SENSA

2022.03.10

【読むラジオ】MC:森山公稀(odol) odolのサポートミュージシャンを紹介「Room H」 -2022.03.09-

【読むラジオ】MC:森山公稀(odol) odolのサポートミュージシャンを紹介「Room H」 -2022.03.09-

FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、松本 大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、odolの森山公稀が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!
(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)

odolのサポートミュージシャンを紹介!@リビングルーム

(森山)今日は@リビングルームの拡大版ということでodolで演奏して頂いてるサポートミュージシャンの方々の音楽をいろいろとご紹介していきたいなと思っております。odolは昨年から新体制になって以来、ライブやレコーディングでお世話になっているミュージシャンがたくさんいらっしゃいます。

1曲目:岡田拓郎「Morning Sun」
ということで早速1曲目からいきたいと思います。まず1曲目は岡田拓郎さんの「Morning Sun」という曲です。2020年リリースのアルバム『Morning Sun』の表題曲です。まず岡田さんのプロフィールを紹介したいんですけども、2012年に森は生きているというバンドを結成して活動していたんですけど、2015年に森は生きているが解散しまして、その後に2017年からソロ名義でデビューアルバム『ノスタルジア』をリリースして活動を始めております。ギタリストとしてもROTH BART BARONとか優河とか、すごくたくさんの場所でご活躍されてる、そんな岡田さんなんですが、odolとしての関わりは、まずEP『pre』の「泳ぎだしたら」が最初でしたね。その後「望み」とか来週リリースの新曲「三月」とかのレコーディングでも連続してギターを演奏していただいております。
岡田さんのギターは本当にすごく記名性が高いというか、「ならでは」の音なんですよね。すごく魅力的な演奏で、岡田さんの音だなというのがすごくあって、まだまだ底知れぬ魅力があるんだろうなと思ってるんですけども。ぜひこれからもたくさんご一緒させていただきたいなという風に僕は思っております。



2曲目:細井徳太郎「スカートになって」
続いて2曲目は、細井徳太郎さんの「スカートになって」という曲です。リリースされたのは昨年の2021年ですね。こちらもまずは細井さんのプロフィールからご紹介していきます。細井さんはジャズや即興などを中心に活動されているギタリストで、ドラマーの石若駿さんが2018年に始めたSMTKのメンバーでもあったりします。ソロでは本日ご紹介する『スカートになって』というEPがデビューというか、初のソロ作品となっておりまして、こちらの作品にも石若さんだったり、君島大空さんとか、細井さんの周りの同世代のミュージシャンが参加されていますね。
細井さんとは、今回リリースするodolの新曲「三月」のレコーディングで、実は初めてご一緒させていただいたんですけども、細井さんもまたすごく魅力的なギタリストでして、まだ一度しかご一緒できてないので、僕が知らない様々な面をお持ちなんだろうなと思っています。その「三月」のレコーディングでもですね、すごい楽しくて細井さんから出してもらうアイディアとかもすごい面白くて。細井さんのアイディアというのに触発されながら、僕もエディットしたりして、楽しかったですね。
本日ご紹介する楽曲はSMTKとか、ジャズ・即興のギタリストという、先ほど紹介したプロフィールとはまたちょっとイメージが違った方向性のサウンドでして、インディーロック的というんですかね。そんな曲なんですけども、『スカートになって』というEPの1枚でも、細井さんの様々な音楽的な方向性というのが混ざり合ってるなというのが聴いて取れるというか、見えると思いますので、ぜひ気になった方はEPまるごと聴いてみていただけたらいいなと思っております。



3曲目:中村佳穂「GUM」(ギタリスト西田修大・ドラマー深谷雄一 参加)
3曲目にオンエアするのは、中村佳穂さんの「GUM」です。2018年リリースアルバム『AINOU』の収録曲なのですが、こちらは中村佳穂さんご本人ということではなくて、このアルバムにodolのライブとかレコーディングで参加して頂いてる、ギターの西田修大さんと、ドラムの深谷雄一さんというお二人が参加されておりますので、ご紹介させて頂こうかなと思います。
ドラムの深谷さんとは、昨年の『はためき』の「未来」と「独り」のレコーディング以降、ほぼ全てのodolのレコーディングでドラムを演奏していただいておりますね。ライブでも昨年末のリキッドルームでのイベントから、先日の"individuals"の2日間でもご一緒させていただきました。レコーディングの奏者の皆さんとは、ミゾベとソフィアンは日程が違ったり、時間が違ったりして、お会いする機会が少なかったりするんですけども、ライブだとやっぱりライブの制作は全員集まりますし、リハや本番もあるので、ミゾベとソフィアンも一番会っているのが深谷さんかなと思います。なのでバンドにとっても、すごく信頼できる兄貴的な存在ですかね。
そしてギターの西田さんも、レコーディングではまだご一緒したことがないんですけども、深谷さんと共に、新体制のodolのライブを支えて頂いております。odolは、ギターがない曲も意外と多くて、そんな曲をライブでやるときは、ライブ用にギターアレンジだったり、ギタリストが別の楽器を演奏したりということをこれまでしていたんですけども、西田さんと一緒にライブ制作をしている中で、本当に西田さんにしか出てこない発想とか演奏とか、音の連続で、すごくodolのライブというのを成長させていただいているなと思っております。レコーディングでも本当はぜひご一緒したいんですけどもね。
では、そんなお二人が参加している中村佳穂さんのアルバム『AINOU』より「GUM」をお送りしたいなと思います。



4曲目:TRIOLA「マスデヴァリア」
4曲目にご紹介するのは、TRIOLAの「マスデヴァリア」という曲です。TRIOLAというのはバイオリニストの波多野敦子さんによるストリングスデュオで、odolでバイオリンをいつも演奏してくださっている須原杏さんと共に、2019年に『Chiral』というアルバムをリリースされておりまして、その中の「マスデヴァリア」という曲を本日は紹介したいと思っております。
須原杏さんですが、もうね、ご紹介するのがすごく難しくて、メジャー・シーンからインディーズから演劇から映画から、あとライブにレコーディングと本当に幅広くご活躍されているので、詳細はちょっと省略するしかないのですが。僕が好きな作品にことごとく参加されていまして、青葉市子さんとか原摩利彦さんもそうですし、本当に何も知らずに行ったライブとか、観てた映画の演奏が杏さんだったみたいなことも多くて、そういうことがある度にご一緒できているというのがすごくありがたいなという風に思ってます。
odolとしては、2020年の「小さなことをひとつ」のレコーディングから演奏していただいておりまして、それ以降の弦が入ってる曲は全て杏さんに演奏してもらっています。僕がいつもレコーディングのぎりぎりまで作曲やアレンジをしてたりして、奏者の皆さんにお渡しする譜面というのがすごく荒い感じというか、アーティキュレーションとかちゃんと書き込んでなかったりします。アーティキュレーションというのは強弱とか、こういう風に弾いてくださいということで、本当は丁寧に書くべきなんですけど、ざっくりとした譜面を渡ししたりすることも多いんですよね。そんな中でもですごく曲を汲み取って演奏してくださるので、いつも弦のRECの時は楽しみなんですよね。
新曲「三月」には実は久しぶりにストリングスを入れなかったのですが、「望み」のレコーディングでもカルテットを杏さんにお願いしてまして、やっぱりレコーディングの日に、僕が自分で作ってたデモの打ち込みストリングスが演奏に差し変わった瞬間に、自分たちの曲にもかかわらず、グッとくるという、そんな演奏をいつもしてくださっております。



5曲目:SUGAR HILLS「Dark White (feat. tara)」
最後5曲目に紹介するのは、SUGAR HILLSの「Dark White (feat. tara)」です。こちらは2020年リリースの配信シングルです。SUGAR HILLSというのはチェリスト伊藤修平さんのソロプロジェクトでして、修平さんもまたodolではすごく長くお世話になっていて、杏さんと同じく「小さなことをひとつ」以降の弦のレコーディングでほとんど全てに参加していただいておりますね。
伊藤修平さんもまた幅広くご活躍されているんですけども、このSUGAR HILLSは修平さんのチェリストとしてだけではなくて、プロデューサーとしてのプロジェクトになっていて、毎回コラボ相手を迎えて作品を発表していくもので、2020年に始まりました。これまで3つのシングルがリリースされてますね。修平さんは演奏はもちろん、音もすごく良くて、とても信頼してるし、何より人柄もすごく魅力的で。本当に大好きなんですよね。レコーディングの時とかに、場を上げてくれるというか。僕は結構レコーディングとかをする際に、無意識にというか、淡々と進めちゃいがちなんですよね。淡々と進めてしまったりする中でも、修平さんはさらっと冗談みたいなこと言ったりとか、「ここかっこいいね」みたいなことを言ってくれたりして、ふっと力が抜けたりして進んでいくというのがこれまでにも何度もあってですね、やはりここにも兄貴がいるという感じですね。odolにはたくさんのいい兄貴・姉貴がいるんですけども、そう言えば杏さんも修平さんもライブをご一緒したことがなくて、まだメンバーがあまりお会いできてないというのがとても残念です。近いうちに必ずライブでもご一緒させていただきたいなという風に思っています。



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先日開催されたodolワンマンライブ"individuals"のライブ写真
Photo by 濱田英明



3月9日(水) オンエア楽曲
odol「三月」
岡田拓郎「Morning Sun」
細井徳太郎「スカートになって」
中村佳穂「GUM」
TRIOLA「マスデヴァリア」
SUGAR HILLS「Dark White (feat. tara)」

番組へのメッセージをお待ちしています。
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RADIO INFORMATION

FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、松本大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。

放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)


番組MC
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黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、
詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。
オフィシャルサイト @yourness_on @yourness_kuro

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松本大
2006年に長崎県で結成。バンド名「LAMP IN TERREN」には「この世の微かな光」という意味が込められている。松本の描く人の内面を綴った歌詞と圧倒的な歌声、そしてその声を4人で鳴らす。聴く者の日常に彩りを与え、その背中を押す音楽を奏でる集団である。
2021年12月8日にEP「A Dream Of Dreams」を配信リリース。
オフィシャルサイト @lampinterren @pgt79 / @lampinterren

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森山公稀(odol Piano&Synth.)
福岡出身のミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf./Syn.)を中心に2014年東京にて結成した5人組。ジャンルを意識せず、自由にアレンジされる楽曲には独自の先進性とポピュラリティが混在し、新しい楽曲をリリースする度にodolらしさを更新している。
2022年1月26日に「望み」を配信リリース。
オフィシャルサイト @odol_jpn @KokiMoriyama


LINK
FM福岡「Room "H"」

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