- TOPICS
- FEATURE
2021.12.23
【読むラジオ】MC:黒川侑司(ユアネス) クリスマスソング特集!「Room H」 -2021.12.22-
FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、LAMP IN TERRENの松本大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、ユアネスの黒川侑司が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
(黒川)FM福岡からユアネスの黒川がお送りしているRoom "H"。ここからは@リビングルーム。最近僕がハッとしたことと、今聴いてもらいたい音楽についてお話しする時間です。
今日はクリスマス"イブイブイブ"らしいんですよ。僕、この言い方を初めて知りました。クリスマスイブまでは知ってましたけど、"イブイブ"と"イブイブイブ"はあんまり言わないみたいなんですけど(笑)。"イブイブ"という言葉が存在するらしいんですよ。2022年からは積極的に使っていきたいと思います。
皆さんはどんなクリスマスを過ごす予定でしょうか?僕は基本的にはこういう記念日みたいなのは、逆に世の中に流されず、のんびり過ごす自分に浸るのが好きなので(笑)。さっきも少し話に出たんですけど、街とか歩いてる時はイルミネーションとか見て「綺麗だな、いいなあ」と思うんですけども、それをやっぱ表情に出さず(笑)。そこまで深刻な顔をしている訳ではないですけど...いつもと同じような生活を基本的には送るつもりです。家でゲームをしたり、歌ったり、色々します。
でもなんかクリスマスの特別なご飯とかちょっと食べたいんですよね。じゃあ決めました。23日は弾き語りのライブだから、24日ピザ頼んで食べます。
まず1曲目は、銀杏BOYZ の「BABY BABY」という曲です。基本的にクリスマスソングを、明るい曲をいっぱい持ってきて、みんなにハッピーなクリスマスを迎えてもらおうと最初は思ったんですけど、自分が好きなクリスマスソングって結構寂しかったり、誰かとの別れみたいなのをふと思い出しちゃうみたいな曲が多いなと思って、この「BABY BABY」もきっとそういう曲だと思うんですよね。不器用な男の当時の恋人だったり、友人かちょっとわかんないですけども、その当時仲良かったり、一緒に長くいた人のことを、今はきっとそばにいない人のことを、街のイルミネーションを一緒に見た思い出だったりがフラッシュバックしてくる。そういうちょっと不器用な男の歌って感じがして、それを聴きながら、街をひたすらポケットに手を入れて(笑)。ポケットに手を入れること重要ですからね(笑)。やっぱカッコつけるのはいいですよね。自分に浸りながらトボトボと歩いて帰って、ちょっとセンチな気持ち、クールな自分に酔いたいなと思います(笑)。
ポケットに手を突っ込んでクールな自分を装って、浮かれた街を「楽しもうぜ」みたいなことを格好つけて言ってしまったんですけども、やっぱりこの曲を聴くと走り出したくなるというか、そんなパワーを持った曲だなと思っています。僕はなるべく明るめなクリスマスを過ごそうかなと思います。
この曲いま聴いてもらったらサビがすごくインパクトあると思うんですね、〈恋人がサンタクロース 本当はサンタクロース〉と。
僕が一番好きなのは、 Bメロのドラムの部分 "ダン・ダダン、ダン・ダダン" がすごくお母さんの車の中を思い出して、ちょっと涙が出そうになりました(笑)。「恋人がサンタクロース」と言っていますけども、この人にとってのサンタクロースは恋人だよということだと思います。僕はサンタクロース信じてます。きっといい子にしてたらプレゼントたくさんもらえると思いますので、良い子にして過ごしてください。
「けいおん!」のアニメの13話にアニメオリジナルの番外編があるんですよね。その時のお話の中で登場人物のキャラクターが他の登場人物に向けて作った歌なんですよ。でもお話の中ではちょっと歌詞が可愛すぎるからみたいな理由で、たしか却下されるんです。だけど劇中歌集みたいなCD『放課後ティータイム II』 というアルバムを出していて、実はその中に本当に何事もなかったかのように突然収録されているんですよ、「冬の日」というアニメの中で作った曲が。
この番外編の13話がめちゃくちゃよくって、「けいおん!」って基本的に軽音部に所属する女の子たちが「楽器を始めた!」とか「私たち曲作った〜」とかキャピキャピして放課後みんなで部室でお菓子を食べて、文化祭にも出てみたいな、結構ウキウキでキラキラしたお話なんですけども、この番外編の13話だけが本当にみんな別々の生活をしてるんですよ。冬ってやっぱり受験シーズンとかで忙しくなったりして、あんまり会えなくなると思うんですよね。それでそれぞれがスーパーに1人で晩御飯のお買い物に行ったり、部室でピックが握れないぐらい寒い空間でギターの練習をしたりとか、それぞれそういう時間を過ごしてるところが描かれたお話です。すごく切なくなるんですよね。会えなくなるってきっとこういうことなんだろうなというのが分かる感じです。それ以外の「けいおん!」の話は結構キラキラみんなで仲良くしてるから、その番外編の13話がめちゃくちゃ際立つというか。これもぜひ観て欲しいです。その「冬の日」が作られたエピソードもぜひ観た上でなんかもう一度聴いてくれたらうれしいです。
作られたお話はちょっと寂しく切ない感じの内容で、そのアニメの中で作られた曲なんですけども、アニメの最後で結局みんな最終的に部室かどこかに集合して、「やっぱりみんな一緒だと楽しいね」みたいな感じでキラキラして終わるんですよね。だから曲もすごくクリスマスっぽいフレーズとかサウンドとかが使われてて、本当に放課後ティータイムらしい曲に仕上がっている冬の曲だな、クリスマスぴったりの曲になってるのがすごくいいなと思い、選曲させていただきました。
今夜@リビングルームでおかけした曲は、銀杏 BOYZの「BABY BABY」、松任谷由実で「恋人がサンタクロース」、放課後ティータイムで「冬の日」でした。クリスマスソングを選ぶとなった時に、(僕は)結構昔の曲が好きだから、ちょっと昔の時代の曲を選びがちだったんですけども、やっぱりアニソンはちょっと欠かせないなと思って、結構ゴリ押しで無理やり放課後ティータイムの「冬の日」を入れました。やっぱりどの曲も冬っぽい雰囲気がでていましたし、すごくぴったりだったし、同じテーマでもこんなにも違うサウンドで聴こえるのってすごくいいなと思いました。皆さんも好きなクリスマスソングを見つけてみてはいかがでしょうか?僕ももっと好きな曲あるんですけども、今回ちょっと3曲という制限があったので、今回はこの3曲を選ばせていただきました。
続いては宅録コーナー、@レコーディングルーム。住人が弾き語りや宅録で何か1曲収録してきて、皆さんに聴いていただこうという時間です。今日僕がピックアップしたのは、稲垣潤一さんの「クリスマスキャロルの頃には」という曲です。
せっかくクリスマスシーズンなので、僕の大好きなクリスマスソングの1つ「クリスマスキャロルの頃には」という曲を弾き語りさせて頂きます。この曲を知ったのは高校生の頃に友達とカラオケに行った時、友達が歌っていて知りました。そういうエピソードが多いんですよね。友達が歌ったのを自分も一緒に歌うということが結構多くて、本当にいろんないい曲を教えてもらいました。
基本同じメロディーが続くような曲なんですけども、僕はすっごく好きで、稲垣潤一さんの声がすごく綺麗なんですよね。だからこの曲はずっと最後まで聴けます。ぜひ気になったらオリジナルの方も聴いてほしいなと思います。今回はそのご本人様の声の透き通り具合にも如実に影響されているかのような弾き語りになってると思います。クラシックギターでしっとりと、ちょっと寂しいクリスマスソングをお届けしたいと思います。
この曲歌ってみて気づいたんですけど、僕は結構滑舌が悪くて、「クリスマスキャロルの頃には」の"キャロルの頃には"というのが、いまタイトルを読んだ時にちょっとつまずきそうになりました。でも歌ってる時って、そういうのが一切ないなと思って、これ何なんですかね。やっぱ歌ってない時ってちょっと油断してるんでしょうね。ラジオやらせて頂いているので、このRoom "H"と共に滑舌をしっかり鍛えていきたいなと思います。
僕の滑舌の話はどうでも良くて、最初も軽くちょっと言ったんですけども、僕の本当に大好きなクリスマスソングで、ご本家様の声ものすごく透き通っていますので、ぜひオリジナルを聴いて、皆さんもちょっと切ない寂しいクリスマス過ごしてみてはいかがでしょうか?人によると思いますけど、そういうクリスマスもきっといいと思います。
ここからはRoom "H"の住人がプライベートで大事にしているディープな偏愛ソングを毎週1曲ご紹介。@ベッドルームのコーナーです。今日このコーナーで皆さんに聴いていただきたい曲は、広瀬香美さんの「ゲレンデがとけるほど恋したい」という曲です。
これ絶対にRoom "H"で冬になったら流すと決めてたんですよ。だって僕は夏から聴いているんですよ。この夏から今日までずっと聴いてきましたし、配信とかをやる度にこの広瀬香美さんのこの曲のここがスゴイというのを毎回毎回語ってて、「絶対にRoom "H"で冬になったらかけるからみんな聴いてよ」という話をしたので、ここぞとばかりに、それも偏愛ソングを選曲するところで選ばさせていただきました。
どこがかっこいいかというと、もちろんボーカリスト目線でいうと、 Bメロの「今夜は〜」のメロディーをちょっとリットさせるんですよ。リットとは、後ろめで歌う、リズムの少し後ろで歌うということです。そこがめちゃくちゃかっこよくて、きっと広瀬香美さんは自分で作詞作曲もされてますから、もうこれがこの曲の完成系、きっと自分がこれが一番いいだろうという感覚で歌ったものになると思うんですけども、そこがすごく好きで何回聴いても鳥肌が立っちゃいます。何でそんなに上手にずらせるんだろう?とちょっと技術的な話になってしまうんですけども。他の曲もすごく好きですが、特に「ゲレンデがとけるほど恋したい」のBメロが一番好きです。今日Bメロ好きという話題が多いですね。BメロもAメロもサビも全部がいいという曲ってやっぱりなかなかない、と言ってしまうとあれなんですけども。言ってしまえばなんですけども、最近やっぱりサビだけ聴かれる時代とかになってきてるじゃないですか?僕は(サビだけではなく)この曲みたいにBメロがめちゃくちゃかっこいい曲とか、Aメロが実はすごくいい曲というのが、世の中にたくさんあると思うので、ぜひ最初から最後までしっかり聴いて頂けたら嬉しいです。
聴いていただけましたでしょうか?後ろめで歌うというか、本当に後ろに引っ張られ過ぎてコケちゃいそうになるんですよね。すごく気持ちいいんですよ。1周目のBメロより、2回目のBメロの〈コートの上から抱きしめといて〜〉の時の方がしっかり後ろにいるから、それがすごく気持ちいいです。
なんでこのBメロが気持ちいいかっていうと、Aメロとかすごくぴったりと綺麗にビートに合わせて、広瀬香美さんのアクセントとか音の逃げ方とかも、しっかりテンポに合わせて歌ってるからこそ、 Bメロの頭のリットさせる部分というのがすごく際立つんですよね。それも考えてやっているものではないと思うんですけども、そういうボーカリストのこだわりじゃないですけど、そういうちょっと一癖二癖あるところを聴くのがものすごく好きなので、僕の中では春夏秋冬の恋愛ソングです。これはずっと聴きます。みなさんも聴いてください。
銀杏BOYZ「BABY BABY」
松任谷由実「恋人がサンタクロース」
放課後ティータイム「冬の日」
稲垣潤一「クリスマスキャロルの頃には」弾き語りカバー
広瀬香美「ゲレンデがとけるほど恋したい」
ユアネス「日照雨」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #FM福岡 #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、
詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
松本大(LAMP IN TERREN Vo.&Gt.)
2006年に長崎県で結成。バンド名「LAMP IN TERREN」には「この世の微かな光」という意味が込められている。松本の描く人の内面を綴った歌詞と圧倒的な歌声、そしてその声を4人で鳴らす。聴く者の日常に彩りを与え、その背中を押す音楽を奏でる集団である。
2021年12月8日にEP「A Dream Of Dreams」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @lampinterren/ @pgt79 / @lampinterren
森山公稀(odol Piano&Synth.)
福岡出身のミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf./Syn.)を中心に2014年東京にて結成した5人組。ジャンルを意識せず、自由にアレンジされる楽曲には独自の先進性とポピュラリティが混在し、新しい楽曲をリリースする度にodolらしさを更新している。
2021年11月17日に、EP「pre」をリリース。
オフィシャルサイト/ @odol_jpn/ @KokiMoriyama
今週のMCは、ユアネスの黒川侑司が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
(黒川)FM福岡からユアネスの黒川がお送りしているRoom "H"。ここからは@リビングルーム。最近僕がハッとしたことと、今聴いてもらいたい音楽についてお話しする時間です。
今日はクリスマス"イブイブイブ"らしいんですよ。僕、この言い方を初めて知りました。クリスマスイブまでは知ってましたけど、"イブイブ"と"イブイブイブ"はあんまり言わないみたいなんですけど(笑)。"イブイブ"という言葉が存在するらしいんですよ。2022年からは積極的に使っていきたいと思います。
皆さんはどんなクリスマスを過ごす予定でしょうか?僕は基本的にはこういう記念日みたいなのは、逆に世の中に流されず、のんびり過ごす自分に浸るのが好きなので(笑)。さっきも少し話に出たんですけど、街とか歩いてる時はイルミネーションとか見て「綺麗だな、いいなあ」と思うんですけども、それをやっぱ表情に出さず(笑)。そこまで深刻な顔をしている訳ではないですけど...いつもと同じような生活を基本的には送るつもりです。家でゲームをしたり、歌ったり、色々します。
でもなんかクリスマスの特別なご飯とかちょっと食べたいんですよね。じゃあ決めました。23日は弾き語りのライブだから、24日ピザ頼んで食べます。
クリスマスソングを紹介!
1曲目:銀杏BOYZ「BABY BABY」
それでは、この辺りで音楽にいきましょう。毎回3曲、Room "H"の住人がそれぞれのカラーでいま聴いてもらいたい音楽を自由にセレクトしていきます。今日はクリスマス直前ということで、クリスマスをテーマに僕が大好きなクリスマスソング、冬の曲を聴きながら、どんなクリスマスを過ごしていきたいか、僕の妄想付きで紹介できたらなと思います。まず1曲目は、銀杏BOYZ の「BABY BABY」という曲です。基本的にクリスマスソングを、明るい曲をいっぱい持ってきて、みんなにハッピーなクリスマスを迎えてもらおうと最初は思ったんですけど、自分が好きなクリスマスソングって結構寂しかったり、誰かとの別れみたいなのをふと思い出しちゃうみたいな曲が多いなと思って、この「BABY BABY」もきっとそういう曲だと思うんですよね。不器用な男の当時の恋人だったり、友人かちょっとわかんないですけども、その当時仲良かったり、一緒に長くいた人のことを、今はきっとそばにいない人のことを、街のイルミネーションを一緒に見た思い出だったりがフラッシュバックしてくる。そういうちょっと不器用な男の歌って感じがして、それを聴きながら、街をひたすらポケットに手を入れて(笑)。ポケットに手を入れること重要ですからね(笑)。やっぱカッコつけるのはいいですよね。自分に浸りながらトボトボと歩いて帰って、ちょっとセンチな気持ち、クールな自分に酔いたいなと思います(笑)。
ポケットに手を突っ込んでクールな自分を装って、浮かれた街を「楽しもうぜ」みたいなことを格好つけて言ってしまったんですけども、やっぱりこの曲を聴くと走り出したくなるというか、そんなパワーを持った曲だなと思っています。僕はなるべく明るめなクリスマスを過ごそうかなと思います。
2曲目:松任谷由実「恋人がサンタクロース」
続いて2曲目に選んできたクリスマスソングは、松任谷由実の「恋人がサンタクロース」という曲です。この曲は僕はユーミンの中で本当に一番好きな曲です。うちのお母さんの車の中で小さい時によく流れてたんですよね。うちのお母さんがユーミンのこと好きで、ユーミンのCDをよくかけていたんですけど、「恋人がサンタクロース」がものすごく頭に残ってます。「背の高いサンタクロースの曲をかけて」みたいなのを言ってた覚えがあるんですよ。だからこれは僕の妄想ですけど、クリスマスに友達と一緒に...なんだろう、クリスマスってどこに出かけますかね...?ちょっと街中、ドライブがてらにこの曲を流しながら、楽しんでいるふりをするというか。「恋人がサンタクロース」という曲は、その人にとっては恋人がサンタクロースなんだろうっていう曲だと思いますけども、俺たちは恋人もいないけど、「こんなにクリスマスを楽しんでるぜ」みたいな(笑)。そういう時にかけて楽しい気持ちになれたら、友達と過ごせたらいいなと思います。という妄想です。なのですごくぴったりな曲だと思います。この曲いま聴いてもらったらサビがすごくインパクトあると思うんですね、〈恋人がサンタクロース 本当はサンタクロース〉と。
僕が一番好きなのは、 Bメロのドラムの部分 "ダン・ダダン、ダン・ダダン" がすごくお母さんの車の中を思い出して、ちょっと涙が出そうになりました(笑)。「恋人がサンタクロース」と言っていますけども、この人にとってのサンタクロースは恋人だよということだと思います。僕はサンタクロース信じてます。きっといい子にしてたらプレゼントたくさんもらえると思いますので、良い子にして過ごしてください。
3曲目:放課後ティータイム「冬の日」
黒川の好きなクリスマスソング、3曲目は、放課後ティータイムの「冬の日」という曲です。放課後ティータイムというのは「けいおん!」というアニメの中の主人公たち、軽音部に所属する女の子5人組なんですけども、その子たちのバンド名が"放課後ティータイム"です。そのバンドの「冬の日」という曲です。「けいおん!」のアニメの13話にアニメオリジナルの番外編があるんですよね。その時のお話の中で登場人物のキャラクターが他の登場人物に向けて作った歌なんですよ。でもお話の中ではちょっと歌詞が可愛すぎるからみたいな理由で、たしか却下されるんです。だけど劇中歌集みたいなCD『放課後ティータイム II』 というアルバムを出していて、実はその中に本当に何事もなかったかのように突然収録されているんですよ、「冬の日」というアニメの中で作った曲が。
この番外編の13話がめちゃくちゃよくって、「けいおん!」って基本的に軽音部に所属する女の子たちが「楽器を始めた!」とか「私たち曲作った〜」とかキャピキャピして放課後みんなで部室でお菓子を食べて、文化祭にも出てみたいな、結構ウキウキでキラキラしたお話なんですけども、この番外編の13話だけが本当にみんな別々の生活をしてるんですよ。冬ってやっぱり受験シーズンとかで忙しくなったりして、あんまり会えなくなると思うんですよね。それでそれぞれがスーパーに1人で晩御飯のお買い物に行ったり、部室でピックが握れないぐらい寒い空間でギターの練習をしたりとか、それぞれそういう時間を過ごしてるところが描かれたお話です。すごく切なくなるんですよね。会えなくなるってきっとこういうことなんだろうなというのが分かる感じです。それ以外の「けいおん!」の話は結構キラキラみんなで仲良くしてるから、その番外編の13話がめちゃくちゃ際立つというか。これもぜひ観て欲しいです。その「冬の日」が作られたエピソードもぜひ観た上でなんかもう一度聴いてくれたらうれしいです。
作られたお話はちょっと寂しく切ない感じの内容で、そのアニメの中で作られた曲なんですけども、アニメの最後で結局みんな最終的に部室かどこかに集合して、「やっぱりみんな一緒だと楽しいね」みたいな感じでキラキラして終わるんですよね。だから曲もすごくクリスマスっぽいフレーズとかサウンドとかが使われてて、本当に放課後ティータイムらしい曲に仕上がっている冬の曲だな、クリスマスぴったりの曲になってるのがすごくいいなと思い、選曲させていただきました。
今夜@リビングルームでおかけした曲は、銀杏 BOYZの「BABY BABY」、松任谷由実で「恋人がサンタクロース」、放課後ティータイムで「冬の日」でした。クリスマスソングを選ぶとなった時に、(僕は)結構昔の曲が好きだから、ちょっと昔の時代の曲を選びがちだったんですけども、やっぱりアニソンはちょっと欠かせないなと思って、結構ゴリ押しで無理やり放課後ティータイムの「冬の日」を入れました。やっぱりどの曲も冬っぽい雰囲気がでていましたし、すごくぴったりだったし、同じテーマでもこんなにも違うサウンドで聴こえるのってすごくいいなと思いました。皆さんも好きなクリスマスソングを見つけてみてはいかがでしょうか?僕ももっと好きな曲あるんですけども、今回ちょっと3曲という制限があったので、今回はこの3曲を選ばせていただきました。
稲垣潤一さん「クリスマスキャロルの頃には」弾き語りカバー@レコーディングルーム
続いては宅録コーナー、@レコーディングルーム。住人が弾き語りや宅録で何か1曲収録してきて、皆さんに聴いていただこうという時間です。今日僕がピックアップしたのは、稲垣潤一さんの「クリスマスキャロルの頃には」という曲です。
せっかくクリスマスシーズンなので、僕の大好きなクリスマスソングの1つ「クリスマスキャロルの頃には」という曲を弾き語りさせて頂きます。この曲を知ったのは高校生の頃に友達とカラオケに行った時、友達が歌っていて知りました。そういうエピソードが多いんですよね。友達が歌ったのを自分も一緒に歌うということが結構多くて、本当にいろんないい曲を教えてもらいました。
基本同じメロディーが続くような曲なんですけども、僕はすっごく好きで、稲垣潤一さんの声がすごく綺麗なんですよね。だからこの曲はずっと最後まで聴けます。ぜひ気になったらオリジナルの方も聴いてほしいなと思います。今回はそのご本人様の声の透き通り具合にも如実に影響されているかのような弾き語りになってると思います。クラシックギターでしっとりと、ちょっと寂しいクリスマスソングをお届けしたいと思います。
この曲歌ってみて気づいたんですけど、僕は結構滑舌が悪くて、「クリスマスキャロルの頃には」の"キャロルの頃には"というのが、いまタイトルを読んだ時にちょっとつまずきそうになりました。でも歌ってる時って、そういうのが一切ないなと思って、これ何なんですかね。やっぱ歌ってない時ってちょっと油断してるんでしょうね。ラジオやらせて頂いているので、このRoom "H"と共に滑舌をしっかり鍛えていきたいなと思います。
僕の滑舌の話はどうでも良くて、最初も軽くちょっと言ったんですけども、僕の本当に大好きなクリスマスソングで、ご本家様の声ものすごく透き通っていますので、ぜひオリジナルを聴いて、皆さんもちょっと切ない寂しいクリスマス過ごしてみてはいかがでしょうか?人によると思いますけど、そういうクリスマスもきっといいと思います。
広瀬香美さん「ゲレンデがとけるほど恋したい」紹介@ベッドルームのコーナー
ここからはRoom "H"の住人がプライベートで大事にしているディープな偏愛ソングを毎週1曲ご紹介。@ベッドルームのコーナーです。今日このコーナーで皆さんに聴いていただきたい曲は、広瀬香美さんの「ゲレンデがとけるほど恋したい」という曲です。
これ絶対にRoom "H"で冬になったら流すと決めてたんですよ。だって僕は夏から聴いているんですよ。この夏から今日までずっと聴いてきましたし、配信とかをやる度にこの広瀬香美さんのこの曲のここがスゴイというのを毎回毎回語ってて、「絶対にRoom "H"で冬になったらかけるからみんな聴いてよ」という話をしたので、ここぞとばかりに、それも偏愛ソングを選曲するところで選ばさせていただきました。
どこがかっこいいかというと、もちろんボーカリスト目線でいうと、 Bメロの「今夜は〜」のメロディーをちょっとリットさせるんですよ。リットとは、後ろめで歌う、リズムの少し後ろで歌うということです。そこがめちゃくちゃかっこよくて、きっと広瀬香美さんは自分で作詞作曲もされてますから、もうこれがこの曲の完成系、きっと自分がこれが一番いいだろうという感覚で歌ったものになると思うんですけども、そこがすごく好きで何回聴いても鳥肌が立っちゃいます。何でそんなに上手にずらせるんだろう?とちょっと技術的な話になってしまうんですけども。他の曲もすごく好きですが、特に「ゲレンデがとけるほど恋したい」のBメロが一番好きです。今日Bメロ好きという話題が多いですね。BメロもAメロもサビも全部がいいという曲ってやっぱりなかなかない、と言ってしまうとあれなんですけども。言ってしまえばなんですけども、最近やっぱりサビだけ聴かれる時代とかになってきてるじゃないですか?僕は(サビだけではなく)この曲みたいにBメロがめちゃくちゃかっこいい曲とか、Aメロが実はすごくいい曲というのが、世の中にたくさんあると思うので、ぜひ最初から最後までしっかり聴いて頂けたら嬉しいです。
聴いていただけましたでしょうか?後ろめで歌うというか、本当に後ろに引っ張られ過ぎてコケちゃいそうになるんですよね。すごく気持ちいいんですよ。1周目のBメロより、2回目のBメロの〈コートの上から抱きしめといて〜〉の時の方がしっかり後ろにいるから、それがすごく気持ちいいです。
なんでこのBメロが気持ちいいかっていうと、Aメロとかすごくぴったりと綺麗にビートに合わせて、広瀬香美さんのアクセントとか音の逃げ方とかも、しっかりテンポに合わせて歌ってるからこそ、 Bメロの頭のリットさせる部分というのがすごく際立つんですよね。それも考えてやっているものではないと思うんですけども、そういうボーカリストのこだわりじゃないですけど、そういうちょっと一癖二癖あるところを聴くのがものすごく好きなので、僕の中では春夏秋冬の恋愛ソングです。これはずっと聴きます。みなさんも聴いてください。
12月22日(水) オンエア楽曲
ユアネス「49/51 (feat.nemoi)」銀杏BOYZ「BABY BABY」
松任谷由実「恋人がサンタクロース」
放課後ティータイム「冬の日」
稲垣潤一「クリスマスキャロルの頃には」弾き語りカバー
広瀬香美「ゲレンデがとけるほど恋したい」
ユアネス「日照雨」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #FM福岡 #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
RADIO INFORMATION
FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、LAMP IN TERRENの松本大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
番組MC
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、
詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年12月1日に初のフルアルバム「6 case」をリリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
松本大(LAMP IN TERREN Vo.&Gt.)
2006年に長崎県で結成。バンド名「LAMP IN TERREN」には「この世の微かな光」という意味が込められている。松本の描く人の内面を綴った歌詞と圧倒的な歌声、そしてその声を4人で鳴らす。聴く者の日常に彩りを与え、その背中を押す音楽を奏でる集団である。
2021年12月8日にEP「A Dream Of Dreams」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @lampinterren/ @pgt79 / @lampinterren
森山公稀(odol Piano&Synth.)
福岡出身のミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf./Syn.)を中心に2014年東京にて結成した5人組。ジャンルを意識せず、自由にアレンジされる楽曲には独自の先進性とポピュラリティが混在し、新しい楽曲をリリースする度にodolらしさを更新している。
2021年11月17日に、EP「pre」をリリース。
オフィシャルサイト/ @odol_jpn/ @KokiMoriyama