2023.11.08
音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。Vol.186はインディー/オルタナティブ・リスナーの注目を集めるAyane Yamazakiを取り上げる。
柔らかい声を活かしたエレクトロポップは世界各国のメディアに取り上げられ、プレイリストに選ばれている。ニューアルバム『風のセレナーデ』は、多彩なポップソングが収録された意欲作。その心地よさに身を委ねてみてほしい。
台本やお便りを自分で書いて、音楽を選曲して、話したり、紹介したり、音楽を流す。
ひとりで最初から最後まで、完結できる世界での遊びが楽しかったのだと思います。
それときっと、マイクを通して自分の声を発することへの憧れがずっとあったのだと思います。
歌を歌うこと、気持ちを言葉にすること、それをマイクを通して響かせたいという気持ちが、音楽活動や創作活動の根本にあるのかなと思っています。
リフレインする音と言葉が好きで、そのようなアプローチをわたし自身も自然としていますが、もしかしたらそれはフィッシュマンズからの影響かもしれません。
わたしはここ数年のあいだ特に、中谷美紀さんの『食物連鎖』、中森明菜さんの『CRIMSON』、松田聖子さんの『Bible』に深く感銘を受け、毎日しつこいほどにアルバムを再生していました。
そうした影響から、Ayane Yamazakiのエレクトロやアンビエントな電子音楽と、人間性とロボット性を行ったり来たりしているボーカルとを、歌謡曲やシティポップとミックスさせること、それを日本語で表現し、歌うことがしてみたくなりました。
歌謡曲やシティポップが持つ「歌いたくなる」という要素を、「歌唱」とは言えないボーカルのアプローチをするAyane Yamazakiが、「歌いたくなる」ような音や歌や言葉に、限りなく近づこうとしてみた、そんなチャレンジングなアルバムでもあります。
これまで発表してきた作品の中で最も、多彩なポップソングが散りばめられたアルバムになっています。是非聴いてください!
なにかと毎日、星座や月のことを考えて生きています。
本に書かれているそれぞれの星座の特徴や性質や物語などと、実際に関わる生きた人から得られる、その星座の個性や情報とをダブルで知り、感じたり、こうかもしれない......と考えている時間が楽しいです。
Ayane Yamazaki『風のセレナーデ』
2023年11月3日(金)
試聴はこちら
Ayane Yamazaki
17才の時にFUJI ROCK FESTIVAL'2016に出演。
2019年10月、英国のレーベル/エージェントAWALよりアルバム『LIFE』で全世界配信デビュー。続いて翌年にシングル『魔法をおしえて』、アルバム『呼びかけられて』をリリース。
ヨーロッパ、北米、南米、オセアニア、アフリカ、アジアの世界各国のメディアに取り上げられ、プレイリストに選ばれる。ドイツのインディー・チャートでは2度に渡り、第1位を獲得。
世界中の若く新しいインディー・リスナーズの間でジワジワと話題となる。
2021年、日本から世界へ発信しているレーベル/エージェント FRIENDSHIP.へ移籍。
アルバム『Ribbon』をリリース。欧米のラジオ・ステーションやメディア30局以上でヘビー・ローテーション/リコメンド。特にオルタナティブ・ステーション/カレッジ・ラジオでよく聴かれていて、ドイツ、アメリカ、スペインではベスト・インディー・アーティストに選出される。プレイリストに様々な曲が選曲される。
2022年3月、イギリス・ロンドンの新しいオルタナティブ・ラジオ局「Blue Torch Radio」でレギュラー番組がスタート。番組名は「Swing Slow Swim」。番組はすべて日本語で放送。
同年5月、ラブソングと社会性が共存したアルバム『魂のハイウェイ』をリリース。
世界中のカレッジ・ラジオ/オルタナティブ・ラジオ・ステーションでオンエアされ、特番も組まれ、はじめてのゲスト出演も実現した。多くのプレイリストに入り、日本の有名なプレイリスト SpotifyJP公式プレイリスト「キラキラポップ:ジャパン」のトップカバーに抜擢される。
東洋の柔らかい声の音楽が、世界中のインディー/オルタナティブ・リスナーたちに確実に届きはじめている。
@Ayane_Yamazaki
FRIENDSHIP.
柔らかい声を活かしたエレクトロポップは世界各国のメディアに取り上げられ、プレイリストに選ばれている。ニューアルバム『風のセレナーデ』は、多彩なポップソングが収録された意欲作。その心地よさに身を委ねてみてほしい。
活動を始めたきっかけ
幼い頃していたひとり遊びのなかに「ラジオDJごっこ」がありました。台本やお便りを自分で書いて、音楽を選曲して、話したり、紹介したり、音楽を流す。
ひとりで最初から最後まで、完結できる世界での遊びが楽しかったのだと思います。
それときっと、マイクを通して自分の声を発することへの憧れがずっとあったのだと思います。
歌を歌うこと、気持ちを言葉にすること、それをマイクを通して響かせたいという気持ちが、音楽活動や創作活動の根本にあるのかなと思っています。
影響を受けたアーティスト
つい先日、わたしがやっているポッドキャスト「丑三悸々」で、フィッシュマンズの「いかれたBaby」を弾き語りでカバーさせて頂き、エピソードも少しお話しさせて頂いたのですが、フィッシュマンズの音楽と佐藤伸治さんの書かれる詩というのは、わたしにとって、季節の変わり目の隙間にいてくれるような存在です。たとえその隙間に落ちそうになっても、音と言葉が自分をキャッチしてくれる、ポケットのようなイメージです。リフレインする音と言葉が好きで、そのようなアプローチをわたし自身も自然としていますが、もしかしたらそれはフィッシュマンズからの影響かもしれません。
注目してほしい、自分の関わった作品
11月3日にニューアルバム『風のセレナーデ』をリリースしました。わたしはここ数年のあいだ特に、中谷美紀さんの『食物連鎖』、中森明菜さんの『CRIMSON』、松田聖子さんの『Bible』に深く感銘を受け、毎日しつこいほどにアルバムを再生していました。
そうした影響から、Ayane Yamazakiのエレクトロやアンビエントな電子音楽と、人間性とロボット性を行ったり来たりしているボーカルとを、歌謡曲やシティポップとミックスさせること、それを日本語で表現し、歌うことがしてみたくなりました。
歌謡曲やシティポップが持つ「歌いたくなる」という要素を、「歌唱」とは言えないボーカルのアプローチをするAyane Yamazakiが、「歌いたくなる」ような音や歌や言葉に、限りなく近づこうとしてみた、そんなチャレンジングなアルバムでもあります。
これまで発表してきた作品の中で最も、多彩なポップソングが散りばめられたアルバムになっています。是非聴いてください!
今後挑戦してみたいこと
英語で歌うことにもチャレンジしてみたいなと思っています。カルチャーについて
触れてきたカルチャー
占星術が好きです。なにかと毎日、星座や月のことを考えて生きています。
本に書かれているそれぞれの星座の特徴や性質や物語などと、実際に関わる生きた人から得られる、その星座の個性や情報とをダブルで知り、感じたり、こうかもしれない......と考えている時間が楽しいです。
今注目しているカルチャー
神社という空間に惹かれる自分がいて、それがきっかけで最近は神道の本を読んだりしています。RELEASE INFORMATION
Ayane Yamazaki『風のセレナーデ』
2023年11月3日(金)
試聴はこちら
PROFILE
Ayane Yamazaki
17才の時にFUJI ROCK FESTIVAL'2016に出演。
2019年10月、英国のレーベル/エージェントAWALよりアルバム『LIFE』で全世界配信デビュー。続いて翌年にシングル『魔法をおしえて』、アルバム『呼びかけられて』をリリース。
ヨーロッパ、北米、南米、オセアニア、アフリカ、アジアの世界各国のメディアに取り上げられ、プレイリストに選ばれる。ドイツのインディー・チャートでは2度に渡り、第1位を獲得。
世界中の若く新しいインディー・リスナーズの間でジワジワと話題となる。
2021年、日本から世界へ発信しているレーベル/エージェント FRIENDSHIP.へ移籍。
アルバム『Ribbon』をリリース。欧米のラジオ・ステーションやメディア30局以上でヘビー・ローテーション/リコメンド。特にオルタナティブ・ステーション/カレッジ・ラジオでよく聴かれていて、ドイツ、アメリカ、スペインではベスト・インディー・アーティストに選出される。プレイリストに様々な曲が選曲される。
2022年3月、イギリス・ロンドンの新しいオルタナティブ・ラジオ局「Blue Torch Radio」でレギュラー番組がスタート。番組名は「Swing Slow Swim」。番組はすべて日本語で放送。
同年5月、ラブソングと社会性が共存したアルバム『魂のハイウェイ』をリリース。
世界中のカレッジ・ラジオ/オルタナティブ・ラジオ・ステーションでオンエアされ、特番も組まれ、はじめてのゲスト出演も実現した。多くのプレイリストに入り、日本の有名なプレイリスト SpotifyJP公式プレイリスト「キラキラポップ:ジャパン」のトップカバーに抜擢される。
東洋の柔らかい声の音楽が、世界中のインディー/オルタナティブ・リスナーたちに確実に届きはじめている。
LINK
オフィシャルサイト@Ayane_Yamazaki
FRIENDSHIP.