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2026.05.03

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!ゆうさり・高木大丈夫・Guibaほか全20作品 -2026.5.2-

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!ゆうさり・高木大丈夫・Guibaほか全20作品 -2026.5.2-

カルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽を配信するサービス FRIENDSHIP.の新譜を紹介。 キュレーターの金子厚武とナビゲーターの奥宮みさとによるラジオ番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」から、今週オンエアした内容を掲載!FRIENDSHIP.がリリースした最新の音楽をいち早くチェックしよう!

New Release Digest Part 1


みさと:4月27日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜、全20作品の中からPart-1をダイジェストでご紹介しました。まずは、ioni


金子:ioniさんは約半年ぶりぐらいのリリースで、これまでもコラボレーションしている工藤さくらさんをフィーチャリングで迎えた楽曲。ioniさんの柔らかな質感のトラックと、工藤さくらさんの歌は相性が抜群ですよね。今回「三日月」というタイトルで、セルフライナーノーツでは、「歌詞が出てこなくて、夜中に散歩に行った中で見た景色をそのまま書いてみた曲」とあって。ちょっと前に工藤さくらさんもソロで「月の見える街」という曲を出していて、こちらも街中での光景をそのままインスピレーション源にして書いてるという話だったから、こういうシンクロも面白いですよね。

みさと:このタッグ最高ですよ。日常を非日常にするお二人だなと改めて感じました。同じものを見ていて、同じ空間にいても、感受性の違いで世界はまったく違うものに見えてくるんだなと。自分の世界に色がないと感じるような瞬間にこの曲を聴くと、「もしかしたら世界はカラフルなのかも。自分の世界の中にも色をつけることができるのかも」なんて思えるきっかけになるんじゃないかなと思います。続いて、はじめましてさんです。空きっ腹に酒。


金子:彼らのキャリアは割と長くて、もともと2007年に大阪で結成されたバンド。活動休止も経て、今回は4年ぶりの新曲です。僕の中での彼らのイメージは「Alaska Jamの盟友」という感じで、よく一緒にライブをやっていて。なので、Alaska Jamとも通じるような、ファンキーでダンサブルなロックが特徴です。今回の「GLOW」に関しては、下北沢を拠点にするDJパーティー・NeoNとのコラボ楽曲ということなので、よりパーティーチューンな感じ。ご本人のコメントで、「人と人がぶつかり合う汗臭さが好きだし、振り上げた拳の迷いのなさが好きだ。決して華やかではない愚直な音楽が僕は大好きだ。そんな曲をずっとこのバンドで作りたかった」とあって、こういうエモーショナルな部分もしっかり詰まっている曲だと思います。

みさと:まさにライブが見えてきました。ベースとギターの音をL/Rで振っていたり、まるでライブを観ているような音の届け方もサウンドにすごく合っていましたし、バンド名の「空きっ腹に酒」らしい、まさにガツンとくる感じを味わえると思います。そんなPart-1から、どうしましょう?

金子ゆうさりさんの新曲を紹介しようと思います。

みさと:今回アルバムですね!おめでとうございます。


金子:ゆうさりさんも気づけば長く曲を聴かせてもらっていて。初期は弾き語りだったり、それこそioniさんとコラボして曲を出したこともあったり、前のアルバムはバンド録音だったり。今回はそんなこれまでの集大成であり、新たな始まりみたいなイメージがありました。弾き語りから宅録のベッドルームポップっぽい曲もあれば、バンド録音もあり、すべてが詰まったアルバムという感じ。前にも紹介した「2019」が1曲目で、その曲はタイトル通りに2019年、17歳の頃の音楽の原体験や初期衝動からインスパイアされた曲だったわけですけど、その頃から培ってきた音楽に対する想いや、聴いてきた音楽からの影響を消化しつつ、でもちゃんとフレッシュさもあって、ここからまた始まっていく感覚もある、すごくいいアルバムだったなと思います。


みさと:厚武さんがおっしゃった今の内容って本当に"春"だなと思っていて。春は始まりの季節でもあるし、出会いと別れの季節でもあるし、一周回った到着地点でもあると思うんですよね。その感覚と、ゆうさりさんのこれまでの歩みがとてもリンクしている印象で。春らしい楽曲も収録されていて、サウンド面としても、この数年間が凝縮された作品だと感じています。この時期に聴けるということ、彼女にとってこのタイミングで届けられたという点でも、2026年の春は忘れられないものになったのではないかと思います。

New Release Digest Part 2


みさと:お送りしたのは新譜ダイジェストPart-2でした。まずは初登場、fulusu


金子:彼らは2014年に都内で結成された4人組のロックバンドで、FRIENDSHIP.的にはお馴染みになってきたOaikoからのリリース。最近のOaikoはコロナ禍前後に結成されたような20代中盤の割と若いバンドと、2010年代前半〜中盤ぐらいに結成されたちょっと上の世代のバンドが混ざってきて、世代差による良い相乗効果が生まれていたりするんですけど、fulusuはちょっと上の世代のバンドとして入ってきた感じですね。彼らのことは今回のリリースで初めて知ったんですけど、ちょっと昔の曲を聴いてみたら、結構マスロックっぽい、変拍子とかバリバリ使っていたりして。でもリード曲の「Vessel」はインダストリアルっぽい質感もあって、スケール感がありつつ、メロディーは歌謡曲っぽさもあったり。THE ORAL CIGARETTESみたいなバンドにも通じるようなイメージがあって、ライブハウスもいいけど、大きいステージも似合うようなバンドだなと思いました。

みさと:確かにTHE ORAL CIGARETTESと通じているという意味では、大きな闇を背負いながらも、灯火を照らしてくれるような。この楽曲に関しては、内省的で救いを求める姿であったり、バンドサウンド的にはダイナミックな展開があったり、世界観が構築されているなと思いました。<何故>という一言に、聴き手それぞれが想像するシーンがあると思うので、聴いた人にとって、自分の曲になり得る楽曲だと思います。続いて、地球から2ミリ浮いてる人たち


金子:最近、彼女たちの曲いいんですよね。前からいい曲を書くなとは思ってたんだけど、先月出た「これからのこと」がすごく良くて、今回の「東京」もまた良かったです。彼女たちは京都で結成されたバンドなので、東京への憧れだったり、実際に活動して感じた難しさだったり、複雑な思いが一曲に込められていて。この国で「東京」というタイトルをつけて曲を出すというのは、名曲であらねばならないプレッシャーがかかるわけですけど、ちゃんとそのハードルを超えてくる。また「東京」という名曲がここに生まれたと感じさせてくれる一曲でした。

みさと:東京に住んでいない人も、東京に一度も行ったことがなくても、東京へのイメージを持っていない人っていないと思うんですよ。それぐらい象徴的な街だし、ただ住んでみないとわからない感情もあるんですよね。〈もう二度とここには戻らない〉、〈明日が来ても忘れないよ〉、〈東京 君の手を繋いだ街〉とか、印象的なフレーズの中で見えてくる景色はすごくリアルで、メロもとってもいいので、ぜひ聴いてほしいです。そんなPart-2から、どうしましょう?

金子高木大丈夫さんの新曲を紹介しようと思います。


みさと:いつも最高。

金子:去年はメガネブラザースのアルバムが出たり、いろんな活動はしてるんだけど、ソロ名義では2年ぶり。いろんなアレンジもできる人ですけど、今回に関してはシンプルにギターと歌の弾き語りです。セルフライナーノーツを抜粋で読ませてもらうと、「人のことを簡単に攻撃できる時代、戦争で多くの大切な命や家が奪われてしまう時代。この混沌とした世界の中で、全ての人に心温まる場所があればいいなと思い書きました。そんな思いもあり、自分の気持ちが一番表現しやすい、歌とギターだけのシンプルなアレンジにしました。聴いた人が少しでも穏やかな気持ちになってくれたら嬉しいです」ということで。手元にある資料(レビュー)に、「ラブソングであり、反戦歌とも言える一曲かと」とあって、まさにそんな感じがありますね。全然喜ばしいことではないけど、2026年はこういうムードの曲が増えてきた感じがしているので、時代を反映している一曲だと思います。

みさと:概念としての「家」って、ただ帰る場所なだけじゃなくて、自分の平穏を守る場所であってほしいと思うんです。そして、どんな感情も受け入れてくれる場所であってほしいと常々思っていて、高木さんの声は絶対的な場所への揺るがなさを歌える声だし、木造の温かみを連想するような、シンプルなアコースティックも最高だなと思いました。

New Release Digest Part 3


みさと:お送りしたのは新譜ダイジェストPart-3でした。まずは、Strip Joint。アルバムです。

金子:3作目のアルバムが完成しました。

みさと:おめでとうございます!


金子:彼らは1980年代のネオアコやポストパンクなどの色合いがある楽曲を現代的に鳴らしていて、そこが個人的に好きだし、今はあまり他にいないタイプのバンドだなと思っていて、今回のアルバムもすごく良かったです。タイトルが『PRAYERS IN SPIRAL』。スパイラル=螺旋とか円環を描いているんだけど、後ろ向きなスパイラルではなく、前向きなスパイラルを描いていて、祈りの感情が込められた作品。そんな前向きなムードもしっかり伝わってきて、そういう意味でも素敵なアルバムだなと思いました。

みさと:岸岡さんのボーカルって、くるりの岸田さんにも思うんですけど、景色が見えてくる声というか。バックグラウンドの音との相性や知的なリリックだったり、構築された世界を鮮やかに表現できる声で、いつもその声に惹かれます。世界観としても、螺旋の中にいる渦中は足元しか見えないと思うんですが、時間が経ったときに、「ここまで登っていたんだな」という実感であったり、それを信じていく気持ちだったり、誰しもがこういった感覚を持ちたいなと思える作品だと思います。続いて、Fine,Greatもアルバム。


金子:Fine,Greatは約2年ぶりのリリースで、アルバムが完成したと。相変わらず、とてもいい意味での変態プログレバンドですね。

みさと:褒め方(笑)。

金子:「鉄が水に変わる国で」は何回展開するねんという曲だったりするし、アルバムには約9分の曲が入っていたり。前作に引き続き、今回も一発録りなんですけど、これ一発録りする...?

みさと:しないよね〜(笑)。

金子:なかなかないですよね。

みさと:個人的には、このアルバムに収録されている「ベガバ」がすごい好き。教育番組でかかってそうなやつ。本当に多彩な才能を持ち合わせているし、絞り出すシャウトであったり、なぜこの展開からここに繋がるんだろうという音楽のマジックも味わっていただきたいです。そんなPart-3から、どうしましょう?

金子Guibaの新曲を紹介しようと思います。

みさと:待ってたよ〜。


金子:約半年ぶりのリリースですね。今回はタイトルが「台湾」。「栃木」、「静岡」と来まして、今回は海を飛び越えて「台湾」に行っちゃいました。今年の1月に初の海外公演として台北でライブをしていて、その経験を踏まえての「台湾」だと思うので、歌詞にも現地に対する思いが詰まっていたり、サウンド感的にも、女性コーラスやパーカッションで華やかな雰囲気がありつつ、最後にドラが鳴って、アジアなテイストが出ていました。あとはお決まりのセルフライナーノーツなんですけど。

みさと:楽しみなんだよ。アカツカくんのセルフライナーノーツ。

金子:「Guibaの初海外公演で台湾へ行ったのですが、成田空港でパスポートを忘れたことに気づきエラいことになりました。なんとかライブには間に合いましたが、自腹で払うことになった航空券分を取り返そうと血迷って株のデイトレをして数十万の含み損を出したり散々でした」と書いてあって。毎回どこまでが本当で、どこまでノリやねんと思うんですけど(笑)、先日odolのリスニングパーティーがあったときに、Guibaのメンバーでもあるソフィアンがいたので、この話をしたら、割と本当らしい(笑)。

みさと:マジで?大丈夫(笑)?

金子:少なくとも、パスポートを忘れて、エラいことになり、でもなんとかライブには間に合った、までは本当みたい。

みさと:なんでバンドマンってパスポート忘れるの?TENDOUJIのケンジも忘れてたじゃん。

金子:忘れるとエピソードとして目立ちますよね(笑)。

みさと:結構聞くよ(笑)。乗り遅れたとか、先に行ってもらうだとかさ。でも、そういう憎めなさが今回の曲にも詰まっておりまして、ライブした先々でのご当地ソングを作っている感じはGuibaらしいですし、ジャケットは観光写真みたいなメンバー4人と台湾らしい風景の写真になっています。とはいえ、開かれたポップスと歌謡曲、私たちのDNAを刺激してくれるようなメロラインはやっぱり健在ですね。

番組の後半はodolがゲストで登場!


RADIO INFORMATION

「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」

FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、奥宮みさとと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。放送時間:INTER FM 毎週土曜日25:00-25:55/ FM福岡 毎週土曜日26:00-26:55 (radikoで全国で聴取可能)



NEW Releases FRIENDSHIP.
ラジオプログラム「Curated Hour〜FRIENDSHIP. RADIO」のアフタートーク、番組の中で紹介しきれなかったタイトルを紹介。

DJの奥宮みさと、音楽ライターの金子厚武の2人でデジタル音楽ディストリビューション・プロモーション・サービスのFRIENDSHIP.から配信される新譜を中心に紹介するプログラム。



番組MC

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金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3

奥宮みさと
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。 TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。 安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10

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