2021.05.23
音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。
Vol.071は、今年2⽉に配信された「汽⽔」が各ストリーミングサイトで注⽬を集めているniikawa rikoによるソロ・プロジェクト、ゆうさりを取り上げる。
5月19日にリリースされた1stミニアルバム『由来』は、自分が美しいと感じた瞬間、その空気感や匂いごとパッケージするべく宅録でレコーディングされた初のアルバム作品。シンプルなアコースティックサウンドと儚げな歌声で四季の移ろいが歌われる。
同年の1月に閉店してしまった北浦和KYARAというライブハウスの方々が「ラウンドアバウト」という企画を立ち上げて、声をかけてくださいました。埼玉県の10代の方々が作る音楽を持ち寄って、ひとつの場所にまとめ、コメントを募集しようというサイトでした。
そのために「汽水」という曲をじっくり作ってみたのが活動の始まりだったなあと思います。この企画には今年も「曇り」という曲で参加させてもらっています。
高校生の頃からこれまでなんとなくやってきた弾き語りやバンドではなく、ひとりの音楽として名前を付けたいと思い、ゆうさりを始めました。
その後、日本のソロアーティストにたどり着き、音楽だけでなくインタビューを読んだりして、勇気をたくさんもらいました。そしてさらに調べていると、FLAU、KITCHEN.LABELからリリースされている音楽を発見しました。
特に繰り返し聴いているのは、Predawn、コトリンゴ、青葉市子、The Boats、haruka nakamura、いろのみ...といった方々の音楽です。
シンプルであること、ちょっとざらっとした手触りであることにこだわりました。また、アルバムは自室で録音しました。よい録音環境ではないけれど、そのぶんまるごと空気を閉じ込められていたらいいなあと思っています。
そんな録音を最終ミックス、マスタリングしてくださったまつもとたくやさんは、ioniという名義で音楽制作をされています。わたしがボーカルとして参加をさせていただいた曲があるので、聴いていただけると嬉しいです！
今後、様々な人と一緒に音楽ができたら幸せだなあと思っていますが、まずはコツコツがんばらないと！という気持ちです。
また、今は演奏をしに行くことが難しい環境にいるのですが、はやくギターと歌でライブをしたいです。広いところ、野外、すごく狭い小さいところ、色々なところで歌うのが目標です。
『となりのトトロ』『マイマイ新子と千年の魔法』。今も好きです。
どうぶつの森
映画も観ました。ゲームの世界、雰囲気はもちろん、やっぱり音楽が好きです。
森絵都さんの小説
小学生のころ、『カラフル』という本を読んでから少しずつ買い集めてきました。『つきのふね』という本が一番好きです。
本はほかに、ヘルマン・ヘッセさん、小川洋子さんが好きです。
ほかには詩に興味があります。といっても、これも音楽家の方たちからの影響だなあと思います。好きな感じがしたらそれを読む、というくらいでしたが、最近やっと、その言葉が書かれた背景、人のつながり、時間の流れが気になってきて......。そういうものを見渡しながら読みたい！という気持ちでいます。
尊敬している人は、音楽もふくめ、本当にたくさんのこと、ものを知っている人たちばかりで......。もっと教えてもらおうと思います。
ゆうさり『由来』
2021年5月19日（水）
試聴はこちら
ゆうさり
2002年⽣まれ、niikawa rikoのソロプロジェクト。
2018年ごろから⾳楽を作りはじめ、2020年からは「ゆうさり」という名前で活動。
現在はギターや歌のセルフレコーディングを中⼼にして制作活動をおこなう。また、コーラスやゲストボーカルとしてアーティストの作品にも参加。
@yuusarimusic
Official YouTube Channel
Vol.071は、今年2⽉に配信された「汽⽔」が各ストリーミングサイトで注⽬を集めているniikawa rikoによるソロ・プロジェクト、ゆうさりを取り上げる。
5月19日にリリースされた1stミニアルバム『由来』は、自分が美しいと感じた瞬間、その空気感や匂いごとパッケージするべく宅録でレコーディングされた初のアルバム作品。シンプルなアコースティックサウンドと儚げな歌声で四季の移ろいが歌われる。
活動を始めたきっかけ
2020年の6月にお誘いいただいたウェブサイト上での企画に参加したことがきっかけです。同年の1月に閉店してしまった北浦和KYARAというライブハウスの方々が「ラウンドアバウト」という企画を立ち上げて、声をかけてくださいました。埼玉県の10代の方々が作る音楽を持ち寄って、ひとつの場所にまとめ、コメントを募集しようというサイトでした。
そのために「汽水」という曲をじっくり作ってみたのが活動の始まりだったなあと思います。この企画には今年も「曇り」という曲で参加させてもらっています。
高校生の頃からこれまでなんとなくやってきた弾き語りやバンドではなく、ひとりの音楽として名前を付けたいと思い、ゆうさりを始めました。
影響を受けたアーティスト
初めはバンドにあこがれていて、小中高と、ひたすらバンド音楽を聴いていました。ロックバンドの人たちはいったいどんな音楽を聴いてきたのだろうと思い、それを調べては聴くようになったことで、自分の音楽が広がっていったように思います。その後、日本のソロアーティストにたどり着き、音楽だけでなくインタビューを読んだりして、勇気をたくさんもらいました。そしてさらに調べていると、FLAU、KITCHEN.LABELからリリースされている音楽を発見しました。
特に繰り返し聴いているのは、Predawn、コトリンゴ、青葉市子、The Boats、haruka nakamura、いろのみ...といった方々の音楽です。
注目してほしい、自分の関わった作品
初めて作ったアルバム『由来』は、そこにずっとあるようなものが作りたい。そして、例えば、お風呂と電車で聴けるようなものが作りたいな......。というようなことを考えて作り始めました。シンプルであること、ちょっとざらっとした手触りであることにこだわりました。また、アルバムは自室で録音しました。よい録音環境ではないけれど、そのぶんまるごと空気を閉じ込められていたらいいなあと思っています。
そんな録音を最終ミックス、マスタリングしてくださったまつもとたくやさんは、ioniという名義で音楽制作をされています。わたしがボーカルとして参加をさせていただいた曲があるので、聴いていただけると嬉しいです！
今後挑戦してみたいこと
もっと柔軟に色々な音楽を作っていきたいです。環境音を重ねたり、新しい楽器を取り入れてみたり、ひたすらシンプルにしたり、これから作ってみたいものが沢山あります。今後、様々な人と一緒に音楽ができたら幸せだなあと思っていますが、まずはコツコツがんばらないと！という気持ちです。
また、今は演奏をしに行くことが難しい環境にいるのですが、はやくギターと歌でライブをしたいです。広いところ、野外、すごく狭い小さいところ、色々なところで歌うのが目標です。
カルチャーについて
触れてきたカルチャー
小さい頃に観た映画『となりのトトロ』『マイマイ新子と千年の魔法』。今も好きです。
どうぶつの森
映画も観ました。ゲームの世界、雰囲気はもちろん、やっぱり音楽が好きです。
森絵都さんの小説
小学生のころ、『カラフル』という本を読んでから少しずつ買い集めてきました。『つきのふね』という本が一番好きです。
本はほかに、ヘルマン・ヘッセさん、小川洋子さんが好きです。
今注目しているカルチャー
昔観たもの、読んだもの、今好きな音楽から広げていって、映画や本をチェックすることがマイブームです。ほかには詩に興味があります。といっても、これも音楽家の方たちからの影響だなあと思います。好きな感じがしたらそれを読む、というくらいでしたが、最近やっと、その言葉が書かれた背景、人のつながり、時間の流れが気になってきて......。そういうものを見渡しながら読みたい！という気持ちでいます。
尊敬している人は、音楽もふくめ、本当にたくさんのこと、ものを知っている人たちばかりで......。もっと教えてもらおうと思います。
RELEASE INFORMATION
ゆうさり『由来』
2021年5月19日（水）
試聴はこちら
PROFILE
ゆうさり
2002年⽣まれ、niikawa rikoのソロプロジェクト。
2018年ごろから⾳楽を作りはじめ、2020年からは「ゆうさり」という名前で活動。
現在はギターや歌のセルフレコーディングを中⼼にして制作活動をおこなう。また、コーラスやゲストボーカルとしてアーティストの作品にも参加。
LINK
オフィシャルサイト@yuusarimusic
Official YouTube Channel
