FM福岡で毎週水曜日 26:00～26:55にオンエアしている音楽番組「Room "H"」。九州にゆかりのある３組のバンド、ユアネスの黒川侑司、LAMP IN TERRENの松本大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。
今週のMCは、LAMP IN TERRENの松本 大が担当。SENSAでは、オンエア内容を一部レポート！（聴き逃した方やもう一度聴きたい方は、radiko タイムフリーをご利用下さい。）

収録開始時間になってもスタッフ誰一人松本くんを見ておらず収録場所を覗きに行くと、そこにはコンビニで買った味噌汁をすする松本くんの姿が！20分前からスタッフを待っていたようです。
そうして始まった今回、彼が所属するバンド LAMP IN TERRENが6月9日(水)にデジタルリリースするニューシングル「心身二元論」の制作秘話をたくさん話しています！


（松本）今週は新曲祭りです。いろんな僕の好きなアーティストの新曲が軒並み良かったんで、それをどんどんかけて行こうと思っています。さらに今日はLAMP IN TERRENの新曲もおかけします！
この番組ではみなさんからのメッセージも受け付けております。番組への感想やRoom Hの住人への質問は是非 Twitter で#FM福岡 #RoomH をつけて是非気軽につぶやいてみてください。僕、結構見ていますよ。2時とか余裕で起きてるんで（笑）。
さて前回はこのRoom "H"にゲストをお迎えいたしました。僕の幼馴染で妹みたいな存在の女優、坂ノ上茜ちゃんが遊びに来てくれました。この前喋りすぎて前回のO.A.で流せなかった未公開トークを今日は蔵出ししようと思っております（前回のトークは下記記事から、今回オンエアした蔵出しトークはradikoタイムフリーでお楽しみください。）

LAMP IN TERREN 新曲「心身二元論」紹介

来週6月9日(水)にデジタルリリースとなりますLAMPIN TERRENニューシングル「心身二元論」。この曲を作った当初からこのタイトルなんですけど、一回歌詞を書いていく中でタイトルを変えようと思った時期がありました。
「心身二元論」は簡単に言うと、"体の中に心があるのではなく、心と体は独立した一つ一つである"という考え方で、どうしても主観で物事を見れない感じだったり、自分がずっと抱えてきた問題の一つだったなと思うんです。
歌詞にも書いているんですが、例えば学生時代に陰口を言われたり嫌なことがあった時に、そこから自分が乖離していく感じがありました。なんか自分を真上から見るような感じで、その周りの人間も一緒に見えてて、その嫌な感じと言うか傷つけられる感じを全部他人事として見てるような感覚があって。
そのことについて今書いてみたいなと思い、この曲が出来ました。実はこの曲結構前からあって一回レコーディングしたんですけど、アレンジが気に入らなくて。歌詞だけだと暗く聴こえるけどバックのサウンドはリズム感があって踊ってるように聴こえる。この歌詞のテーマにもなっている狂気的な部分を出したいなと思ってレコーディングをやり直しました。なので制作期間は結構長いですけど覚えてないです（笑）。ただ歌詞の方向性は変わってないです。

LAMP IN TERREN「心身二元論」プリアド/プリセーブはこちら

―「心身二元論」は安産か難産か

安産・・なのかな・・。でもいつも歌詞で苦しんでいる気がするんだよな・・・。
でも最終的にレコーディングする1日前には歌詞が出来上がっていました。僕、当日に歌詞が出来上がることが多いので今回は珍しいです。

―アレンジについて、印象的なコーラスはどのようにして生まれたのか

以前Room "H"でゴスペルチック・R&Bっぽい音楽を作ってるという話をした時に、ちょうどレコーディングしていたのがこの曲だったと思います。
声の多重録音にちょっとはまっている自分がいて、Twitterでも結構段階的に動画をあげてたんですけど、最後に追加されるのがベルの音とコーラスで、それが入ることによって曲の雰囲気が変わって、より一層狂気的な部分を出せたんじゃないかなと思います。
ちょっとうねるような波紋をつけていて、レコーディングエンジニアと考えながら作っていきました。あとはもう僕が勘で声を当てていきました。多分10人ぐらいの僕がいます。今この時期にこの曲を出すっていうのは結構自分の中では大事なことじゃないかなと思います。シングルって言っていいほどシングル曲っぽくはないですが、今の時代だからこそ出したいと思った曲です。

思い返すと、結構僕レコーディングミックスっていう作業の時にかなりエンジニアさんに口出しちゃうタイプなんですけど、この曲は今まででぶっちぎり一からやり直しました。エンジニア泣かせな曲だったと思います。ドラムからちょっと音の棲み分け方を変えていって。
でも最近は一から自分でやっていくことによって、より自分が表現したいものに近づいている感じがあります。ぜひでっかいスピーカーで聴いてみてほしいし、iPhoneのスピーカーでも聴いてみてほしいし、イヤホン・ヘッドホンでも聴いてみてほしい。多分、全部聞こえ方がちょっと違うんじゃないかなと思います。狙って作ってるんで、そういうところも楽しんでもらえたら嬉しいです。よろしくお願いします。


今回も和気あいあいとした収録でした。
「心身二元論」秘話を語る松本くんは凛々しく、好きな新曲を語る彼の目はキラキラしていました。Twitter #FM福岡 #RoomH にてご感想お待ちしています。次回もお楽しみに！

6月2日(水) オンエア楽曲

Samm Henshaw「Still Broke (feat. Keyon Harrold)」
YOASOBI「あの夢をなぞって」
LAMP IN TERREN「心身二元論」
Hiatus Kaiyote「Get Sun (feat. Arthur Verocai)」
GRAPEVINE「ねずみ浄土」
Coldplay「Higher Power」

RADIO INFORMATION

FM 福岡「Room "H"」

毎週月曜日から金曜日まで深夜にオンエアされる、福岡市・警固六角にある架空のマンションの一室を舞台に行われ、次世代クリエイターが様々な情報を発信するプログラム「ミッドナイト・マンション警固六角（けごむつかど）」。"203号室（毎週水曜日の26:00～26:55）"では、音楽番組「Room "H"」をオンエア。九州にゆかりのある３組のバンド、ユアネスの黒川侑司、LAMP IN TERRENの松本大、odolの森山公稀が週替わりでMCを務め、本音で(Honestly)、真心を込めて(Hearty)、気楽に(Homey) 音楽愛を語る。彼らが紹介したい音楽をお届けし、またここだけでしか聴けない演奏も発信していく。

放送時間：毎週水曜日 26:00~26:55
放送局：FM福岡(radikoで全国で聴取可能)

番組MC

黒川侑司（ユアネス Vo.&Gt.）
福岡で結成された4人組ロックバンド。感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、
詞世界を含め一つの物語を織りなすような楽曲を展開。
重厚な音の渦の中でもしっかり歌を聴かせることのできるLIVEパフォーマンスは、エモーショナルで稀有な存在感を放っている。2021年4月21日にFRIENDSHIP.より新曲「Alles Liebe」を配信リリース。
オフィシャルサイト／ @yourness_on／ @yourness_kuro


松本大（LAMP IN TERREN Vo.&Gt.）
2006年に長崎県で結成。バンド名「LAMP IN TERREN」には「この世の微かな光」という意味が込められている。松本の描く人の内面を綴った歌詞と圧倒的な歌声、そしてその声を4人で鳴らす。聴く者の日常に彩りを与え、その背中を押す音楽を奏でる集団である。
2020年10月14日にアルバム「FRAGILE」をリリース。
オフィシャルサイト／ @lampinterren／ @pgt79 / @lampinterren


森山公稀（odol Piano&Synth.）
福岡出身のミゾベリョウ(Vo.)、森山公稀(Pf./Syn.)を中心に2014年東京にて結成した5人組。ジャンルを意識せず、自由にアレンジされる楽曲には独自の先進性とポピュラリティが混在し、新しい楽曲をリリースする度にodolらしさを更新している。
2021年6月9日に、NEW ALBUM「はためき」をリリース。
オフィシャルサイト／ @odol_jpn／ @KokiMoriyama

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FM福岡「Room "H"」