SENSA

2022.03.16

odol、季節について歌った新曲「三月」リリース!メンバー本人による楽曲紹介(「Room H」 -2022.03.09-)

odol、季節について歌った新曲「三月」リリース!メンバー本人による楽曲紹介(「Room H」 -2022.03.09-)

本日3月16日(水)に新曲「三月」をリリースしたodol。今回、SENSAで毎週オンエア内容をレポートしているFM福岡の音楽番組「Room "H"」から、odolメンバーが「三月」について紹介した3月9日放送回の内容を掲載。

森山:今日は僕たちodolが来週3月16日にリリースします「三月」という新曲を流そうと思っております。
この曲はタイトルが「三月」となっておりますが、そもそもの曲のテーマは"冬"だったんですね。この曲を作り始めたのは本当に冬の真っ只中だったんですけども、12月とかだったかな?冬の手触りとか空気感が音から感じられるようになればいいなという風に思って作っていたんです。曲自体はそういう風に冬真っ只中に、冬を意識して作り始めたんですけど、歌詞では冬から春に変わる、冬と春の境目の時期のことが歌われていて、結果的にタイトルも「三月」という象徴的なものになりました。
そして今回は、最近の曲でいうと「望み」みたいに、いわゆる書き下ろしのタイアップというような曲ではないんですね。だからこそ自由にというか、すごく独特な曲になったんじゃないかなと僕は思っていて、もちろんメロディーとか曲自体は普遍的な、良いものになっているはずなんですけども、最近のodolの楽曲とはまた少し違ったサウンド感を楽しんでいただけるのではないかと思っています。
例えば、今回のレコーディングでは最近odolでいつもお世話になってる岡田拓郎さんと、今回初の細井徳太郎さんというお二人のギタリストに演奏をお願いしたんですけども、そのお二人のレコーディングの時に、もちろん事前に決まったパートみたいなのもレコーディングしていただきつつ、スタジオで即興的に曲に合わせて、アコギだったりエレキだったりを演奏していただいて、そのデータを僕が持ち帰って素材にしてエディットして、切ったり貼ったり編集したりというようなギターパートの作り方をしていたりするので、そんなところも楽しんでいただけるんじゃないかなと思っております。
僕はこの曲がすごく好きなんですよね。メンバーの2人もすごく気に入ってるようでして、なんと本日はミゾベとソフィアンから、この曲についてのコメントを頂いてきましたので聞いてみようかなと思います。ではまずミゾベさんからのコメントです。

ミゾベ:こんばんは、ボーカルのミゾベリョウです。今回この新曲「三月」についてなんですけども、どんなことを歌った曲かと言いますと、季節について歌った曲なんです。具体的に言うと、「三月」という曲名にも現れている通り、春と冬の間の季節を歌った曲になっております。特定の季節について歌詞を書くのはすごく久しぶりというか、季節を思わせるようなフレーズがあったことはあったんですけど、ここまで季節について歌ったのは初めてかもしれないですね。福岡から上京した僕にとっては「三月」というのは特別な月で、4月から新しい生活が始まって、出会いの季節でもあるとは思うんですけども、同時に別れの季節でもあって、この曲に関してはその後者にスポットを当てて歌詞を書いた曲になっております。
そしてサウンドとしては、すごく歌ってて気持ちのいいビートだったり、キメだったりがある曲なので、ライブでやるのがすごく楽しみな曲だなと思っております。1つ1つのフレーズがすごく良くて、メロディーに負けてないくらいのカウンターメロディーを各々の楽器がとっていて、森山らしいというか、odolらしい曲になってるんじゃないかなと思っております。

森山:たしかに春というのは、出会いの季節でもあるけど、同時に別れの季節でもあるという風に言ってましたけど、その後者にスポットを当てていて。僕が最初にこの歌詞をもらってすごくいいなと思ったのは、一般的には冬が歌われる時にはどちらかと言えば悲しい感じというかネガティブなイメージがあって、春は逆に明るいイメージがあると思うんですけども、この曲の中では冬というのをすごく大切なもの、なくなってしまうもの、過ぎ去ってしまうものとして描いていて。言葉にしてきたことはあまりなかったんだけど、その冬の名残惜しさというのが、実感としては自分の中にあるな〜みたいな風に思って、そういう着眼点がすごく好きだなと思っています。
続いてベースのソフィアンさんからもコメントを頂いてきたので、こちらも聞いて頂こうかなと思います。

ソフィアン:ベースのシェイクです。いよいよ新曲「三月」がリリースですね。この曲の本質みたいな部分はミゾベさんと森氏があらかた解説済みだと思うので、僕の所感みたいなものを言いたいと思います。
僕はこの世の誰よりもodolの活動を間近で見てきたという自負があるのですが、これまでの楽曲と比べても一番季節の空気感というか、情景の温度感が伝わってくるような楽曲だと思っています。映像とか言葉と比べて音楽ってそういう表現がかなり難しいと思っているんですけど、このシンセの絶妙なニュアンスだったり、アコギのフレージングだったり、広い要素の1つ1つが余すことなく曲の世界観を支えるパーツになってるように感じてます。コンポーザーとしての森山公稀の感性が光る、なんて言えるくらい絶妙な曲になったんじゃないでしょうか。
要素が多い曲の場合って、ベースはシンプルなサウンドに徹する傾向があるんですけど、この曲はその定石から外れて、攻撃的なディストーションサウンドに、激しめなフレージングで演奏しています。曲を崩壊させない程度で動き回るって、結構繊細な演奏が必要になるんですけど、不思議とこの曲は肩の力を抜いてレコーディングできたような気がしますね。というより肩の力がふっと抜けた瞬間が一番良いテイクになったというのが正しいニュアンスな気がしますね。その時の感覚を覚えてるんですけど、曲の流れに合わせるように体の中からベースラインが自然と流れ出てくるような、一体感みたいなものを感じたんですよね。自分が録った演奏をあとで聴き直してみると、音楽に身を委ねることの歓喜みたいなのが、ベースラインに乗せられているような気がして、こういうテイクが録れたのは本当に自分の中でも新しい体験で、今後の制作もこういうのを1つの指針にしてやれたらすごく良くなるんじゃないかなという風に思っています。そういう意味でいくと、将来僕のベース人生が変わったきっかけの曲と言える日が来るかもしれないと思っています。

森山:ソフィアンのベーシストとしてのコメントを後半言ってますが、本当に将来のソフィアンのベース人生が変わったきっかけの曲と言える日が来るかもとか、そこまでの曲になったということはすごく嬉しいですよね。
そして最後に、ジャケットの話をしたいなと思うんですけど、こちらの曲のジャケットは、写真家の濱田英明さんによるものです。学生服を着た子どもたちというか、中学生かな?彼らが走っていく背中の写真ですね。このジャケットも濱田さんとメンバー全員とZoomで繋ぎながら、曲のイメージを伝えながら、選んだりトリミングを試したりというのをさせていただきました。
その時にまだタイトルは決まっていなかったんですけど、この曲の歌詞を読んだ時に個人的に学生の頃の記憶というか、卒業だったり進学だったり、あと学年が変わるタイミングだったり、そういう自分の曲が思い起こされたりして、そういうことを濱田さんにお伝えしたりする中で、結果的にこちらのジャケットが先に決まって。そこからタイトルをみんなで考えましたが、「三月」というすごくいいタイトルとジャケットになったんじゃないかなと思います。なかなかぴったりな時期の放送なので、リリースされたらぜひ3月のうちにたくさん聴いてください。



▼番組後半では、odolのサポートミュージシャンを紹介!オンエアレポートはこちらから▼




RELEASE INFORMATION

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odol「三月」
2022年3月16日(水)
品番:UKCD-1206

試聴はこちら


RADIO INFORMATION

FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、松本大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。

放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)


番組MC
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黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、
詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。
オフィシャルサイト @yourness_on @yourness_kuro

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松本大
2006年に長崎県で結成。バンド名「LAMP IN TERREN」には「この世の微かな光」という意味が込められている。松本の描く人の内面を綴った歌詞と圧倒的な歌声、そしてその声を4人で鳴らす。聴く者の日常に彩りを与え、その背中を押す音楽を奏でる集団である。
2021年12月8日にEP「A Dream Of Dreams」を配信リリース。
オフィシャルサイト @lampinterren @pgt79 / @lampinterren

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森山公稀(odol Piano&Synth.)
福岡出身のミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf./Syn.)を中心に2014年東京にて結成した3人組。ジャンルを意識せず、自由にアレンジされる楽曲には独自の先進性とポピュラリティが混在し、新しい楽曲をリリースする度にodolらしさを更新している。
2022年1月26日に「望み」を配信リリース。
オフィシャルサイト @odol_jpn @KokiMoriyama


LINK
FM福岡「Room "H"」

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