SENSA

2024.03.30

Orange Ocean×TENDOUJI、対バン記念スペシャルインタビュー!

Orange Ocean×TENDOUJI、対バン記念スペシャルインタビュー!

中国・青島出身の人気バンド、Orange OceanがPANDA RECORD(日本の音楽レーベル会社)の招へいで初めての日本ツアーを敢行。2019年にリリースしたアルバム『浪潮上岸』が大きな話題を呼び、2021年にはThe fin.とコラボレーションをした『Made for Mermaid』を発表するなど、すでに日本とも縁のあるバンドであり、今回の来日では3月6日に東京でTENDOUJIと、3月8日に大阪でNo Busesとの共演を果たした。

その初日を控えた3月5日に、都内でOrange OceanとTENDOUJIの対談を実施。この日が初対面ながら、世代の近さもあって音楽トークですぐに打ち解けた2組は、話をすればするほどたくさんの共通点が見つかり、中国と日本それぞれの音楽シーンや文化に対する理解も進む充実の内容に。Orange OceanがTENDOUJIに龍の置物を、TENDOUJIがOrange Oceanに晩白柚をプレゼントして、対談は和やかな雰囲気でスタートした。


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最近は自分たちのジャンル名を自分たちで作っちゃって、「EASY PUNK」って言うようにしてます。(アサノ)

─まずはお互いのバンドに対する印象を聞かせてください。


モリタナオヒコ(Vo/Gt):今回ツアーに呼んでいただいて、中国ではすごく有名なバンドだと伺ったんですけど、曲を聴いたら俺らも好きなポストロックとかオルタナティブロックみたいな雰囲気があって、かっこいいなと思いました。

2KM(Vo/Gt):僕らも日本に来る前にいろいろTENDOUJIさんの曲を聴かせてもらって、すごくパワーを感じました。特にギターの音色に興味があって、実際にライブを見るのが楽しみです。

モリタ:ありがとう。うれしい。

2KM:レディオヘッドは好きですか?

モリタ:好きです。

2KM:僕のギターはジョニー・グリーンウッドのシグネチャーモデルのテレキャスターで、すごくいいギターなんです。とっても高いんですけど(笑)。

卿溪(Dr):TEDOUJIのみなさんのルーツを教えてもらえますか?

アサノケンジ(Vo/Gt):好きなのはいろいろあるけど、影響で言ったら、わかりやすいのはやっぱりニルヴァーナかな。

モリタ:すごく意識してるのは、ペイヴメント。

ヨシダタカマサ(Ba):僕もピクシーズとかオルタナティブなロックが好きですけど、60年代ぐらいのグレイトフル・デッド、ビートルズ、ビーチボーイズとかもめちゃめちゃ好きです。

オオイナオユキ(Dr):僕もみんなと同じようなバンドが好きです(笑)。

モリタ:Orange Oceanはソニック・ユースとか好きなのかなって思ったんですけど、そんなことはない?

2KM:好きですよ。『Daydream Nation』とかいいですよね。僕らの音楽を聴いてそう思ったんですか?

モリタ:それもあるし、10年前ぐらいから中国のインディミュージックをいろいろ聴いてて、Carsick Cars、P.K.14、HedgeHogとか、全体的にすごくソニック・ユースっぽいなと当時思ってて。今回Orange Oceanの曲を聴いて、そういう流れみたいなのもあるのかなと思って。

2KM:そういうエクスペリメンタルな音楽にはすごく興味があるし、影響を受けていると思います。

卿溪:TENDOUJIのみなさんは自分たちの音楽のスタイルをどういうふうに定義してるんですか?

アサノ:ざっくり「オルタナティブ」って括られるとは思うんだけど、僕らとしてはジャンルレスでやってるというか、ただ好きな曲を作りたくてやってるだけではあって。それでも「この曲はこのバンドっぽい、このジャンルっぽい」みたいなことをよく言われるから、最近は自分たちのジャンル名を自分たちで作っちゃって、「EASY PUNK」って言うようにしてます。

卿溪:EASY PUNK!グッド!きっとオリジナルパンクとは違うっていうことですよね。ギターのトーンがちょっと違うと思う。もっとガレージっぽい。ストロークスっぽかったり、アークティック・モンキーズっぽかったり。

2KM:僕は「Mosquito and Bee」がすごく好きです。

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─最初にレディオヘッドの名前が挙がりましたが、Orange Oceanはイギリスのバンドからの影響が大きそうですね。


2KM:90年代のブリットポップが好きです。ブラー、オアシス......。

卿溪:ミューズも好きです。さっきのケンジさんの話と同じように、僕らも「この曲はこのバンドっぽい」みたいなことをよく言われて、ブリットポップから影響を受けてるのは事実なんですけど、でも僕らも今は自分たちのジャンルを作っていきたいと思っていて。最初は自分たちで自分たちの音楽のことをブリットポップと言い切ってたんですけど、そこから何年か活動して、いろんな曲を作って、もう自分たちの音楽は一言でブリットポップとは言い切れないと思ったので、今は「Ocean Romantic」と呼んでます。

モリタ:Ocean Romantic、いい言葉だなあ。

小路(Ba):僕が好きなのはアークティック・モンキーズとかストーン・ローゼズ。メンバー3人ともブリットポップが大好きなんですけど、でもそれぞれ好きなバンドは微妙に違ってくるので、それを生かして自分たちのジャンルを模索できればなって。

卿溪:僕はレディオヘッドと、コールドプレイからも影響を受けてます。あとは最近中国でもいいバンドが増えていて、台湾のバンドMaydayも好きです。2013年に日本のflumpoolと東京で対バンしたことのあるバンドです。

─日本の音楽シーンのことも結構ご存知なんですか?


2KM:安室ちゃんが大好きです(笑)。

モリタ:最高(笑)。

2KM:中学校のときから大ファンで。映画の『キル・ビル』も好きで、あれに出ていた女優さん......栗山千明さんも大好き。

卿溪:僕はMr. Children、ELLEGARDEN、ストレイテナー、椎名林檎が好き。大学時代にJ-PUNKミュージックをよく聴きました。

小路:僕は音楽ももちろん好きなんですけど、小さいころから日本のアニメが大好きで、『BLEACH』がすごく好きだし、アニソンもいろいろ聴いてました。

アサノ:普段日本で生活をしていて、中国のバンドの音楽とかカルチャーが積極的に目に入るような環境では正直ないんですけど、逆に日本のバンドの音楽とかアニメの情報っていうのは、普段中国で生活していて自然に入ってくるものなんですか?

卿溪:そうですね、身近な存在です。アニメとかは普通にテレビでやってますし。そういう意味で言うと、PANDA RECORDは日中双方向の交流というか、中国の音楽を日本にたくさん紹介して、懸け橋的な役割を果たしてくれていると思います。


友達と一緒に作った会社なので、自由度は今のほうが全然高くて、本当にやりたいことに集中できています。(2KM)

卿溪:TENDOUJIのみなさんは一回就職してからバンドを始めたそうですね。実はそこも結構似ていて。

2KM:僕はデザイナーをやりながらバンドをやってました。

卿溪:この3人でバンドを結成する前に、それぞれ違うバンドをやってたんですけど、青島ビールが有名な山東省の青島で出会って、Orange Oceanを結成したんです。

アサノ:結成したのも同い年くらい?

2KM:僕が30歳、卿溪が25歳、小路が26歳で始めました。

アサノ:僕らも20代の後半に組んでいて、それって日本の感覚で言うと明らかに遅いんですけど、中国だと別にそんなことはない?

2KM:僕はもともと大学時代から友達とバンドを組んでたんですけど、このバンドの結成は30歳だったので、中国でも結構遅いイメージですね。

卿溪:バンドをやる前は、それぞれどういうお仕事をされてたんですか?

モリタ:バラバラなんですけど、僕はレコード会社。

オオイ:僕はiPhoneを売ったりしてました。

卿溪:単刀直入に聞きますが、バンドだけになった後の収入源は、ライブの方が多いですか?それとも著作権の方が多いですか?

モリタ:ライブですね。逆にどうですか?

2KM:僕たちもそうです。

小路:中国の著作権ビジネスはまだ成長中。なので今はライブの方が大きいですね。

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─Orange Oceanは最近自分たちの会社を作ったそうですが、これまではどんな環境で活動をしていたのでしょうか?


2KM:3年間は中国の結構大きい会社と契約をしてたんですけど、その期間が終わって独立したというか、自分たちの会社を作った感じです。友達と一緒に作った会社なので、自由度は今のほうが全然高くて、本当にやりたいことに集中できています。

モリタ:そこも似てますね。僕らも前までソニーミュージックにいて、独立して、今2年目。

アサノ:まさに今日みんなが来る直前に、「会社作ろうか」って話をしてて(笑)。

2KM:会社を作る上で一番大事なのは企画とか契約まわりのタスクをちゃんと信頼できる人に割り振れるかどうかで、それによって、自分たちは音楽だけに集中できるのがとてもいい点だと思います。

卿溪:全部自分たちでコントロールしたい気持ちもあるんですけど、全部を自分たちだけでやろうとすると、いろんな細かいタスクに時間がかかってしまって、それはちょっともったいない。やはりプロの仕事はプロに任せて、自分の音楽だけの時間をちゃんと作るのが大事だと思います。

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─TENDOUJIはインディペンデントに移行して、その大変さをどう感じていますか?


ヨシダ:大変なのはやっぱりお金関係と、あとプロモーションですね。映像とかデザインは昔からのチームでやってる部分が多いんですけど、場面によってはプロの力を借りたいなと思うこともあります。

卿溪:ただ技術力が高いとかじゃなくて、ちゃんと息ぴったりなメンバーであるかどうかが大事だと思います。そういう意味で言うと、今の会社の社長のジェフとはもう10年以上の付き合いで。

─もともとどういう繋がりなんですか?


2KM:まだ3人がお互いのことを知らない頃に、まず僕がジェフ(Orange Oceanのマネージャー)とSNSで知り合いました。中国にはカルチャー好きが集まる独自のSNS(豆瓣)があって、そこで知り合ったんですけど、その後に2人もそれぞれ個別でジェフと繋がっていて。で、あるときジェフが「この3人で一緒にやったらいいんじゃない?」って言ってくれて、それでOrange Oceanを結成することにしたんです。ジェフは一時的に音楽業界から離れていたんですけど、僕らが独立して会社を作るにあたって、また一緒にやることになったんです。

モリタ:じゃあ、もともとジェフさんがこの3人を繋げたんですね。いい話。

卿溪:TENDOUJIはもともと同級生なんですよね?

モリタ:中学校からの同級生です。

卿溪:大学のときもバンドメンバーを探していたんですけど、TENODUJIみたいに息ぴったりのメンバーを探すのは無理だなと思ったので、中学校から一緒っていうのはすごいなと思います。僕は大学どころか、青島全体でもなかなか見つけられなかった(笑)。メンバーを探すときに一番難しかったのはやっぱり音楽のジャンルで、Orange Oceanはどちらかというと柔らかい音楽ジャンルで、青島も音楽好きはいっぱいいたんですけど、もっとハードな音楽が好きな人が多かったんです。だからこの3人になるまで大変だったのに対して、中学の同級生が同じバンドをやってるのはホントにすごい。

アサノ:好きな音楽がはっきり固まる前に出会っていて、一緒に好きなものを見つけていったような感じだから、僕らはそこが大きい気がしますね。

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─途中でSNSの話がありましたが、中国で若い人が音楽のことをどういうふうに知って、どういうふうに聴いているかについてもお伺いしたいです。


卿溪:みんなサブスクで聴いてるのは日本と同じだと思うんですけど、中国はNetEaseっていうゲームとかも作ってる会社が有名で、そこがリリースしているNetEase Cloud Musicを使ってる人が多いです。そのアプリがSpotifyとかと少し違うのが、ソーシャルっぽさがあって、自分が聴いてる曲にコメントを残すことができて、そこで他の人と繋がったりできるのは中国特有の現象なのかなって。そのコメント数がステータスの象徴だと感じるところもあって、その数が多ければもちろん人気だし、逆にコメント数がすごく少ないと、「私は他の人と違ってセンスがある」と思う人がいたりもします。

2KM:ちょっと辛辣になっちゃうんですけど、みんな自然に流れてきたものとか、他の人がおすすめしてる音楽ばっかりを聴いていて、自分が本当に好きな音楽はどれなのかをあまり意識せず、ただただTikTokで流れてきたヒット曲とかを聴いてしまっている今の中国の状況は、ちょっと問題があるなって。

卿溪:Orange Oceanが中国でブレイクしたきっかけは「夏日漱石」という曲で、その曲を使ってTikTokで動画を作る人が多かったことで、まずBGMとして有名になったんです。自分たちはその曲をBGMとして、バズる目的で作ったわけではないし、宣伝したわけでもないけど、そういう流れで偶然売れちゃって、だからラッキーと思う反面、「これで本当にいいのか?」とも感じています。

アサノ:そういう状況は日本も全く同じだよね。

2KM:きっと全世界同じなんでしょうね。

卿溪:みなさんは学生時代に一生懸命好きなレコードを探して、大量に買った経験はありますか?

ヨシダ:僕は給料を全部レコードに使ってました。

モリタ:僕もオタクなので、多いときは家に5000枚ぐらいCDがあったと思う。

2KM:スゴイ!

ヨシダ:やっぱりその頃と音楽の出会い方はだいぶ変わりましたよね。当時はジャケ買いとかもめちゃめちゃしてたし、お店のコメントを読んで買ったりとかも全然したけど、最近はプレイリストから知ったりすることが多いかな。

2KM:前は自分から見つけるプール型だったけど、今はもう完全にプッシュされた音楽を聴く感じですよね。

ヨシダ:そうですよね。それは気をつけないとなと思いつつ、でもAIがすすめてくる音楽もめっちゃ好きだったりするんですよね。

卿溪:わかります。自分が好きそうな音楽と出会う難易度が下がった。

ヨシダ:降りてくるものをキャッチするのが多くなってしまいましたね。

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─日本のShe Her Her Hersが中国のTikTok、抖音(ドウイン)でバズって人気になったそうですが、それは「もちろん知ってる」という感じですか?


卿溪:もちろん知ってます。中国ツアーのチケットがすごく売れてるのも知ってます。

2KM:ただやっぱりSNSからバズるのは一つの手段に過ぎないというか。今の時代だからこそ、キーになる可能性もあると思うんですけど、そこをどう捉えたらいいのかは迷いもあって。それこそShe Her Her Hersもそうだと思うし、「夏日漱石」がヒットしたときもそうなんですけど、それで自分たちの音楽に興味を持ってくれた人たちが本当に音楽好きなのか、それともただそのブームに乗っかる人たちなのかっていうのは、自分たちではよくわからなくて。

卿溪:フェスでせっかく流れを考えてセトリを作ったのに、「夏日漱石」しか知らないお客さんが多すぎて、その曲が始まったらみんなスマホを出して撮影して、終わったらもう帰るっていうことがあって、それはすごく残念で。なので、ツアーのときはその曲はセトリの一番最後にしてました(笑)。

モリタ:日本はなぜか未だにスマホ禁止のライブが多いんですよ。大体大きいフェスになると、ほぼほぼ撮影は禁止。自分たちはそれに違和感があって、「誰でも撮っていいじゃん」って思うから、自分たちのツアーは全部オッケーにしてるんだけど。

卿溪:0%も100%も良くないっていうことでしょうね。僕らはあまりにもみんなスマホで撮るから、「Cellphone Ocean」っていうニックネームをつけられたこともあって。

モリタ:そっかあ......でもわかる。俺らも撮影自由にはしてるんだけど、最近ちょっと悩んでるのは、例えば、狭いキャパの会場でやるときに、目の前のお客さんがみんなスマホを持って動かないことがあって、そうなっちゃうとそれはそれで難しいなと思う。

2KM:1回試しにやったのは、「夏日漱石」を2回演奏して、1回目はどんどん撮影してオッケー、でも2回目はちゃんと音楽をエンジョイしてくださいねっていうふうに話して、そのときはいい感じになりました。そこのバランスをどう取るかっていうのは、今みんなが考えていることなんでしょうね。

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日本人のお客さんの方がおとなしい印象を受けるかもしれないですけど、実は心の中でめちゃめちゃ盛り上がってるから、安心してください(笑)。(ヨシダ)


卿溪:東京のライブハウスの数は多分中国全土のライブハウスの数より多いと思うので、音楽が好きな人にとって日本は恵まれた環境で羨ましいなと思うんですけど、日本でバンドをやりますってなったときは、みんな東京に行くんですか?地方でバンドをやったりするケースもありますか?

アサノ:音楽だけでやっていくってなったら、地方でやるのは特別なバンドしかいないかな。他の仕事もしながらバンドをやる人は、もちろんそれぞれの場所にいると思うけど。

モリタ:1回成功してる人、売れてる人が地元に戻って、悠々自適に活動するとかはあると思うんですけど、これから頑張っていきたい、みたいな人だとあんまりいないかも。日本は東京に一極集中、東京に全てのカルチャーが集まってるっていうのが正直あって、みんな東京に出て、そこで競争するみたいなカルチャーにはなってて。

卿溪:多分中国は日本とそこはちょっと違ってて、絶対北京や上海に行かなくちゃ、っていうのは特になくて、その地域の文化に基づいた音楽があるんです。

2KM:僕らは前にThe fin.と一緒に曲を作ったことがあるんですけど(PANDA RECORDのコーディネート)、Orange Oceanは青島という海沿いの町で結成したから、海からの影響が結構あって、The fin.の曲からもそれを感じました。

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─The fin.も、もともと神戸の出身で港町の出身ですからね。


2KM:おー、そうなんですね!

アサノ:日本も福岡っぽいとか北海道っぽいとか、やっぱりバンドによって何となくの色があるし、ちゃんとみんなそれぞれの場所に愛着があって、そこで育った音楽をやってはいるはずなんです。ただ東京にいる「売る人たち」が気軽に「東京においで」って言ってしまうから、結局みんな集まってきちゃうっていうのもあると思いますね。

─では最後に、明日から始まるツアーのことについて話せればと。


卿溪:日本のライブハウスで演奏するにあたって、何か注意することはありますか?例えば、中国ではライブハウスによって、ステージでTシャツを脱いじゃダメなんです。政府の統制がゆるかったときは全然オッケーだったんですけど、最近中国ではライブハウスのブームがあって、政府の目が厳しくなってしまって、脱ぐことが禁止になっちゃったライブハウスもあるんです。

アサノ:日本はオッケー。ステージ上でタバコはダメだけど。

2KM:それは中国もそうです。

卿溪:10年ぐらい前はすごくゆるくて、タバコも酒も全部オッケーでした。そのころはライブハウスに行くと100人近い人がずっとタバコを吸ってるから、燻製された気分になってました(笑)。

ヨシダ:アジア圏のライブの映像を見ると、日本よりもお客さんがめっちゃ盛り上がってるような気がして。だから日本人のお客さんの方がおとなしい印象を受けるかもしれないですけど、実は心の中でめちゃめちゃ盛り上がってるから、安心してください(笑)。

卿溪:東京と大阪で盛り上がり方の違いはありますか?中国はすごく盛り上がる場所と、みんなシーンみたいな場所があって、上海はどっちかというと、シーンみたいな感じ。東京と大阪はどうなのかなって。

モリタ:うーん......ちょっと違うのかなあ。極論を言うと、東京のほうが外の文化にも明るいっていうか、海外から来たものでもすごく盛り上がる体制ができてたりするんです。でも大阪もパッとスイッチを押したらめっちゃ盛り上がる。お祭り文化って感じ。

ヨシダ:大阪は盛り上がるときは爆発しますね。あとこれは本当に偏見なんですけど、大阪は商売人の町なので、物販が東京よりちょっと渋いイメージがある(笑)。

アサノ:でも「Orange Oceanが日本に来る」って知ってチケットを取るアンテナを持ってる人たちは、多分東京も大阪もそんなに変わらないと思うから、全然安心して大丈夫。

2KM:ありがとう。今度は中国にもぜひ来てください。

卿溪:青島に来て、一緒にビールを飲みましょう。青島は日本にも韓国にも近いから、日本料理も韓国料理も多くて、すごくいい場所ですよ。

モリタ:ホントに行きたいです。なのでまずは今回の日本ツアーを成功させましょう。よろしくお願いします!

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取材・文:金子厚武
撮影:伊藤ルイ

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