SENSA

2022.02.18

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!Predawn・Keishi Tanaka・Nelko ほか全11作品 -2022.02.16-

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!Predawn・Keishi Tanaka・Nelko ほか全11作品 -2022.02.16-

カルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽を配信するサービス FRIENDSHIP.の新譜を紹介。
キュレーターの金子厚武とラジオDJ MISATOによるFM福岡のラジオ番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」から、今週オンエアした内容を掲載!FRIENDSHIP.がリリースした最新の音楽をいち早くチェックしよう!

New Release Digest Part 1


MISATO:2月14日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜11作品、まずはPart 1の6作品をダイジェストでご紹介しました。リリースおめでとうございます!もう家に帰りますか?

金子Shimon Hoshinoさんでリラックスしちゃいました(笑)?

MISATO:ちょっとベッドにゴロンとなりたいです(笑)。さあ今回はそのリラックス感、別所和洋さんも素晴らしいですね。

金子:「パジャマで海なんかいかない」でのリリースも続いていましたが、今回は本名名義でのリリースということで。昨年秋に行ったソロ・ピアノ・ツアーでのライブレコーディングの音源で、「Impro Osaka」という曲タイトルになっています。タイトル通り、大阪公演でインプロで弾いたピアノということですが、非常に美しいメロディーラインですね。

MISATO:即興とは思えない完成度ですね。



金子:別所さんはもともとYasei Collectiveにいたわけですけど、この前Yasei Collectiveの松下マサナオくんとひなっちさん(日向秀和)が2人でやってるHHMMのライブを観てきまして。あの2人も基本即興、インプロで、そのライブはアジカンのGotchさんがポエトリーリーディングをやったり、長谷川白紙くんがノイズのっけたりとかして。


MISATO:え!?すごいですね。

金子:めちゃめちゃ面白いライブでした。やっぱり、インプロって面白いんですよね。本当にその場限りの音楽ですし。別所さんのこの楽曲は即興ではあるけど、めちゃめちゃメロディアスで聴きやすいし、インプロ入門としてもいいかもって思ったりもしました。

MISATO:私も別所さんと、jizueのキーボーディストの片木希依ちゃんと2人で即興を秋ぐらいに観たんですけど、テーマを出して、「これっぽいやつ」とか言いながら急に始まるんですよね。そのときは「ミツバチが舞ってて」とか言いながら、そのテーマをピアノという共通のツールを使って、「この感じだね」と表現していて。やはり音楽家の方は演奏で通じ合うことができるというのがすごいなと。

金子:「ミツバチ」というのはなかなか難しそうですね。 ハチの「ブーン」っていうイメージはありつつ、でも「クマンバチ」じゃないし、「ミツバチ」だからもう少し柔らかい感じなのかなとか...難しいですね(笑)。

MISATO:少しハチに詳しくないとできないかもしれないですね(笑)。そして、Nelkoもいいですね。

金子:Nelkoはアルバムが遂に完成ということで。

MISATO:本当におめでとうございます。待ってました、Nelkoのアルバム。

金子:彼らは2020年の結成なので、結成した途端にコロナ禍が広がってしまって、なかなか思ったような活動はできなかったと思うんですけど、その分じっくり音源を作り続けて、自分たちの世界観みたいなものを煮詰めて、やっとアルバムにたどり着いた。そういう感じがアルバム全体から伝わってくるんじゃないかと思います。

MISATO:たしかにそうですね。

金子:いまの音楽シーンのトレンドにも沿ってる音楽性だと思うし、個人的には、この番組ではお馴染みのさとうもかさん的なチャーミングさと、フレンズの持ってるバンド感、そのいいところ取りな感じがしています。なので、女性シンガー・ソングライターが好きな人にもハマるし、もうちょっとバンド感があるものが好きな人にもハマるし、かなり広い層に届く作品になっているんじゃないかなと。



MISATO:共感です!Nelkoのキャッチーな歌声はいま求められてるシンガー・ソングライターの声質にすごくハマるんだけど、5人でやってるから、そこのフレンズ感というのも納得です。音色もシティー・ポップと言われるような、そういうポップさもありますし、良いバランスですよね。さあ、ここで1曲いきましょう!

金子:今週はおひさしぶりのリリース、Predawn

MISATO:Predawn!

金子:かなりひさびさのリリースなんですよね。

MISATO:シングルは3年ぶりのリリースで、4月にアルバムが出ますけど、それは5年半ぶりです。

金子:そんなに空いているんだという感じもしますが、でも言われてみればたしかにおひさしぶりという感じで。先ほどシンガー・ソングライターの話をしましたけど、FRIENDSHIP.にはたくさん素晴らしい女性シンガー・ソングライターがいて、カネコアヤノさんもそうだし、いまだと優河さんの曲が話題だったりというのもありつつ、もうちょっと洋楽インディー寄りな人でいうと、BROTHER SUN SISTER MOONとかcescoとか、いい女性ボーカルがいっぱいいますよね。で、ふと思い返してみると、その前にはPredawnがいたよなという感じがすごくして。

MISATO:いたいた!

金子:今でこそ、英語で海外的な雰囲気で歌ってても、「これ日本人がやってるんだ」とかいちいち言わなくなった気がするんですけど、やっぱりPredawnが最初に出てきたときは、「え?どこの方?」みたいな衝撃があった気がする。だから、Predawnが女性シンガーの新しいベーシックを作ったというか。BROTHER SUN SISTER MOONとかcescoとかを聴いていると、そんな感じもするんですよね。

MISATO:彼女の存在がすごく大きかったからこそ、リリースに向けて着々と準備されていたことが嬉しいですね。少し歌い方が変わりましたか?

金子:凛としたたくましさみたいなものが加わった感じがありますね。

MISATO:なんか強くなった感じがしますよね。

金子:もちろん、繊細さもいい意味であるんだけど、ちょっとたくましさを感じます。

MISATO:ですよね。それが嫌なわけじゃなくて、もちろん今までのファンの方も十分に嬉しい作品にはなってるんですけど。

金子:今回曲のタイトルも「New Life」という強い言葉になっていて、具体的にどういう心境や環境の変化があったかまではわからないんだけど、でも間違いなく彼女にとっても新しいスタートで、その気持ちの強さとか、たくましさみたいな部分が歌の表情にも表れてるんじゃないかなって気はしましたね。

MISATO:ドラムは神谷洵平さんなんですね。なんて豪華な!

金子:Predawnの作品ではお馴染みなんですよね。

MISATO:そうなんですね!



New Release Digest Part 2


MISATO:2月14日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜全11作品の中から、後半5作品をダイジェストでご紹介しました。ファミコンがやりたい。

金子:あはは。SHU-MIの楽曲、8ビット感が出てましたね。



MISATO:いいですね。そして、Part 2もシンガー・ソングライターの方たちがとても良い作品を出してくれています。日向文さん!

金子:FRIENDSHIP.からは3曲目のリリースです。過去に出した2曲はビートが入ってなくて、フワッとしたシンセのアンビエントっぽい音像とアコギ、みたいな感じだったんですけど、今回初めてビートが入ってきて。歌い方も含めてこれまでになくリズミカルで、ちょっとキュートな部分とかも出てきて、新鮮でした。



MISATO:日向さんって、もう少し凛としたイメージだったんですけど、歌い方も可愛らしい感じに聴こえてきますよね。表現力の幅も伺える作品です。さらに、ハルカトミユキのボーカル、雲居ハルカさんのソロシングルです。

金子:「雲居ハルカ」って言われると一瞬「誰?」ってなるんですけど、ハルカトミユキのボーカルのハルカさんのソロということで。ハルカトミユキは事務所から独立して、今年から自分たちで動かし始めていて、ハルカトミユキとしてももちろん活動しつつ、ソロもやっていくとのことです。今回は燃え殻さんの小説原作の映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』に関連した楽曲を2曲同時リリースということになっています。

MISATO:書き下ろしの楽曲なんですね。

金子:「雲居ハルカ」という名前に関しては、本名が「雲居さん」というわけではなくて、今回のソロ活動開始にあたってつけてるんですけど、その理由がここに書いてあって。『古今和歌集』に歌われている紀貫之の短歌、「あうことは くもいはるかに なるかみの おとにききつつ こいわたるかな」から「雲居ハルカ」を取っているそうなんです。

MISATO:え!?そうなんですね。

金子:ハルカさんはもとも自分で短歌を作ってて、昔は歌集を出してたりとか、ハルカトミユキも最初の頃の作品はアルバムタイトルが短歌の文字数になってたりとかしたんですよ。

MISATO:知らなかった!

金子:その側面をまた改めて出してきた感じがあって。ハルカさんは言葉の人でもあるから、ソロだとよりその側面を出した活動をしていってくれるんじゃないかなと思うので、これから楽しみですね。

MISATO:短歌って本当に言葉数が少ない中で相当な想像力を働かせられる、日本の昔からある技術だから、彼女がそれがお好きというのはすごく納得です。でもあれですね、お名前の出典が『古今和歌集』なら、「令和」と一緒ですね(笑)。

金子:たしかに(笑)。




MISATO:さあ、ここで1曲お送りしましょう。

金子:今週の後半は、Keishi Tanakaの新曲をお送りしようかなと思います。

MISATO:いやー、いいですね。

金子:今年Keishiさんはソロ活動10周年なんですね。

MISATO:おめでとうございます!

金子:もともとriddim saunterとして活動してたわけですけど、ソロで10年、あっという間のような長かったような。でも、いろいろありましたよね。

MISATO:きっと10年間一緒に進んできたリスナーさんや関係者の方も「そっか、10年か〜」ってなりますよね。

金子:「Sunny」はそんな年の始まりにふさわしい曲ですね。今日オープニングで雨の話をしましたけど、それとは真逆と言ってもいい、陽性の明るい楽曲で、ラテン風味も入ってるし、このアッパーなムードというのはKeishiさんらしくていいなって。昨年出した「I'm With You」という曲は、ライブがなかなか思うようにできない状態だけど、いつかまた一緒に歌うために作った曲だって言ってて、この「Sunny」も曲調こそ全然違うけど、「Hey!」という掛け声が入ってたりとか、やっぱりライブを意識してるのかなって。今年もライブはどうなるかわからない状況だけど、一つひとつ大事にやっていきたいという、そういう想いが強く表れてる曲なんじゃないかと思いました。

MISATO:10年の中でそうやってライブを大切にしながらやってこられたというのが、本当に詰まっている楽曲ですね。

金子:Keishiさんは間違いなくそういう方ですからね。



MISATO:やっぱりこれは屋外の晴れた中で聴きたいですね〜。

金子:この録音自体は基本3ピースで録って、それにKeishiさんが音を重ねてるみたいなんですけど、バンド編成のときは前半に紹介した別所さんも鍵盤を弾いていたりするから、その編成でのライブもまた観たいですね。

MISATO:豪華ですね!途中で即興とか入りそうですよね。


今推したいFRIENDSHIP.アーティストを紹介するコーナー「MISATOの推しゴト」

MISATO:続いてのコーナーは、MISATOの"推しゴト"!!!ひさしぶりなので、ちょっと嬉しい!

金子:今年初ですか?

MISATO:そうですね!年間の"推しゴト"は年末年始にやりましたけど、通常版はひさしぶりです。
今日のピックアップは、「はしメロ」です。TikTokに上がっている動画を全部見て、もう一度見返しちゃったくらい彼女に沼なんです。これは"推しゴト"としては序の口なんですが。改めて、TikTokで流行ったアーティストといえば、女性だったらまつりちゃん、ひらめちゃん、イリヤちゃんといったシンガー・ソングライターがすごく多くて、男性だと瑛人さんとかがいて。バンドではNovelbrightとかがわりと珍しいパターンとして跳ねたなという印象があるんですが、この番組で取り上げてきたはしメロちゃんの楽曲って、そんなにシンガー・ソングライターのイメージが強くなかったと思うんです。ただやっぱりTikTokの中でバズりやすいシンガー・ソングライター然としたもの、憧れられる声質とビジュアルというのは持っている方で。カバー動画も投稿されてるんですけど、それがクリープハイプ、きのこ帝国、羊文学、れるりりなどを弾き語りでアップしていて、万アカらしい再生回数になっています。

金子:はしメロちゃんはバンドもやってるんですよね。

MISATO:そうそう!「鍵を返せ」というバンドをやっていて、バンドでの投稿もあるんですけど、そこで彼女のルーツが邦楽ロックにもあるというのが見えてきます。現在ストリーミングサービスで聴ける4曲も同一人物とは思えないぐらい、彼女の可能性を広げている、音色の幅と挑戦に満ちてるなという4曲です。1番古い楽曲「浴す」は、これはもうルーツが透けて見えることに加えて、彼女の声に対するアイデンティティがすごく見える楽曲。一番再生回数が多いのが、「ナイナイラブ」。これは海外ウケも良くて、ボカロ好きにも刺さる曲で、YouTubeも海外の方からのコメントが多いですね。「YOKAZE replay」はシンガー・ソングライター好きにも、バンド好きにも刺さるキャッチーさと、あと譜割りがとても気持ちいいので、 R&B味もあります。最新作の「みらみら」は、「言葉選びはもう可愛いだけじゃないじゃん」、「そんなの当たり前だよ」というような、叙情的な彼女らしい歌詞で、そこにデジタルでトラップサウンドというアーティスト性も兼ね備えたものになっているなと思います。あとやっぱりTikTokの良さって、他のSNSに比べてシステムにハマれば見つけてもらいやすいというのが特徴じゃないですか?

金子:そうですね。

MISATO:彼女のSNSもTikTokが圧倒的に数字がいいんです。なので、彼女のアーティスト性に気が付いた方は、次の段階として他の各種SNSをフォローしていただきたいなと。やはり推しの普及活動としては、TikTok以外のものもフォローしていただきたい。

金子:いまの推し活はSNSをいかに使うかですからね。FRIENDSHIP.的にも今年はTikTok発の大ヒットを出していきたい。

MISATO:そうですよね。頑張ってほしい。

金子:さっきの日向文さんの曲とかも、TikTokとかでもハマりそうな感じがしました。

MISATO:しましたね。やっぱりループしながら、後ろはシンプルなんだけど、歌詞に特徴があったりとか声質に特徴がある方だと、TikTokで人気が出ますよね。

金子:一部を切り取ってもそれだけで成立する感じというのは大事ですよね。

MISATO:はしメロちゃんもTikTokスターになりうる可能性をすごく持ってるので、ここでみなさんチェックをしていただきたい。ということで、ぜひ4曲を聴き比べてほしいのですが、今回は一番再生回数の多い「ナイナイラブ」をお届けします。



MISATO:TikTokのキャプションでも「古参になってください」とご本人が言ってるんですよ。"推し"としては、こういうのはやっぱり燃えるところがあって、こう言って下さっているので、推さねばという。そんな心境にもなりますので、みなさんでぜひ古参ぶっていっていただければと思います!
@meron_1234 ナイナイラブ / はしメロ #オリジナル曲 #バズらせて #古参募集中 #音源使ってね オリジナル楽曲 - はしメロ



RADIO INFORMATION

FM 福岡「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」
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FM福岡で毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"303号室"(毎週水曜日の27:00~27:55)では、FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」をオンエア。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、MISATOと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。番組後半ではThe fin.のYuto Uchinoが月替りでゲストを迎え、深い音楽談義を繰り広げるコーナーを展開。

放送時間:毎週水曜日 27:00~27:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)

番組MC
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金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3

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MISATO
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。
TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。
安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10

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Yuto Uchino(The fin. Vocal / Synth / Guitar)
神戸出身、ロックバンドThe fin.のフロントマン、ソングライター。80~90年代のシンセポップ、シューゲイザーサウンドから、リアルタイムなUSインディーポップの影響や、チルウェーヴなどを経由したサウンドスケープは、ネット上で話題を呼び、日本のみならず海外からも問い合わせ殺到している。
The Last Shadow Puppets、MEW、CIRCA WAVESなどのツアーサポート、そしてUS、UK、アジアツアーを成功させるなど、新世代バンドの中心的存在となっている。
オフィシャルサイト / @_thefin / @yuto__the_fin


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