SENSA

2019.03.18

標準装備エモ、殺傷力抜群なサウンドを掻き鳴らす「NENGU」

標準装備エモ、殺傷力抜群なサウンドを掻き鳴らす「NENGU」

今回のレコメンドは「NENGU」です。
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馬場庫太郎(G)、樋口浩気(B)、石上宗太郎(Dr)からなる3人組インストバンド。2012年に結成し、2015年に1stミニアルバム「tuna body」を発表、2016年には"Next Music from Tokyo vol.7"に参加し、カナダツアーも開催。2017年の"FUJI ROCK FESTIVALのROOKIE A GO GO"にも出演。疾走感ある楽曲が特徴で、派手に掻き鳴らされるギター、迫力のドラム、がっつり低音を鳴らすベースの三者がぶつかり合いながら調和する様はライブで観ても圧巻です。

NENGU「Go My Bamboo」





※ちなみにこのMVに映る可愛い女子たちはメンバーではございません。

彼らを知ったのは今から約6年前。そう思うと結構結成当初から観ていたことになるのですが、初めて観た吉祥寺WARPのフロアライブ、今でも鮮明に覚えています。SPECIAL OTHERSやトレモロ、Schroeder-Headzは観たことがあったのですが、こんなインストバンドいるの!?ってくらい衝撃を受けました(その当時LITEは観たことなかったので、今考えると爆音感はLITEに近いところがあると思います。楽曲の雰囲気は全然違うけど)。
Dr.石上さんの目で追いきれない程の撥捌きが炸裂したドラムパフォーマンス、変態的(もちろん良い意味で)なGt.馬場さんのギターサウンド、場を掻き回し続けるそんな二人をしっかりと繋ぐBa.樋口さんの安定感ある低音。遊び心満載、殺傷力抜群な楽曲ばかり。音源で聴く以上に、実際のライブでのテクニカルさが変態的に飛び抜けていて音だけでなく目でも楽しめる、そんなバンドです。

NENGU「Real Mel Gibson」






NENGU「KODAWARI Champion」






AL『Pongyaron』は、ゲームボーイ用ミュージックエディタ・Little Sound Djを使ったサウンドが特徴の楽曲が数曲収録されており、「Real Mel Gibson」もその一つ。そしてもう1曲YouTubeで公開されたのは笑っちゃうくらいヒーリング・ミュージックの「KODAWARI Champion」。マンドリン、アコギ、カリンバの音色が美しい、普段の彼らからのギャップどころの問題ではないくらい振り切った、バファリンみたいな曲(笑)
MVは出ていませんが「Super8」みたいな曲が個人的には好きです。「Death Mountain」もライブでも人気がある聴いていて楽しい楽曲。
各種サブスクリプションで聴けるのでぜひアルバム通して聴いてみて下さい。海外のインストバンドだと、HELLAやAdebisi Shank、Tera Melosが好きな人にはきっと刺さるはず。(Tera Melosは昨年LITEと一緒にJAPAN TOURを実施しており、東京公演ではNENGUも共演)。

ライブ映像もめちゃくちゃ良いのでお時間ある時にぜひ。

NENGU「【LIVE】~FUJI ROCK FESTIVAL 2017~ full」」






そんな彼らの次のライブは、3月27日(水)@吉祥寺NEPOにて。出演者もなかなか良い感じなので春休みの学生諸君、ぜひ足を運んでみて下さい。ライブで観てこそのアーティストです。

@nenguband

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