SENSA

2020.07.09

-Highlighter Vol.015-「グッド・ライフ・フェロウズ」

-Highlighter Vol.015-「グッド・ライフ・フェロウズ」

音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。
Vol.015は、昨年結成され、7/8(水)に配信シングル2作目となるバラード楽曲「ロマンスのなかで」をリリースしたグッド・ライフ・フェロウズに迫る。


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グッド・ライフ・フェロウズ
2019年3月にサトーカンナ、ウエグチサトシ、高橋昌大、三輪卓也によって、前名義「サトーカンナ&グッド・ライフ・フェロウズ」として結成。「よき仲間とよき人生を!」をコンセプトに、生きるよろこびに満ちた多彩な楽曲を制作する。2020年4月から「グッド・ライフ・フェロウズ」に改名。


活動を始めたきっかけ
元々は2014年頃からカンナ(Vo)のソロプロジェクトとしてウエグチ(Ba)とともに、弾き語りやサポートメンバーを入れて...などで続けてきた活動ですが、表現の軸がバンドサウンドに寄ってきたことや、高橋(Ds)や三輪(Gt)との出会いのタイミングも重なり、2019年にバンドとして活動していくことにしました。


影響を受けたアーティスト
サトーカンナ(Vo):ルーツは幼少期によく聴いていたカーペンターズですかね。カレンの表情豊かな歌声が好きです。言語がわからなくても脳に入りこんでくるポップミュージックの魅力に、きっとその頃から取り憑かれているのかなと思います。



三輪卓也(Gt):オールドタイムなものが好きで、特に60~70年代の音楽・ルーツミュージックから大きく影響を受けています。大学生の時に観た『ブルースブラザース』『ラストワルツ』がそのきっかけのひとつです。

高橋昌大(Ds):Brian Blade Fellowshipですかね。初めてBLUE NOTE TOKYOでみたFellowshipのライブで、演奏を聴いているのに映画を観ているような感覚になり、えらく衝撃を受けたのを覚えています。そのライブを体感してから、演奏中に流れているメロディ、空気を大事にするようになったように思います。

ウエグチサトシ(Ba):僕はマリーナ・ショウの楽曲の静と動のバランス、音圧に頼らない技術による迫力と安定感、物語性、聴いたあとの後味、個の集合としてのバンド感がすきで、影響を受けています。




注目してほしい、自分の関わった作品
メンバーがそれぞれ他にも活動拠点を持っているので、フェロウズとあわせてチェックしてもらえたら嬉しいですね。それぞれの活動で表現方法がかなり違うのですが、フェロウズにはどの要素もきっちり反映されてるかなと思っていて。サウンド面を主導しているのが、唯一他に活動していないウエグチなので、そこでちょうどバランスがとれているような気がします。
all about paradise(カンナが所属)/Viatov(高橋が所属)/アポンタイム(三輪が所属)


今後挑戦してみたいこと
一曲一曲作り込んだ作品をリリースしていくことでしょうか。それって当たり前のことで、挑戦という言葉にふさわしくないようにも聞こえるんですが。パンデミックで生演奏の機会が減り、近年「場」が中心となっていた音楽のあり方が新たなフェーズへ変容していくなかで、いま私たちが頑張れることって作品を丁寧に記録していくことなのかなと思っていて。グッド・ライフ・フェロウズはその名の通りグッドライフに焦点を当てているので、自分たちや誰かの人生/生活の一部として何度もくり返し愛せるような楽曲を作って世に送り出していくことが、終わりのない挑戦だと思います。


FRIENDSHIP.から配信したきっかけ
FRIENDSHIP.のキュレーターが知り合いだったのがきっかけです。初配信の楽曲「劇的人生 feat. KTY」が1ヶ月で2万回以上も再生されたことには驚きました。無名でも、ちゃんといい曲を出せば誰かが聴いてくれて誰かが広めてくれるという現代の音楽業界の素晴らしいところを肌で感じられて、本当に感謝しています。


カルチャーについて

触れてきたカルチャー
ウエグチ:僕はアカデミア(学究)に長く触れてきましたね。

カンナ:私も同じで、理系のウエグチとは分野がまったく違いますが学問ラバーです。大学時代から社会学周辺を学んでいて、今でも友人とそのあたりの本を読む会をやってます。あとはお笑い芸人の深夜ラジオ(JUNKオールナイトニッポン)はわりと長いこと聞いてます。ファッションはヴィンテージがすきですね、古いものって誰かの愛着を感じられていいんです。

高橋:僕はアメリカンカルチャー、とくにオールドスクールなアメカジが大好きです。映画『Back to the Future1』のメンズの容姿がたまらなくいけてると思います!あとはTVゲーム/PCゲームはずっと好きでやってますね。

三輪:僕はファッション・映画なども、音楽に付随するようないわゆる「サブカルチャー」的なものが好きで影響を受けてきたと思います。


今注目しているカルチャー
三輪:上でカンナちゃんも挙げてましたが、僕もいま深夜ラジオよく聴いてますね。

ウエグチ:ラジオに少し近いかもしれないけど、僕は落語、講談、漫才に注目しています。神田伯山の講談、面白いんですよ。「日本語の変化」そのものにも注目していて、最近は「ぴえん」を超えた「ぱおん」っていうスラングにも感動しちゃいました。





カンナ:私はSNSやnoteで書きまくってるんですが(笑)、外出自粛期間で『HUNTER×HUNTER』にハマってしまって。物語がもっている「心を動かし、人を変える力」に改めて気付かされました。連載がいつ再開するのかが今一番の気がかりですね......

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高橋:僕は元々ゲームがすきな流れもあってeスポーツに注目してます!



RELEASE INFORMATION

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グッド・ライフ・フェロウズ「ロマンスのなかで」
2020年7月8日(水)
視聴はこちら


LINK
オフィシャルサイト
「ロマンスのなかで」特設ページ
@goodlifefellows
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