SENSA

2021.08.30

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!んoon・YAJICO GIRL・Keishi Tanaka・LITEほか全16作品 -2021.08.25-

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!んoon・YAJICO GIRL・Keishi Tanaka・LITEほか全16作品 -2021.08.25-

カルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽を配信するサービス FRIENDSHIP.の新譜を紹介。
キュレーターの金子厚武とラジオDJ MISATOによるFM福岡のラジオ番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」から、8/25(水)にオンエアした内容を掲載!FRIENDSHIP.がリリースした最新の音楽をいち早くチェックしよう!

New Release Digest Part 1


MISATO:8月23日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜全16作品の中から、まずは前半8作品をダイジェストでご紹介しました。リリースおめでとうございます。今回のPart 1はEPやアルバムの方がわりと多くて。

金子:豊作ですね。

MISATOんoonがEP、 LIGHTERSがアルバム、And Summer Clubもアルバムで、oysmがEP。

金子:んoonはEPとしては久しぶりのリリースですけど、メンバーの積島さんがセルフライナーノーツを寄せていて、「今作は前進と後退といった進歩史観的なものではなく、右往左往の横の振幅、全振りの幅が以前より格段に拡がった作品」というコメントがありまして。これはなるほどって感じで、確かにめちゃくちゃ広い。

MISATO:的を射ている!


金子:もともと幅は広かったんですけどね。ただ、前作ぐらいまではソウルとかR&Bの色が強かったのに対して、今回はもうホントに何でもありと言えば何でもありで。

MISATO:ダイジェストの一番最初で、「おっ!」っと思った方、多いと思いますしね。

金子:「ちょっとトラブったかな?」って感じがありましたよね。前に紹介したラッパーのValkneeが参加した楽曲もあったり、今回みたいな曲もあったり、本当に幅広くてめちゃめちゃ良いです。
その一方で、LIGHTERSとかAnd Summer Clubはもうちょっとバンド然とした音で、最近90年代的な音のバンドが多いみたいな話をよくしてますけど、その感じが彼らにもあって。特にペイヴメントの名前をよく出していて、LIGHTERSもペイヴメントが好きらしいんですけど、あともうひとつ、ピクシーズというバンドがいて、80年代からやっていた、ニルヴァーナとかにも影響を与えたと言われているバンドですけど、And Summer Clubなんかはどちらかというとピクシーズっぽさがある。なおかつ、日本のポップスのエッセンスもすごくあって、今回聴いてもらったようなレゲエっぽい曲もあったり、非常に幅の広い音楽性を持っているバンドなので、ぜひアルバム単位で聴いていただきたいなと。



MISATO:そんな中、はじめましての方が、壱タカシさん。

金子:この方も良いですよね。1988年の岐阜県生まれで、もともと音楽大学で作曲やプロダクションを学んで、そこから歴を経ての今ということらしいんですけど。過去作を聴くと自分でビートを組んでたり、そういう作品も出してるんですけど、今回に関してはピアノの弾き語りで、自らセクシャルマイノリティであることを公言していて、そこに対するメッセージも作品に込められていて。欧米だとそういうアーティストはかなり増えてる中で、日本でも少しずつ増えてきてると思うんですけど、そういうアーティストがどんどん知られていくことによって、多様性の幅が広がっていく。今回「ボーイ」という曲名で、ご自身のパーソナルを歌ってらっしゃると思うので、ぜひ歌詞にも注目して聴いていただきたいなと思います。



MISATO:タイトルを付けた経緯とかもすごく悩まれただろうなって思うし、「ボーイ」というタイトルを付けた意味も含めて、歌詞をぜひ読んでいただきたいですね。そんな中、ご紹介するのが?

金子Keishi Tanakaさんを紹介しましょう。この番組でちょこちょこ名前は出てるんですけど、純粋な新曲を紹介するのって、実は初めてで。

MISATO:そうか、ライブ音源とかでしたね。

金子:そうですね。昨年12月に『AVENUE』というミニアルバムが出ていて、オリジナルの新曲としては久々のリリースになります。『AVENUE』にはoysmとコラボした曲も入ってたりしたんですけど、2020年の末にリリースされているだけに、コロナが始まって、その一年色々あった中で、集大成というか、一区切りじゃないけど、そういうイメージもある作品だったと思います。それに対して、今回の「I'm With You」に関しては、そこからちゃんと前を向いて、もう1度進んで行こうという意図が感じられる作品になっていて、これまで以上に歌が前面に出ているんですよね。ゴスペルチックなコーラスとかはこれまでも色としてあったものなんですけど、より歌だなという感じがすごくして、「I'm With You」というタイトルもそうだし、歌詞だと〈声聴かせて 目の前で震わせて〉っていうフレーズがあったりとか、もう一度ライブというものに目を向けて、直に声を聴かせて、届かせて、場を共有するっていうことに対する願いや想いを強く込めた一曲なのかなって。

MISATO:Keishiさんのライブには必ず会場の人たちと合唱するパートがありますもんね。きっとこの曲をやったときに、「今歌いたいのはわかってるよ、だけど僕としてはこういう気持ち」っていうコミュニケーションがその場で起こるのが目に見えてわかるというか、それを想定して作られたんだなーと。

金子:もちろん、なかなかすぐに一緒に歌うってことはできないだろうけど、それでも「I'm With You」だし、声を出せなくたって一緒だってことを、曲を通して伝えているっていう。

MISATO:すごくKeishiさんらしい詞ですよね。

金子:さらに、アレンジではYaffleが関わっていて。

MISATO:お久しぶりですよね、Yaffleとやるのは。

金子:以前にもやってるんですけど、近年のね、Yaffleの活躍と言ったら。

MISATO:大活躍!

金子:Yaffleがスーパーバイザーとして関わりつつ......ちょっと前まではTokyo Recordingsっていう名前だったのが、今年からTOKAという名前に変わってるんですけど。

MISATO:そうなんですね。

金子:そのTOKAのクリエイター(Nobuaki Tanaka)がサウンドプロデュースを務めていて。

MISATO:小袋くんとかと一緒にやってるTokyo Recordings。名義が変わったんですね。

金子:今年からTOKAになったみたいです。アレンジ面でも音数はかなり絞られてて、歌を前面に出したアレンジになっているんですけど、サビ裏にボコーダーを使ってるような声がうっすら入っていたりして、ただの歌モノではなく、サウンド的にも面白いものになっているので、そのあたりも注目してもらいたいと思います。



MISATO:Keishiさんは弾き語りでもできる方なので、これももちろん弾き語りでもいけるけど、厚武さんがおっしゃったように、よくよく聴いてみると音の重ね方にすごくこだわりのある一曲になってますよね。

金子:そうですね。リリースして9月からは弾き語りツアーをやるそうで、9月26日は福岡公演が決まっておりますので、みなさんチェックしてみてください。

New Release Digest Part 2


MISATO:8月23日週リリースの新譜ダイジェストPart 2をお送りしました。夏でしたね。そんな中、はじめましてが、DURAN

金子:熱かったですね。

MISATO:カッコいい!めちゃくちゃ熱かったですね!

金子:後半の方の曲はチルな感じの夏っぽさだったけど。

MISATO:灼熱ですね(笑)。

金子:この曲はね(笑)。

MISATO:赤道直下な感じがしましたけど。

金子:DURANさんはFRIENDSHIP.からは初めてのリリースで、日本生まれフィリピン育ちのシンガーソングライター、ギタリストで、すでに経歴はかなりのものがあって。a flood of circleに参加してたり、EXILEのATSUSHIさん率いるRED DIAMOND DOGSというバンドに参加してたり、B'zの稲葉さんのソロに参加してたり、かと思えば、さっきもちょっと名前があがった小袋くんとか藤井 風さんの作品にも参加してたりと、まあ幅広い。

MISATO:ホントにジャンルレスですよね、そう考えると。

金子:でも曲を聴いて納得というか、めちゃめちゃ個性が強くて。レッド・ツェッペリンかブラック・サバスかというような、このヘヴィなギターがね。最近はギターが鳴ってても、いわゆるナイル・ロジャース的な、ディスコティックなカッティングの方が多いけど、このアクの強さが逆にカッコよくて。

MISATO:なんとなく懐かしいけど、古さがないのがDURANさんの持ち味かも。

金子:今回の曲はドラムにcoldrainのメンバーが参加していて、そのビート感が現代性を出していたりとか、そういう部分もありますよね。

MISATO:カッコ良いなー。

金子:カッコ良い!



MISATO:そして、YAJICO GIRLの新曲も。

金子:YAJICO GIRLも良いですね。

MISATO:良い!良い!良い!

金子:この前の「Life Goes On」も良かったですけど、今回のも良いですね。ダンス・ミュージックと一言で言っても、アフロビートの要素もあれば、エレクトロニカっぽい声ネタの要素もあって。

MISATO:確かに。

金子:今っぽいハイパーポップみたいなところにもリーチしてるような、サウンド的にも面白い曲になっていて。なおかつ、曲タイトルが「雑談」で、歌詞もすごく良くて。お馴染みのキュレーター平さんのコメントにもチラッとあるんですけど、コロナ禍になって失われたもののひとつが雑談であって、でもやっぱり雑談の中から生み出されるものってすごくあるんですよね。特にYAJICOはコレクティブみたいな繋がりを大事にしているバンドだから、普段から雑談をして、何気ない話の中から曲のアイデアだったり、活動の方向性みたいなものを生み出してきたと思うから、その大切さをこのタイミングで歌うのはすごくらしいし、時代感もあって良いなと思いました。



MISATO:では、ここでPart 2からも一曲紹介したいのですが。

金子:Part 2はLITEを紹介しようと思います。

MISATO:この曲、すごくないですか?

金子:LITEは『Fraction』というコラボレーションとかリミックスのシリーズを最近ずっと出していて、DÉ DÉ MOUSEさんだったり、 The Departmentだったりと、これまでも一緒にやってたんですけど、今回はdownyの青木ロビン氏がボーカルで参加して、The fin.のYutoくんがミックスを担当していて。

MISATO:最近Yutoくんミックスとかレコーディングの立ち会いすごく多くないですか?

金子:幅広くやってますよね。で、LITEのベースの井澤さん、ロビンさん、Yutoくんは3人ともFRIENDSHIP.のキュレーターなので。

MISATO:なんて優秀なんでしょうか!

金子:キュレーターコラボレーション(笑)。しかも、三者の役割分担もすごく良くて、ロビンさんのヴォーカルが生々しさとかエモーションみたいなものを加えてるし、Yutoくんはミックスでもっとサウンドの部分、音の空間の広がりみたいなものを加えていて、役割分担がそれぞれはっきりしている素晴らしいコラボレーションだなと。こういう世代もジャンルも超えて行われるコラボレーションってやっぱり面白くて、今回の作品はひとつの理想の形になっているなあと思いました。

MISATO:切り取って、それぞれのパートとか、Yutoくんの作ったミックスとかだけでも聴きたくなるぐらい、緻密に作られてますよね。ぜひぜひ、この曲もチェックしてみてください。




RADIO INFORMATION

FM 福岡「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」
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FM福岡で毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"303号室"(毎週水曜日の27:00~27:55)では、FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」をオンエア。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、MISATOと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。番組後半ではThe fin.のYuto Uchinoが月替りでゲストを迎え、深い音楽談義を繰り広げるコーナーを展開。

放送時間:毎週水曜日 27:00~27:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)

番組MC
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金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3

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MISATO
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。
TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。
安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10

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Yuto Uchino(The fin. Vocal / Synth / Guitar)
神戸出身、ロックバンドThe fin.のフロントマン、ソングライター。80~90年代のシンセポップ、シューゲイザーサウンドから、リアルタイムなUSインディーポップの影響や、チルウェーヴなどを経由したサウンドスケープは、ネット上で話題を呼び、日本のみならず海外からも問い合わせ殺到している。
The Last Shadow Puppets、MEW、CIRCA WAVESなどのツアーサポート、そしてUS、UK、アジアツアーを成功させるなど、新世代バンドの中心的存在となっている。
オフィシャルサイト / @_thefin / @yuto__the_fin


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