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2024.10.03
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大阪初上陸を果たした『FEAT. by FRIENDSHIP.』、Laura day romance、Enfants、Nolzy(ex. アツキタケトモ)ら5組が紡いだ穏やかでひりついた1日。
2024年9月27日(金)、大阪・梅田CLUB QUATTROにて『FEAT. by FRIENDSHIP.』が開催された。音楽ディストリビューション&プロモーションサービス・FRIENDSHIP.がキュレーションを担当する同イベントは、2024年2月に第1回目を開催。FRIENDSHIP.注目のアーティストや楽曲がセレクトされているSpotify・Apple Musicのプレイリスト「FEAT.」の名を冠した同イベントは、"プレイリストで音源を聴くだけでなく、アーティストのライブを気軽に体感してほしい"というコンセプトの下、次世代シーンを牽引していくアーティストを招いている。初の2公演開催となった第2回には、9月20日(金)に東京・渋谷 CLUB QUATTROにて開催された東京編に続いての出演となるEnfants、First Love is Never Returned、Nolzy(ex.アツキタケトモ)、Laura day romance、VivaOlaの5組に、DJの釡中健伍(DENIMS)を加えた6組が登場。東京編とは異なる穏やかさとひりつきが共存したメモリアルな一夜の様子をお届けしよう。
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トップバッターを務めたVivaOlaは、どこか不気味さを感じさせる重厚なバンドサウンドに導かれて颯爽と登場。マイクスタンドを握りしめ甘美なボーカルをいきなり響かせた「Runway」を開幕に据え、オーディエンスを取り込んでいく。続けて、バフのかかった重低音が印象的な「PRESENCE」や自身の掲げるR&Bを体現した「GIVE MINE」、チャキチャキと跳ねるギターと乾いたドラムが爽快感を演出する「HANDLE」など、指揮者のごとくハンドサインでバンドを支配しながら最新曲を連投。全体を通じてスタイリッシュなステージングが展開されるものの決して冷淡なわけではなく、手を振るファンを指差したり、舞台を踊りながら横断したりと自然体でありながらも洗練された一面も垣間見えるのが印象的だ。
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「次のバンドにバトンタッチの意を込めて」と披露された最終曲「VIVA」では、1音目が鳴らされた瞬間に観客が息を呑んだのが分かった。スタジアムロック直系のラウドな音像と赤と青の対をなす照明が火花を散らすと、VivaOlaも「Put your hands up!」とシャウト。ここまでのメロウな空気を一変させ、まだまだ続く夜に最高の燃料を投下してステージを降りた。
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開演前とステージ転換の時間を彩ったのは、釡中健伍(DENIMS)のDJプレイ。hard life「nightmares」やEVISBEATS「夢の続き」などゆったりとしたナンバーから、Calvin Harris「Feels」をはじめとするアッパーな楽曲までをセレクトし、空間を支配する。手持ち無沙汰になりがちな転換中も音楽に耳を傾けられるのは嬉しいポイントであり、FRIENDSHIP.のホスピタリティを感じることができた。
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続いて登場したFirst Love is Never Returnedは、『FEAT. by FRIENDSHIP.』第1回からの連続出演。Arata Yamamoto(Gt,Cho)のハウリングがフロアを満たす中、Mizuki Tsunemoto(Dr)が力強い一撃をかました「プラチナ」でキックオフすると、Keita Kotakemori(Gt,Key,Cho)のアジテーションで発生したクラップにKazuki Ishida(Vo,Gt,Key)も満足げな表情を浮かべる。続く「夜的平成浪漫」では、Yuji Sato(Ba)のメロディアスなベースラインで一気に夜の旅へとご案内。リリック通りドライブに添えたくなるシティポップを披露したかと思えば、ネオン街ではしゃいだ一夜を歌う「シューズは脱がないで」を重ね、異なる夜の物語を執筆した。
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ライブ中盤、観客が手を左右に振り壮大なシーンを出現させた「OKACHIMACHI FRIDAY NIGHT」を筆頭にFLiNRの楽曲は夜を扱っていることが多い。この理由はもちろん、彼らの軸の1つであるシティポップ自体の性質もあるだろう。しかしそれ以上に、Ishidaのひんやりとしたトーンの声質が、夜がはらんでいる底知れない暗さと共鳴し、朝になれば消えてしまう数時間だけの儚い煌めきを濃く縁取っているためだと感じた。ラストに据えられたのは、そんなIshidaのボーカリゼーションに最も焦点を当てたという「People 365」。「FLiNRも『FEAT. by FRIENDSHIP.』も人生も続いてほしい。そんな気持ちで演奏します」と投下されたお守りのような歌が、エンディングに温かな華を添えた。
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3番手は、FLiNR同様『FEAT. by FRIENDSHIP.』皆勤賞のNolzy(ex.アツキタケトモ)。9月20日(金)に開催された東京編では、今後はNolzyとして活動することを発表しており、同イベントを特別な場所と捉えていることは間違いない。そんな彼のショータイムは、更なる飛躍の狼煙となるようなパワフルさを保持した未発表曲でスタートした。周囲を見渡すアクションで〈あっち行けと言われたんで〉〈こっち来んなどっか行け!〉〈どこに行けばいいんですか?〉というリリックを表現した「Outsider」、「フライデーナイトフィーバー、騒いで行こうぜ!」とダンスホールを建設した「#それな」を連打し、Nolzyのファンクを提示していく。
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しかし、ここで示されたのは音楽性だけではなかったように思う。なぜなら、「Outsider」では人と常に繋がれてしまうが故の孤独感を、「#それな」では「それな」の一言で複雑な感情が単純に変換されてしまうことのもどかしさを歌っており、「ダイレクトなやり取りを大切にしたい」という想いが強く滲んでいたためである。パソコンの機動音をミックスしたSEや会場に愛を届けた「luv U」にも顕著であったこのメッセージは、Nolzy (ex.アツキタケトモ)が現代の暗い部分と対峙しているからこそ生まれるものであり、彼の音楽が同時代のアンセムとして機能する可能性を明確に示唆していた。「名前が変わっても1番長く歌いたい曲」と称されたラストナンバー「キスミー」まで、全ての人を直接肯定し続けた35分。Nolzyへのアップデートを経てどんな歩みを見せるのか、楽しみで仕方がない。
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息する暇もなく次々に楽曲を届けたライブ終盤、松本大(Vo,Gt)はこう語った。『俺はたくさんの人に「大好きだよ」って言われながら生きてきて、俺は天邪鬼だから「どうせ俺なんて」って思うことで自分を保ってきた。けど、俺は俺のことを「大好きだ」って言ってくれる人のことを下げないように生きなきゃなって。素敵な俺であり続けることは難しいけど、俺が生きていることの素晴らしさを伝えたい。というわけで、最高です! Enfantsの松本大です。ありがとうございました!』――今の松本の枕詞はEnfantsであることを宣言する力強い名乗り、バンドで音を鳴らすことの喜び、傷ついてももがいて歩んでいくことの覚悟が込められたこのMCは、この日のEnfantsのステージをこれ以上なく形容していたと思う。
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ライブは、鳴り響く低音サウンドが急速に心拍数を上げる「HYS」で滑り出した。足元に置かれた剝き出しの蛍光灯が点滅し、4人のシルエットだけが映し出される光景は、さながらダークヒーローが登場したかのようである。呟くみたいなアカペラで赤裸々な苦悩を吐露した「洗脳」や加速していくビートが突き抜ける「ひとりにして」を終え、補填された「Drive Living Dead」はハイライトの1つ。これまでの歩みを抱きしめて変わらず歌い続けていることを描いた同曲を、4人は存分にアイコンタクトを交わしながら演奏する。その風姿は、松本を主体とするプロジェクトとして始動したEnfantsが数々のライブや自身の存在を証明する3部作『Q.』『E.』『D.』のリリースを通じて、4人のロックバンドとしての旅路を確実に歩んでいることを伝えていた。
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エンディングを彩った「Play」では、〈楽しくやっていこうぜ〉と叫ぶ松本の背中に"こどもたち"を意味するEnfantsの本気の遊びをまだまだ見届けたいと思わされる。酸いも甘いもをストイックに伝えきった4人。東京編にてバトンを渡してもらったLaura day romanceに、至極の形で最終走者を託し返した。
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東京編から続いてきた『FEAT. by FRIENDSHIP.』第2回のトリを務めたのは、Laura day romance。すっかり熱された会場の空気を落ち着かせるように、ゆっくりと「リグレットベイビーズ」で幕を切り落とす。ゆらゆらと揺蕩いながら伸びやかな歌声を響かせる井上花月(Vo)はアンニュイな雰囲気を纏っており、つられて自然とこちらも夢見心地に。鈴木迅(Gt)のリフに呼応して動く旋律が特徴的な「sweet vertigo」をはじめ、各パートが複雑に絡み合いつつもカジュアルさを忘れない楽曲群が、爽快感と気持ち良さに拍車をかける。
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ライブ中盤、1月にリリースしたシングルの流れさながらに「Young life」と「brighter brighter」を連ねる流れは圧巻だった。UFOを彷彿させるキュートなシンセサイザーでオープニングを迎える「Young life」では、鈴木のカラッとしたブリッジミュートサウンドに歓声が上がる。ここまでそれぞれのオーディエンスがそっと楽曲を受け取ってきた中でのこのどよめきは、バンドがギアチェンジしたことを可視化していた。クライマックスにて礒本雄太(Dr)を主軸にシューゲイザーさながらの轟音を鳴らしたのち、一気に音を止め〈あぁ また 日々日々〉のラインを浮かび上がせる手法も見事。そのまま雪崩れ込んだ「brighter brighter」では、終止青色だった電飾が段々と白へ移り変わっていく。夜明けを喚起させるこのライティングは、傷ついた主人公が世界の美しさに気づく様子とシンクロし、ドラマティックな一幕を完成させた。
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空気を多分に含んだ井上の声色が一面の幸福に1滴の寂しさを垂らし、ノスタルジックな真夏日を描き出す「渚で会いましょう」でエンドマークが打たれる。客席からのアンコールに「用意してなかった」と暴露をしつつアットホームなムードを作り出すと、「happyend | 幸せな結末」で1日を締めくくった。プレイリストを飛び出して、色とりどりの5組が衝突した『FEAT. by FRIENDSHIP.』。新たな出会いを提供してくれるプレイリスト・FEAT.と共に、次なる開催の日を待とう。
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文:横堀つばさ
撮影:長井桃子
アカウントをフォロー&RT、もしくはフォロー&「いいね」で、FEAT.×出演アーティストコラボステッカー を抽選で30名様にプレゼント!
詳細は下記の応募方法をご確認ください。
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■応募方法
Twitterアカウントをフォローの上、以下のツイートをリツイート
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■期間
2024年10月3日(木)18:00〜2024年10月9日(水)23:59まで
■当選発表
2024年10月11日(金)予定
■注意事項
※アカウントが非公開の投稿は応募を無効とさせて頂きます。
※当選者にのみDMもしくはメッセージでご連絡します。DM・メッセージの受信機能を有効にして頂くようお願い致します。
※当選のご連絡から2日以内にお返事がない場合は当選を無効とさせて頂きます。
※選考経過および結果に関するお問い合わせには一切お答えできません。
※プレゼントの当選権利は、当選者本人に限ります。第三者への譲渡・転売・質入などはできません。
オフィシャルリンク
Apple プレイリスト「FEAT.」
Spotify プレイリスト「FEAT.」
FRIENDSHIP.
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トップバッターを務めたVivaOlaは、どこか不気味さを感じさせる重厚なバンドサウンドに導かれて颯爽と登場。マイクスタンドを握りしめ甘美なボーカルをいきなり響かせた「Runway」を開幕に据え、オーディエンスを取り込んでいく。続けて、バフのかかった重低音が印象的な「PRESENCE」や自身の掲げるR&Bを体現した「GIVE MINE」、チャキチャキと跳ねるギターと乾いたドラムが爽快感を演出する「HANDLE」など、指揮者のごとくハンドサインでバンドを支配しながら最新曲を連投。全体を通じてスタイリッシュなステージングが展開されるものの決して冷淡なわけではなく、手を振るファンを指差したり、舞台を踊りながら横断したりと自然体でありながらも洗練された一面も垣間見えるのが印象的だ。
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「次のバンドにバトンタッチの意を込めて」と披露された最終曲「VIVA」では、1音目が鳴らされた瞬間に観客が息を呑んだのが分かった。スタジアムロック直系のラウドな音像と赤と青の対をなす照明が火花を散らすと、VivaOlaも「Put your hands up!」とシャウト。ここまでのメロウな空気を一変させ、まだまだ続く夜に最高の燃料を投下してステージを降りた。
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開演前とステージ転換の時間を彩ったのは、釡中健伍(DENIMS)のDJプレイ。hard life「nightmares」やEVISBEATS「夢の続き」などゆったりとしたナンバーから、Calvin Harris「Feels」をはじめとするアッパーな楽曲までをセレクトし、空間を支配する。手持ち無沙汰になりがちな転換中も音楽に耳を傾けられるのは嬉しいポイントであり、FRIENDSHIP.のホスピタリティを感じることができた。
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続いて登場したFirst Love is Never Returnedは、『FEAT. by FRIENDSHIP.』第1回からの連続出演。Arata Yamamoto(Gt,Cho)のハウリングがフロアを満たす中、Mizuki Tsunemoto(Dr)が力強い一撃をかました「プラチナ」でキックオフすると、Keita Kotakemori(Gt,Key,Cho)のアジテーションで発生したクラップにKazuki Ishida(Vo,Gt,Key)も満足げな表情を浮かべる。続く「夜的平成浪漫」では、Yuji Sato(Ba)のメロディアスなベースラインで一気に夜の旅へとご案内。リリック通りドライブに添えたくなるシティポップを披露したかと思えば、ネオン街ではしゃいだ一夜を歌う「シューズは脱がないで」を重ね、異なる夜の物語を執筆した。
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ライブ中盤、観客が手を左右に振り壮大なシーンを出現させた「OKACHIMACHI FRIDAY NIGHT」を筆頭にFLiNRの楽曲は夜を扱っていることが多い。この理由はもちろん、彼らの軸の1つであるシティポップ自体の性質もあるだろう。しかしそれ以上に、Ishidaのひんやりとしたトーンの声質が、夜がはらんでいる底知れない暗さと共鳴し、朝になれば消えてしまう数時間だけの儚い煌めきを濃く縁取っているためだと感じた。ラストに据えられたのは、そんなIshidaのボーカリゼーションに最も焦点を当てたという「People 365」。「FLiNRも『FEAT. by FRIENDSHIP.』も人生も続いてほしい。そんな気持ちで演奏します」と投下されたお守りのような歌が、エンディングに温かな華を添えた。
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息する暇もなく次々に楽曲を届けたライブ終盤、松本大(Vo,Gt)はこう語った。『俺はたくさんの人に「大好きだよ」って言われながら生きてきて、俺は天邪鬼だから「どうせ俺なんて」って思うことで自分を保ってきた。けど、俺は俺のことを「大好きだ」って言ってくれる人のことを下げないように生きなきゃなって。素敵な俺であり続けることは難しいけど、俺が生きていることの素晴らしさを伝えたい。というわけで、最高です! Enfantsの松本大です。ありがとうございました!』――今の松本の枕詞はEnfantsであることを宣言する力強い名乗り、バンドで音を鳴らすことの喜び、傷ついてももがいて歩んでいくことの覚悟が込められたこのMCは、この日のEnfantsのステージをこれ以上なく形容していたと思う。
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ライブは、鳴り響く低音サウンドが急速に心拍数を上げる「HYS」で滑り出した。足元に置かれた剝き出しの蛍光灯が点滅し、4人のシルエットだけが映し出される光景は、さながらダークヒーローが登場したかのようである。呟くみたいなアカペラで赤裸々な苦悩を吐露した「洗脳」や加速していくビートが突き抜ける「ひとりにして」を終え、補填された「Drive Living Dead」はハイライトの1つ。これまでの歩みを抱きしめて変わらず歌い続けていることを描いた同曲を、4人は存分にアイコンタクトを交わしながら演奏する。その風姿は、松本を主体とするプロジェクトとして始動したEnfantsが数々のライブや自身の存在を証明する3部作『Q.』『E.』『D.』のリリースを通じて、4人のロックバンドとしての旅路を確実に歩んでいることを伝えていた。
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エンディングを彩った「Play」では、〈楽しくやっていこうぜ〉と叫ぶ松本の背中に"こどもたち"を意味するEnfantsの本気の遊びをまだまだ見届けたいと思わされる。酸いも甘いもをストイックに伝えきった4人。東京編にてバトンを渡してもらったLaura day romanceに、至極の形で最終走者を託し返した。
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東京編から続いてきた『FEAT. by FRIENDSHIP.』第2回のトリを務めたのは、Laura day romance。すっかり熱された会場の空気を落ち着かせるように、ゆっくりと「リグレットベイビーズ」で幕を切り落とす。ゆらゆらと揺蕩いながら伸びやかな歌声を響かせる井上花月(Vo)はアンニュイな雰囲気を纏っており、つられて自然とこちらも夢見心地に。鈴木迅(Gt)のリフに呼応して動く旋律が特徴的な「sweet vertigo」をはじめ、各パートが複雑に絡み合いつつもカジュアルさを忘れない楽曲群が、爽快感と気持ち良さに拍車をかける。
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ライブ中盤、1月にリリースしたシングルの流れさながらに「Young life」と「brighter brighter」を連ねる流れは圧巻だった。UFOを彷彿させるキュートなシンセサイザーでオープニングを迎える「Young life」では、鈴木のカラッとしたブリッジミュートサウンドに歓声が上がる。ここまでそれぞれのオーディエンスがそっと楽曲を受け取ってきた中でのこのどよめきは、バンドがギアチェンジしたことを可視化していた。クライマックスにて礒本雄太(Dr)を主軸にシューゲイザーさながらの轟音を鳴らしたのち、一気に音を止め〈あぁ また 日々日々〉のラインを浮かび上がせる手法も見事。そのまま雪崩れ込んだ「brighter brighter」では、終止青色だった電飾が段々と白へ移り変わっていく。夜明けを喚起させるこのライティングは、傷ついた主人公が世界の美しさに気づく様子とシンクロし、ドラマティックな一幕を完成させた。
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空気を多分に含んだ井上の声色が一面の幸福に1滴の寂しさを垂らし、ノスタルジックな真夏日を描き出す「渚で会いましょう」でエンドマークが打たれる。客席からのアンコールに「用意してなかった」と暴露をしつつアットホームなムードを作り出すと、「happyend | 幸せな結末」で1日を締めくくった。プレイリストを飛び出して、色とりどりの5組が衝突した『FEAT. by FRIENDSHIP.』。新たな出会いを提供してくれるプレイリスト・FEAT.と共に、次なる開催の日を待とう。
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文:横堀つばさ
撮影:長井桃子
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