SENSA

2021.11.11

【読むラジオ】MC:黒川侑司(ユアネス) メンバー全員初登場!「Room H」 -2021.11.10-

【読むラジオ】MC:黒川侑司(ユアネス) メンバー全員初登場!「Room H」 -2021.11.10-

FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、LAMP IN TERRENの松本大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、ユアネスの黒川侑司が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!
(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)

今回は、ユアネスの古閑翔平・田中雄大・小野貴寛をゲストに迎え、初のメンバー全員集合回!初めて出会ったときの第一印象や、楽器を始めたきっかけ、福岡時代についてそれぞれ聞いています。また、影響を受けた1曲も紹介。ユアネスの仲の良さが伝わる、終始和やかな雰囲気をぜひお楽しみください!

ゲスト:ユアネス 古閑翔平・田中雄大・小野貴寛

黒川:FM福岡からユアネスの黒川がお送りしているRoom "H"。ここからは@リビングルーム拡大版ということで、本日はユアネスのメンバー全員でお送りしていきます。まずバンドの自己紹介を軽くしておきたいと思います。ユアネスが結成されたのは、実は福岡県なんです。FM福岡のある福岡県で結成しております。全員音楽の専門学校の同級生です。僕が音響コースで、ギターの古閑がギターコース、ベースの田中はベースコース、ドラムの小野はドラムコースということで。どうやって結成されたかは、うちの核となるギターの古閑が、基本的にスカウト形式で(笑)。

一同:(笑)。

黒川:スカウトしていって、集められたメンバーで結成されたバンドになります。そんな我々ユアネスですが、メンバー全員初登場ということで、それぞれどんな人物なのか、どんな音楽を聴いて育ってきたのか、そういう話を改めてしていこうかなと。僕も聞きたい部分があるかもしれないので、まずは順番にいきましょうか。うちのギターの古閑翔平からお聞きしたいと思います!

古閑:聞いてくれるんですね。

黒川:いや聞きますよ、改めて。

Gt 古閑翔平について

黒川:それではいきます。みんな古閑君との初対面の時の印象はどうだった?

一同:あー(笑)。

古閑:なにその言い方(笑)。

田中:歴史的に一番深いのは僕かな?

古閑:そうだね、ダディ(田中の愛称)だね。

田中:同じ熊本で、一緒にやっていたので。でも本当に、一番最初はファイナル・ファンタジーの人だった(笑)。

一同:(笑)。

古閑:どういうこと(笑)?

田中:黒ずくめで。

古閑:髪の色は何色だったんだろう?

田中:いや黒だったよ。それでカラコン入れてて、それが青だった(笑)。

一同:(笑)。

小野:怖いんだけど(笑)。

古閑:懐かしい(笑)。

田中:それで初対面で「先にゲーセン行っていいですか?」って言われて、ゲーセンでドラムマニアいきなり披露されるという(笑)。

小野:クセが強い。

黒川:ちょっと変人なんだよね(笑)。

田中:そうそう。僕の第一印象は、ちょっと変わった人だなという感じかな。

黒川:小野ちゃんとかどうなの?めっちゃ気になる。

小野:正直いつ会ったか、初対面がいつだったか思い出せないんだけど、翔平でかいじゃん?たぶん「翔平大きなぁ」という印象だったとは思う(笑)。

古閑:かわいい(笑)。

黒川:小野ちゃんが身長的にね。

小野:そう、すごく差がついちゃうから。

黒川:身長185センチとかでしょ?

古閑:そのくらいだね。

小野:俺からしたら190くらいあるけどね。

黒川:初対面の印象は、でかいな〜というのはすごいわかる!僕も初対面で「え、この人こんなにでかいんだ」というのもあったんだけど、ダディが言ってたファイナル・ファンタジーみたいな人というのもめっちゃわかる。

一同:(笑)。

黒川:最初専門学校入って友達になったのが、ダディと古閑ペイだったんだけど、TwitterのDMで、「入学式の後、会おうぜ」みたいなのが来て、「俺、ホストみたいな格好してるやつだから」って古閑から連絡きて(笑)。

小野:自分で言うんか(笑)。

田中:たしかにその時の彼のトレンドがそうだったんだよね。

黒川:では、福岡時代に好きだったモノ・コト・場所・人、どれか1つ選んで挙げるとしたらなんですか?

古閑:ラーメンかな。

黒川:それは定番だね。

田中:美味しいからね〜。

古閑:どこに行っても美味しいというのもあるし、やっぱり自分が好きなところにすぐいけるというのがいいよね。

黒川:そう!しかも福岡は、だいたい行ける場所が固まってるじゃん?

古閑:しかも住んでたところが博多だったから、基本全部歩いて行けたもんね。天神までは歩いて行けて、飛行場もめっちゃ近いし、キャナル・シティーも行けるし、中洲も行けるし、いろんなところに行けたから美味しいラーメン食べまくれたのはでかいっすよね。

黒川:音楽やってる人って、なぜかラーメンめっちゃ好きじゃん?だからいっぱい情報入ってくるんだよね。

古閑:そうそう、しかも絶対打ち上げでラーメン行くもんね。

黒川:あれなんでなんだろうね。

田中:多幸感があるからじゃない?

一同:あ〜(笑)。

黒川:なるほど、それは納得が行く理由ですね。はい、それでは次にいきましょう。ギターはいつから始めた?そしてなぜギターを選んだということなんですが。

古閑:僕がギターを弾き始めたのが、高校1年生の6月1日。

黒川:おお!覚えてるの?

古閑:覚えてるよ。5月24日が誕生日なんですけど、その時に注文してだいたい1週間くらいで届いて、それで触ったのが6月の頭だったから覚えてるっていう。

田中:誕生日アピールもちゃんと(笑)。

古閑:僕、5月24日生まれなんですよ。もう一回言いますね。

一同:(笑)。

黒川:しつこいな〜(笑)。

古閑:ギターを選んだ理由は、僕が高校生の頃はとくに楽器とかしてなくて、授業の終わりにクラスメイトと音ゲーとかしに行ってたんですよね。

小野:さっきのドラムマニアね。

古閑:そうそう、先程話にも挙がっていましたね。そのゲームしている中で、好きな曲がめちゃくちゃギターかっこよかったんですよ。ギラギラメガネ団の「繚乱ヒットチャート」という曲なんですが、その曲のギターがとんでもなくかっこよくて、「俺、これ弾きたい!」となって、ギター買いに行って、最初に買おうとしたのを写真撮って、詳しい友達に「これ買えばいいのかな?」って送ったら、ベースだったという。

一同:(笑)。

田中:あるあるだね。

古閑:フォルムの何が違うか全くわからなかったから、「弦が6本あるのがギターだよ」って言われたから、先に下調べに行って、注文して買ったというわけです。その時からギタリストになったという。

黒川:珍しいというか、基本的にバンドの〇〇さん憧れてギターを始めたみたいな、音楽キッズみたいな感じの道の進み方ではなくて。

古閑:そう、完全に音ゲーから入ったね。

黒川:そういう面白い経歴を持っているんですけども、そんな古閑翔平はどんな音楽を聴いてたのでしょうか?

古閑:これも結構幅が広くて、うーん...やっぱり邦楽ロックもめっちゃ聴いていたのですが、僕が高校生の時は特にボーカロイドの音楽をめちゃくちゃ聴いてたのと、あとはK-POPめっちゃ好きだったね。俺初めて買ったCDが少女時代だからね。

黒川:あー、あの紙ジャケのやつ?

古閑:そうそう!特典ポスターついてくるから買ってしまったという。

黒川:ちょっと大きめのやつね?

古閑:(笑)。知られている。

黒川:いやうちのお母さんが持ってたからね。あと流行ってたし!

古閑:なるほどね。幅広く聴いておりました。

黒川:ユアネスでも基本的に楽曲もほぼ全部作曲をしてもらっているですが、作曲家として一番影響受けたアーティストは?

古閑:これも本当にその時期その時期で影響するのが変わるのですが、歌詞とかも含めて、曲を作る上では、コヤマヒデカズさん(Lyu:Lyu〜CIVILIAN)が一番影響受けているし、今もまだ影響受け続けているなというのが自分でも思います。

黒川:たしかにずっとおすすめしてくれたもんね。僕もそれで知ったりしたから。

古閑:Lyu:Lyu〜CIVILIANからずっと聴いてて、影響受けてますね。最近はやっぱもうダントツK-POPを聴いているので、その方々の作曲のスタイルというか、どういう風に曲作っているんだろうって、めっちゃ勉強してる。やっぱ昔から聴いてる音楽をまた今でも聴き続けていられるというのは、そういう作曲が好きなんだろうなみたいな。だから自分の中でもそういうのを落とし込みたいなというので、最近は韓国語のレッスンにも行ったりしてるんですよ、私(笑)。

田中:ちゃんと早起きしてね(笑)。

古閑:そう早起きして、レッスンを受けるというのを最近はしております。

黒川:そういう行動力も本当にすごいよね!?なんでできるんだろうって。

古閑:(笑)。

田中:なりたい自分になろうとしている感じがちゃんと伝わってくるから。

黒川:しかも好み転々とするタイプじゃん?楽曲とか洋服でもそうだけど、でも根本ルーツは結構戻ってくるところがあるから、そういう面では作曲をしてもらっているというか、このバンドの作曲している部分ですごく感じてくるところはあります。それではこの辺りで音楽にいきましょう。古閑ペイが影響受けた曲を1曲セレクトしてきてもらっていました。どんな曲でしょうか?

古閑:これはね、僕がまたK-POPにハマるきっかけになったグループでもあります。ここ最近のイチオシであります。曲を聞いてもらえればわかるので、ぜひ聴いてください。Dreamcatcherで、「Odd Eye」。



古閑:いやーやっぱかっこいいよね。K-POPのサウンドって、基本的にあまりギターが鳴らない曲が多いんですよ。でもDreamcatcherというグループはめちゃくちゃギターが鳴るんですよ。ギタリストだからそこも好きなんだけど、グループ自体が元々あるコンセプト、夜の感じというか不思議な雰囲気持っているのもまた好きで、あとはビジュアルがいい。

一同:(笑)。

古閑:あともう1点おすすめを言うなら、最年長の2人がいて、そこが同い年なんですよ。それもめっちゃ応援できるという。同い年がこんなに頑張っているんだってなるから。

黒川:サッカーの2トップみたいな感じが。

古閑:そうそう(笑)!というので、僕は最近イチオシしております。ぜひ皆さんもチェックしてみてください!

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Ba 田中雄大について

黒川:では続いて、ベースのダディのお時間です。みんなのダディの印象はどうだった?最初は、一番繋がりのある古閑翔平から。

古閑:ダディの初対面の印象か...。

田中:さっきしゃべったやつの逆バージョンを言えばいいんだよ。

古閑:あ〜なるほど。。。質素。

一同:(爆笑)。

田中:悪口じゃん(笑)。

古閑:悪口じゃないやろ(笑)。

黒川:一番安定しているのかもしれないね。

古閑:逆に言えば、真面目な感じだった。

黒川:落ち着きのある感じね!

古閑:それでベース持ってきて、目の前でスラップとかし始めたから(笑)。

田中:質素じゃないじゃん(笑)!

小野:派手やん(笑)。

田中:なんかやってって言われたからやったんだよ、オーディションだったし(笑)。

古閑:そうそう!そんで上手い!と思って。

田中:よかった、そこがあるなら。

黒川:ダディは底知れぬ何かを持っているから。

一同:(笑)。

古閑:どういうこと(笑)。

黒川:小野ちゃんは?

小野:本当に会った時覚えてないんだよね。

田中:そうなんだよね。

古閑:小野ちゃん誰も覚えてないかもしれない(笑)。

小野:いつの間にか生活に溶け込んでるから。金髪だった気がするな〜。

田中:学生のときは金髪だった!

小野:翔平とよくいたイメージが強いかな。

黒川:小野ちゃんは一応、途中加入になっているからね。

小野:そう。それまでお互い存在は知っているけど、あんまり絡んでいなかったからね。

黒川:在学の時の同級生という感覚だと、そのくらいになっちゃうのかもしれないけど。

小野:2人とも身長がでかい。

黒川:小野ちゃんからみたら、2人とも大きいね(笑)。

古閑:黒ちゃんは?

黒川:ダディは結構面倒見がいい印象で、それこそさっき言った質素じゃないですけど、落ち着きのある人だなと思って。

田中:なんか株が上がるのか下がるのかわからないんだけど(笑)。

黒川:面倒見がすごくいいタイプ人間だなと思って。だって入学式のレポートあったじゃん?

一同:あったね〜。

黒川:それをダディの家に行って、ダディのレポート丸写しさせてもらった(笑)。

一同:(笑)。

田中:同じ価値観のやつが2人いることになってるからね(笑)。

黒川:僕が結構ガキくさいから、多分流れ的にね。面倒見のいい人だなという初対面の印象でもあるし、今でも変わっていないですよ。

田中:よかった〜。

黒川:上げておきましたよ。

田中:ありがとうございます、助かりました(笑)。

黒川:ダディの福岡時代に好きだったモノ・コト・場所・人、どれか1つ選んであげると?

田中:これね...それぞれ1つ以上あるから難しいけど、人として挙げるなら、たぶん黒ちゃんこの番組で選曲したことあるかな?about a ROOMというバンド。

黒川:あー!あるある!


田中:僕ら大変お世話になったバンドじゃないですか?あの人たちをたまに思い出すと、福岡に帰りたくなる。

黒川:あ!わかる!

田中:ラーメンの匂いがしてくる(笑)。

一同:(笑)。

古閑:下げてきてるじゃん(笑)。

田中:下げてないよ(笑)。あのバンドの存在はすごく大きくて。全然それまで先輩バンドっていう位置の人がいなくて、(福岡時代のライブの時)怯えながらバンドしてたじゃん?ジャンルもいろんなところにぶち込まれてたから、打ち上げとか「怖いな...」と思ってたら、about a ROOMのみなさんは「そんな無理しなくていいから〜」みたいな感じで、色々奢ってくれたりして、東京に来る時も背中を押し出してくれて。いい人たちだなというのを、バンドにもこういう人たちいるんだなって最初に知った人で、その人たちが福岡にずっといるのは嬉しいですね。

黒川:なんかわかるかも知れない。思い出しちゃうな。

田中:ね!帰りたい理由の1つにあるというのが大きいかもしれない。

黒川:とても納得いきますね。それでは次、ベースはいつから弾き始めましたか?きっかけは?なぜベース?

田中:すごい畳み掛けてくるじゃん。

一同:(笑)。

田中:ベースは高校1年〜2年生に入る間くらいのところで、そのきっかけをいうならば、最初はギターを触っていたんですよ。お姉ちゃんがたまたまギターをやっていたからなんだけど、楽器がいくつか並んでて、ギターを構えた時に体が大きいから、「ギター小っちゃ!」ってなって、なんか立ち振る舞いがうまくいかないなと。なんかカッコ悪いなと思って、「こっちの大きいギターにしよう」と思って持ったのがベースで。僕も最初わからなかったから、だから下手したら翔平と逆だったかもしれないという。

古閑:そうだね。想像できないな。

田中:そこでしっくりきてたら、ギタリストだったかもしれないという。それがしっくりこなかったからベース持って、「ベースってどんな楽器だろう」と思って調べたら、レッチリのフリーとかがバリバリに弾いているのをみて、かっこいいなと思って、それからベースの練習を始めましたね。

一同:おー!

黒川:面白いね。自分の見た目と比べたのもね(笑)。

田中:そうそう。サイズ感でしっくりこなさすぎて。

古閑:先を見据えた選択だったね、人前に立つというのを想像してたのは(笑)。

田中:知らず知らずのうちにね、質素だけどね(笑)。

一同:(爆笑)。

田中:引きずるよ〜(笑)。

黒川:じゃあその流れで行くと、憧れのベースヒーローは?

田中:そうだね、やっぱレッチリのフリーだったりするけど、僕もネットカルチャーみたいなのにめちゃくちゃ影響受けてたから、最初にベースを練習したきっかけというのが、ちょっとわからないかもしれないけど、馬リオさんという人がいて。

黒川:あ...!わかる!馬の仮面被ってる人か!

田中:そう!馬の仮面かぶってその上にマリオの帽子被ってダジャレっぽく「馬リオ」という人がいて。最初は馬ルイージみたいなのもいたんよ。でも仲違いして、馬ルイージが脱退したかなんかで、そのあと馬リオさんが1人でずっとやっていて、その人の「スラップ講座」というベースの奏法のスラップについて教えるのがあって、それをみて「これだ!」と思って。

黒川:そうだったんだ!

田中:それがきっかけの1つ目で、次にその馬リオさんが影響受けたフリーみたいな。

一同:あ〜!

田中:そのバックボーンを辿っていくと、そういう形になるというか。このかっこいい人は何を聴いて育ったんだろうというのが気になって調べると、フリーに行って、じゃあフリーは何を聴いて...みたいなのをずっと探っていった感じですね。

黒川:スラップベーシストを掘り下げていった感じね。僕もベース好きだから、馬リオさん知ってたよ。ニコニコ動画で調べたら出てきてたから。

田中:そうだよね。

黒川:これはちょっと初耳ですね。

田中:たしかにちゃんとは言ってなかったかもしれない。

黒川:それではここら辺で音楽にいきましょう。ダディが影響受けた1曲をセレクトしてきてもらいました。どんな曲でしょうか?

田中:ちょくちょく話題に出ているので察しはついているかもしれませんが、僕はこの曲を選びました。Red Hot Chili Peppersで「TELL ME BABY」。



田中:この曲は完全にスラップしかないので、僕の最初の練習曲となったし、今でもたまに弾いています。本当にかっこいいので、ベース始めたい人は、とにかく聴いてほしい曲です。

Dr 小野貴寛について

黒川:ということで、最後ですね。誰でしょうか(笑)。

小野:わかるやろ(笑)!はい、誰でしょうか、小野です!

黒川:ドラムの小野ちゃんのお時間です。ちなみにみんなは小野ちゃんの初対面の印象は?

小野:教えてくれ!

一同:(笑)。

古閑:俺覚えてるんよ、小野ちゃんがやべぇやつだって(笑)。

小野:どっちの意味なんだろう(笑)。

古閑:入学の時に自己紹介するコーナーがあったんだけど。クラスメイトとかと顔合わせる時、それぞれの学科があるから、他の学科の人たちを知らないわけじゃん?ベースとかドラムとか、キーボードとか。ギターはギターで一旦顔合わせしてたけど、ドラムとかは実際の音楽理論の授業じゃないと一緒にならなかったのよ。それでその最初の授業の時に、顔合わせして自己紹介するコーナがあって、名前やそれぞれの目標みたいなことを言う感じだったんだけど、俺が自己紹介したときは「熊本から福岡に来ました。ダディと来ました。音楽でご飯食べていきます」みたいなことを言ったら、その時小野ちゃん全く知らないのに、「俺も!!」って言ってきたんだよね(笑)。

一同:(爆笑)。

古閑:パワータイプすぎるし、こいつ只者じゃないとその時に思って(笑)。

小野:しかも俺の席が結構後ろだったよね(笑)?

古閑:そうそう!人の自己紹介に入ってくるって、こいつやばいと思って(笑)。

田中:遠近法で本当に小さいのかわからないよね(笑)。

小野:恥ずいな(笑)。

古閑:たぶん一生覚えていると思う(笑)。

田中:僕も小野ちゃんが僕自身との初対面の時と同じで、いつの間にか一緒にいたよねという感じ。でもめちゃくちゃ真面目だなというイメージでした。

古閑:まじ(笑)?

田中:はっちゃけてはいたけど、僕がすごく真面目な話をするときに、温度感が合う人と合わない人で、話の内容が変わるんですよ。それが小野ちゃんとは1回目でバチっとあったから、結構真面目な話をしていても、普通に話せたから、「あ、この人はちゃんとやる人なんだ」と思ったかな。普段ふざけているけど、ちゃんとやる人なんだって。だからそういうイメージで見てたから、ドラムももちろん上手いなって思って、信頼していたし。なので一緒にやれてよかったです。

黒川:いい印象ばかりじゃん。

古閑:まじで、意外だったわ。

小野:めっちゃうるさかったってことでもあるね(笑)。

田中:ちょっとここで下げておこうかな(笑)。

小野:あげろあげろ!

黒川:下げようかな〜と言ってもね...。僕以外のメンバーはそもそもプロミュージシャン科というところなんですけど、プロミュージシャン科の方々と自分のメンバー以外あんまり関わることがなかったからね。小野ちゃんがステージに立って、僕がそれのスタッフをするみたいな関係がすごく多かったから、直接的にプライベートで話すよりも授業内容のやり取りとか、例えばドラムのマイクをここに設置しますとか、そういうので少しずつ話すしかなかったから、言ってしまえば初対面はドラムクソ上手いという印象しかなかったんですよ。でも小野ちゃんは体が小柄なんですけど、「そこからなんでマイクの音が割れるくらいのスネアの音が出るんだ?」みたいな、そういう印象だったんですよ。

田中:半分クレームじゃん(笑)。

黒川:だからダディの初対面の印象のときみたいな内面的なものはわからなかったかな。

小野:当時はあまり話したことなかったもんね。

黒川:でもストイックじゃないと、当時18歳でいきなりあんなに上手にドラム叩ける人間なんてなかなかいないと思うし、なので初対面の印象は、ドラムがめちゃめちゃうまい小さい人(笑)。

一同:(笑)。

古閑:それおもろいね(笑)。

黒川:小野ちゃんは、めっちゃドラム上手い人です。そんな小野ちゃんが福岡時代に好きだったモノ・コト・場所・人、どれか1つ選んであげるとしたらなんですか?

小野:さっきダディが言ったようにそれぞれあるけど、人かな〜。いまだに久々に帰っても、友達がその当時と同じ感じで接してくれるというか。

田中:ね、みんな会ってくれるよね。

古閑:あと福岡出身だもんね。

小野:あ、そっか!俺だけ福岡なのか。地元も近いし帰れるから、もちろんそれぞれ成長しているけど、みんな会うと当時と全然変わらない感じで接してくれるから、それが嬉しい。

黒川:それめっちゃいいな〜。だってレコーディングとかで帰っても、小野ちゃん結構友達と会ったりしてるイメージがあるから、それめっちゃいい関係ですな!

一同:(笑)。

田中:何目線だよ(笑)。

黒川:ドラムを始めるのって、他の楽器よりハードルが高いと思うんですよ。ドラムセットを揃えたりとか、ある場所じゃないと叩けないからね。だから小野ちゃんはなんでドラムを選んだのか、どうやって始めたのか聞きたいです。

小野:始めた時は大変さとかわかっていないから、気軽に始めた感覚はあったよ。

田中:やりたいからやってるみたいな。

小野:そう。よくあるやん?中学生で、みんな集まって、俺バンドやりたいみたいな。楽器がないくせに言い出すやん?それで9人くらい集まったわけよ。

古閑:お、すごい。

小野:ほぼSlipknotよ。

黒川:そうだね(笑)。

小野:しかもみんなもSlipknot好きだったんだよ。

一同:(笑)。

小野:自分自身でDJの機材とか持ってないのに始めて、気づいたら俺と幼馴染のギターのやつだけが残ってて、2人だけちゃんと楽器やり始めて、今に至るという。そのとき俺はギターやってたんだよな。でもそのあと授業でドラム触って、そこからドラム教室に通い出して、ドラムにどんどんハマっていって、最終的にトドメでB'zのライブ観にいって、ドラムやばいってなったんだよね。そこでドラムしかないとなって、ドラムをガンガンやり始めたみたいな。

黒川:B'zのライブでドラムやばいってなるって、面白いね。

小野:たしかにね。メインは2人なのにね。

古閑:本来はギターが目につきそうなのに。

田中:ギターがあっての、ドラムにいくという。

黒川:そこで小野ちゃんの道が決まったんだろうね。

小野:そうだね。

黒川:ちなみにちょくちょく話題に出たけど、どんな音楽を聴いてたのかというのは?

小野:音楽始める前は、CHEMISTRYとかMEGARYUとかそっち系で、あまりバンドを聴いてこなかったです。バンド始めてから、ドラム教室に行った時に、先生がThe Flying ElephantsというThe Beatlesのカバーバンドの人で、The Beatlesの本人たちとアビーロードでレコーディングしたりしてて、そこから話を聞いて、バンドってすごいなというところから、どんどんハマっていった感じです。その時にB'zも知ってたから、B'zも聴いていって、さっき言った通りライブ見にいって、バンドによりハマり、そこからどんどん激しいのにハマるようになって、メタル系とかいったりみたいな。

黒川:そうだよね。小野ちゃんの今の印象は、メタルとかハードコアなイメージだけど、小野ちゃんは歌も結構プライベートでも歌うから。

小野:好きだね〜。

黒川:元々ボーカリスト寄りというか、歌が強めな曲とか好きだと思うんだよね。それってドラマーにすごい大切な部分だと思いますので、どんどん聴いていってください。

一同:(笑)。

小野:聴きます!

田中:インタビュアーさんみたいになってるじゃん(笑)。

黒川:それではこの辺りで音楽の方にいきましょう。小野ちゃんが影響受けた1曲セレクトしてきてもらいました。

小野:自分のドラムの価値観が変わった曲です。Issuesで「Mad At Myself」。



小野:ちゃんとボーカルも綺麗なメロディーを歌っているんですけど、ドラムが複雑というかパターンが多いから、こういうのをコピーして「あ、俺こういうのも叩けるんだ」ってなった曲だったんですよ。

黒川:へえ〜!

小野:Issuesというバンドで価値観が変わったので、今回はその中でも好きな曲を流しました。

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11月10日(水) オンエア楽曲
ユアネス「49/51 (feat.nemoi)」

-古閑翔平が影響受けた1曲-
Dreamcatcher「Odd Eye」

-田中雄大が影響受けた1曲-
Red Hot Chili Peppers「TELL ME BABY」

-小野貴寛が影響受けた1曲-
Issues「Mad At Myself」

ユアネス「私の最後の日」
ユアネス「ヘリオトロープ」

番組へのメッセージをお待ちしています。
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RADIO INFORMATION

FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、LAMP IN TERRENの松本大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。

放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)


番組MC
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黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、
詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年4月21日にFRIENDSHIP.より新曲「Alles Liebe」を配信リリース。
オフィシャルサイト @yourness_on @yourness_kuro

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松本大(LAMP IN TERREN Vo.&Gt.)
2006年に長崎県で結成。バンド名「LAMP IN TERREN」には「この世の微かな光」という意味が込められている。松本の描く人の内面を綴った歌詞と圧倒的な歌声、そしてその声を4人で鳴らす。聴く者の日常に彩りを与え、その背中を押す音楽を奏でる集団である。
9月1日に「ニューワールド・ガイダンス」をリリース。
オフィシャルサイト @lampinterren @pgt79 / @lampinterren

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森山公稀(odol Piano&Synth.)
福岡出身のミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf./Syn.)を中心に2014年東京にて結成した5人組。ジャンルを意識せず、自由にアレンジされる楽曲には独自の先進性とポピュラリティが混在し、新しい楽曲をリリースする度にodolらしさを更新している。
2021年6月9日に、NEW ALBUM「はためき」をリリース。
オフィシャルサイト @odol_jpn @KokiMoriyama


LINK
FM福岡「Room "H"」

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