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2026.04.12

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!odol・アツキタケトモ・ayutthayaほか全22作品 -2026.4.11-

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!odol・アツキタケトモ・ayutthayaほか全22作品 -2026.4.11-

カルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽を配信するサービス FRIENDSHIP.の新譜を紹介。 キュレーターの金子厚武とナビゲーターの奥宮みさとによるラジオ番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」から、今週オンエアした内容を掲載!FRIENDSHIP.がリリースした最新の音楽をいち早くチェックしよう!

New Release Digest Part 1


みさと:4月6日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜、全22作品の中から、Part-1をダイジェストでご紹介しました。まずは、Strip Joint

金子:4月29日にアルバムのリリースが決まっていて、そこからの先行シングル。今年に入ってから毎月新曲をリリースして、いよいよアルバムと。Strip Jointは個人的に好きで、もともと聴かせてもらってたんですけど、1980年代のThe Smithsとか、あの頃のネオアコ的な要素を感じさせるバンドで、そういうバンドは最近あまりいない気がするので、結構貴重だなと思っています。今回の「海に還る」に関しては、トランペットが印象的に使われていて、その音の感じも良かったし、アルバムも楽しみです。


みさと:伸びやかな歌唱がどこまでも自由で、自分自身をしっかりと生きている、自分自身を取り戻したような歌声にも聴こえました。母なる海の歌というか、海の中の穏やかな水流の中にこの言葉たちがのっているんじゃないかと思わせてくれるような、深みのある一曲だったと思います。続いて、はじめましてさんです。エルモア・スコッティーズ

金子:このバンドは2016年に結成されているので、今年で結成10年。

みさと:節目ですね!おめでとうございます。


金子:初めてのアルバムを年内にリリース予定ということなんですけど、ドラムボーカルがÅlborgNITRODAYのメンバーでもある岩方禄郎くんなので、FRIENDSHIP.には馴染みがあって。ギターのくぬぎみなとくんもÅlborgのメンバー。もう一人のギターのハセ・コーくんは、去年ASIAN KUNG-FU GENERATIONのゴッチさんのレーベルからアルバムを出しているyubioriの元メンバーなので、実力者が揃っているバンド。今回の曲は割とフォーキーで、決して派手ではないんだけど、しっかり聴き応えのある一曲。こちらはフルートが印象的に使われていますけど、Ålborgでもフルートが使われていたりするので、そのあたりは同じバンドの人たちという感じもして、こちらもアルバム楽しみです。

みさと:歌詞の世界観的には〈いつか見た東雲〉〈朝を待っていたいんだ〉といった言葉がすごく印象的で。詳細が書かれていないのに、部屋の間取り、ベランダから見た朝焼けといった情景描写が浮かんでくるような素朴さがあって、誰もが自分の歌になり得る、そんな一曲だったんじゃないかなと思います。そんなPart-1からどうしましょうか?

金子odolの新曲を紹介しようと思います。

みさと:まもなくアルバムがリリースですね!


金子:4月22日に『slow blink』のリリースが控えていて、新曲を色々聴かせてもらっていますが、「ごめんね」はアルバムのハイライトになっているんじゃないかなという一曲で。さっきのStrip Jointと同様に、トランペットが印象的に使われているんですけど、こっちはファンファーレ的な、非常に華やかな使い方。それによってミゾベくんのボーカルもすごくエモーションがのっていて、5分くらいの長めの尺の曲ということもあり、かなり聴き応えがありました。アルバムにはLaura day romanceの鈴木迅くんがギターで参加していて、この曲でもギターソロを弾いていたりして、そこも聴きどころかなと思います。

みさと:他にもみなさんが注目をしているようなミュージシャンがたくさんアルバムに参加しています。ドラムに大井一彌くんとか澤村一平くんも参加しているので、本当にアルバムが楽しみなんですけど、アルバムは心の距離を色濃く感じる作品なのかな、なんてことを想像しながらこの曲を聴かせてもらいました。前半は独白のように自分の内省的な気持ちを綴りながら、後半はミゾベくんの心の内が外に広がるような歌唱方法に変わっていって、その心の変遷と現実とがどうリンクしていくのか、みたいなことが一曲の中で味わえるかなと思います。

New Release Digest Part 2


みさと:お送りしたのは新譜ダイジェストPart-2でした。まずは設計図、初のEPリリースです。


金子:彼らは2025年6月結成なので、まだ1年弱で初めてのEPが完成。今週のリリースの中でも個人的にはイチオシで、すごく良かったです。タイトルが『ジオラマ』で、収録された4曲それぞれ異なる情景を描いていて、その断片的な情景の連なりから、今作を『ジオラマ』と名付けました、ということで。まさに4曲それぞれにいろんなカラーがあり、「合間で」に関してはコメントで「1980年代から現代のドリームポップまで、その系譜にある浮遊感を詰め込みました」とあって、まずそのアイデア自体が面白い。EPの曲は基本的にはギター、ベース、ドラムのアンサンブルで作られているんだけど、この曲はうっすらシンセも入っていて、確かにドリームポップ感もあって。4曲それぞれのカラーをぜひ楽しんでほしいなと思います。


みさと:浮遊感の中に溶け込むような歌声とギターの音色。それぞれはしっかり際立っているのに、全体としてはどこか掴みどころがない。それでも、不思議と余韻が心に残るアウトプットだと感じました。4曲聴くことで、設計図のさらなる可能性を感じるEPだと思います。続いて、はじめましてさんです。Riri Minami(リリミナミ)。


金子:福島出身のピアニストで、プロフィールを読むとこれまでいろんな活動をしてきているみたいなんですけど、99RadioServiceという、2000年代から2010年代に活動してたバンドでも、一時期キーボーディストとして活動していたり。そんな活動を経て、現在は自身の音楽を体現すべく、都内を中心にピアノソロ活動を行い、音源は自らのグランドピアノをセルフレコーディングする手法で制作を行なっていると。今回は「Sakura Time」というタイトルで、まさに桜の情景を思い浮かべる、ノスタルジックな雰囲気のピアノインストでした。地域によってはもう散ってしまってるかもしれないですけど、桜の風景をいつまでも思い起こさせるような一曲なんじゃないかと思います。

みさと:最も指にフィットするであろう、ご自身のグランドピアノのセルフレコーディングというところで、柔らかなタッチと余韻の残し方であったり、ご自身のピアノ人生の中で出したい音というのが、きっと詰め込まれているはずですので、Riri Minamiさんの音にぜひ没入していただきたいなと思いますし、この時期ならではの繊細さであったり、ノスタルジックな情景を桜とともに味わっていただければと思います。そんなPart-2から、どうしましょうか?

金子アツキタケトモの新曲を紹介しようと思います。

みさと:アツキくん、コンスタントなリリースです。


金子:Nolzyから、もう一度アツキタケトモという名前に戻して、今回が2曲目のリリース。「秘密基地」というタイトルで、16歳のときに書いた「道標」というタイトルの曲が元になっていると。先月リリースした「不器用な僕らの歌」も10代の頃の曲を聴いて、それがインスピレーション源になったという話でしたけど、アツキくんは今年が20代最後の年で、その集大成となる作品を制作中という話もあり、10代の自分を見つめ直すことによって、今の自分らしい作品を作ろうとしてるのが面白いですよね。音楽的にはフルートやサックスが使われていて、ちょっとラテンのフレーバーが入っていたりするのも新鮮でした。やっぱりアツキくんは現代の音楽シーンをインプットして、ちゃんと自分なりにアウトプットするのが上手い人なので、その長所も感じさせる一曲だったなと思います。

みさと:16歳のときに書いたのは「君が僕の道標だ」という表現だったけど、今回は「僕らだけの秘密基地」というフレーズに変えたことによって、パーソナルスペースをただ一緒に持つ、孤独はそういう運命的な相手と自分を引き合わせるための見えない糸なのかもしれない、というセルフライナーノーツをいただいています。孤独を経験した人にしか、孤独の新解釈は生まれないと思うので、長く自分を生きながら自問自答を繰り返してきたからこそ生まれた曲だなと感じました。こういったストーリー含め、アツキくんらしさが詰まってる一曲だと思います。あと最後のシャウトが好きなので、そこまで全部聴いてほしい(笑)。

New Release Digest Part 3


みさと:お送りしたのは新譜ダイジェストPart-3でした。まずは、くらげ計画のアルバムです。

金子:約2年ぶりのリリースで、ひさびさのアルバムリリースと。2年前に紹介したときも、「くらげ計画というバンド名はきのこ帝国から来てるのかな?」なんて話をした気がするんですけど。

みさと:そんな話したね!


金子:今回の音源を聴いても、やっぱりシューゲイザーやドリームポップ的な世界観は、きのこ帝国から繋がっているものがあるのかなと。それこそこの2年で、きのこ帝国の影響を受けたような若手バンドがたくさん出てきているわけですけど、くらげ計画は2014年結成なので、結構キャリアがあるんですよね。一周してまた戻ってきたじゃないけど、今回アルバムをリリースすることによって、今のシーンの若手たちとどんな化学反応が起こるのか、楽しみになる作品かなと思います。

みさと:この1曲に関しては、ラジオから聴こえてくる懐かしい夏のメロディーとか、ひまわり畑を通り越してグラスから水滴が落ちてみたいな、初めて聴いたのに自分のストーリーのように聴こえる、自己同化楽曲のようなリアルさもある感じだったんですけど、シューゲイザー要素の霧がかったサウンドが「これって幻だったんじゃないかな」と思わせる、両極を感じるような作品になっていました。続いて、はじめましてさんです。Light - Hikaru Mochimaru(ライト - ヒカルモチマル)。


金子:東京を拠点とする横浜出身のB-BOYでハンドパンプレイヤー。ハンドパンはスティールパンを手で叩く楽器ですけど、さらにダンサーでもあり、ビートメーカーでもあるということで。

みさと:情報量多すぎて、Shimon Hoshinoさんみたいな方が出てきましたね(笑)。肩書きが多い!気になる〜。

金子:そのハンドパンを生かしたトラックが詰まったアルバムになっていて、今回紹介している「Star Ocean (KeeNa Remix by re os - REO MATSUMOTO)」に関しては、同じくハンドパン奏者でビートメーカーであるREO MATSUMOTOさんがリミックスを手掛けていると。ハンドパンのシーンってそんなに広くはないだろうけど、面白い人たちがいて、その人たちが協力しながらシーンをどんどん広げる活動をしているのかなと思うので、今回のアルバムもシーンを広げていくきっかけになればと思いますね。

みさと:ダンサーだからこそ、踊れるビート感がすごく感じられる。ラテン的なリズムの強さもありつつ、ハンドパンの幽玄な音が異世界感を感じさせますね。一見ミスマッチに思われがちな要素が組み合わさることで、ここまで癖になる楽曲になるんだなと。だいぶハマりました。今回アルバムになりますので、ぜひ他の楽曲も合わせて聴いてみてください。そんなPart-3から、どうしましょう?

金子ayutthayaの新曲を紹介しようと思います。2016年活動開始なので、結成10周年ですね。エルモア・スコッティーズも2016年結成だったから、同期だったりしますけど。

みさと:おめでとうございます。


金子:そんな節目のタイミングだからこそ、新しいことに挑戦しようということで、これまではいわゆるオルタナティブロック的な色合いが強かったけど、今回は先輩であり友人であり尊敬するアーティストでもあるMop of HeadのGeorgeくんを迎え、彼が編曲をしていると。GeorgeくんはMop of Headでも活動しつつ、現在はサポートとかマニピュレーターとしても活動していて、ASIAN KUNG-FU GENERATIONやsumikaにも参加しているので、本当に経験豊富な人。彼が編曲を担当しているから、打ち込みのニュアンスが入って、ダンスミュージック寄りのアレンジになっています。セルフライナーノーツによると、もともとShellyの「Cross Your Mind」がリファレンスだそうで、Shellyはclairoとかも参加しているバンドなんですけど、Georgeくんに曲を渡したら、くるりの「ワールズエンド・スーパーノヴァ」をイメージして編曲をしてくれたと。聴いてみると「確かに」となる、面白い仕上がりになっていました。ちなみに、ちょっと前なんですけど、家に帰る途中、道に面した飲み屋さんでGeorgeくんが飲んでて。

みさと:えっ(笑)!?

金子:Georgeくんは昔から友達なので、「あ!」となったんですけど、そのときayutthayaのボーカルの太田美音さんと飲んでて。

みさと:あれ!

金子:僕、美音さんとはちゃんと面識はなかったから、「はじめまして」みたいな感じで、「友達なんだ」ぐらいの感じだったんだけど、この曲が届いて、「そういうことか!」と(笑)。曲の打ち合わせをしていたのか、それとも完成して打ち上げをしていたのかはわからないけど、とにかく納得しました。

みさと:そうなんだ〜!Georgeさんと美音さんの対比がこの曲の中にはすごく詰まっていると思うし、どちらも秀でて、一曲の中でまとまりがある作品になったんじゃないかなと思わざるを得ないようなエピソードですね。エモーショナルでありながらも、派手になりすぎないサウンド感は、ayutthayaの長いファンの方たちも納得の一曲だと思うし、10年の節目で今までのことを残しながらも、まさに変わらずに変わり続ける姿勢というか、すごくロックだなと思います。記念になる一曲、ぜひじっくり聴いていただきたいです。

番組の後半はWOZNIAKがゲストで登場!


RADIO INFORMATION

「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」

FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、奥宮みさとと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。放送時間:INTER FM 毎週土曜日25:00-25:55/ FM福岡 毎週土曜日26:00-26:55 (radikoで全国で聴取可能)



NEW Releases FRIENDSHIP.
ラジオプログラム「Curated Hour〜FRIENDSHIP. RADIO」のアフタートーク、番組の中で紹介しきれなかったタイトルを紹介。

DJの奥宮みさと、音楽ライターの金子厚武の2人でデジタル音楽ディストリビューション・プロモーション・サービスのFRIENDSHIP.から配信される新譜を中心に紹介するプログラム。



番組MC

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金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3

奥宮みさと
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。 TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。 安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10

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