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2022.08.14
FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介! 眞名子 新・JunIzawa,WOZNIAK・uruwashiほか全12作品 -2022.08.13-
カルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽を配信するサービス FRIENDSHIP.の新譜を紹介。
キュレーターの金子厚武とラジオDJ MISATOによるFM福岡のラジオ番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」から、今週オンエアした内容を掲載!FRIENDSHIP.がリリースした最新の音楽をいち早くチェックしよう!
MISATO:8月8日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜全12作品の中から、まずはPart 1の6作品をダイジェストでご紹介しました。リリースおめでとうございます!はじめましてさんが、眞名子新さん!
金子:「眞名子」って珍しい苗字ですよね。
MISATO:新名義での1stシングルになるようです。
金子:1997年生まれの神戸出身の方で、もともと2016年から「神戸のあらた」という名前で活動していたんですけど、今年ラジオ番組のコンテストでグランプリを受賞して、7月末に本名で再スタートということです。
MISATO:転機の1曲になるわけですね。
金子:そうですね。フォーキーで少しカントリー的な感じと、この良い歌声が魅力です。これまではずっと弾き語りで活動をしてきたんですけど、今回初めてバンドアレンジで仕上げたのがこの曲とのことです。
MISATO:初めてですか?意外です!バンドサウンドとすごく合いますよね。
金子:ずっとやっていてもおかしくなさそうな完成度ですね。
MISATO:Keishi Tanakaさんと対バンして欲しい感じですね。声質もちょっと似たような感じがある。
金子:FRIENDSHIP.的にその組み合わせは良いですね。
MISATO:すごく温もりもあるけど、しっかりマイクの乗りがいい感じで、スパンと通る印象がありますね。そして我らがuruwashiが、我らがバジャ海と(笑)。
金子:あはは。これはまさにFRIENDSHIP.繋がりですね。uruwashiさんはずっとボイスサンプルが特徴のトラックメーカーでしたけど、ここ最近はコラボレーションものも増えてきて、生の歌声だったり、生の楽器だったりもどんどん入ってきていた中、今回は初めてバジャ海のChloe Kibbleさんとのコラボレーションとなります。どんどん作風が広がっている感じがしますね。
MISATO:そうですね。uruwashiさんのSNSを見たんですけど、常にボーカリストを募集していました。なので、FRIENDSHIP.内でのコラボレーションも私たちは嬉しいですけど、それ以外のお方で「我こそは!」という方は、DMしたらたぶん返事してくれるタイプの方だと思うのでぜひ!
金子:それでまたFRIENDSHIP.からその曲を出して、今度はそのシンガーの方の単独の音源とかもリリースしたり、そういう感じで広がったら嬉しいですね。
MISATO:いいですね。やっぱりFRIENDSHIP.はこうやってミュージシャンに向けてお届けしているというところもありますので、「我こそは!」という方はぜひご連絡お待ちしています。Part 1からの一曲はどうしましょうか?
金子:Cape of good hopeをかけようかなと思います。
MISATO of good hopeは先月も出していましたけど、本当に面白いですよね。
金子:6月7月と2ヶ月連続リリースをしていて、でも未だにプロフィールが謎です。
MISATO:「バンドか、ユニットか、はたまたソロか、国籍すら明かされない謎の有機体」という(笑)。
金子:だから、未だにどういう編成なのかわからないんですけど、メロディーは毎回親しみやすいグッドメロディーで、でもトラックは非常に攻めたかっこいいものだっていう、この組み合わせがとてもいいんですよね。
MISATO:後ろでどんな楽器がどんな風に鳴っているのか、耳をそばだてたくなるような感じですよね。楽器じゃないのかな?とか思ったりもします。
金子:基本的には打ち込みのトラックだとは思うんだけど...。
MISATO:その詰め込み方が面白いですよね。
金子:完全に1人の人がやっているのか、プロデューサー的な人がいてやっているのか、もう少し複数人関わっているのか、気になりますよね。
MISATO:複数人いてもおかしくないくらいの音数ではありますよね。
金子:今回「ICECREAM」というタイトルで、このタイミングのリリースなので、真夏の曲なのかなと思いつつ聴いてみると、秋に夏を思い出してちょっと切なくなるような曲で、そういう着眼点の面白さもあります。
MISATO:タイトルだけだと想像ができないような、ちょっと斜めというところもさすが謎の有機体ですね(笑)。
MISATO:8月8日週の新譜ダイジェストPart 2をお送りしました。リリースおめでとうございます!worst taste!埼玉で結成された3人組のバンドがはじめましてです!
金子:2001年結成だからもう20年以上ですね。
MISATO:すごいな〜!
金子:そして今回4枚目のアルバムが、10年ぶりのリリース。
MISATO:ファン待望の作品ですね。
金子:オルタナティブやハードコアパンクとかのライブハウスシーンではよく知られたバンドです。個人的な話ですけど、僕がやっていたバンドともわりと近いところにいたバンドで。
MISATO:そうだったんですね。
金子:実は友達だったりもします。
MISATO:そうなんですね!
金子:この10年の間には、いろんなことがあったりしたんですけど。
MISATO:資料に「幾多のメンバーチェンジ、渡米や失踪などを経て」と書いてあって、気になってしょうがないです(笑)。
金子:いろんなことがあったんですよ(笑)。さらにこのコロナ禍で、ライブハウスでバンドを続けるのは大変だと思うんですけど、それでも彼らはやり続けて、こうして10年ぶりの作品を作ったというのは、それだけでかっこいいなと思います。そして、このオルタナティブなサウンドをずっとやり続けていて、いい意味でのいかがわしさみたいな部分もあったりとか、かっこいいバンドだなと思います。
MISATO:そして、LITEのベーシストJunIzawaさんと、星優太さんによるソロプロジェクトWOZNIAKによるコラボレーション楽曲の第2弾「AUTOMATA」がリリースとなっています。
金子:今年の2月に「Fubuku」という曲を出していて、それに続く第2弾ですね。このコラボレーションは井澤さんのデモを星くんに渡して、そこから再構築していくというのが基本になっていますが、今回は井澤さんが星くんにデモを渡すときに「ぶち壊してくれていい」とオーダーしたそうで。
MISATO:ぶち壊してくれていい...(笑)。
金子:それで星くんが「かっこいいベースフレーズを活かしきる構成にするべく、その他の楽器をほぼ全て作り変えてバッキングに徹してもらいました」とのことです。だからこそ井澤節のベースがめちゃめちゃバキバキでかっこいい曲でもありつつ、周りはちゃんと星くんのトラックだから、WOZNIAKらしさもある楽曲になっていて。
MISATO:お互いをリスペクトして信頼していなかったら、この関係値がなかったら、作れない作り方ですね。「壊してくれていい」となかなか言えないですよね。でもそれぞれの特徴がしっかり出ていて、誰がやったかが一聴して分かるという個性的な1曲なっていますよね。
MISATO:さあ1曲お届けするのはどうしましょうか?
金子:やましたりなさんをかけようと思います。
MISATO:もしかして、厚武さんはお腹が空いていますか?
金子:お腹が空いているときはアイスじゃ物足りないかな(笑)。
MISATO:あはは。でもちょっと冷たいのが食べたいですね。
金子:Cape of good hopeの「ICECREAM」に続いて、やましたりなさんの「チョコミント・ボーイ」ということで、アイスを食べながら聴いてほしいですね。
MISATO:いいですね。
金子:Cape of gooh hopeについて「親しみやすいメロディーでかっこいいトラック」という話をして、Part2だとGutevolkもそんなニュアンスがある気がするけど、今回に関しては曲名繋がりで、やましたりなさんを紹介します。めちゃめちゃキャッチーで良い曲でした。
MISATO:本当ですね。真夏にぴったりな曲になっています。
金子:今回アレンジ/トラックメイクは大阪を拠点に活動しているTHE GAME SHOPが担当していて、「ICECREAM」が恋の終わりを歌っていたのに対し、「チョコミント・ボーイ」は恋のはじまりを歌っています。さらに言うと、推しの男性がチョコミントアイスの写真をツイートしたことから生まれた楽曲だそうで、"推し活"のプロのMISATOさんからすると、このテーマは共感を呼ぶのではないかなと。
MISATO:共感ですよ〜。それでさらにチョコミントというところもたまらないわけですよ。チョコミントって10代のときとか食べられなかったもん。良さがわかんないから、推しが食べているなら挑戦しよう、くらいだったと思うけど、でも大人になるにつれて、「チョコミントって何てクセになってしまうんだろう」という。そのクセになってしまう感じが、推しの沼にはまっていく感じと似ているんですよ。
金子:なるほど。
MISATO:周りの人からはちょっと理解されないかもしれない。「アイスクリーム何食べる?」、「チョコミント」、「え?チョコミントなの?」、「いやチョコミントが良いんだって!」というその感じがまたリンクするんですよ。しかもこの曲は、チョコミントをツイートされていたっていうのが実話じゃないですか?いや〜、本当にできた世界ですね。
金子:"推し"の話になると言葉数がグッと増えますね(笑)。
MISATO:つい熱くなってしまいました(笑)。「憧れに釣られて自分も理想に近付ける」というやましたさんからのコメントもいただいているんですけど、これってすごく素敵な感覚ですよね。自分自身に自信がなかったり、落ち込むことが多くても、推しが1人いるだけでこうやって明るくなれるって、すごく素敵な活動ですよね。
MISATO:いいですね。歌いたくなりますね。
金子:〈boy,boy,boy〉のリフレインが気持ちいいですね。
MISATO:ここからはFRIENDSHIP.関連のおすすめライブや直近のライブレポをご紹介、「FRIENDSHIP. LIVE」!今日は本当に楽しみにしていたんですよ。オープニグでちょっと話した、長袖の理由を存分に語ってください!
金子:7月末のフジロックフェスティバルに行って参りまして。
MISATO:いやー!!よくぞ行ってくれた!
金子:そしてまた天気が良くてですね。そしたら日焼けしちゃうじゃないですか?僕は日焼けすると赤くなるタイプなんですよ。見ため的に痛々しい感じになるので、長袖を着て熱を冷まそうと。そういうことでございます。
MISATO:どれだけ楽しかったのかというのを体が物語っているわけですね。
金子:本当にいっぱい良いアーティストが出ているわけですが、我らがFRIENDSHIP.からもたくさんアーティストが参加しています。
MISATO:今年はドラマがいっぱいありましたよね。
金子:僕は土日の2日間行ってきたのですが、まず土曜の朝一にThe fin.が出演していました。
MISATO:7月末のオンエアでラジオに来て話してくれましたね。
金子:朝一を開け放つ、オープニングとしてふさわしい清涼感のある素晴らしいアクトでしたね。
MISATO:WAKE UPな感じだとご本人も言っていましたね。私も配信で見ていたんですけど、朝一のRED MARQUEEであんなに後ろまでパンパンなのって珍しいですよね?
金子:さすがですよね。で、Yutoくんが来たときも話した通り、今回はギタリストとしてDURANが参加していて、「どうなるの?」とも思いましたけど、でもさすがに馴染んでました。
MISATO:そうでしたね。
金子:もちろんいろんなアーティストのサポートをしている人なので、柔軟にスタイルを変えてバンドに合わせていて。ただライブの後半でやった「Deepest Ocean」は後半にサイケデリックパートがあって、そこでは一気にギターソロを弾きまくってましたね。
MISATO:DURAN!という感じでしたよね。
金子:そこだけはDURAN節が炸裂していてめちゃめちゃカッコよかったです。でも次が「Outer Ego」で、そのときDURANはシンセを弾いていて。さっきまでめちゃくちゃギターすごかったのに、すぐあとに見慣れないシンセを弾いているというそのギャップがまた面白くて、僕的には名場面でした。DURANかわいいなと思いました(笑)。
MISATO:あはは。サポートならではのDURANの姿が見られたということですね。
金子:The fin.はイギリスにいたときはイギリスのメンバーがいたりとか、Yutoくんがメインでいろんな風に形が変わっていく、その面白さがあるバンドなんだなというのも改めて感じましたね。
MISATO:TwitterでThe fin.がトレンド入りしていたんですよね。会場で「この人たちもしかしたら初めて見るんじゃないかな?」という人たちもいましたか?
金子:いたんじゃないですかね。
MISATO:客層としてもみんな同じようにノっている感じでしたか?
金子:音源でなんとなく知っていた人からすると、結構フィジカルでびっくりしたんじゃないかな。
MISATO:やはりそこはライブじゃないとわかんないですよね。そして、この話を聞きたくて仕方ないのですが、Helsinki Lambda Club!
金子:フジロックは毎年前夜祭があって、そこでちょっとだけライブがあり、いつも直前に誰が出るかが発表されるんですけど、今年はそこにHelsinki Lambda Clubが出ることが発表されて。今年の1日目のヘッドライナーがVampire Weekendで、ヘルシンキの曲の中にVampire Weekendのことを歌っている「ミツビシ・マキアート」という曲とかもあって、「あ、なるほど」と思ったりもして。
MISATO:さすがのブッキングですね。
金子:ただ僕は2日目からだったので、「見たかったなー」と思ってたら、2日目に出る予定だった韓国のSay Sue Meというバンドの人がコロナにかかってキャンセルになっちゃったところに、前夜祭に出たヘルシンキが急遽ピンチヒッターとして登場と!
MISATO:そんなことないですよ!
金子:しかもこれがフジロック初出演ですからね。
MISATO:初登場で RED MARQUEEで、しかも配信もありだったという(笑)。
金子:で、めちゃくちゃ良いライブをしていました。
MISATO:空気感はどうでした?
金子:もともとヘルシンキが好きな人もあの場にはいっぱいいたと思うけど、その場にたまたま居合わせた人たちもたくさんいる中で、しっかり持って行ってました。
MISATO:そうなんだ!これは自信になりますね。
金子:新木場STUDIO COASTとかでワンマンをやるバンドだから、実力はしっかりとあるわけで、それがフジという場所でもいかんなく発揮されていました。彼らはやっぱり洋楽が好きで、フジはもともと憧れの場所で、ずっと出たかった場所に立てたということで、その愛情も表明していましたし、だからこそ次は最初からラインナップの1つとして絶対出るということも言っていたし、そういうところも含めてめちゃめちゃ良いライブでした。
MISATO:いいな〜。あとはFake Creatorsもですかね?深夜まで頑張っちゃったんですね。何時からでしたっけ?
金子:3日目の深夜、24時からです。
MISATO:あはは。
金子:最初にも言ったように、今年はずっと天気がよかったんですけど、最後の最後にちょっとだけ雨が降ったんですよ。そうなると、みんな雨宿りにRED MARQUEEに来るわけです。
MISATO:それであの空間がパンパンになりますよね。
金子:そうそう。だからもちろんFake Creators目当ての人たちもいたんだけど、雨宿り組もいて。
MISATO:それはラッキーですね。
金子:ただFake Creatorsは初ライブなわけですよ。もちろんLITEとDÉ DÉ MOUSEのユニットなので、実力者の2組なんだけど、とはいえ初ライブでいきなりフジの深夜ですよ。
MISATO:もしかしたらFake CreatorsがLITEとDÉ DÉ MOUSEのユニットだと知らない人たちもいるわけですよね?
金子:そうですね。自分たちもどんなテンション感になるのかわかんないし、お客さんもわからないわけで、やっぱり最初は手探りだった感じもしました。で、Fake Creatorsはフジの直前に4曲入りのEPを出しましたけど、要は4曲しか持ち曲がないから、1時間弱のセットリストどうするのかなっていうのは思ってたんですね。そしたら、真ん中くらいにLITEとDÉ DÉ MOUSEの曲を、Fake Creatorsバージョンでやったんですよ。
MISATO:なるほど!そういう感じにしたんですね。
金子:DÉ DÉ MOUSEがリミックスをやっているLITEの「Image Game」と、あとDÉ DÉ MOUSEの「baby's star jam」という名曲があって、それをFake Creatorsバージョンでやり、そこで掴んだ感じがありました。もちろんアレンジされてはいるけど、そもそもが自分たちの持ち曲だから、そこで解放されて、お客さんもついてきて、もうそうなったら後半やばかったです。
MISATO:畳み掛けるように!
金子:後半はすごかった。深夜なのでいい感じの酔っ払いもいたし、もちろんファンの人たちも盛り上がっていて、特にLITEにとっては新しい扉を開いた感じがしました。DÉ DÉ MOUSEはもともとダンスミュージックだから、パーティー的なノリがあって、LITEももちろんライブは盛り上がるけど、ダンスミュージックみたいなパーティー的な盛り上がりとはまたちょっと違うわけで。それをFake Creatorsでやって、「これは本人たちにとっても手応えあるんじゃないか?」と感じましたね。最後に「Here Come The Fake Jets」をやって、あれやばかったです。
MISATO:合いそうだな〜。ド深夜にやるのいいですね。こうやって誰かと出会って、一緒に新しいユニットを組んでというのは、FRIENDSHIP.ではわりと恒例になってきましたよね。それはやっぱりライブもやって、どういうリアクションをされるかというところまでやって完結するものだと思うので、その場所がフジロックというのは、2組にとってだいぶ大きなきっかけになりそうですね。
金子:そうだと思います。
MISATO:これはちょっとすごいな。歴史的瞬間を見ましたね。
金子:ここからの展開がどうなっていくか楽しみです。
FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、MISATOと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。番組後半ではThe fin.のYuto Uchinoが月替りでゲストを迎え、深い音楽談義を繰り広げるコーナーを展開。
放送時間:毎週土曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3
MISATO
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。
TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。
安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10
Yuto Uchino(The fin. Vocal / Synth / Guitar)
神戸出身、ロックバンドThe fin.のフロントマン、ソングライター。80~90年代のシンセポップ、シューゲイザーサウンドから、リアルタイムなUSインディーポップの影響や、チルウェーヴなどを経由したサウンドスケープは、ネット上で話題を呼び、日本のみならず海外からも問い合わせ殺到している。
The Last Shadow Puppets、MEW、CIRCA WAVESなどのツアーサポート、そしてUS、UK、アジアツアーを成功させるなど、新世代バンドの中心的存在となっている。
オフィシャルサイト / @_thefin / @yuto__the_fin
FRIENDSHIP.
キュレーターの金子厚武とラジオDJ MISATOによるFM福岡のラジオ番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」から、今週オンエアした内容を掲載!FRIENDSHIP.がリリースした最新の音楽をいち早くチェックしよう!
New Release Digest Part 1
MISATO:8月8日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜全12作品の中から、まずはPart 1の6作品をダイジェストでご紹介しました。リリースおめでとうございます!はじめましてさんが、眞名子新さん!
金子:「眞名子」って珍しい苗字ですよね。
MISATO:新名義での1stシングルになるようです。
金子:1997年生まれの神戸出身の方で、もともと2016年から「神戸のあらた」という名前で活動していたんですけど、今年ラジオ番組のコンテストでグランプリを受賞して、7月末に本名で再スタートということです。
MISATO:転機の1曲になるわけですね。
金子:そうですね。フォーキーで少しカントリー的な感じと、この良い歌声が魅力です。これまではずっと弾き語りで活動をしてきたんですけど、今回初めてバンドアレンジで仕上げたのがこの曲とのことです。
MISATO:初めてですか?意外です!バンドサウンドとすごく合いますよね。
金子:ずっとやっていてもおかしくなさそうな完成度ですね。
MISATO:Keishi Tanakaさんと対バンして欲しい感じですね。声質もちょっと似たような感じがある。
金子:FRIENDSHIP.的にその組み合わせは良いですね。
MISATO:すごく温もりもあるけど、しっかりマイクの乗りがいい感じで、スパンと通る印象がありますね。そして我らがuruwashiが、我らがバジャ海と(笑)。
金子:あはは。これはまさにFRIENDSHIP.繋がりですね。uruwashiさんはずっとボイスサンプルが特徴のトラックメーカーでしたけど、ここ最近はコラボレーションものも増えてきて、生の歌声だったり、生の楽器だったりもどんどん入ってきていた中、今回は初めてバジャ海のChloe Kibbleさんとのコラボレーションとなります。どんどん作風が広がっている感じがしますね。
MISATO:そうですね。uruwashiさんのSNSを見たんですけど、常にボーカリストを募集していました。なので、FRIENDSHIP.内でのコラボレーションも私たちは嬉しいですけど、それ以外のお方で「我こそは!」という方は、DMしたらたぶん返事してくれるタイプの方だと思うのでぜひ!
金子:それでまたFRIENDSHIP.からその曲を出して、今度はそのシンガーの方の単独の音源とかもリリースしたり、そういう感じで広がったら嬉しいですね。
MISATO:いいですね。やっぱりFRIENDSHIP.はこうやってミュージシャンに向けてお届けしているというところもありますので、「我こそは!」という方はぜひご連絡お待ちしています。Part 1からの一曲はどうしましょうか?
金子:Cape of good hopeをかけようかなと思います。
MISATO of good hopeは先月も出していましたけど、本当に面白いですよね。
金子:6月7月と2ヶ月連続リリースをしていて、でも未だにプロフィールが謎です。
MISATO:「バンドか、ユニットか、はたまたソロか、国籍すら明かされない謎の有機体」という(笑)。
金子:だから、未だにどういう編成なのかわからないんですけど、メロディーは毎回親しみやすいグッドメロディーで、でもトラックは非常に攻めたかっこいいものだっていう、この組み合わせがとてもいいんですよね。
MISATO:後ろでどんな楽器がどんな風に鳴っているのか、耳をそばだてたくなるような感じですよね。楽器じゃないのかな?とか思ったりもします。
金子:基本的には打ち込みのトラックだとは思うんだけど...。
MISATO:その詰め込み方が面白いですよね。
金子:完全に1人の人がやっているのか、プロデューサー的な人がいてやっているのか、もう少し複数人関わっているのか、気になりますよね。
MISATO:複数人いてもおかしくないくらいの音数ではありますよね。
金子:今回「ICECREAM」というタイトルで、このタイミングのリリースなので、真夏の曲なのかなと思いつつ聴いてみると、秋に夏を思い出してちょっと切なくなるような曲で、そういう着眼点の面白さもあります。
MISATO:タイトルだけだと想像ができないような、ちょっと斜めというところもさすが謎の有機体ですね(笑)。
New Release Digest Part 2
MISATO:8月8日週の新譜ダイジェストPart 2をお送りしました。リリースおめでとうございます!worst taste!埼玉で結成された3人組のバンドがはじめましてです!
金子:2001年結成だからもう20年以上ですね。
MISATO:すごいな〜!
金子:そして今回4枚目のアルバムが、10年ぶりのリリース。
MISATO:ファン待望の作品ですね。
金子:オルタナティブやハードコアパンクとかのライブハウスシーンではよく知られたバンドです。個人的な話ですけど、僕がやっていたバンドともわりと近いところにいたバンドで。
MISATO:そうだったんですね。
金子:実は友達だったりもします。
MISATO:そうなんですね!
金子:この10年の間には、いろんなことがあったりしたんですけど。
MISATO:資料に「幾多のメンバーチェンジ、渡米や失踪などを経て」と書いてあって、気になってしょうがないです(笑)。
金子:いろんなことがあったんですよ(笑)。さらにこのコロナ禍で、ライブハウスでバンドを続けるのは大変だと思うんですけど、それでも彼らはやり続けて、こうして10年ぶりの作品を作ったというのは、それだけでかっこいいなと思います。そして、このオルタナティブなサウンドをずっとやり続けていて、いい意味でのいかがわしさみたいな部分もあったりとか、かっこいいバンドだなと思います。
MISATO:そして、LITEのベーシストJunIzawaさんと、星優太さんによるソロプロジェクトWOZNIAKによるコラボレーション楽曲の第2弾「AUTOMATA」がリリースとなっています。
金子:今年の2月に「Fubuku」という曲を出していて、それに続く第2弾ですね。このコラボレーションは井澤さんのデモを星くんに渡して、そこから再構築していくというのが基本になっていますが、今回は井澤さんが星くんにデモを渡すときに「ぶち壊してくれていい」とオーダーしたそうで。
MISATO:ぶち壊してくれていい...(笑)。
金子:それで星くんが「かっこいいベースフレーズを活かしきる構成にするべく、その他の楽器をほぼ全て作り変えてバッキングに徹してもらいました」とのことです。だからこそ井澤節のベースがめちゃめちゃバキバキでかっこいい曲でもありつつ、周りはちゃんと星くんのトラックだから、WOZNIAKらしさもある楽曲になっていて。
MISATO:お互いをリスペクトして信頼していなかったら、この関係値がなかったら、作れない作り方ですね。「壊してくれていい」となかなか言えないですよね。でもそれぞれの特徴がしっかり出ていて、誰がやったかが一聴して分かるという個性的な1曲なっていますよね。
MISATO:さあ1曲お届けするのはどうしましょうか?
金子:やましたりなさんをかけようと思います。
MISATO:もしかして、厚武さんはお腹が空いていますか?
金子:お腹が空いているときはアイスじゃ物足りないかな(笑)。
MISATO:あはは。でもちょっと冷たいのが食べたいですね。
金子:Cape of good hopeの「ICECREAM」に続いて、やましたりなさんの「チョコミント・ボーイ」ということで、アイスを食べながら聴いてほしいですね。
MISATO:いいですね。
金子:Cape of gooh hopeについて「親しみやすいメロディーでかっこいいトラック」という話をして、Part2だとGutevolkもそんなニュアンスがある気がするけど、今回に関しては曲名繋がりで、やましたりなさんを紹介します。めちゃめちゃキャッチーで良い曲でした。
MISATO:本当ですね。真夏にぴったりな曲になっています。
金子:今回アレンジ/トラックメイクは大阪を拠点に活動しているTHE GAME SHOPが担当していて、「ICECREAM」が恋の終わりを歌っていたのに対し、「チョコミント・ボーイ」は恋のはじまりを歌っています。さらに言うと、推しの男性がチョコミントアイスの写真をツイートしたことから生まれた楽曲だそうで、"推し活"のプロのMISATOさんからすると、このテーマは共感を呼ぶのではないかなと。
MISATO:共感ですよ〜。それでさらにチョコミントというところもたまらないわけですよ。チョコミントって10代のときとか食べられなかったもん。良さがわかんないから、推しが食べているなら挑戦しよう、くらいだったと思うけど、でも大人になるにつれて、「チョコミントって何てクセになってしまうんだろう」という。そのクセになってしまう感じが、推しの沼にはまっていく感じと似ているんですよ。
金子:なるほど。
MISATO:周りの人からはちょっと理解されないかもしれない。「アイスクリーム何食べる?」、「チョコミント」、「え?チョコミントなの?」、「いやチョコミントが良いんだって!」というその感じがまたリンクするんですよ。しかもこの曲は、チョコミントをツイートされていたっていうのが実話じゃないですか?いや〜、本当にできた世界ですね。
金子:"推し"の話になると言葉数がグッと増えますね(笑)。
MISATO:つい熱くなってしまいました(笑)。「憧れに釣られて自分も理想に近付ける」というやましたさんからのコメントもいただいているんですけど、これってすごく素敵な感覚ですよね。自分自身に自信がなかったり、落ち込むことが多くても、推しが1人いるだけでこうやって明るくなれるって、すごく素敵な活動ですよね。
MISATO:いいですね。歌いたくなりますね。
金子:〈boy,boy,boy〉のリフレインが気持ちいいですね。
FRIENDSHIP.関連のライブ情報を紹介!「FRIENDSHIP. LIVE」
MISATO:ここからはFRIENDSHIP.関連のおすすめライブや直近のライブレポをご紹介、「FRIENDSHIP. LIVE」!今日は本当に楽しみにしていたんですよ。オープニグでちょっと話した、長袖の理由を存分に語ってください!
金子:7月末のフジロックフェスティバルに行って参りまして。
MISATO:いやー!!よくぞ行ってくれた!
金子:そしてまた天気が良くてですね。そしたら日焼けしちゃうじゃないですか?僕は日焼けすると赤くなるタイプなんですよ。見ため的に痛々しい感じになるので、長袖を着て熱を冷まそうと。そういうことでございます。
MISATO:どれだけ楽しかったのかというのを体が物語っているわけですね。
金子:本当にいっぱい良いアーティストが出ているわけですが、我らがFRIENDSHIP.からもたくさんアーティストが参加しています。
MISATO:今年はドラマがいっぱいありましたよね。
金子:僕は土日の2日間行ってきたのですが、まず土曜の朝一にThe fin.が出演していました。
MISATO:7月末のオンエアでラジオに来て話してくれましたね。
金子:朝一を開け放つ、オープニングとしてふさわしい清涼感のある素晴らしいアクトでしたね。
MISATO:WAKE UPな感じだとご本人も言っていましたね。私も配信で見ていたんですけど、朝一のRED MARQUEEであんなに後ろまでパンパンなのって珍しいですよね?
金子:さすがですよね。で、Yutoくんが来たときも話した通り、今回はギタリストとしてDURANが参加していて、「どうなるの?」とも思いましたけど、でもさすがに馴染んでました。
MISATO:そうでしたね。
金子:もちろんいろんなアーティストのサポートをしている人なので、柔軟にスタイルを変えてバンドに合わせていて。ただライブの後半でやった「Deepest Ocean」は後半にサイケデリックパートがあって、そこでは一気にギターソロを弾きまくってましたね。
MISATO:DURAN!という感じでしたよね。
金子:そこだけはDURAN節が炸裂していてめちゃめちゃカッコよかったです。でも次が「Outer Ego」で、そのときDURANはシンセを弾いていて。さっきまでめちゃくちゃギターすごかったのに、すぐあとに見慣れないシンセを弾いているというそのギャップがまた面白くて、僕的には名場面でした。DURANかわいいなと思いました(笑)。
MISATO:あはは。サポートならではのDURANの姿が見られたということですね。
金子:The fin.はイギリスにいたときはイギリスのメンバーがいたりとか、Yutoくんがメインでいろんな風に形が変わっていく、その面白さがあるバンドなんだなというのも改めて感じましたね。
MISATO:TwitterでThe fin.がトレンド入りしていたんですよね。会場で「この人たちもしかしたら初めて見るんじゃないかな?」という人たちもいましたか?
金子:いたんじゃないですかね。
MISATO:客層としてもみんな同じようにノっている感じでしたか?
金子:音源でなんとなく知っていた人からすると、結構フィジカルでびっくりしたんじゃないかな。
MISATO:やはりそこはライブじゃないとわかんないですよね。そして、この話を聞きたくて仕方ないのですが、Helsinki Lambda Club!
金子:フジロックは毎年前夜祭があって、そこでちょっとだけライブがあり、いつも直前に誰が出るかが発表されるんですけど、今年はそこにHelsinki Lambda Clubが出ることが発表されて。今年の1日目のヘッドライナーがVampire Weekendで、ヘルシンキの曲の中にVampire Weekendのことを歌っている「ミツビシ・マキアート」という曲とかもあって、「あ、なるほど」と思ったりもして。
MISATO:さすがのブッキングですね。
金子:ただ僕は2日目からだったので、「見たかったなー」と思ってたら、2日目に出る予定だった韓国のSay Sue Meというバンドの人がコロナにかかってキャンセルになっちゃったところに、前夜祭に出たヘルシンキが急遽ピンチヒッターとして登場と!
MISATO:そんなことないですよ!
金子:しかもこれがフジロック初出演ですからね。
MISATO:初登場で RED MARQUEEで、しかも配信もありだったという(笑)。
金子:で、めちゃくちゃ良いライブをしていました。
MISATO:空気感はどうでした?
金子:もともとヘルシンキが好きな人もあの場にはいっぱいいたと思うけど、その場にたまたま居合わせた人たちもたくさんいる中で、しっかり持って行ってました。
MISATO:そうなんだ!これは自信になりますね。
金子:新木場STUDIO COASTとかでワンマンをやるバンドだから、実力はしっかりとあるわけで、それがフジという場所でもいかんなく発揮されていました。彼らはやっぱり洋楽が好きで、フジはもともと憧れの場所で、ずっと出たかった場所に立てたということで、その愛情も表明していましたし、だからこそ次は最初からラインナップの1つとして絶対出るということも言っていたし、そういうところも含めてめちゃめちゃ良いライブでした。
MISATO:いいな〜。あとはFake Creatorsもですかね?深夜まで頑張っちゃったんですね。何時からでしたっけ?
金子:3日目の深夜、24時からです。
MISATO:あはは。
金子:最初にも言ったように、今年はずっと天気がよかったんですけど、最後の最後にちょっとだけ雨が降ったんですよ。そうなると、みんな雨宿りにRED MARQUEEに来るわけです。
MISATO:それであの空間がパンパンになりますよね。
金子:そうそう。だからもちろんFake Creators目当ての人たちもいたんだけど、雨宿り組もいて。
MISATO:それはラッキーですね。
金子:ただFake Creatorsは初ライブなわけですよ。もちろんLITEとDÉ DÉ MOUSEのユニットなので、実力者の2組なんだけど、とはいえ初ライブでいきなりフジの深夜ですよ。
MISATO:もしかしたらFake CreatorsがLITEとDÉ DÉ MOUSEのユニットだと知らない人たちもいるわけですよね?
金子:そうですね。自分たちもどんなテンション感になるのかわかんないし、お客さんもわからないわけで、やっぱり最初は手探りだった感じもしました。で、Fake Creatorsはフジの直前に4曲入りのEPを出しましたけど、要は4曲しか持ち曲がないから、1時間弱のセットリストどうするのかなっていうのは思ってたんですね。そしたら、真ん中くらいにLITEとDÉ DÉ MOUSEの曲を、Fake Creatorsバージョンでやったんですよ。
MISATO:なるほど!そういう感じにしたんですね。
金子:DÉ DÉ MOUSEがリミックスをやっているLITEの「Image Game」と、あとDÉ DÉ MOUSEの「baby's star jam」という名曲があって、それをFake Creatorsバージョンでやり、そこで掴んだ感じがありました。もちろんアレンジされてはいるけど、そもそもが自分たちの持ち曲だから、そこで解放されて、お客さんもついてきて、もうそうなったら後半やばかったです。
MISATO:畳み掛けるように!
金子:後半はすごかった。深夜なのでいい感じの酔っ払いもいたし、もちろんファンの人たちも盛り上がっていて、特にLITEにとっては新しい扉を開いた感じがしました。DÉ DÉ MOUSEはもともとダンスミュージックだから、パーティー的なノリがあって、LITEももちろんライブは盛り上がるけど、ダンスミュージックみたいなパーティー的な盛り上がりとはまたちょっと違うわけで。それをFake Creatorsでやって、「これは本人たちにとっても手応えあるんじゃないか?」と感じましたね。最後に「Here Come The Fake Jets」をやって、あれやばかったです。
MISATO:合いそうだな〜。ド深夜にやるのいいですね。こうやって誰かと出会って、一緒に新しいユニットを組んでというのは、FRIENDSHIP.ではわりと恒例になってきましたよね。それはやっぱりライブもやって、どういうリアクションをされるかというところまでやって完結するものだと思うので、その場所がフジロックというのは、2組にとってだいぶ大きなきっかけになりそうですね。
金子:そうだと思います。
MISATO:これはちょっとすごいな。歴史的瞬間を見ましたね。
金子:ここからの展開がどうなっていくか楽しみです。
RADIO INFORMATION
FM 福岡「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」
FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、MISATOと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。番組後半ではThe fin.のYuto Uchinoが月替りでゲストを迎え、深い音楽談義を繰り広げるコーナーを展開。
放送時間:毎週土曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
番組MC
金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3
MISATO
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。
TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。
安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10
Yuto Uchino(The fin. Vocal / Synth / Guitar)
神戸出身、ロックバンドThe fin.のフロントマン、ソングライター。80~90年代のシンセポップ、シューゲイザーサウンドから、リアルタイムなUSインディーポップの影響や、チルウェーヴなどを経由したサウンドスケープは、ネット上で話題を呼び、日本のみならず海外からも問い合わせ殺到している。
The Last Shadow Puppets、MEW、CIRCA WAVESなどのツアーサポート、そしてUS、UK、アジアツアーを成功させるなど、新世代バンドの中心的存在となっている。
オフィシャルサイト / @_thefin / @yuto__the_fin
LINK
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