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2021.07.15
【読むラジオ】MC:松本大(LAMP IN TERREN) 今回もIvy寺口とのトークをお届け!「Room H」 -2021.07.14-
FM福岡で毎週水曜日 26:00~26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、LAMP IN TERRENの松本大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、LAMP IN TERRENの松本 大が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
現在ツアー『μελαγχολία -メランコリア-』を共に回っているIvy to Fraudulent Game Gt./Vo.寺口宣明さんをゲストにお迎えしてお送りした前回に引き続き、トークの後半をお届けします!
幼少期の話や、20代後半になった彼らの生活についての話など今回も内容盛りだくさん!
▼前回のトーク内容はこちら▼
松本:ノブは人生で初めて人前で歌ったのはいつ、どんな場面?
寺口:人前って家族でもいいんですよね?多分、4歳か5歳くらいかな、一番上のお姉ちゃんが浜崎あゆみさんが好きで無理やり覚えさせられて、それを完璧に歌えるまで、ずっとラジカセの再生ボタンを押されて調教されてたんですよ。それが多分最初。
松本:俺は記録に残ってるけど、ホームビデオの中で3歳4歳ぐらいの俺がウルトラマンエースの主題歌を歌うっていう映像が残ってるよ(笑)。
ちゃんと人前で歌ったのは、バンド組んでライブしたときかな。
寺口:自分の中で一個覆った瞬間みたいなのはあった。
僕ボーカリストだし歌が好きだから、声が出ないと相手に伝わらないと思ってて。だから今でも本当に声の状態はすごい気にするタイプなんだけど、4年前ぐらいにLIQUIDROOMでツアーファイナルのワンマンがあって...。でも前日の大阪公演で3.4曲目から自分の声がおかしいってなって。足元のスピーカーから自分の声が返ってくるんだけど、その声が凄く歪んでて「もうこれは歌いきれないな」と思ったんだよね。
だけど、なんとかごまかしながらやって大阪公演は乗り越えて、「明日どうする?」ってなった時には、もうその時点で喋ることも出来なくて。キャンセルするかどうかの話をして、「歌ってみて本当にダメだったら公演後払い戻しさせてください。」って頼んで当日を迎えたんだけど...。案の定、声が出なかったんだよね。でも、その日本当にいいライブになって、声が出ないことはめちゃくちゃ辛いけど、お客さんのほうを見て、「全部伝えきりたい、楽しみたい」と思ってやったら、伝わるもんだなって分かったんだよね。それは一生忘れないかな。
松本:魂が身体を超えていく感覚だよね。
寺口:あります?忘れられない体験。
松本:いくつもあるけど、今所属している事務所のオーディションに優勝して、その特典で関連会社のA-Sketchっていうレコード会社のイベントで、大阪城ホールで歌った瞬間の、どこまでも声が飛んでく感覚は忘れられない。
寺口:俺、その話してもらったことがあって、めっちゃ覚えてる。
松本:その瞬間に、これはもう自意識過剰なのかもしれないけど、俺は歌うべき人間だったんだっていうことがそこで分かった気がした。アマチュアの人間にはイヤモニという概念はないから、あのぐらいのステージに立つとスピーカーから出る音の響きとかそういうもので自分の声を判断することになるじゃん。だから、より"自分の声が見えた"という忘れられない体験がありましたね。
寺口:覚えてないよ。けど、めっちゃ歌上手いんだけど、何言ってるか分からなかったのは覚えてる。声の味が強すぎて。めっちゃ歪んでたじゃん、あの時。今は、どんどん声に深みが出てる。
松本:Ivyのライブはグシャグシャだったことしか覚えてない。今だと考えられないくらい全部の楽器が喧嘩してた。
Ivyは今でもそういう格闘的な美しさがあるとは思うんだけど、あの時はみんなが違う方向でひたすら好きに踊ってるような感じだった。
寺口:「EYE」という曲。ライブで見たことはあったんだけど、一緒に回ってる『μελαγχολία -メランコリア-』で、この曲やるじゃん?ただのバンドの曲とは思えなくて。とにかく自由で、聴いている人間に生命力を与えてくれる楽曲なんだよね。
松本:それは歌ってる側としても意識しているかもしれない。
寺口:曲の最後、松本さんが伸ばしていてフェイクして、メンバーが後ろで歌うところ、そこがすごく好き。
松本:嬉しいね。
寺口:元々の音源も素晴らしいけど、あれは皆もライブで聴いた方がいい。
松本:俺は「Memento Mori」なんだよね。なんかいろいろ成長してきたなって思うところはあるんだけど「Memento Mori」の一番いいなと思ってるところは、サビの部分。ノブの歌い出しの声のトーンとその一切ブレない感じ。ノブのストロングポイントが全部詰まってるサビだと思う。
〈生きる為生きていたってさ〉って言うところのノブの声、あれはノブの声じゃないと成立しないと思える。この感動はノブでしか感じられないんだろうなって。だから、俺は例えば人の曲とか歌ったりすることあるけど「Memento Mori」は歌いたくない。ライブで聴きたい。
寺口:お互い選んだけど、今の自分たちにとってすごく重要な曲が、やっぱり周りもいいって思ってくれてるのかなと思うね。
松本:そうだね。無意識の中で"自分達はこれを大事にしているんだ"っていうのは何かしらで伝わっていくもんなんだろうね。
松本:ノブは"THEヴォーカル"って感じがする。Ivyを見ていると"バンド"って感じがする。その中でノブがやっぱ一番最初に飛び込んでくる。
だけど、ノブだけが飛び込んでくるわけじゃない。バンドがいてのフロントマンなんだよね。
寺口:逆に松本 大は、ソロでもかっこいいと思う。
松本:その可能性については、ちょっと考えたりするんだよね。でもバンドであることの美しさってのはあって、それは制約があるからだと思う。ギターがあってドラムがあってベースがあって、ボーカルがいるっていうなんとなく決まりがあるじゃん。その中であーでもないこーでもないって切磋琢磨しながら曲が生まれる美しさがある。だから俺はバンドマンとしての自信がある。でも一人のミュージシャン、一人のシンガーとしての自信も同じくらいある。だから、もし自分が作っていく曲の中でバンドの枠組みを越えた曲が生まれたとしたら、その時はソロでやってみたいなぁと思う気持ちもあります。
寺口:でもね、きっと俺はLAMP IN TERRNの松本 大の方が好きだと思う。
松本:それはお前、俺に火をつけてるよ。俺 テレンに負けてらんねえって思っちゃうよ。
寺口:いや、多分いいんだよ、ソロも。いいんだけど、やっぱりお客さんも俺も"LAMP IN TERRENで松本 大が歌っているところを見たいな"って思ってしまうんだろうね。まあ、頑張ってみなよ(笑)。
寺口:これ、音楽少し絡んでいるんだけど。俺、一昨日地元で2部構成のワンマンライブだったの。ライブ後、家に帰ってハンバーグ作って食べたんだけど、超幸せだった。
松本:ハンバーグ作ったの?ライブ終わりに?体力あるね。
寺口:なんかびっくりするくらい幸せだった。ハンバーグ食べてる時、世界で一番幸せだと思った(笑)。
松本:へー。 なるほどね。料理して、食べている時か。俺は何している時が一番幸せだろうな...。お風呂かな。平気で3時間お風呂に入るのよ。
寺口:分かる!音楽聴きながら。
松本:俺は、漫画を読みながら音楽聴いたりして。あとネットショッピングしながらお風呂に入る時間が一番幸せかもしれない。
松本:俺は体に対して悪いことばっかりしてるけど、何かある?
寺口:とにかく俺は、歌う時は体温を高く保たないと声が出ないからライブの前日は絶対お風呂に浸かるし、サウナに行けたらベスト。当日も起きて、お風呂に1時間くらい入ってから会場に行くっていうのをやらないと、身体的にもダメだし、心的にも落ち着かないからやってる。
松本:俺もそういうことやった方がいいんじゃないかなって思う。マネージャー曰く、ライブが始まった時よりも中盤からの方がドライブしている感じがあるらしいから。
寺口:とりあえず松本さんは肩が凝りすぎ。新潟公演で肩を揉んだんだけど、凝りすぎて指が跳ね返された(笑)。
松本:そうなんだよね。肩凝りがひどいのと、あと整体師に肩甲骨が埋まってしまって無いって言われた(笑)。
寺口:ライブの当日にお風呂に入ってくるのがいいよ。
松本:じゃあライブハウスにはお風呂を設置していただけると...(笑)。
松本:そうだよ、俺達もう30近いよ。26だっけ?
寺口:27になりましたよ。
松本:俺ももうこの回が放送される頃には29になってますから...。
寺口:でも、俺の中は45歳ぐらいまでは若いって思ってる。
松本:俺多分40直前になるまでは初めて会う人に20代だと思われる自信がある。結構若々しくいれるんじゃないかなって思ってるよ。あと、太るのはやめよう!
寺口:食べながら痩せよう! Forever Young!
松本:最後に一曲、Ivy to Fraudulent Gam『再生する』からどの曲をかけますか?
寺口:「御伽」という曲を。
松本:この曲はどんな曲ですか?
寺口:バンドとしての俺達って、ちょっと不器用だったりするんです。言葉にしたいことをうまく伝えられなかったり。だけど、この曲があるからなんか救われたって思える曲です。
2週に渡りお送りしてきましたがいかがでしたか?
古くからの付き合いで、フロントマン同士で、仲が良いからこそ分かるお互いのことであったり、2人の新鮮な一面が垣間見える回でした。次回新たな松本くんの一面を見せてくれるゲストはどなたなのでしょう!お楽しみに!
LAMP IN TERREN「EYE」
Ivy to Fraudulent Game「Memento Mori」
Jimmy Eat World「The Middle」
Sylvan Esso「Numb」
Ivy to Fraudulent Game「御伽」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #FM福岡 #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、
詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年4月21日にFRIENDSHIP.より新曲「Alles Liebe」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
松本大(LAMP IN TERREN Vo.&Gt.)
2006年に長崎県で結成。バンド名「LAMP IN TERREN」には「この世の微かな光」という意味が込められている。松本の描く人の内面を綴った歌詞と圧倒的な歌声、そしてその声を4人で鳴らす。聴く者の日常に彩りを与え、その背中を押す音楽を奏でる集団である。
2020年10月14日にアルバム「FRAGILE」をリリース。
オフィシャルサイト/ @lampinterren/ @pgt79 / @lampinterren
森山公稀(odol Piano&Synth.)
福岡出身のミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf./Syn.)を中心に2014年東京にて結成した5人組。ジャンルを意識せず、自由にアレンジされる楽曲には独自の先進性とポピュラリティが混在し、新しい楽曲をリリースする度にodolらしさを更新している。
2021年6月9日に、NEW ALBUM「はためき」をリリース。
オフィシャルサイト/ @odol_jpn/ @KokiMoriyama
今週のMCは、LAMP IN TERRENの松本 大が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート!(聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。)
現在ツアー『μελαγχολία -メランコリア-』を共に回っているIvy to Fraudulent Game Gt./Vo.寺口宣明さんをゲストにお迎えしてお送りした前回に引き続き、トークの後半をお届けします!
幼少期の話や、20代後半になった彼らの生活についての話など今回も内容盛りだくさん!
ゲスト:Ivy to Fraudulent Game 寺口宣明(Gt./Vo.)
松本:ノブは人生で初めて人前で歌ったのはいつ、どんな場面?
寺口:人前って家族でもいいんですよね?多分、4歳か5歳くらいかな、一番上のお姉ちゃんが浜崎あゆみさんが好きで無理やり覚えさせられて、それを完璧に歌えるまで、ずっとラジカセの再生ボタンを押されて調教されてたんですよ。それが多分最初。
松本:俺は記録に残ってるけど、ホームビデオの中で3歳4歳ぐらいの俺がウルトラマンエースの主題歌を歌うっていう映像が残ってるよ(笑)。
ちゃんと人前で歌ったのは、バンド組んでライブしたときかな。
―これまでのライブで体験した忘れられない瞬間は?
寺口:自分の中で一個覆った瞬間みたいなのはあった。
僕ボーカリストだし歌が好きだから、声が出ないと相手に伝わらないと思ってて。だから今でも本当に声の状態はすごい気にするタイプなんだけど、4年前ぐらいにLIQUIDROOMでツアーファイナルのワンマンがあって...。でも前日の大阪公演で3.4曲目から自分の声がおかしいってなって。足元のスピーカーから自分の声が返ってくるんだけど、その声が凄く歪んでて「もうこれは歌いきれないな」と思ったんだよね。
だけど、なんとかごまかしながらやって大阪公演は乗り越えて、「明日どうする?」ってなった時には、もうその時点で喋ることも出来なくて。キャンセルするかどうかの話をして、「歌ってみて本当にダメだったら公演後払い戻しさせてください。」って頼んで当日を迎えたんだけど...。案の定、声が出なかったんだよね。でも、その日本当にいいライブになって、声が出ないことはめちゃくちゃ辛いけど、お客さんのほうを見て、「全部伝えきりたい、楽しみたい」と思ってやったら、伝わるもんだなって分かったんだよね。それは一生忘れないかな。
松本:魂が身体を超えていく感覚だよね。
寺口:あります?忘れられない体験。
松本:いくつもあるけど、今所属している事務所のオーディションに優勝して、その特典で関連会社のA-Sketchっていうレコード会社のイベントで、大阪城ホールで歌った瞬間の、どこまでも声が飛んでく感覚は忘れられない。
寺口:俺、その話してもらったことがあって、めっちゃ覚えてる。
松本:その瞬間に、これはもう自意識過剰なのかもしれないけど、俺は歌うべき人間だったんだっていうことがそこで分かった気がした。アマチュアの人間にはイヤモニという概念はないから、あのぐらいのステージに立つとスピーカーから出る音の響きとかそういうもので自分の声を判断することになるじゃん。だから、より"自分の声が見えた"という忘れられない体験がありましたね。
―お互いのライブを最初に見た時にどんなことを感じましたか?
寺口:覚えてないよ。けど、めっちゃ歌上手いんだけど、何言ってるか分からなかったのは覚えてる。声の味が強すぎて。めっちゃ歪んでたじゃん、あの時。今は、どんどん声に深みが出てる。
松本:Ivyのライブはグシャグシャだったことしか覚えてない。今だと考えられないくらい全部の楽器が喧嘩してた。
Ivyは今でもそういう格闘的な美しさがあるとは思うんだけど、あの時はみんなが違う方向でひたすら好きに踊ってるような感じだった。
―ライブで聴く、お互いのこの曲が好きという1曲は?
寺口:「EYE」という曲。ライブで見たことはあったんだけど、一緒に回ってる『μελαγχολία -メランコリア-』で、この曲やるじゃん?ただのバンドの曲とは思えなくて。とにかく自由で、聴いている人間に生命力を与えてくれる楽曲なんだよね。
松本:それは歌ってる側としても意識しているかもしれない。
寺口:曲の最後、松本さんが伸ばしていてフェイクして、メンバーが後ろで歌うところ、そこがすごく好き。
松本:嬉しいね。
寺口:元々の音源も素晴らしいけど、あれは皆もライブで聴いた方がいい。
松本:俺は「Memento Mori」なんだよね。なんかいろいろ成長してきたなって思うところはあるんだけど「Memento Mori」の一番いいなと思ってるところは、サビの部分。ノブの歌い出しの声のトーンとその一切ブレない感じ。ノブのストロングポイントが全部詰まってるサビだと思う。
〈生きる為生きていたってさ〉って言うところのノブの声、あれはノブの声じゃないと成立しないと思える。この感動はノブでしか感じられないんだろうなって。だから、俺は例えば人の曲とか歌ったりすることあるけど「Memento Mori」は歌いたくない。ライブで聴きたい。
寺口:お互い選んだけど、今の自分たちにとってすごく重要な曲が、やっぱり周りもいいって思ってくれてるのかなと思うね。
松本:そうだね。無意識の中で"自分達はこれを大事にしているんだ"っていうのは何かしらで伝わっていくもんなんだろうね。
―お互いバンドのフロントマンですが、その立ち位置についてどう思いますか?
松本:ノブは"THEヴォーカル"って感じがする。Ivyを見ていると"バンド"って感じがする。その中でノブがやっぱ一番最初に飛び込んでくる。
だけど、ノブだけが飛び込んでくるわけじゃない。バンドがいてのフロントマンなんだよね。
寺口:逆に松本 大は、ソロでもかっこいいと思う。
松本:その可能性については、ちょっと考えたりするんだよね。でもバンドであることの美しさってのはあって、それは制約があるからだと思う。ギターがあってドラムがあってベースがあって、ボーカルがいるっていうなんとなく決まりがあるじゃん。その中であーでもないこーでもないって切磋琢磨しながら曲が生まれる美しさがある。だから俺はバンドマンとしての自信がある。でも一人のミュージシャン、一人のシンガーとしての自信も同じくらいある。だから、もし自分が作っていく曲の中でバンドの枠組みを越えた曲が生まれたとしたら、その時はソロでやってみたいなぁと思う気持ちもあります。
寺口:でもね、きっと俺はLAMP IN TERRNの松本 大の方が好きだと思う。
松本:それはお前、俺に火をつけてるよ。俺 テレンに負けてらんねえって思っちゃうよ。
寺口:いや、多分いいんだよ、ソロも。いいんだけど、やっぱりお客さんも俺も"LAMP IN TERRENで松本 大が歌っているところを見たいな"って思ってしまうんだろうね。まあ、頑張ってみなよ(笑)。
―音楽活動以外で何してる時が、今一番幸せ?
寺口:これ、音楽少し絡んでいるんだけど。俺、一昨日地元で2部構成のワンマンライブだったの。ライブ後、家に帰ってハンバーグ作って食べたんだけど、超幸せだった。
松本:ハンバーグ作ったの?ライブ終わりに?体力あるね。
寺口:なんかびっくりするくらい幸せだった。ハンバーグ食べてる時、世界で一番幸せだと思った(笑)。
松本:へー。 なるほどね。料理して、食べている時か。俺は何している時が一番幸せだろうな...。お風呂かな。平気で3時間お風呂に入るのよ。
寺口:分かる!音楽聴きながら。
松本:俺は、漫画を読みながら音楽聴いたりして。あとネットショッピングしながらお風呂に入る時間が一番幸せかもしれない。
―体が資本の我々ですが、体調管理のために実践していることありますか?
松本:俺は体に対して悪いことばっかりしてるけど、何かある?
寺口:とにかく俺は、歌う時は体温を高く保たないと声が出ないからライブの前日は絶対お風呂に浸かるし、サウナに行けたらベスト。当日も起きて、お風呂に1時間くらい入ってから会場に行くっていうのをやらないと、身体的にもダメだし、心的にも落ち着かないからやってる。
松本:俺もそういうことやった方がいいんじゃないかなって思う。マネージャー曰く、ライブが始まった時よりも中盤からの方がドライブしている感じがあるらしいから。
寺口:とりあえず松本さんは肩が凝りすぎ。新潟公演で肩を揉んだんだけど、凝りすぎて指が跳ね返された(笑)。
松本:そうなんだよね。肩凝りがひどいのと、あと整体師に肩甲骨が埋まってしまって無いって言われた(笑)。
寺口:ライブの当日にお風呂に入ってくるのがいいよ。
松本:じゃあライブハウスにはお風呂を設置していただけると...(笑)。
―現在20代後半ですが、どんな30代になると思いますか?
松本:そうだよ、俺達もう30近いよ。26だっけ?
寺口:27になりましたよ。
松本:俺ももうこの回が放送される頃には29になってますから...。
寺口:でも、俺の中は45歳ぐらいまでは若いって思ってる。
松本:俺多分40直前になるまでは初めて会う人に20代だと思われる自信がある。結構若々しくいれるんじゃないかなって思ってるよ。あと、太るのはやめよう!
寺口:食べながら痩せよう! Forever Young!
松本:最後に一曲、Ivy to Fraudulent Gam『再生する』からどの曲をかけますか?
寺口:「御伽」という曲を。
松本:この曲はどんな曲ですか?
寺口:バンドとしての俺達って、ちょっと不器用だったりするんです。言葉にしたいことをうまく伝えられなかったり。だけど、この曲があるからなんか救われたって思える曲です。
2週に渡りお送りしてきましたがいかがでしたか?
古くからの付き合いで、フロントマン同士で、仲が良いからこそ分かるお互いのことであったり、2人の新鮮な一面が垣間見える回でした。次回新たな松本くんの一面を見せてくれるゲストはどなたなのでしょう!お楽しみに!
7月14日(水) オンエア楽曲
LAMP IN TERREN「心身二元論」LAMP IN TERREN「EYE」
Ivy to Fraudulent Game「Memento Mori」
Jimmy Eat World「The Middle」
Sylvan Esso「Numb」
Ivy to Fraudulent Game「御伽」
番組へのメッセージをお待ちしています。
Twitter #FM福岡 #RoomH をつけてツイートしてください。MC3人ともマメにメッセージをチェックしています。レポート記事の感想やリクエストなどもありましたら、#SENSA もつけてツイートしてください!
RADIO INFORMATION
FM 福岡「Room "H"」
毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角(けごむつかど)」。"203号室(毎週水曜日の26:00~26:55)"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。九州にゆかりのある3組のバンド、ユアネスの黒川侑司、LAMP IN TERRENの松本大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。放送時間:毎週水曜日 26:00~26:55
放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
番組MC
黒川侑司(ユアネス Vo.&Gt.)
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、
詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年4月21日にFRIENDSHIP.より新曲「Alles Liebe」を配信リリース。
オフィシャルサイト/ @yourness_on/ @yourness_kuro
松本大(LAMP IN TERREN Vo.&Gt.)
2006年に長崎県で結成。バンド名「LAMP IN TERREN」には「この世の微かな光」という意味が込められている。松本の描く人の内面を綴った歌詞と圧倒的な歌声、そしてその声を4人で鳴らす。聴く者の日常に彩りを与え、その背中を押す音楽を奏でる集団である。
2020年10月14日にアルバム「FRAGILE」をリリース。
オフィシャルサイト/ @lampinterren/ @pgt79 / @lampinterren
森山公稀(odol Piano&Synth.)
福岡出身のミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf./Syn.)を中心に2014年東京にて結成した5人組。ジャンルを意識せず、自由にアレンジされる楽曲には独自の先進性とポピュラリティが混在し、新しい楽曲をリリースする度にodolらしさを更新している。
2021年6月9日に、NEW ALBUM「はためき」をリリース。
オフィシャルサイト/ @odol_jpn/ @KokiMoriyama