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2022.03.16
2022年3月14日(月)に、東京・Zepp DiverCityにて、銀杏BOYZがライブを行った。3月10日(木)仙台GIGSから始まり、3月31日(木)Zepp Sapporoで終わる、「銀杏BOYZアコースティック・ライブツアー2022 『僕たちは世界に帰ることができない☆』」全6公演のうちの2公演目。コロナ禍以降、二度の無観客生配信ライブはあったが、有観客で銀杏BOYZがバンド編成でライブを行うのは、2019年12月1日(日)名古屋DIAMOND HALLの、サンボマスターの2マンツアーに出演して以来、2年3ヵ月ぶりである。
1階フロアにイスを並べて全席指定で開催、という新型コロナウィルスの感染予防対策のオペレーションが敷かれたZepp DiverCityには、月曜にもかかわらず、満員のファンが集まった。
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基本的に山本幹宗はエレキ・ギター、加藤綾太はアコースティック・ギター、ベース藤原寛はエレアコ・ベース、ドラムの岡山健二は主にウッドブラシのスティックを使用し、ボーカルとアコースティック・ギターの峯田和伸を含め、5人とも座って演奏するスタイル。オーディエンスも座ったままで、歓声なし、大きな拍手のみで5人のパフォーマンスに応える。
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セットリストは、峯田がひとりで弾き語りライブを行う時に歌うような、メロウな曲だけでなく、ファースト・アルバムに収録されているジャンクでハードコアな曲も、リアレンジした上で織り込まれた選曲である。
GOING STEADY時代からおなじみの曲から、2020年10月リリースの最新アルバム『ねえみんな大好きだよ』の曲や、それ以降に発表された最新シングルまで、全キャリアから選ばれた曲が、披露されていく。
曲に入る前に、峯田が、自分の好きな小説の一節を朗読したり、ドラムの岡山健二がボーカルをとる曲を設けたりするなどの、初めての試みも盛り込まれている。
コロナ禍以降、人と会えないような毎日で、自分のノドが歌うノドではなくなってきて、自分が自分じゃないような感覚になってきた。メンバーと、このツアーのリハに入って、スタジオで自分を取り戻している感じだった──。
というふうに、ライブの前半は、曲の合間にちょくちょくMCをはさんでいた峯田だが、中盤でキーボードのDr.kyOnが加わったあたりから、曲間を空けずに、次々と演奏に入るようになる。
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後半では、まず峯田が立ち上がって歌い始め、その次の曲で、岡山健二以外の全員が立ち、さらにその次の曲では、座って観ていたオーディエンスが総立ちになった。
「頭のどっかで、もう二度とライブなんてできねえのかな、とちょっと考えた日があったりして。伝わりますかね? うれしいんですよ、今日みたいな日が」
前半にそう言った時の峯田の声は、涙をこらえるように震えていた。歌いながら、瞳が濡れているように見える曲もあった。今のコロナ禍や、ウクライナの戦争について、峯田にしかできない言い方で、触れるMCもあった。
アンコールで峯田は、「今まで、ギター、うるさい音でごまかしてたんだな」で始まるMCを、「これからも、がんばっていきたいと思います。いっぱい良い曲を作って、いいライブをやれるように」と締めてから、曲に入った。オーディエンスは、大きな拍手で、それに応えた。
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文:兵庫慎司
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3月17日(木) 大阪 Zepp Osaka Bayside
OPEN 17:30/START 18:30
3月24日(木) 福岡 Zepp Fukuoka
OPEN 17:30/START 18:30
3月26日(土) 名古屋 Zepp Nagoya
OPEN 17:00/START 18:00
3月31日(木) 札幌 Zepp Sapporo
OPEN 17:30/START 18:30
詳細はこちら
@GingNangBoyz_MV
1階フロアにイスを並べて全席指定で開催、という新型コロナウィルスの感染予防対策のオペレーションが敷かれたZepp DiverCityには、月曜にもかかわらず、満員のファンが集まった。
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セットリストは、峯田がひとりで弾き語りライブを行う時に歌うような、メロウな曲だけでなく、ファースト・アルバムに収録されているジャンクでハードコアな曲も、リアレンジした上で織り込まれた選曲である。
GOING STEADY時代からおなじみの曲から、2020年10月リリースの最新アルバム『ねえみんな大好きだよ』の曲や、それ以降に発表された最新シングルまで、全キャリアから選ばれた曲が、披露されていく。
曲に入る前に、峯田が、自分の好きな小説の一節を朗読したり、ドラムの岡山健二がボーカルをとる曲を設けたりするなどの、初めての試みも盛り込まれている。
コロナ禍以降、人と会えないような毎日で、自分のノドが歌うノドではなくなってきて、自分が自分じゃないような感覚になってきた。メンバーと、このツアーのリハに入って、スタジオで自分を取り戻している感じだった──。
というふうに、ライブの前半は、曲の合間にちょくちょくMCをはさんでいた峯田だが、中盤でキーボードのDr.kyOnが加わったあたりから、曲間を空けずに、次々と演奏に入るようになる。
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後半では、まず峯田が立ち上がって歌い始め、その次の曲で、岡山健二以外の全員が立ち、さらにその次の曲では、座って観ていたオーディエンスが総立ちになった。
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前半にそう言った時の峯田の声は、涙をこらえるように震えていた。歌いながら、瞳が濡れているように見える曲もあった。今のコロナ禍や、ウクライナの戦争について、峯田にしかできない言い方で、触れるMCもあった。
アンコールで峯田は、「今まで、ギター、うるさい音でごまかしてたんだな」で始まるMCを、「これからも、がんばっていきたいと思います。いっぱい良い曲を作って、いいライブをやれるように」と締めてから、曲に入った。オーディエンスは、大きな拍手で、それに応えた。
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文:兵庫慎司
LIVE INFORMATION
銀杏BOYZ アコースティック・ライブツアー2022「僕たちは世界に帰ることができない☆」
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3月17日(木) 大阪 Zepp Osaka Bayside
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3月24日(木) 福岡 Zepp Fukuoka
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3月26日(土) 名古屋 Zepp Nagoya
OPEN 17:00/START 18:00
3月31日(木) 札幌 Zepp Sapporo
OPEN 17:30/START 18:30
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オフィシャルサイト@GingNangBoyz_MV