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2022.04.24
FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!PROCYON・Group2・予感 ほか全16作品 -2022.04.23-
カルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽を配信するサービス FRIENDSHIP.の新譜を紹介。
キュレーターの金子厚武とラジオDJ MISATOによるFM福岡のラジオ番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」から、今週オンエアした内容を掲載!FRIENDSHIP.がリリースした最新の音楽をいち早くチェックしよう!
MISATO:4月18日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜全16作品の中から、まずはPart 1の8作品をダイジェストでご紹介しました。リリースおめでとうございます!目が覚めるような素晴らしい楽曲たちが!ただちょっとドリーミーな雰囲気もちらほら感じたかな。
金子:眠くなっちゃう?
MISATO:結局夢の中へ(笑)。
金子:気持ち良い音楽が多かったですね。
MISATO:Group2、はじめましてなんですけど、気持ちよかったです。
金子:Group2は結構前から聴いていたので、FRIENDSHIP.からリリースされるのは嬉しいなと思っております。東京を拠点に活動するオルタナティブ・サイケ・ポップ・バンド。2015年にカセットEPを初リリースして、そこから流通作品を出し、2018年に初アルバム、過去にはSYNCHRONICITYやShimokitazawa SOUND CRUISINGといったフェスやイベントにも出演経験のある、かっこいいバンドですね。オルタナティブ・サイケ・ポップという通り、ジャンルレスでサイケデリックなんだけど、シティー・ポップの流れも感じさせる音楽性で、個人的には聴いていてちょっとフリッパーズ・ギターの感じを思い出したりもするような、非常に面白い、音楽IQの高いバンドですね。
MISATO:ギターの熊谷さんがHelsinki Lambda Clubのメンバーなんですね。
金子:Helsinki Lambda ClubはFRIENDSHIP.からリリースしているので、それもあってのリリースということなんですかね。
MISATO:そういうことか!予想をいい意味で裏切ってくれる、「次の構成読めないな」みたいなところは、ルーツが見えてくる感じもありますね。
続いて、Pablo Haikuもこの季節にぴったりな楽曲ですね。
金子:Pablo Haikuは2021年8月以来、半年以上ぶりの3曲目のリリースです。まだ若いバンドなので、ゆっくりじっくりと歩みを進めている感じがいいなと思います。今回の曲はこれまでのわりとダンサブルなイメージに比べるとロック寄りな感じで、とはいえ踊れる要素もありつつ、みたいな感じですね。本人たちのコメントでは「サウンド面ではブリットポップ、その中でもディスコの影響が強いものを意識しました」と書いていて、いつもコメントを書いてくれているキュレーターのタイラさんは「Weezer × New Order的な泣きメロニューウェーブポップ」と書いていて、どっちもわかるなという感じはして。
MISATO:どっちもわかりますね!
金子:それも踏まえて、僕の勝手な理想として、ポストDYGLみたいなバンドになっていったら面白いなとか思って。とにかくメロが書けるバンドなので、そこがDYGLとも通じる感じがありつつ、でも音的にはバンドに打ち込みが入ったよりハイブリッドな感じ。この方向性でさらに進んでいってくれたらいいなと、この3曲目を聴いて勝手に思いました。
MISATO:DYGLは最近横浜のフェスに出ていましたけど、こういう「海・風・太陽」みたいな、それが似合うような感じですね。Pablo Haiku、楽しみです。
金子:そろそろまとまった曲数の作品も聴いてみたくなってきましたね。
MISATO:そしてPart 1から1曲お届けするのは?
金子:PROCYONを紹介しようかなと思います。
MISATO:アルバムのタイトルがすごいですね。
金子:『Datsu』。
MISATO:日本語の"脱"から来て、ローマ字で『Datsu』とのことです。
金子:PROCYONは個人的な推しでして。
MISATO:"推しゴト"ですね!
金子:そうなんですよね。なので、よく紹介させてもらってるんですけど、ついにアルバムです。基本的にはTame Impala以降みたいな、2010年代以降のサイケデリック・ポップを鳴らす非常にカッコいいバンドで、ビートにしてもメロディーにしてもループの気持ち良さがすごくあるし、ちょっとストレンジな部分もありつつ、ポップ・ソングとしてのクオリティーがいつも高いなと思っています。さらに今回のアルバムは、そこに加えてまさに"脱"という感じで、これまでのイメージから"脱出"するような曲も入っていて。さっきかかった「Fall」という曲はもともと2019年に、彼らのキャリアの初期に出してる曲をリアレンジしてるんですけど、もともと4分ぐらいの曲だったのが、今回は7分ぐらいの曲になっていて、バンドとしてのアレンジ力の向上が非常に感じられる。これまでを"脱"して、いまのPROCYONになっているなというのがすごく感じられます。
MISATO:なるほど。
金子:前に彼らを紹介したときに、どの曲もポップソングとしてクオリティが高いから、「毎回7インチを出してくれたら集めちゃうな」みたいな話をしたと思うんですけど、それで言うと今回の「Fall」は7インチの曲をリアレンジして、DJユースの12インチにしたみたいな、そういう印象もあって、これはもう12インチでカットしてほしいなと(笑)。
MISATO:また集め出しちゃう(笑)。なんで"脱"なのかなと思っていたけど、過去がないとそこから抜けるっていう表現もできないから、だからこそのリアレンジなのかなって、今の話を聞きながら感じました。すごくいいアルバムですね。どの曲をかけますか?
金子:「Fall」は7分あるので、かっこいいんですけど、ラジオ向きではないかなという感じがして。なので、2月に先行で出ているラジオフレンドリーな曲を聴いてもらおうかなと思います。
MISATO:お時間が許す限り、アルバムをじっくり陶酔するように聴き込んでください。
金子:個人的には、昨年出してる「Super Lazy」ってシングルが好きだったんですけど、アルバムに入ってなくてそれだけ残念でした...。
MISATO:それはやっぱりシングルカットして、また12インチに(笑)。
金子:"アルバムに入ってない名曲"みたいなのもいいんですけどね。
MISATO:ファンとしてたまらないやつですね。
MISATO:4月18日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜全16作品の中から、Part 2の8作品をダイジェストでご紹介しました。Part 2ははじめましてさんが3組いらっしゃいます。最後がMr.Seaside。
金子:Mr.Seasideは2014年の3月に高崎で結成されているので、結構キャリアがあるバンドですね。声を聴いて一瞬「あれ?女性かな?」と思う人もいるかなと思うけど、男性で、記名性の強い、いい声ですね。意外と言うか、ここまでストレートなバンドサウンドはいま少なかったりするわけですけど、逆に言うと、ロックだけではなく、いろんなジャンルで歪んだギターの音が求められている時代だったりもするので、こういうストレートなバンドが改めて求められるようになっていく可能性もあるのかなって。
MISATO:2022年にピッタリなバンドになってくれるでしょう。そして、hyou!こちらもはじめましてです。
金子:hyouさんめちゃめちゃいい声してますね。
MISATO:いい声〜。気持ちがいいですね。
金子:この方はあんまりしっかりしたプロフィールはわからなくて、東京をベースに2015年くらいからゆっくりと音楽を作り出して、2020年に初めてライブをしたそうです。なので、年齢とかもわからないんですけど、すごく"今"を感じるというか。ちょっと前にmiletさんがブレイクして、一般的に言われる「洋楽っぽい」とか「日本人離れしてる」みたいなのがもう一回アップデートされたというか、miletさんみたいな人がもはや基準になってきたみたいな感じがあって。ちょっと前にLizabetというアーティストが『DCU』というドラマの主題歌をやってまして、その子はまだ10代なんだけど、めちゃめちゃいい声だったりして。そういう若くして完成度の高い女性シンガーが最近すごく出てきている印象があるなかで、hyouさんを聴いて、この人もそういうなかの1人だという感じがしました。
MISATO:きっと彼女のルーツには海外も含めたいろんな音楽が流れているんだろうなというのがものすごくわかる1曲だし、何より歌い方と歌声が彼女にしかないものだと、自分でよくわかっているのが伝わってきますよね。
金子:いろんな曲を聴いてみたいですね。
MISATO:聴いてみたい。ミステリアスな感じもいいですよね。情報が溢れかえってしまって、何でも知られちゃう今の時代だから、「なんだろう?探してもわからない」みたいなのもいいじゃないですか?
金子:逆に価値がありますよね。
MISATO:チラ見せで進んでほしいです。そしてS.A.R.もはじめまして。
金子:こちらもかっこよかったですね。
MISATO:曲名は「Kawasaki」。
金子:彼らは2018年から活動開始していて、これまでの曲もいろんなラジオ番組でピックアップされたりとか、既にキャリアのある人たちで、この音楽性で7人編成というのがまず珍しいですよね。ボーカル、ギター、ギター、MC、キーボード、ドラム、ベースらしいです。
MISATO:VJとかそういった人たちも入ってのチームだと7人編成もあるかなと思うけど、ギターが2人いらっしゃるという。
金子:こういうR&Bとかヒップホップとかがベースにありつつ、ギターが2人いるのは珍しいですね。ちょっと前だとSANABAGUN.とか、さらに前で言えば韻シストとか、こういうバンドスタイルでR&Bとかヒップホップっぽいのを鳴らす人たちはこれまでもいたと思うんですけど、その最新バージョンみたいな感じもします。
MISATO:しっかりバンドなのに、R&Bとかヒップホップ色がだいぶ強い感じも彼らのこだわりを感じますね。
金子:ビートメイクからマスタリングまで全部メンバー内で完結させているらしいので、その辺のセンスも非常にありそうですね。FRIENDSHIP.のキュレーターで、ときどきこの番組でも名前が出てくる下北沢BASEMENTBARの片山翔太くんが、この前彼らのライブを見たっぽくて、ライブを絶賛するツイートをしてました。
MISATO:そうなんだ!
金子:だから、たぶんライブもすごく良いっぽいです。
MISATO:えー!7人ずらっと揃ったら圧巻でしょうね。
金子:絵的にもかっこいいだろうし。
MISATO:ね!これは楽しみですね。さあ1曲お届けするのは、予感でしょ?
金子:そうなんですよ。
MISATO:今日は厚武さんの"推しゴト"祭りですね。
金子:実は"推しゴト"祭りなんです。予感は、3曲目のリリースとなります。こちらもゆっくりとしたペースで活動をしているんですけど、毎回出てくる曲が面白くて。作曲家/編曲家のnatsumi hirotaさんと、芸人/歌人のななぽっぷさんによる音楽ユニットで、これまでの2曲はSNSとか現代社会をいろんな方向から切り取る言葉の面白さと、natsumi hirotaさんのトラックのかっこよさが目立っていたんですけど、今回はラブソングなんですよね。しかも、比較的ストレートな楽曲でした。
MISATO:意外でしたね。
金子:曲だけ聴くと本当にJ-Popや歌謡曲的なピアノバラードみたいな感じで、リズムの面白さはnatsumiさんらしいアーバンな感じがあるんですけど、曲だけ聴くと本当にラブソング。でも歌詞は相変わらず面白いです。たとえば、〈キスをしたわ、バーガーを片手に/早業すぐのことだったの/トンビが持ってくわたしの大切な〉とか。
MISATO:あーなんかわかるんだよなぁ。
金子:わかります?
MISATO:すごく大切にしていたのに、それを味わえるのは一瞬だったりするじゃないですか?最初のキスなんてそうじゃないですか?「え?もう終わったの?あれだけ期待して夢をみていたのに。あの甘酸っぱいレモン味って、レモンの"レ"の字も感じられなかった」みたいなスピードで過ぎ去っていくというか。それをまたトンビに例えるという。
金子:ななぽっぷさんの自身のコメントで「恋に落ちるときの感覚は人によって違うと思います。私の場合は、海辺でおいしいハンバーガーを食べていたら急にでっかいトンビがやってきてそれを奪い去って天高く飛んで行っちゃうみたいな感覚」と書いてあります。でもnatsumiさんのコメントでは、「今までの楽曲とは異なるテイストですが、心身ともに自らを縛り付けている"何か"から解放されるための営みという点では、やっていることは以前と変わらないような気もしています」とあって、たしかになって。"予感"のテーマとしてずっとあるのはそういう"心身の解放"、いろんな抑圧のなかでどう自分を解放していくかということだなっていうのは、「たしかに」という感じがしました。
MISATO:「玉響」の意味は、「ほんの少しの間、しばしの間を意味する古語」であって、「束の間の2人の話を示唆している」と書いてありますね。一時的な関係性の中で見えることとか、仲良くないからこそ話せる言葉というのもあったりとか。隙間の言葉って意外と本音だったりしますよね。
金子:たしかに。
MISATO:いろんなことを感じられる1曲になっております。サブスクでも歌詞が流れてきたりするので、ぜひ見ながら聴いてみてください。
MISATO:続いてのコーナーは、「MISATOの推しゴト」!お引っ越ししてから初めての"推しゴト"でございますね。このコーナーは私の"推し"、今おすすめしたいミュージシャンを1組ピックアップしているお時間になります。いま"推し活"なんていう言葉は当たり前のように出てきていますけど、推し活の中でも"古参"というのが1つのキーワードだったりするじゃないですか?
金子:古くから推していましたよ、というね。
MISATO:そういった視点も含めて、"推しゴト"では1組ピックアップしています。今回ピックアップするのは、sangdeiさん!シティー・ポップとメロディック・ラップを融合させたハイブリッドな楽曲「Moonshine」を3月23日にリリースしている方です。ジャケットは山下達郎さんとか大瀧詠一さんのジャケットを描いてきた、永井博さんが描いたのかな!?というようなジャケットなんです。
金子:描いたわけじゃなくて、描いたのかな?というね(笑)。
MISATO:「え、永井さん!?」って、最初そう思うくらい(笑)。それくらいシティー・ポップやAORというような音楽が好きな方にはたまらない楽曲かなと思っています。彼は高校からオーストラリアのメルボルンに単身留学して、ヒップホップを現地の友人に教えてもらったことでさらに音楽にのめり込んでいった経歴があるとのこと。そして歌声がスウィートで、丸みのある声なんです。
金子:いいですよね。
MISATO:バイリンガルな方って、会話の中では違う発音なのに歌になると一緒に発音したりするじゃないですか?その辺りがその方の歌声の丸みとか尖り方というのを表現しているのかなと思っていて、やっぱり英語の発音の仕方で日本語の歌詞も歌っているから、ずっと丸いんですよね。日本語だと「ムーンシャイン」だけど、英語にしたら吐息が増えるというか、息の量が違うから、それがスウィートな声に聴こえるのかなというのもあって。ただね、甘いのは声だけじゃなくて、マスクも甘いんです。
金子:あはは。僕もいま写真を見ながら聞いてました。
MISATO:甘いでしょ?
金子:かっこいいですね。
MISATO:かっこいいですよね。しかも歌詞も甘いんです。梅ヶ枝餅くらい甘い。
金子:福岡的に言いましたね(笑)。
MISATO:博多の通りもんくらい甘いです(笑)。
金子:その例え(笑)。チョコレートとかでいいのに。
MISATO:歌詞の内容自体は真新しいわけじゃなくて、ご本人のコメントは「想いを寄せている女性と夜のドライブに出かけて気持ちを伝えるという、一見ありそうだけど、実際にあったらロマンチックなシチュエーションを想像して作った楽曲です」とおっしゃっていて、彼は現役の大学生でもあるんだけど、初々しいじゃないですか?その先のことは書かない。今から告白する、付き合いたい、どうにかなりたいところを書くって、ちょっと初々しい感じがあって(笑)。
金子:またお姉さん感が出てますよ(笑)。
MISATO:これから彼が何を経験して、ノンフィクションでもフィクションでも何を見聞きして、歌詞がどう変わっていくのか楽しみにしたいなと思っています。
金子:こういう「Moonshine」な経験をこれからするんですかね。
MISATO:するんですよ〜。ジャケット的には糸島あたりにドライブに行っているんですかね?
金子:場所(笑)。
MISATO:福岡の名所(笑)。ということで、思い浮かべながら聴いてみてください。
MISATO:Twitterのアカウントを3月に作ってるんですけど、収録時点でフォロワーが9人しかいなくて、そのうちの1人が私なんですけど。
金子:古参ですね。昔で言うファンクラブ会員番号の一桁みたいな。
MISATO:これは自慢ができる〜。ぜひTwitterもやっていますし、あとサブスクリプションサービスで数万人のリスナーさんがちゃんといるので、楽曲自体の評価は受けていらっしゃるのだと感じます。あと過去作がもう1曲だけサブスクでリリースされていて、そっちもすごく良いので、ぜひ聴いてみてください。
FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、MISATOと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。番組後半ではThe fin.のYuto Uchinoが月替りでゲストを迎え、深い音楽談義を繰り広げるコーナーを展開。
放送時間:毎週土曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3
MISATO
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。
TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。
安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10
Yuto Uchino(The fin. Vocal / Synth / Guitar)
神戸出身、ロックバンドThe fin.のフロントマン、ソングライター。80~90年代のシンセポップ、シューゲイザーサウンドから、リアルタイムなUSインディーポップの影響や、チルウェーヴなどを経由したサウンドスケープは、ネット上で話題を呼び、日本のみならず海外からも問い合わせ殺到している。
The Last Shadow Puppets、MEW、CIRCA WAVESなどのツアーサポート、そしてUS、UK、アジアツアーを成功させるなど、新世代バンドの中心的存在となっている。
オフィシャルサイト / @_thefin / @yuto__the_fin
FRIENDSHIP.
キュレーターの金子厚武とラジオDJ MISATOによるFM福岡のラジオ番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」から、今週オンエアした内容を掲載!FRIENDSHIP.がリリースした最新の音楽をいち早くチェックしよう!
New Release Digest Part 1
MISATO:4月18日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜全16作品の中から、まずはPart 1の8作品をダイジェストでご紹介しました。リリースおめでとうございます!目が覚めるような素晴らしい楽曲たちが!ただちょっとドリーミーな雰囲気もちらほら感じたかな。
金子:眠くなっちゃう?
MISATO:結局夢の中へ(笑)。
金子:気持ち良い音楽が多かったですね。
MISATO:Group2、はじめましてなんですけど、気持ちよかったです。
金子:Group2は結構前から聴いていたので、FRIENDSHIP.からリリースされるのは嬉しいなと思っております。東京を拠点に活動するオルタナティブ・サイケ・ポップ・バンド。2015年にカセットEPを初リリースして、そこから流通作品を出し、2018年に初アルバム、過去にはSYNCHRONICITYやShimokitazawa SOUND CRUISINGといったフェスやイベントにも出演経験のある、かっこいいバンドですね。オルタナティブ・サイケ・ポップという通り、ジャンルレスでサイケデリックなんだけど、シティー・ポップの流れも感じさせる音楽性で、個人的には聴いていてちょっとフリッパーズ・ギターの感じを思い出したりもするような、非常に面白い、音楽IQの高いバンドですね。
MISATO:ギターの熊谷さんがHelsinki Lambda Clubのメンバーなんですね。
金子:Helsinki Lambda ClubはFRIENDSHIP.からリリースしているので、それもあってのリリースということなんですかね。
MISATO:そういうことか!予想をいい意味で裏切ってくれる、「次の構成読めないな」みたいなところは、ルーツが見えてくる感じもありますね。
続いて、Pablo Haikuもこの季節にぴったりな楽曲ですね。
金子:Pablo Haikuは2021年8月以来、半年以上ぶりの3曲目のリリースです。まだ若いバンドなので、ゆっくりじっくりと歩みを進めている感じがいいなと思います。今回の曲はこれまでのわりとダンサブルなイメージに比べるとロック寄りな感じで、とはいえ踊れる要素もありつつ、みたいな感じですね。本人たちのコメントでは「サウンド面ではブリットポップ、その中でもディスコの影響が強いものを意識しました」と書いていて、いつもコメントを書いてくれているキュレーターのタイラさんは「Weezer × New Order的な泣きメロニューウェーブポップ」と書いていて、どっちもわかるなという感じはして。
MISATO:どっちもわかりますね!
金子:それも踏まえて、僕の勝手な理想として、ポストDYGLみたいなバンドになっていったら面白いなとか思って。とにかくメロが書けるバンドなので、そこがDYGLとも通じる感じがありつつ、でも音的にはバンドに打ち込みが入ったよりハイブリッドな感じ。この方向性でさらに進んでいってくれたらいいなと、この3曲目を聴いて勝手に思いました。
MISATO:DYGLは最近横浜のフェスに出ていましたけど、こういう「海・風・太陽」みたいな、それが似合うような感じですね。Pablo Haiku、楽しみです。
金子:そろそろまとまった曲数の作品も聴いてみたくなってきましたね。
MISATO:そしてPart 1から1曲お届けするのは?
金子:PROCYONを紹介しようかなと思います。
MISATO:アルバムのタイトルがすごいですね。
金子:『Datsu』。
MISATO:日本語の"脱"から来て、ローマ字で『Datsu』とのことです。
金子:PROCYONは個人的な推しでして。
MISATO:"推しゴト"ですね!
金子:そうなんですよね。なので、よく紹介させてもらってるんですけど、ついにアルバムです。基本的にはTame Impala以降みたいな、2010年代以降のサイケデリック・ポップを鳴らす非常にカッコいいバンドで、ビートにしてもメロディーにしてもループの気持ち良さがすごくあるし、ちょっとストレンジな部分もありつつ、ポップ・ソングとしてのクオリティーがいつも高いなと思っています。さらに今回のアルバムは、そこに加えてまさに"脱"という感じで、これまでのイメージから"脱出"するような曲も入っていて。さっきかかった「Fall」という曲はもともと2019年に、彼らのキャリアの初期に出してる曲をリアレンジしてるんですけど、もともと4分ぐらいの曲だったのが、今回は7分ぐらいの曲になっていて、バンドとしてのアレンジ力の向上が非常に感じられる。これまでを"脱"して、いまのPROCYONになっているなというのがすごく感じられます。
MISATO:なるほど。
金子:前に彼らを紹介したときに、どの曲もポップソングとしてクオリティが高いから、「毎回7インチを出してくれたら集めちゃうな」みたいな話をしたと思うんですけど、それで言うと今回の「Fall」は7インチの曲をリアレンジして、DJユースの12インチにしたみたいな、そういう印象もあって、これはもう12インチでカットしてほしいなと(笑)。
MISATO:また集め出しちゃう(笑)。なんで"脱"なのかなと思っていたけど、過去がないとそこから抜けるっていう表現もできないから、だからこそのリアレンジなのかなって、今の話を聞きながら感じました。すごくいいアルバムですね。どの曲をかけますか?
金子:「Fall」は7分あるので、かっこいいんですけど、ラジオ向きではないかなという感じがして。なので、2月に先行で出ているラジオフレンドリーな曲を聴いてもらおうかなと思います。
MISATO:お時間が許す限り、アルバムをじっくり陶酔するように聴き込んでください。
金子:個人的には、昨年出してる「Super Lazy」ってシングルが好きだったんですけど、アルバムに入ってなくてそれだけ残念でした...。
MISATO:それはやっぱりシングルカットして、また12インチに(笑)。
金子:"アルバムに入ってない名曲"みたいなのもいいんですけどね。
MISATO:ファンとしてたまらないやつですね。
一昨年公開した、ルーツや人となりを探っていくINTERVIEWシリーズ「Highlighter」もぜひチェックを!
New Release Digest Part 2
MISATO:4月18日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜全16作品の中から、Part 2の8作品をダイジェストでご紹介しました。Part 2ははじめましてさんが3組いらっしゃいます。最後がMr.Seaside。
金子:Mr.Seasideは2014年の3月に高崎で結成されているので、結構キャリアがあるバンドですね。声を聴いて一瞬「あれ?女性かな?」と思う人もいるかなと思うけど、男性で、記名性の強い、いい声ですね。意外と言うか、ここまでストレートなバンドサウンドはいま少なかったりするわけですけど、逆に言うと、ロックだけではなく、いろんなジャンルで歪んだギターの音が求められている時代だったりもするので、こういうストレートなバンドが改めて求められるようになっていく可能性もあるのかなって。
MISATO:2022年にピッタリなバンドになってくれるでしょう。そして、hyou!こちらもはじめましてです。
金子:hyouさんめちゃめちゃいい声してますね。
MISATO:いい声〜。気持ちがいいですね。
金子:この方はあんまりしっかりしたプロフィールはわからなくて、東京をベースに2015年くらいからゆっくりと音楽を作り出して、2020年に初めてライブをしたそうです。なので、年齢とかもわからないんですけど、すごく"今"を感じるというか。ちょっと前にmiletさんがブレイクして、一般的に言われる「洋楽っぽい」とか「日本人離れしてる」みたいなのがもう一回アップデートされたというか、miletさんみたいな人がもはや基準になってきたみたいな感じがあって。ちょっと前にLizabetというアーティストが『DCU』というドラマの主題歌をやってまして、その子はまだ10代なんだけど、めちゃめちゃいい声だったりして。そういう若くして完成度の高い女性シンガーが最近すごく出てきている印象があるなかで、hyouさんを聴いて、この人もそういうなかの1人だという感じがしました。
MISATO:きっと彼女のルーツには海外も含めたいろんな音楽が流れているんだろうなというのがものすごくわかる1曲だし、何より歌い方と歌声が彼女にしかないものだと、自分でよくわかっているのが伝わってきますよね。
金子:いろんな曲を聴いてみたいですね。
MISATO:聴いてみたい。ミステリアスな感じもいいですよね。情報が溢れかえってしまって、何でも知られちゃう今の時代だから、「なんだろう?探してもわからない」みたいなのもいいじゃないですか?
金子:逆に価値がありますよね。
MISATO:チラ見せで進んでほしいです。そしてS.A.R.もはじめまして。
金子:こちらもかっこよかったですね。
MISATO:曲名は「Kawasaki」。
金子:彼らは2018年から活動開始していて、これまでの曲もいろんなラジオ番組でピックアップされたりとか、既にキャリアのある人たちで、この音楽性で7人編成というのがまず珍しいですよね。ボーカル、ギター、ギター、MC、キーボード、ドラム、ベースらしいです。
MISATO:VJとかそういった人たちも入ってのチームだと7人編成もあるかなと思うけど、ギターが2人いらっしゃるという。
金子:こういうR&Bとかヒップホップとかがベースにありつつ、ギターが2人いるのは珍しいですね。ちょっと前だとSANABAGUN.とか、さらに前で言えば韻シストとか、こういうバンドスタイルでR&Bとかヒップホップっぽいのを鳴らす人たちはこれまでもいたと思うんですけど、その最新バージョンみたいな感じもします。
MISATO:しっかりバンドなのに、R&Bとかヒップホップ色がだいぶ強い感じも彼らのこだわりを感じますね。
金子:ビートメイクからマスタリングまで全部メンバー内で完結させているらしいので、その辺のセンスも非常にありそうですね。FRIENDSHIP.のキュレーターで、ときどきこの番組でも名前が出てくる下北沢BASEMENTBARの片山翔太くんが、この前彼らのライブを見たっぽくて、ライブを絶賛するツイートをしてました。
MISATO:そうなんだ!
金子:だから、たぶんライブもすごく良いっぽいです。
MISATO:えー!7人ずらっと揃ったら圧巻でしょうね。
金子:絵的にもかっこいいだろうし。
MISATO:ね!これは楽しみですね。さあ1曲お届けするのは、予感でしょ?
金子:そうなんですよ。
MISATO:今日は厚武さんの"推しゴト"祭りですね。
金子:実は"推しゴト"祭りなんです。予感は、3曲目のリリースとなります。こちらもゆっくりとしたペースで活動をしているんですけど、毎回出てくる曲が面白くて。作曲家/編曲家のnatsumi hirotaさんと、芸人/歌人のななぽっぷさんによる音楽ユニットで、これまでの2曲はSNSとか現代社会をいろんな方向から切り取る言葉の面白さと、natsumi hirotaさんのトラックのかっこよさが目立っていたんですけど、今回はラブソングなんですよね。しかも、比較的ストレートな楽曲でした。
MISATO:意外でしたね。
金子:曲だけ聴くと本当にJ-Popや歌謡曲的なピアノバラードみたいな感じで、リズムの面白さはnatsumiさんらしいアーバンな感じがあるんですけど、曲だけ聴くと本当にラブソング。でも歌詞は相変わらず面白いです。たとえば、〈キスをしたわ、バーガーを片手に/早業すぐのことだったの/トンビが持ってくわたしの大切な〉とか。
MISATO:あーなんかわかるんだよなぁ。
金子:わかります?
MISATO:すごく大切にしていたのに、それを味わえるのは一瞬だったりするじゃないですか?最初のキスなんてそうじゃないですか?「え?もう終わったの?あれだけ期待して夢をみていたのに。あの甘酸っぱいレモン味って、レモンの"レ"の字も感じられなかった」みたいなスピードで過ぎ去っていくというか。それをまたトンビに例えるという。
金子:ななぽっぷさんの自身のコメントで「恋に落ちるときの感覚は人によって違うと思います。私の場合は、海辺でおいしいハンバーガーを食べていたら急にでっかいトンビがやってきてそれを奪い去って天高く飛んで行っちゃうみたいな感覚」と書いてあります。でもnatsumiさんのコメントでは、「今までの楽曲とは異なるテイストですが、心身ともに自らを縛り付けている"何か"から解放されるための営みという点では、やっていることは以前と変わらないような気もしています」とあって、たしかになって。"予感"のテーマとしてずっとあるのはそういう"心身の解放"、いろんな抑圧のなかでどう自分を解放していくかということだなっていうのは、「たしかに」という感じがしました。
MISATO:「玉響」の意味は、「ほんの少しの間、しばしの間を意味する古語」であって、「束の間の2人の話を示唆している」と書いてありますね。一時的な関係性の中で見えることとか、仲良くないからこそ話せる言葉というのもあったりとか。隙間の言葉って意外と本音だったりしますよね。
金子:たしかに。
MISATO:いろんなことを感じられる1曲になっております。サブスクでも歌詞が流れてきたりするので、ぜひ見ながら聴いてみてください。
今推したいFRIENDSHIP.アーティストを紹介するコーナー「MISATOの推しゴト」
MISATO:続いてのコーナーは、「MISATOの推しゴト」!お引っ越ししてから初めての"推しゴト"でございますね。このコーナーは私の"推し"、今おすすめしたいミュージシャンを1組ピックアップしているお時間になります。いま"推し活"なんていう言葉は当たり前のように出てきていますけど、推し活の中でも"古参"というのが1つのキーワードだったりするじゃないですか?
金子:古くから推していましたよ、というね。
MISATO:そういった視点も含めて、"推しゴト"では1組ピックアップしています。今回ピックアップするのは、sangdeiさん!シティー・ポップとメロディック・ラップを融合させたハイブリッドな楽曲「Moonshine」を3月23日にリリースしている方です。ジャケットは山下達郎さんとか大瀧詠一さんのジャケットを描いてきた、永井博さんが描いたのかな!?というようなジャケットなんです。
金子:描いたわけじゃなくて、描いたのかな?というね(笑)。
MISATO:「え、永井さん!?」って、最初そう思うくらい(笑)。それくらいシティー・ポップやAORというような音楽が好きな方にはたまらない楽曲かなと思っています。彼は高校からオーストラリアのメルボルンに単身留学して、ヒップホップを現地の友人に教えてもらったことでさらに音楽にのめり込んでいった経歴があるとのこと。そして歌声がスウィートで、丸みのある声なんです。
金子:いいですよね。
MISATO:バイリンガルな方って、会話の中では違う発音なのに歌になると一緒に発音したりするじゃないですか?その辺りがその方の歌声の丸みとか尖り方というのを表現しているのかなと思っていて、やっぱり英語の発音の仕方で日本語の歌詞も歌っているから、ずっと丸いんですよね。日本語だと「ムーンシャイン」だけど、英語にしたら吐息が増えるというか、息の量が違うから、それがスウィートな声に聴こえるのかなというのもあって。ただね、甘いのは声だけじゃなくて、マスクも甘いんです。
金子:あはは。僕もいま写真を見ながら聞いてました。
MISATO:甘いでしょ?
金子:かっこいいですね。
MISATO:かっこいいですよね。しかも歌詞も甘いんです。梅ヶ枝餅くらい甘い。
金子:福岡的に言いましたね(笑)。
MISATO:博多の通りもんくらい甘いです(笑)。
金子:その例え(笑)。チョコレートとかでいいのに。
MISATO:歌詞の内容自体は真新しいわけじゃなくて、ご本人のコメントは「想いを寄せている女性と夜のドライブに出かけて気持ちを伝えるという、一見ありそうだけど、実際にあったらロマンチックなシチュエーションを想像して作った楽曲です」とおっしゃっていて、彼は現役の大学生でもあるんだけど、初々しいじゃないですか?その先のことは書かない。今から告白する、付き合いたい、どうにかなりたいところを書くって、ちょっと初々しい感じがあって(笑)。
金子:またお姉さん感が出てますよ(笑)。
MISATO:これから彼が何を経験して、ノンフィクションでもフィクションでも何を見聞きして、歌詞がどう変わっていくのか楽しみにしたいなと思っています。
金子:こういう「Moonshine」な経験をこれからするんですかね。
MISATO:するんですよ〜。ジャケット的には糸島あたりにドライブに行っているんですかね?
金子:場所(笑)。
MISATO:福岡の名所(笑)。ということで、思い浮かべながら聴いてみてください。
MISATO:Twitterのアカウントを3月に作ってるんですけど、収録時点でフォロワーが9人しかいなくて、そのうちの1人が私なんですけど。
金子:古参ですね。昔で言うファンクラブ会員番号の一桁みたいな。
MISATO:これは自慢ができる〜。ぜひTwitterもやっていますし、あとサブスクリプションサービスで数万人のリスナーさんがちゃんといるので、楽曲自体の評価は受けていらっしゃるのだと感じます。あと過去作がもう1曲だけサブスクでリリースされていて、そっちもすごく良いので、ぜひ聴いてみてください。
RADIO INFORMATION
FM 福岡「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」
FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、MISATOと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。番組後半ではThe fin.のYuto Uchinoが月替りでゲストを迎え、深い音楽談義を繰り広げるコーナーを展開。
放送時間:毎週土曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
番組MC
金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3
MISATO
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。
TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。
安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10
Yuto Uchino(The fin. Vocal / Synth / Guitar)
神戸出身、ロックバンドThe fin.のフロントマン、ソングライター。80~90年代のシンセポップ、シューゲイザーサウンドから、リアルタイムなUSインディーポップの影響や、チルウェーヴなどを経由したサウンドスケープは、ネット上で話題を呼び、日本のみならず海外からも問い合わせ殺到している。
The Last Shadow Puppets、MEW、CIRCA WAVESなどのツアーサポート、そしてUS、UK、アジアツアーを成功させるなど、新世代バンドの中心的存在となっている。
オフィシャルサイト / @_thefin / @yuto__the_fin
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