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2024.10.02
どうしてこの人のライブは、音楽は、こんなにも心を晴れやかにしてくれるんだろう。メッセージ性の強い曲が目立って多いわけではなく、MCで熱い想いをぶつけるでもない。なのに、我々は確実に来た時よりも笑顔になり、内なるパワーを抱えて帰れるのだ。
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お馴染みの「NEW KICKS」をタイトルにした自主企画、2024年9月23日のワンマンを観た。会場はKeishi Tanakaにとってお気に入りのハコだという東京キネマ倶楽部。ドラムに小宮山純平、ベース・田口恵人、ギター・四本晶に加え、鍵盤をNiKAが担当し、CrossYouとChan Kengによるホーン隊と、銘苅麻野、世川すみれ、吉良都のストリングスチームが加わった10人編成という大所帯バンドでのライブである。さらに、KeishiにとってはRiddim Saunter時代から交流のあるTAXMANがDJとして60'sの名曲などをプレイすることで、開演前の場内を盛り上げていた。2階席にはファミリーシートが設けられており、小さい子ども連れの姿も目立っていたりとアットホームな雰囲気も特筆すべき点だ。
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ライブはどちらかといえばじんわりと熱を上げていく落ち着いた立ち上がりだった。心地よく揺れる音に乗せてさらっとファルセット混じりに歌うショートチューン「Today's Another Day」から、アコギの弾き語りスタイルで始まるシンプルな音が厚みのある芳醇なアンサンブルへと変貌していく「青のサーカス」。Keishiはそのナチュラルな歌声で丁寧に情感や意志を込めていく。さまざまな音色が絡み合う10人編成のサウンドは視覚面含めてとても豪華なのだが、決して華美に過ぎることはない。その中心から放たれるボーカルもまた、確固たる存在感は発揮しつつも肌触りはあくまでソフト。絶妙なバランスの音に身を委ねながら、気心知れたプレイヤー同士の阿吽の呼吸っぷりやアレンジの妙まで楽しめる時間が続く。
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冒頭のドラムフィルで一斉にクラップが起き、会場がグッと華やいだのは「素敵な影の結末」だ。明るく照らされたフロアを笑顔で見渡しながら、Keishiがハンドマイクでステップを踏みながら歌う。「調子よさそうですね。良いですね、みなさん。僕も絶好調です」「飛ばしていきます、ついてきてください」と、挨拶もそこそこに溌剌とした4カウントから始まったのは「Just A Side Of Love」だ。鍵盤とベースが引っ張るグルーヴィーなサウンドが場内を弾み回り、CrossYouとChan Kengが中央まで出てきて繰り出すホーンのソロでも盛り上げる。なお、彼らはホーンの出番がない際にも踊ったり煽ったりとフル稼働の活躍を見せており、他のパートに関してもみな演奏以外の面でもライブを盛り上げていたのが印象的。そもそも10名にも及ぶ面々が曲ごとに出入りすることもなく最初から最後まで全員でプレイするというのは、けっこう珍しいケースではないだろうか。
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続いてはディスコティックな4つ打ちが腰にくる「Let Me Feel It」で、このライブに集まったファンは当然こういったサウンドも大好物であり、フロアの至る所がリズミカルに揺れる。その一方でHIP-HOPのニュアンスを感じる骨格にベースのフィルやストリングスが色をつけていく「雨」など、比較的モダンなアプローチを試みた楽曲もまた歓喜とともに受け入れられていた。「9月の甘い香り」はキネマ倶楽部名物とも言えるバルコニーで歌い、「Stars And Lies」ではオーディエンスを二手に分けてコーラスのハモリをレクチャーして一体感を生み出したりと、中盤にかけてはそのエンターテイナーとしてのスキルの高さも発揮するKeishi。デビュー曲「夜の終わり」から、一言一句をじっくりと歌い届けるスローナンバー「Slow Dance」、自らコンダクターとなって弦楽三重奏を導きスタートした「秘密の森のプロローグ」「秘密の森」と、新旧を行き来しながらさまざまな表情で楽しませる。
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後半にかけ、ライブの盛り上がりはいよいよピークに。「This Feelin' Only Know」から「One Love」あたりは楽器の多さを活かしたとことん華やかなプレイ。前半から中盤に点在していたしっとりとしたグルーヴとのメリハリで攻めると同時に、メロディの強さも際立つセクションである。フロアから2階席まで一人ひとりと視線を交わすように歌うKeishiのボーカルは、ここへきていっそう伸びやかで自由だ。「One Love」終盤では「最高だぜ!」の言葉と共にピースサインを掲げると、そのままメンバー紹介と各個の技巧と洒落たフレージングが楽しめるソロを挟み、威勢の良いホーンから突入した「透明色のクルージング」の原曲とは一線を画した賑やかさと、清涼感の中にパッション溢れる演奏もたまらない。
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ギター、ベース、ドラムが主体でインディロック調の「See Your Heart」、厚いコーラスと共に音源の印象以上に力強く鳴らし届けた「おぼろげ」と、直近2タイトルを並べて本編は終了。アンビエント系のSEとともにはじまったアンコールではまず「Hand Is」を演奏した。四本がサンプラーを演奏するなどタイトで抑制を効かせつつもスケールの大きさも感じさせたあとは、まるでエンドロールを観ているかのような幸福感に包まれながらの「I'm With You」。フロアからもたくさんの歌声が起こり、そこら中で掲げた手が打ち振られる光景は、まさに大団円といった感じだ。
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ただ、この日はそれで終わらなかった。2度目のアンコールに応えてステージへ戻ると、今度は「ここまで来たらこっちのもんです」なんて言いつつ、缶ビール片手にリラックスした雰囲気に。ただ、ゆるいテンションで告知などしたあとに、少し改まって能登地方の水害についても言及。正直、映像を観るのも辛いから自分のためにやっている部分もあるんだと、この日のライブ会場で募金を募ったことについても素直に胸の内を明かしたのだった。たぶん、こういうところなんだと思う。大袈裟ではなく、飾らずに、正直。そしてあたたかい。そんな彼の人間性そのものが、誇張や混じり気なく歌声や音にも宿っているんだ。アッパーにフロアと掛け合いながら《君は最高さ》というこの上なくストレートな肯定を繰り返す「I Like It」、そしてライブタイトルにもなっている「Hello, New Kicks」まで観終えて歩く帰り道、やっぱり僕の心は来た時よりも晴れやかだった。
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文:風間大洋
撮影:山川哲矢
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[ROOMS × Fuckever]
2024年11月2日(土)
鹿児島 / 鹿児島 イイテラス10Fホール
OPEN 17:00 / START 18:00
<LIVE>
Keishi Tanaka
五味岳久 (LOSTAGE)
[ROOMS × Fuckever]
2024年11月3日(日)
熊本 / 熊本 共栄堂
OPEN 18:00 / START 18:30
<LIVE>
Keishi Tanaka
五味岳久 (LOSTAGE)
[ROOMS × Fuckever]
2024年11月4日(月・祝)
福岡 / 福岡 LIV LABO
OPEN 18:00 / START 18:30
<LIVE>
Keishi Tanaka
五味岳久 (LOSTAGE)
[ROOMS × Fuckever]
2024年11月5日(火)
長崎 / 長崎 and MOON
OPEN 18:30 / START 19:00
<LIVE>
Keishi Tanaka
五味岳久 (LOSTAGE)
<鹿児島・熊本・福岡・長崎公演 INFO.>
Fuckever
https://fuckever-kumamoto.blogspot.com/
[ROOMS × The Fireplace]
2024年11月8日(金)
京都 / 京都 きんせ旅館
昼公演 OPEN 15:30 / START 16:00
夜公演 OPEN 18:45 / START 19:15
<LIVE>
Keishi Tanaka
村松拓 (Nothing's Carved In Stone、ABSTRACT MASH、とまとくらぶ)
<INFO>
GREENS:06-6882-1224 (平日12:00~18:00)
https://www.greens-corp.co.jp/
[ROOMS × The Fireplace]
2024年11月9日(土)
兵庫 / 姫路 KOGANE
OPEN 18:30 / START 19:00
<LIVE>
Keishi Tanaka
村松拓 (Nothing's Carved In Stone、ABSTRACT MASH、とまとくらぶ)
<INFO>
KOGANE:079-280-5910
info@koganebrewery.com
[ROOMS × The Fireplace × 縁宴]
2024年11月10日(日)
兵庫 / 豊岡 とゞ兵
OPEN 16:30 / START 17:00
<LIVE>
Keishi Tanaka
村松拓 (Nothing's Carved In Stone、ABSTRACT MASH、とまとくらぶ)
<INFO>
とゞ兵:080-3455-7112
https://todohyo.com/contact
[ROOMS]
2024年11月15日(金)
栃木 / 宇都宮 MATSUGAMINE COFFEE BUILDING 101本店
OPEN 19:00 / START 19:30
<LIVE>
Keishi Tanaka
TAXMAN (THE BAWDIES)
<INFO>
MATSUGAMINE COFFEE BULDING.:028-634-5202
mcb.live.event@gmail.com
[ROOMS]
2024年11月16日(土)
岩手 / 水沢 back state
OPEN 18:00 / START 18:30
<LIVE>
Keishi Tanaka
TAXMAN (THE BAWDIES)
<INFO>
back state
backstate112@gmail.com
[ROOMS × Patrie]
2024年11月17日(日)
青森 / 八戸 Patrie
OPEN 17:00 / START 17:30
<LIVE>
Keishi Tanaka
TAXMAN (THE BAWDIES)
<INFO>
Patrie:0178-20-0887
@KeishiTanaka
@keishitanaka
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お馴染みの「NEW KICKS」をタイトルにした自主企画、2024年9月23日のワンマンを観た。会場はKeishi Tanakaにとってお気に入りのハコだという東京キネマ倶楽部。ドラムに小宮山純平、ベース・田口恵人、ギター・四本晶に加え、鍵盤をNiKAが担当し、CrossYouとChan Kengによるホーン隊と、銘苅麻野、世川すみれ、吉良都のストリングスチームが加わった10人編成という大所帯バンドでのライブである。さらに、KeishiにとってはRiddim Saunter時代から交流のあるTAXMANがDJとして60'sの名曲などをプレイすることで、開演前の場内を盛り上げていた。2階席にはファミリーシートが設けられており、小さい子ども連れの姿も目立っていたりとアットホームな雰囲気も特筆すべき点だ。
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ライブはどちらかといえばじんわりと熱を上げていく落ち着いた立ち上がりだった。心地よく揺れる音に乗せてさらっとファルセット混じりに歌うショートチューン「Today's Another Day」から、アコギの弾き語りスタイルで始まるシンプルな音が厚みのある芳醇なアンサンブルへと変貌していく「青のサーカス」。Keishiはそのナチュラルな歌声で丁寧に情感や意志を込めていく。さまざまな音色が絡み合う10人編成のサウンドは視覚面含めてとても豪華なのだが、決して華美に過ぎることはない。その中心から放たれるボーカルもまた、確固たる存在感は発揮しつつも肌触りはあくまでソフト。絶妙なバランスの音に身を委ねながら、気心知れたプレイヤー同士の阿吽の呼吸っぷりやアレンジの妙まで楽しめる時間が続く。
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冒頭のドラムフィルで一斉にクラップが起き、会場がグッと華やいだのは「素敵な影の結末」だ。明るく照らされたフロアを笑顔で見渡しながら、Keishiがハンドマイクでステップを踏みながら歌う。「調子よさそうですね。良いですね、みなさん。僕も絶好調です」「飛ばしていきます、ついてきてください」と、挨拶もそこそこに溌剌とした4カウントから始まったのは「Just A Side Of Love」だ。鍵盤とベースが引っ張るグルーヴィーなサウンドが場内を弾み回り、CrossYouとChan Kengが中央まで出てきて繰り出すホーンのソロでも盛り上げる。なお、彼らはホーンの出番がない際にも踊ったり煽ったりとフル稼働の活躍を見せており、他のパートに関してもみな演奏以外の面でもライブを盛り上げていたのが印象的。そもそも10名にも及ぶ面々が曲ごとに出入りすることもなく最初から最後まで全員でプレイするというのは、けっこう珍しいケースではないだろうか。
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続いてはディスコティックな4つ打ちが腰にくる「Let Me Feel It」で、このライブに集まったファンは当然こういったサウンドも大好物であり、フロアの至る所がリズミカルに揺れる。その一方でHIP-HOPのニュアンスを感じる骨格にベースのフィルやストリングスが色をつけていく「雨」など、比較的モダンなアプローチを試みた楽曲もまた歓喜とともに受け入れられていた。「9月の甘い香り」はキネマ倶楽部名物とも言えるバルコニーで歌い、「Stars And Lies」ではオーディエンスを二手に分けてコーラスのハモリをレクチャーして一体感を生み出したりと、中盤にかけてはそのエンターテイナーとしてのスキルの高さも発揮するKeishi。デビュー曲「夜の終わり」から、一言一句をじっくりと歌い届けるスローナンバー「Slow Dance」、自らコンダクターとなって弦楽三重奏を導きスタートした「秘密の森のプロローグ」「秘密の森」と、新旧を行き来しながらさまざまな表情で楽しませる。
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後半にかけ、ライブの盛り上がりはいよいよピークに。「This Feelin' Only Know」から「One Love」あたりは楽器の多さを活かしたとことん華やかなプレイ。前半から中盤に点在していたしっとりとしたグルーヴとのメリハリで攻めると同時に、メロディの強さも際立つセクションである。フロアから2階席まで一人ひとりと視線を交わすように歌うKeishiのボーカルは、ここへきていっそう伸びやかで自由だ。「One Love」終盤では「最高だぜ!」の言葉と共にピースサインを掲げると、そのままメンバー紹介と各個の技巧と洒落たフレージングが楽しめるソロを挟み、威勢の良いホーンから突入した「透明色のクルージング」の原曲とは一線を画した賑やかさと、清涼感の中にパッション溢れる演奏もたまらない。
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ギター、ベース、ドラムが主体でインディロック調の「See Your Heart」、厚いコーラスと共に音源の印象以上に力強く鳴らし届けた「おぼろげ」と、直近2タイトルを並べて本編は終了。アンビエント系のSEとともにはじまったアンコールではまず「Hand Is」を演奏した。四本がサンプラーを演奏するなどタイトで抑制を効かせつつもスケールの大きさも感じさせたあとは、まるでエンドロールを観ているかのような幸福感に包まれながらの「I'm With You」。フロアからもたくさんの歌声が起こり、そこら中で掲げた手が打ち振られる光景は、まさに大団円といった感じだ。
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ただ、この日はそれで終わらなかった。2度目のアンコールに応えてステージへ戻ると、今度は「ここまで来たらこっちのもんです」なんて言いつつ、缶ビール片手にリラックスした雰囲気に。ただ、ゆるいテンションで告知などしたあとに、少し改まって能登地方の水害についても言及。正直、映像を観るのも辛いから自分のためにやっている部分もあるんだと、この日のライブ会場で募金を募ったことについても素直に胸の内を明かしたのだった。たぶん、こういうところなんだと思う。大袈裟ではなく、飾らずに、正直。そしてあたたかい。そんな彼の人間性そのものが、誇張や混じり気なく歌声や音にも宿っているんだ。アッパーにフロアと掛け合いながら《君は最高さ》というこの上なくストレートな肯定を繰り返す「I Like It」、そしてライブタイトルにもなっている「Hello, New Kicks」まで観終えて歩く帰り道、やっぱり僕の心は来た時よりも晴れやかだった。
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文:風間大洋
撮影:山川哲矢
NEW KICKS -ONE MAN SHOW- SETLIST
LIVE INFORMATION
Keishi Tanaka presents[ROOMS 2024 AUTUMN TOUR]
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[ROOMS × Fuckever]
2024年11月2日(土)
鹿児島 / 鹿児島 イイテラス10Fホール
OPEN 17:00 / START 18:00
<LIVE>
Keishi Tanaka
五味岳久 (LOSTAGE)
[ROOMS × Fuckever]
2024年11月3日(日)
熊本 / 熊本 共栄堂
OPEN 18:00 / START 18:30
<LIVE>
Keishi Tanaka
五味岳久 (LOSTAGE)
[ROOMS × Fuckever]
2024年11月4日(月・祝)
福岡 / 福岡 LIV LABO
OPEN 18:00 / START 18:30
<LIVE>
Keishi Tanaka
五味岳久 (LOSTAGE)
[ROOMS × Fuckever]
2024年11月5日(火)
長崎 / 長崎 and MOON
OPEN 18:30 / START 19:00
<LIVE>
Keishi Tanaka
五味岳久 (LOSTAGE)
<鹿児島・熊本・福岡・長崎公演 INFO.>
Fuckever
https://fuckever-kumamoto.blogspot.com/
[ROOMS × The Fireplace]
2024年11月8日(金)
京都 / 京都 きんせ旅館
昼公演 OPEN 15:30 / START 16:00
夜公演 OPEN 18:45 / START 19:15
<LIVE>
Keishi Tanaka
村松拓 (Nothing's Carved In Stone、ABSTRACT MASH、とまとくらぶ)
<INFO>
GREENS:06-6882-1224 (平日12:00~18:00)
https://www.greens-corp.co.jp/
[ROOMS × The Fireplace]
2024年11月9日(土)
兵庫 / 姫路 KOGANE
OPEN 18:30 / START 19:00
<LIVE>
Keishi Tanaka
村松拓 (Nothing's Carved In Stone、ABSTRACT MASH、とまとくらぶ)
<INFO>
KOGANE:079-280-5910
info@koganebrewery.com
[ROOMS × The Fireplace × 縁宴]
2024年11月10日(日)
兵庫 / 豊岡 とゞ兵
OPEN 16:30 / START 17:00
<LIVE>
Keishi Tanaka
村松拓 (Nothing's Carved In Stone、ABSTRACT MASH、とまとくらぶ)
<INFO>
とゞ兵:080-3455-7112
https://todohyo.com/contact
[ROOMS]
2024年11月15日(金)
栃木 / 宇都宮 MATSUGAMINE COFFEE BUILDING 101本店
OPEN 19:00 / START 19:30
<LIVE>
Keishi Tanaka
TAXMAN (THE BAWDIES)
<INFO>
MATSUGAMINE COFFEE BULDING.:028-634-5202
mcb.live.event@gmail.com
[ROOMS]
2024年11月16日(土)
岩手 / 水沢 back state
OPEN 18:00 / START 18:30
<LIVE>
Keishi Tanaka
TAXMAN (THE BAWDIES)
<INFO>
back state
backstate112@gmail.com
[ROOMS × Patrie]
2024年11月17日(日)
青森 / 八戸 Patrie
OPEN 17:00 / START 17:30
<LIVE>
Keishi Tanaka
TAXMAN (THE BAWDIES)
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