RADIO

2026.05.31

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!YOURNESS・NOT WONK・Alaska Jamほか全22作品 -2026.5.30-

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!YOURNESS・NOT WONK・Alaska Jamほか全22作品 -2026.5.30-

カルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽を配信するサービス FRIENDSHIP.の新譜を紹介。 キュレーターの金子厚武とナビゲーターの奥宮みさとによるラジオ番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」から、今週オンエアした内容を掲載!FRIENDSHIP.がリリースした最新の音楽をいち早くチェックしよう!

New Release Digest Part 1


みさと:5月25日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜、全22作品の中からPart-1をダイジェストでご紹介しました。まずはおひさしぶり、Pictured Resort


金子:Pictured Resortの新曲が届くと、夏が近づいてきた感がありますけど。

みさと:それな(笑)。

金子:ただ最近の作風に関しては、10周年を経て、これまでの明るい開放的な雰囲気から、ちょっと密室的な音作りへと変化しています。今回もまさにそうで、ちょっと早い「ミッドライフ・クライシス」、内省的な考えも反映されているということで。まあ、最近の夏はちょっと暑すぎるので、これくらいのテンション感のほうがちょうどいい感じもしますね。7月にはこの曲も入ったEPが出るということで、そちらも楽しみです。

みさと:月下美人というお花があると思うんですけど、その学名がEPのタイトルに付くということで、アートワークには月下美人のイラストを描かれていらっしゃるんですけど、青と白のコントラストが素敵ですよね。月下美人には「危険な快楽」なんて花言葉があるんですけど、そういった作品のモチーフからも想像できるように、艶やかさが音にも込められていました。どんなEPが届くのか楽しみにしています。続いて、はじめましてさんです。LEIGHT NINE(レイトナイン)。


金子:LEIGHT NINEは台湾のアーティスト。オーディオビジュアルアート、ロック、電子音楽などの要素を融合し、音楽と視覚芸術の相互作用に新たな可能性を探求し続けていると。去年、LITEの井澤さんのソロアルバムに参加していて、そういう繋がりもあってFRIENDSHIP.からのリリースになったのかな。今回アルバムなんですけど、「NIAN」という曲に関しては、4分半くらいで、最初の1分間はほぼほぼイントロ。歌がなかなか出てこない。プロフィールに「オーディオビジュアルアート」という言葉も入っているように、映像と一緒に聴かせるような、ビジュアル的な曲作りが上手い人たちなのかなという印象を受けました。

みさと:VJありきで進んでいくような感じになるのかなと思うと、ライブハウスなどで観てみたい一曲だなと思いました。音の作り方に関しても、重めで渋めなビートに、揺らぐ女性ボーカルの対比がすごく面白い。自分の芸術観点の意識がいろんなところに引っ張られそうなビジュアルも含めて、いろんな楽しみ方ができる感じがします。そんなPart-1から、どうしましょう?

金子VivaOlaくんの新曲を紹介しようと思います。

みさと:今回はThomas Ngとのコラボ。6年ぶり。


金子:香港出身のThomas Ngとのコラボレーションで、2019年に「On My Side」という曲を出しているんですけど、それ以来のコラボレーション。コメントに「ボストンで一緒にアーティスト活動を始めたThomas Ng」という言葉もあるように、2人ともバークリー音楽大学に行っていた経験があって、その頃からの仲間なのかなと思うんですけど、そこからそれぞれのキャリアを進んで、再び巡り会ったストーリーもいいなと思うし、曲調がボサノバで、VivaOlaくんとしては新鮮な感じでした。去年の夏によくボサノバを聴いていたらしく、今回の曲に落とし込んだと。さっきのPictured Resortもそうですけど、夏に向けて暑くなってきたタイミングで、こういう曲調は気持ちいいし、VivaOlaとThomas Ngの歌声も爽やかというか、聴き心地が良くて、この2人らしい一曲になったかなと思います。

みさと:ボサノバが持つ素朴さよりも洗練されたスムースさが印象に残るのは、「さすがVivaOlaくんだな」とも思いますし、もちろんボサノバのすべてがなくなるわけじゃないんですけど、この着地点というか、バランス感覚はすごくいいなと思いました。あと、VivaOlaくん本人のコメントで「走り始めた理由と、走り続けた理由は違う。でも、一緒にThomas Ngと作ったんだ」という言葉をいただいていて。「RUNNIN」というタイトルの中に、それぞれの思いや過去、そして未来に向かっていくようなシチュエーションが思い浮かぶ。そして、それぞれの聴き手ともリンクするような一曲になっているんじゃないかなと思います。

New Release Digest Part 2


みさと:お送りしたのは、新譜ダイジェストPart-2でした。まずはYOURNESS


金子:YOURNESSは新体制になってから、キャラクターをモチーフとしたアートワークや曲作りをしていて、彼ららしさをどんどん突き詰めている印象があります。9月に『B∞K』というタイトルのワンマンライブを池袋にある「harevutai」という劇場でやることが発表されてるんですけど、そこは割と最近できた施設で、CGライブができるように透過スクリーンがあったり、ライブ配信の機能があったり、アイドルやVTuberが使っているような会場で。

みさと:池袋っぽい。

金子:予想ですけど、YOURNESSのライブもスクリーンを使ったりするのかなと。「微香性の記憶」にしても、きっと「YxRE」の物語を編みながら、ライブで披露されるんじゃないかなと想像しました。

みさと:「YxRE」が持つドラマ性というか、紐解かれていくことで想像される未来がより鮮明になるほど、「YxRE」とYOURNESSの世界観に、さらに没入できる作品だなと思いました。2.5次元的なカルチャーの中に、心を震わせるようなエッセンスがたくさん詰め込まれていると感じます。"忘れられない記憶"というテーマも、実在しないキャラクターにも、きっと忘れられない記憶があるんじゃないか。そんな想像を掻き立ててくれるんですよね。そこから、人の心に共通する感情のようなものまで自然と想像できる、そんな世界観になっていると思いました。これが今後、映像とどのようにリンクして、さらに世界観を広げていくのか楽しみですね。続いて、トナリノサティ


金子:トナリノサティは6月にアルバムが出ることが発表されていて、先行で配信曲が出てるんですけど、今回の曲は結構インパクトがあって、「トナリノサティ、こっちもいけるんだ」と思いました。エレクトロニックで、変拍子がバリバリ使われている攻めたアレンジになっていて、ジャズやクラシックを背景にポップな曲を作るイメージがあったけど、今回の曲はすごく新鮮でした。例えば、浦上想起のようなソロアーティストにも通じる雰囲気、世界観がかっこよくて、アルバムにもいろんなタイプの曲が入っているだろうし、楽しみが増しましたね。

みさと:YOURNESSとも通じるような、アニメとのリンク感みたいなところも、歌詞の世界観としてすごく相性が良さそうですよね。それこそ、ビジョンを含めて一緒に対バンしたら、すごく面白いんじゃないかなと思いましたし、やっぱり次元を横断するようなアーティストさんたちがたくさん出てきているなと感じます。そういった要素も含めて、彼らの中にある芯となる核を、さまざまな表現方法で届けられる時代だからこそ、いろんな側面からファンになり得る、そんなアーティストさんだなと感じています。変拍子感については、「挑戦的な1曲」とご本人からコメントもいただいているんですけど、挑戦的でありながら、そう感じさせないほど自然に馴染んでいて、やっぱり実力のある人たちだなということを改めて感じました。そんなPart-2からどうしましょう?

金子NOT WONKの新曲を紹介しようと思います。

みさと:今回、6分弱ですごかったです。


金子:約1年半ぶりの新曲で、ベースの本村くんが正式加入してからは初めての新曲。NOT WONKはパンキッシュでストレートなタイプの楽曲と、今回みたいな構築的な楽曲を交互に出している印象があるんですけど、今回は非常に構築的な楽曲で、6分ほどある1曲になっています。こういう生々しい録音とポストプロダクションが同居した、ポストロック的な作風は個人的にも大好物なので、めちゃめちゃかっこよかったですね。シカゴのバンドっぽさも感じました。あと今回から、自分たちのレーベルからのリリースになっていて、録音は札幌の「芸森スタジオ」、ミックスはボーカルの加藤くん本人が担当しているということで、ますます自分たち主導でいろんなことを動かし始めている。今回は日本語詞もかなり前面に出ているし、また新たなフェーズが始まった感じがしましたね。

みさと:数年かけて、自分たちのフェーズを着実に一つずつ塗り替えてきたことを感じさせるバンドですね。リリースされる楽曲ごとに、1つのキーワードから連想させられるドラマも含めて、「また違った場所に来たな」と感じさせてくれるというか。その中で、今回のほぼ日本語詞で構成された1曲というのは、彼らにとっても、そして長らく応援してきたファンの方にとっても、すごく意味のある楽曲に仕上がっていると思います。

New Release Digest Part 3


みさと:新譜ダイジェストPart-3をお送りしました。まずは、Niiiya


金子: 福岡出身のNiiiyaですけど、この番組にも結構前にゲストで来てもらってたり、長く聴いていることもあって...大人になったなあと(笑)。

みさと:本当に(笑)。

金子:お父さんみたいな気持ちにちょっとなってしまったんですけど(笑)、今回はアコースティックな質感のあるミドルチューンで、表現の深みが増していました。アンナさんの歌声に力があることは前からわかっていたんですけど、以前はもう少し"強いバンドサウンド"という印象があったところから、今回のような深みを増した表現に辿り着いているのは、バンドとして歩んできたこれまでがあった上での"今"なんだな、というのをすごく感じました。

みさと:本当に同感です。福岡で結成、上京されて、メンバーの脱退があって、ケイタロウさんが新しく加入して、この数年で、目まぐるしく自分たちのライフスタイルやライフステージが変わってきたと思うんです。そんな中で、人生を重ねていくことで生まれる感情に、丁寧に向き合ってきたことが感じられる世界観でしたし、それを表現できる声の表現力も、すごく増していて。もう、お母さん嬉しい!という楽曲ですね(笑)。続いて、iiichanman(イーチャンマン)。


金子:FRIENDSHIP.からは定期的に「東京」というタイトルの曲がリリースされていまして。先月で言うと、地球から2ミリ浮いてる人たちが「東京」を出していて、昔『東京こんぴ』という「東京」っていうタイトルの曲だけを集めたコンピレーションアルバムがありましたけど、そのFRIENDSHIP.バージョンもそろそろできそうなぐらい、曲がそろってきた感じがありますね。

みさと:できそう!

金子地球から2ミリ浮いてる人たちは京都のバンドなわけですけど、iiichanmanは茨城の出身で、その距離感の違いがそれぞれの東京観の違いに表れているような気がします。

みさと:茨城からは普通に通えるもんね。

金子:iiichanmanは以前「上京(ラブ)ストーリー」という曲を出していたりして、これまでも東京に対しての想いを歌ってきてる人でもあるから、今回はそのど真ん中を歌っているという、その想いも含めて、いい曲だなと思いました。

みさと:夜、1人で東京の街を歩きながら、星空を見上げて、「東京でも少ないけど星は見えるんだな」と思いながら、この曲聴きたい、みたいな。〈東京には魔物が潜んでおります〉という歌詞もあるんですけど、その魔物は、自分だったり、色んな意味をはらんでいる世界観がすごくいいなと思いましたし、どの立場から"東京"を歌うかによって、こんなにも表現が違うのって、やっぱり東京ってすごいな!と改めて感じるし、アーティスト自身のオリジナリティやアイデンティティが詰まりやすい題材でもあるのかなと思いました。そんなPart-3から、どうしましょう?

金子Alaska Jamの新曲を紹介しようと思います。


みさと:私もパンが大好きなので、本当に同感!(笑)。すごくいい曲を作っていただきました。

金子:小麦粉好きには嬉しい曲ということですね。今回はパスタを題材にしている楽曲で、セルフライナーノーツにもあるんですけど、「お酒ソングでお馴染みのAlaska Jamが、初めて"食べ物ソング"をリリースした」と。過去には「Risky Whisky」、「焼酎」、「クラフトビール」といった曲があるんですけど、今回はパスタ。ただ、過去には「スーパースパイシー」という曲もあって、それはスパイスや香辛料を題材にした曲で、今回の曲にも「スーパースパイシー」が歌詞に入っていたりして。お酒も好きだし、食べ物も好きだし、パーティーが好き、そういうバンドだと改めて感じました。このソリッドなバンドサウンドもまさにAlaska Jamの持ち味ですし、ライブ映えする1曲ですね。

みさと:厚武さんに今までのタイトルをおっしゃっていただきましたけど、韻の踏み方、勢いと言葉選びの面白さはAlaska Jam節だなとも思いますし、あとやっぱり、音のバランスめちゃくちゃいいですよね。ただ単純にユーモアがあるバンドではなくて、サウンドとしてめちゃくちゃかっこいいというところが、このバンドの真骨頂というか、持ち味だと思います。ライブを観ても、圧倒的な演奏力、熱量で、初めて聴いた人も口ずさめる。自分の中の偏愛を刺激されるような音作りが本当に得意な人たちだと思います。

金子:ライブということで言うと、6月4日からツアーが始まりまして、12月には渋谷クアトロでワンマンをすることも発表されていて、さらに言うと、7月3日にはFRIENDSHIP.主催の『SHIBUYA SOUND RIVERSE』のプレイベントに出演してくれることも決まっているということで...来週はAlaska Jamがゲストで来てくれます!

みさと:嬉しい!色々聞きたいことありますね。

金子:小麦粉の話をしましょうか。

みさと:小麦粉のこと聞きたい(笑)。パスタが一番お好きだから、きっと「Pasta Festa!!」になっていると思うんですけど、他にもお好きな食材たくさんあると思いますので(笑)、そんな話も聞いていこうと思います。

番組の後半は、友田オレがゲストで登場!


RADIO INFORMATION

「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」

FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、奥宮みさとと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。放送時間:INTER FM 毎週土曜日25:00-25:55/ FM福岡 毎週土曜日26:00-26:55 (radikoで全国で聴取可能)



NEW Releases FRIENDSHIP.
ラジオプログラム「Curated Hour〜FRIENDSHIP. RADIO」のアフタートーク、番組の中で紹介しきれなかったタイトルを紹介。
DJの奥宮みさと、音楽ライターの金子厚武の2人でデジタル音楽ディストリビューション・プロモーション・サービスのFRIENDSHIP.から配信される新譜を中心に紹介するプログラム。



番組MC

friendshipradio_a_1500_202604.jpg
金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3

奥宮みさと
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。 TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。 安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10

LINK
FRIENDSHIP.

気になるタグをCHECK!