていたんだなと(笑)。
金子:たぶん僕の聴き間違いだったっていう、そういう小話です(笑)。
MISATO:でもメロディラインも含めて、一聴して歌えちゃうポップさがありますよね。
金子:「あの曲だ!」とすぐ分かりましたからね。幽玄なサイケ感とグルーヴの感じ、激しすぎず徐々に気持ちよくなっていく感じは彼ららしいですね。
MISATO:「your song」というタイトルもどストレートじゃないですか?こんなどストレートの曲を、これくらいのキャリアがある方が出すというところも潔くてかっこいいですよね。
MISATO:そして、YOMOYA!
金子:YOMOYAもFRIENDSHIP.からは初めてのリリースです。もともと2003年に結成されたバンドで、2011年末に1度解散をしてるんですけど、2020年2月にメンバーが変わって再始動。ちょうどコロナに差し掛かるタイミングだったわけで、そこからいろいろ苦労はあったと思うんですけど、それでも活動を続けて、遂に新しい音源ができたと。だから、実に11年ぶりのリリースです。
MISATO:ドラマがありますね。
金子:個人的にもYOMOYAは昔から好きなバンドだったので嬉しいですね。ボーカルの山本くんはこの間にTOURSというバンドもやっていて、それはドラムが元シャムキャッツの藤村くんだったりとか、そういうところとも繋がりがあるような人たちです。
MISATO:そうなんですね。
金子:今回の「Daylight Nightlight」という曲は、YOMOYAが結成して初めて作った曲を再結成でリメイクしたそうで、それも「おー!」という感じがします。彼らは90年代や2000年代のUSインディーとかが音楽性のベーシックにありつつ、もともとポップス性がすごく強いバンドだったんですよね。シティ・ポップ・ブームみたいなのは彼らの解散後に起きたわけですけど、言ってみたら、もともとそういう要素を持っていた人たちという気がします。なので、この曲もシティ・ポップに通じる感じがありつつ、でも背景にはUSインディーがあるから、アレンジがちょっとひねくれてたり、歪な感じだったり、やっぱりシティ・ポップとは別物で。そういったYOMOYA独自のオリジナリティというのがより強まって、今に蘇った感じがして、すごくいいなと思いました。
MISATO:2020年に再結成されたのも納得な気がしますね。きっとモヤモヤしていたんじゃないですか?「自分たちだったらこういう風に表現できていたのに」とか「続けていたらこうだったのに」とか「今の時代だったらこうかもしれない」というのを、これだけの音楽性があるものをもっと昔からやられていた方々だから、沸々としたものがあったんでしょうね。
金子:そうかもしれないですね。
MISATO:ドラマのある1曲ですね。ぜひこちらもチェックしてみてください。
MISATO:ここでリスナーの皆様に業務連絡でございます。私が9月から4ヶ月ほどの予定で、ちょっと長めのお休みをいただくことになりました。ということで、厚武さんをお1人にするのも寂しいかなと思って......。
金子:寂しいです!
MISATO:寂しいですか?本当に?言わせてない(笑)?
金子:あはは。そりゃあ寂しいですよ。
MISATO:でもそうならないように強力な助っ人を手配しております。この方でございます!
カンナ:こんばんは、サトーカンナと申します。よろしくお願いします。
MISATO:はい来ました!そうなんです!
金子:あれ?この名前、さっき聞きましたね。
MISATO:ちゃんと覚えておけよと釘を刺したKurhausのサトーカンナさんが4ヶ月間、私の代わりに番組を担当してくださることになりました!
金子:そういうことだったんですね!
MISATO:そうなんです。これはもう寂しくないですね!
金子:寂しくないことはないですけど......。
MISATO:え、嬉しい!なんか彼氏として100点の答えみたいな感じ(笑)。
カンナ:あはは。
金子:でも心強いパートナーが新たに参加してくれるということで、ありがたいです。
MISATO:ありがたい限りです。今週Kurhausの新曲を紹介させてもらったのですが、Kurhausについてはご自分の言葉でいろいろと語っていただく機会も出てくると思うので、ぜひお話しいただきたいと思います!そして厚武さん、カンナさんご自身についてもお聞きしてみたいですよね?
金子:そうですね。
MISATO:お見合いみたいですけど、ご趣味は何ですか(笑)?
カンナ:趣味は漫画を読むことですね。
MISATO:コラムとか書いているんですよね?
カンナ:そうですね。趣味が高じてといいますか、やっております。
MISATO:ちなみに、どんな漫画がお好きですか?
カンナ:少年漫画が一番好きかもしれないですね。
MISATO:じゃあ、週刊で購読されているようなものもあるんですか?
カンナ:今は紙では買ってないですけど、アプリで読んでいます。
MISATO:いま推しの漫画とかありますか?
カンナ:永遠の推しは『HUNTER×HUNTER』ですね。
MISATO:おー!じゃあいままさに冨樫先生のTwitterが熱いですね!
金子:僕も今はヒリヒリする思いで見てますね。
カンナ:私もドキドキしながら見ています。
MISATO:みんな「冨樫頑張れー!」という思いで見ているんでしょうね。でも無理もして欲しくないですし......。
カンナ:本当にそうですね......。
MISATO:きっとカンナさんはクリエイターとして産みの苦しみもわかるだろうから、「やって欲しいけどやらなくてもいいよ」という気持ちもあるでしょうし、難しいですよね。厚武さんからはどうですか?
金子:ハードルを上げるわけじゃないですけど、声のお仕事もされているという情報をお伺いしました。
カンナ:そうなんですよ。音楽をやっている縁でちょっと声をかけていただくことが多くて、テレビCMとかYouTubeの合間にかかる広告とかでたまに皆さんと出会っているかもしれないです。
MISATO:えー!気付きたい!こういうのをふとした瞬間に気付くのって面白いじゃないですか?
金子:この番組をMISATOさんとやるようになってから、「あ、MISATOさんの声だ!」と気付くことが結構多いです。
MISATO:嬉しい!ありがとうございます!これから4ヶ月間毎週登場してくださる予定ですので、きっと福岡のリスナーさんも増えてくださることかと思います。サトーカンナさん個人の活動も、Kurhausもどうぞご贔屓に、リスナーの皆さん楽しみにしていてください!ということで次回9月3日土曜日放送回から、カンナ&厚武コンビでお送りしていきます!では厚武さんとカンナさんよろしくお願いします!
金子:よろしくお願いします!
カンナ:よろしくお願いします!
FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、MISATOと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。番組後半ではThe fin.のYuto Uchinoが月替りでゲストを迎え、深い音楽談義を繰り広げるコーナーを展開。
放送時間:毎週土曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3
MISATO
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。
TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。
安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10
Yuto Uchino(The fin. Vocal / Synth / Guitar)
神戸出身、ロックバンドThe fin.のフロントマン、ソングライター。80~90年代のシンセポップ、シューゲイザーサウンドから、リアルタイムなUSインディーポップの影響や、チルウェーヴなどを経由したサウンドスケープは、ネット上で話題を呼び、日本のみならず海外からも問い合わせ殺到している。
The Last Shadow Puppets、MEW、CIRCA WAVESなどのツアーサポート、そしてUS、UK、アジアツアーを成功させるなど、新世代バンドの中心的存在となっている。
オフィシャルサイト / @_thefin / @yuto__the_fin
FRIENDSHIP.
キュレーターの金子厚武とラジオDJ MISATOによるFM福岡のラジオ番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」から、今週オンエアした内容を掲載!FRIENDSHIP.がリリースした最新の音楽をいち早くチェックしよう!
New Release Digest Part 1
MISATO:8月22日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜全23作品の中から、まずはPart 1の8作品をダイジェストでご紹介しました。リリースおめでとうございます!厚武さん!私を褒めて欲しい(笑)。
金子:なんでしょう?
MISATO:笑わずにあの一文を読めたということに(笑)。
金子:曲紹介の部分ですね(笑)。
MISATO:ダイジェストの4曲目に流れたUHHO UHHO UHHOなんですけど、なんとふざけた曲紹介だったのでしょうか(笑)。
金子:UHHO UHHO UHHOは自分たちのことをゴリラに例えていますけど、今回の曲タイトルが"ゴリラの風"ということで"gorilla breeze"を略して「Goreezin'」(笑)。
MISATO:あははははは。
金子:このタイトルのセンスね。
MISATO:最高ですね。あれを真面目に読めと言われると難しいです。正直何度も録り直したんですけど(笑)。
金子:よくぞ読み切ってくれました!
MISATO:ありがとうございます(笑)。いま浄化された気がします。
金子:とはいえ、曲は流石のかっこよさですね。
MISATO:「笑」の文字が1ミクロンもあるわけがないという。でもやっぱり親しみやすいというか、ポップさがあるという意味では少し開けた感じはありますね。みなさん、UHHO UHHO UHHOの「Goreezin'」を聴いて、この夏をどんな風に過ごしたのかを回想していただければと思います。
金子:楽しい思い出がよみがえりそう......どうしても「Goreezin'」っていうタイトルに引っ張られちゃうけど(笑)。
MISATO:「ゴリラも海行きたいんだよ」という(笑)。
金子:暑いんだか爽やかなのかわかんないですね(笑)。
MISATO:それが楽器の妙でもあるかもしれない。
金子:生楽器の感じと、一方でのシンセとか電子音の感じと、どちらもあるという。
MISATO:やっぱり「Goreezin'」ですね。そしてKurhaus。
金子:Kurhausは6月と7月と連続でリリースしてきて、これで3ヶ月連続のリリースですね。6月に出した「ミゾのないところ」は女性ボーカルで、7月に出た「Claus」は男性ボーカルだったんですけど、今回の曲は男女2人で歌っている曲になっています。セルフライナーノーツが届いているんですけど、「Yo La Tengoやマイブラのような、男女のウィスパーボイスが交わる90年代オルタナティブの空気を目指した」と。たしかにそうだと思いました。
MISATO:あいますね。相性がとても良いです。
金子:アレンジ的には結構ギターポップっぽくて、個人的にはSpangle call Lilli lineとかも連想しました。Kurhausってメンバーに写真家やデザイナーが在籍していて、アートワークも全部自分たちでやっているようなのですが、Spangle call Lilli lineもメンバーがデザイナーだったりカメラマンだったりするから、そういう部分も含めて近いなと思いましたね。
MISATO:とにかくこの女性ボーカルのサトーカンナさんが素晴らしいんですよ。本当に聡明で可愛らしくて。もうね、私はサトーさんのこと推しだから。
金子:やたら褒めますね(笑)。
MISATO:今後サトーカンナを推していこうと思っているので、皆さん清き一票を。
金子:覚えておいた方がいいですか?
MISATO:絶対覚えておいた方がいいです。ぜひよろしくお願いします。そして、FRIENDSHIP.にはとても素晴らしい女性ボーカルの方たちがたくさんいますけど、miidaが遂にアルバムですよ。おめでとうございます!
金子:我らがFRIENDSHIP.のキュレーターでもありますからね。そして、これが本当にいいアルバムなんですよ。ミズキさんからのコメントも届いてるんですけど、「コンセプトや縛りを作らずに始めた"miida"での曲作りは自由だったけれど、相変わらず孤独でもありました。不確かな作業がずっと続く。けれど、ライブで音を鳴らすたびにときめいて、誰かの耳に楽曲が届くたびに喜んで、そうやって10年以上音楽を続けてきたんだと何度も思い返しながら、3年目にしてようやくフルアルバムという形でみなさんに渡す準備ができました。"miida= マスダ"ではなく、"miida"という船に気の合うみんなで乗り込んで、これからも音楽を味わえたらいいなと思います」と。
MISATO:グッと来ちゃう。
金子:いいコメントですよね。
miidaへのインタビュー記事は、下記からチェックしてください!
MISATO:miidaというプロジェクトだけで完結しているわけではなくて、その前の"ねごと"とかをご自身の中で振り返るところもあるというのが素敵ですね。
金子:もともと"ねごと"を解散して、最初はドラマーのsugawaraさんと2人で始めて、そこから1人になって、ある意味孤独ではあったと思うんだけど、The Departmentと一緒にやったりとか、YouTubeチャンネルを作っていろんなアーティストとコラボしたりとか、そうやってみんなで作り上げていくなかで、今は本当に船長みたいになっていて。そういった過程を経て、遂にアルバムが出来たというのはすごくグッとくるところがありますね。
MISATO:この素晴らしい舵取りがなかったら前には進めなくて、航路を読み取る力というか、風を読んで、「こっちに舵を切ろう!」とされているのはmiidaさんの実力とセンスだと思うので、そういったアルバムになりましたね。
金子:アルバムにはすごくいろんなタイプの曲が入っていて、今回かける「Color」はわりとダンスミュージック色が強いんですけど、ねごとの最後の方も結構ダンスミュージックに寄っていたから、そこから3年を経ての、今のmiidaなりのダンスミュージックという感じもあったりして。本当にいろんな物語が詰まったアルバムになっていると思います。
MISATO:昔からのファンの方にはたまらないでしょうね。
New Release Digest Part 2
MISATO:新譜ダイジェストPart 2をお送りしました。リリースおめでとうございます!前回「MISATOの推しゴト」で紹介したCHAILDがまた新たにシングルをリリースです!しかも想像の100メートル先まで行ってる感じで、さすがでした。
金子:たしかに今までのCHAILDともまた違って、客演に呼んだ新日本協会は女性ボーカルと男性ラッパーの2人組ということもあり、結構ヒップホップの色合いも強い曲になっていて、こっちも行けるんだなと。
MISATO:びっくりしました。新日本協会さんのことを私は存じ上げなかったのですが、とても合いますね。そして、oysm(オヤスミ)もいいですね。
金子:約1年ぶりのリリースなんですけど、これまではoysmというバンド名通りに、聴いた人を眠りにつかせるような、チルな音楽性が特徴だったのですが、今回から新しいモードに入りまして、次のEPはこれまでの『oyasumi』というタイトルから『oshigoto』というタイトルに変わり、テーマも"チル"ではなく"踊る"に変わっていくということです。
MISATO:なるほど!
金子:もともとoysmというバンドは、元Regaであったり、SOURやRIDDIMATESであったりとか、踊れる音楽を得意としている人たちがやっていて。これまではそういう人たちがあえてチルなのをやるという面白さがあったけど、これからはもともと得意なことをoysmならではのやり方でやっていくぞという、そういうモードの切り替わりのタイミングのようなので、ここからが楽しみですね。
MISATO:いいですね。真骨頂ですね。そして我らがユアネスでございます。
金子:ひさびさの新曲でございます。
MISATO:なんという世界観なのでしょう。この歌詞をこんなに爽やかに歌っちゃうという。すごいですね。
金子:ユアネスは黒ちゃん(ボーカル黒川)がソロを出したりというのもありつつ、バンドとしてももちろん動いていて、3月には去年出したアルバムの最後の曲だった「私の最後の日」という曲のMVを公開していて、彼ららしいアニメーションのMVなのですが、それがいま160万回再生行ってます。(※収録時点)
MISATO:160万回...!
金子:7月にはゆずとSaucy Dogがぴあアリーナで2マンをやったときにオープニングアクトで出ていて、そういう大舞台も経験してのニューソング。夏らしい曲ですよね。
ライブレポートは、下記からチェックしてください!
MISATO:爽やかですよね。
金子:アルバムに「49/51 (feat.nemoi)」みたいな曲もあったから、もうこういう曲も「ユアネスらしい」と感じますね。先ほどMISATOさんが言ってくれたみたいに、歌詞は切ない部分もあって、恋愛の別れのようにも取れるし、死生観のようにも取れる内容になっていて、その切なさと爽やかさの同居というのもらしいなと感じました。あともう一つ思ったのが、ユアネスは曲と曲だったりとか、アートワークだったりとかに仕掛けがあると言いますか。「この曲の主人公がこの曲にも登場しているのかな?」とか、「このアートワークはこの曲のこのシーンなんじゃないか?」とか、そういう謎解きじゃないけど、想像させる面白さがどの曲にもあるんですよね。で、さっき言った通り、アルバムリリース後に「私の最後の日」のMVが公開されているじゃないですか?
MISATO:そうですね。
金子:「私の最後の日」も文字通り別れを描いていて、「もしかしたら主人公が亡くなってしまったのかな?」みたいな曲だったわけですけど、今回の「ありえないよ。」でも別れが描かれていて。
MISATO:お!
金子:もしかしたら「私の最後の日」で残されてしまった側が、「ありえないよ。」と言っているんじゃないかなと。
MISATO:わー!すごい!鳥肌立っちゃった。
金子:そういうことを想像させる面白さがある。
MISATO:アンサーソング的な感じだ。
金子:勝手に想像しただけだから、本当にそうなのかは全然分かんないんだけど、そういうことを思わせるのがユアネスの面白さの1つなのは間違いなくて。なので、「もしかしたら」って、勝手に思っちゃいましたね。
MISATO:深読みしたくなるっていうバンドの魅力って、長く応援してきた人だからこそわかる着眼点じゃないですか?これはファンでいたいなと思わせる一つの要因だったりしますよね。次はどんな切り口で、どんな視点で書いてくれるのか楽しみです。この曲もその視点で聴いてみます。
金子:ぜひ!
New Release Digest Part 3
MISATO:新譜ダイジェストPart 3をお送りしました。リリースおめでとうございます!厚武さん!また推しが増えてしまいました。MisiiN(ミシエヌ)かっこいいですね。
金子:かっこいいですね。
MISATO:FRIENDSHIP.からははじめてですね。
金子:そうですね。もともとMisiiさんというソロで活動されていた方と、nagohoさんという方のユニットで、2人は公私ともにパートナーらしいのですが、今年5月からMisiiNという名前で一緒に活動し始めたばかりとのことです。映画音楽をはじめ、CMやインスタレーション、映像制作とかもやっていて、NOSE ART GARAGEというギャラリーのプロデュースを行ったり、かなり幅広く活動されているみたいです。
MISATO:資料にはVivaOlaくんやWezくんあたりともご一緒にやられているというのも書かれています。納得のサウンド感ですね。
金子:かっこいいですよね。メッセージ性もすごくあって、いかに自分らしく生きられるか、ちゃんと自分のことを愛して生きられるかというところも、活動を通して発信している人たちなので、サウンドのかっこよさとメッセージの強さと、どっちも持っている人たちだなと。
MISATO:いいですね。アート性がある方って、そのアーティスティックな面を全面に押し出される方もいるけど、そうじゃなくてしっかりとしたメッセージ性、自分たちが何のためにこの音楽というツールを使っているのかというのが見えるというのも、すごく推しがいがあるというか。今後もすごく楽しみです。
MISATO:そして、踊ってばかりの国でございます。
金子:この前フジロックの話をしましたけど、彼らも今年フジロックの初日に出演していて。僕は現地では観られなかったんですけど、配信で観ていて、FIELD OF HEAVENでやってましたね。
MISATO:私も配信で観ていました。かっこよかったですね。
金子:そのときにこの「your song」もやっていて、今回聴いて「あのときの曲だ」と思いました。ちなみに、この曲は歌詞でも〈your song〉と歌っているのですが、 ライブのときに「新しい曲です」と言っていたのもあって、その部分の歌詞が〈new song〉って聴こえたんですよね(笑)。「これ本当に作ったばっかりで、まだ歌詞も決まってないでやってるんだ」と勝手に思ってたんですけど、今回聴いたら〈your song〉と歌っていて。
MISATO:こんな変化しちゃっていたんだなと(笑)。
金子:たぶん僕の聴き間違いだったっていう、そういう小話です(笑)。
MISATO:でもメロディラインも含めて、一聴して歌えちゃうポップさがありますよね。
金子:「あの曲だ!」とすぐ分かりましたからね。幽玄なサイケ感とグルーヴの感じ、激しすぎず徐々に気持ちよくなっていく感じは彼ららしいですね。
MISATO:「your song」というタイトルもどストレートじゃないですか?こんなどストレートの曲を、これくらいのキャリアがある方が出すというところも潔くてかっこいいですよね。
MISATO:そして、YOMOYA!
金子:YOMOYAもFRIENDSHIP.からは初めてのリリースです。もともと2003年に結成されたバンドで、2011年末に1度解散をしてるんですけど、2020年2月にメンバーが変わって再始動。ちょうどコロナに差し掛かるタイミングだったわけで、そこからいろいろ苦労はあったと思うんですけど、それでも活動を続けて、遂に新しい音源ができたと。だから、実に11年ぶりのリリースです。
MISATO:ドラマがありますね。
金子:個人的にもYOMOYAは昔から好きなバンドだったので嬉しいですね。ボーカルの山本くんはこの間にTOURSというバンドもやっていて、それはドラムが元シャムキャッツの藤村くんだったりとか、そういうところとも繋がりがあるような人たちです。
MISATO:そうなんですね。
金子:今回の「Daylight Nightlight」という曲は、YOMOYAが結成して初めて作った曲を再結成でリメイクしたそうで、それも「おー!」という感じがします。彼らは90年代や2000年代のUSインディーとかが音楽性のベーシックにありつつ、もともとポップス性がすごく強いバンドだったんですよね。シティ・ポップ・ブームみたいなのは彼らの解散後に起きたわけですけど、言ってみたら、もともとそういう要素を持っていた人たちという気がします。なので、この曲もシティ・ポップに通じる感じがありつつ、でも背景にはUSインディーがあるから、アレンジがちょっとひねくれてたり、歪な感じだったり、やっぱりシティ・ポップとは別物で。そういったYOMOYA独自のオリジナリティというのがより強まって、今に蘇った感じがして、すごくいいなと思いました。
MISATO:2020年に再結成されたのも納得な気がしますね。きっとモヤモヤしていたんじゃないですか?「自分たちだったらこういう風に表現できていたのに」とか「続けていたらこうだったのに」とか「今の時代だったらこうかもしれない」というのを、これだけの音楽性があるものをもっと昔からやられていた方々だから、沸々としたものがあったんでしょうね。
金子:そうかもしれないですね。
MISATO:ドラマのある1曲ですね。ぜひこちらもチェックしてみてください。
MISATOからの業務連絡
MISATO:ここでリスナーの皆様に業務連絡でございます。私が9月から4ヶ月ほどの予定で、ちょっと長めのお休みをいただくことになりました。ということで、厚武さんをお1人にするのも寂しいかなと思って......。
金子:寂しいです!
MISATO:寂しいですか?本当に?言わせてない(笑)?
金子:あはは。そりゃあ寂しいですよ。
MISATO:でもそうならないように強力な助っ人を手配しております。この方でございます!
カンナ:こんばんは、サトーカンナと申します。よろしくお願いします。
MISATO:はい来ました!そうなんです!
金子:あれ?この名前、さっき聞きましたね。
MISATO:ちゃんと覚えておけよと釘を刺したKurhausのサトーカンナさんが4ヶ月間、私の代わりに番組を担当してくださることになりました!
金子:そういうことだったんですね!
サトーカンナさんが別で参加しているバンド、グッド・ライフ・フェロウズは、下記からチェックしてください!
MISATO:そうなんです。これはもう寂しくないですね!
金子:寂しくないことはないですけど......。
MISATO:え、嬉しい!なんか彼氏として100点の答えみたいな感じ(笑)。
カンナ:あはは。
金子:でも心強いパートナーが新たに参加してくれるということで、ありがたいです。
MISATO:ありがたい限りです。今週Kurhausの新曲を紹介させてもらったのですが、Kurhausについてはご自分の言葉でいろいろと語っていただく機会も出てくると思うので、ぜひお話しいただきたいと思います!そして厚武さん、カンナさんご自身についてもお聞きしてみたいですよね?
金子:そうですね。
MISATO:お見合いみたいですけど、ご趣味は何ですか(笑)?
カンナ:趣味は漫画を読むことですね。
MISATO:コラムとか書いているんですよね?
カンナ:そうですね。趣味が高じてといいますか、やっております。
MISATO:ちなみに、どんな漫画がお好きですか?
カンナ:少年漫画が一番好きかもしれないですね。
MISATO:じゃあ、週刊で購読されているようなものもあるんですか?
カンナ:今は紙では買ってないですけど、アプリで読んでいます。
MISATO:いま推しの漫画とかありますか?
カンナ:永遠の推しは『HUNTER×HUNTER』ですね。
MISATO:おー!じゃあいままさに冨樫先生のTwitterが熱いですね!
金子:僕も今はヒリヒリする思いで見てますね。
カンナ:私もドキドキしながら見ています。
MISATO:みんな「冨樫頑張れー!」という思いで見ているんでしょうね。でも無理もして欲しくないですし......。
カンナ:本当にそうですね......。
— 冨樫義博 (@Un4v5s8bgsVk9Xp) August 11, 2022
MISATO:きっとカンナさんはクリエイターとして産みの苦しみもわかるだろうから、「やって欲しいけどやらなくてもいいよ」という気持ちもあるでしょうし、難しいですよね。厚武さんからはどうですか?
金子:ハードルを上げるわけじゃないですけど、声のお仕事もされているという情報をお伺いしました。
カンナ:そうなんですよ。音楽をやっている縁でちょっと声をかけていただくことが多くて、テレビCMとかYouTubeの合間にかかる広告とかでたまに皆さんと出会っているかもしれないです。
MISATO:えー!気付きたい!こういうのをふとした瞬間に気付くのって面白いじゃないですか?
金子:この番組をMISATOさんとやるようになってから、「あ、MISATOさんの声だ!」と気付くことが結構多いです。
MISATO:嬉しい!ありがとうございます!これから4ヶ月間毎週登場してくださる予定ですので、きっと福岡のリスナーさんも増えてくださることかと思います。サトーカンナさん個人の活動も、Kurhausもどうぞご贔屓に、リスナーの皆さん楽しみにしていてください!ということで次回9月3日土曜日放送回から、カンナ&厚武コンビでお送りしていきます!では厚武さんとカンナさんよろしくお願いします!
金子:よろしくお願いします!
カンナ:よろしくお願いします!
RADIO INFORMATION
FM 福岡「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」
FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、MISATOと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。番組後半ではThe fin.のYuto Uchinoが月替りでゲストを迎え、深い音楽談義を繰り広げるコーナーを展開。
放送時間:毎週土曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
番組MC
金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3
MISATO
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。
TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。
安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10
Yuto Uchino(The fin. Vocal / Synth / Guitar)
神戸出身、ロックバンドThe fin.のフロントマン、ソングライター。80~90年代のシンセポップ、シューゲイザーサウンドから、リアルタイムなUSインディーポップの影響や、チルウェーヴなどを経由したサウンドスケープは、ネット上で話題を呼び、日本のみならず海外からも問い合わせ殺到している。
The Last Shadow Puppets、MEW、CIRCA WAVESなどのツアーサポート、そしてUS、UK、アジアツアーを成功させるなど、新世代バンドの中心的存在となっている。
オフィシャルサイト / @_thefin / @yuto__the_fin
LINK
FM福岡「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」FRIENDSHIP.