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2026.03.22

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!YAJICO GIRL・友田オレ・tiny yawnほか全28作品 -2026.3.21-

FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!YAJICO GIRL・友田オレ・tiny yawnほか全28作品 -2026.3.21-

カルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽を配信するサービス FRIENDSHIP.の新譜を紹介。 キュレーターの金子厚武とナビゲーターの奥宮みさとによるFM福岡のラジオ番組「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」から、今週オンエアした内容を掲載!FRIENDSHIP.がリリースした最新の音楽をいち早くチェックしよう!

New Release Digest Part 1


みさと:3月16日週にFRIENDSHIP.からリリースの新譜、全28作品の中からPart-1をダイジェストでご紹介しました。リリースおめでとうございます!まずは、Nabi


金子:今週は後半のゲストコーナーにFoiさんが来てくれますけど、FoiさんのアルバムにはNabiのYoung Keeが「Last song feat.Young Kee」に参加していて、この曲にはNabiのベースのHagiwaraさんも参加してるので、実質"feat. Nabi"みたいな曲だったりもして。(Nabiの)今回の曲は「ラストララバイ」で、タイトルからしても繋がりがあったり。

みさと:本当だ。

金子:「ラストララバイ」はこのタイトルの通りというか、セルフライナーノーツを読むと「少しずつ年を重ねていく途中での目まぐるしい出会いと別れ、そして永遠の別れと人生に最初で最後の子守唄を制作しました」と書いてあって。こういうテーマだからこそ、これまでのNabiの曲に比べると、ちょっと重厚感がある、ロックテイストの曲で、Nabiとしてもこれまでとは違う、新しい色を見せてくれたなという感じがします。

みさと:「安らかに眠ってほしい」という意味での子守唄でもあり、次の場所へ進む描写では、新しい命に対しての子守唄にも聴こえるような。死生観も問われるような1曲になっていて、まさに新しいNabiと決意や覚悟を感じられるような1曲になっていたかと思います。続いて、Sorry YouthPEDROのコラボレーションです。


金子:Sorry Youthは台湾のロックバンド。2005年から活動してるので、20年やっているバンドの新曲にPEDROが参加して、一部作詞もしていると。PEDROは台湾とは結構繋がりがあるみたいで、BiSH時代に出したフォトブックも全編台湾でロケだったりして。

みさと:そうなんだ!

金子:色々接点があるみたいなので、それが今回のコラボレーションにも繋がったのかなと。Sorry Youthは台湾のインディシーンを引っ張ってきたバンドで、おそらく日本のインディロック・シーンの影響も受けてるのかなという気がします。PEDROに参加している田渕ひさ子さんもこの曲に参加してるんですけど、ナンバーガールとかも聴いてたんだろうなと。そんなSorry YouthとPEDRO、両方のロック精神みたいなところが「Outta My Way=邪魔すんな」という歌詞にも表れていて、いいコラボだなと思います。

みさと:印象的な歌詞は〈年齢も性別も国籍も飛び越えて〉というフレーズだと思うんですけど、PEDROとSorry Youthの想いを音と言葉で表現できてるのが本当にかっこいいし、作っただけで終わらずに、それぞれの土地でライブをすること自体、すごく意味のあることだなと思っていて、パッケージとして本当に素晴らしいなと思いました。そんなPart-1から、どうしましょう?

金子YAJICO GIRLの新曲を紹介しようと思います。

みさと:まさにラスト、最後の曲になるわけですね。


金子:3月30日に大阪、4月5日に東京で開催されるワンマンライブを最後に活動終了。その前に出るラストシングルですね。「光る写真」というタイトルで、まず一聴してバンドサウンドが気持ちいい。この1〜2年のYAJICO GIRLはダンスミュージック路線で、打ち込みのビートだったわけですけど、ひさびさに生ドラムでレコーディングされていて、初期のYAJICO GIRLを連想させる部分がある。でも細かいプロダクションはこの10年、ダンスミュージックだったり、インディR&Bだったり、いろんなことをやってきた歴史がしっかり詰め込まれていて、まさに集大成だなという感じがします。歌詞を読んでみると、前半は四方くんがお休みしてた時期のちょっと内省的な気持ちが綴られてるんだけど、曲が進むにつれて、徐々に外側に視点が開かれて、メンバーに対する想いだったり、ファンに対する想いだったり、そういった気持ちが過去の思い出とともに溢れ出してくるような感じ。で、一番最後が〈またいつの日か出会えるまで〉で終わっていて。

みさと:いいよね。

金子:もちろんいろんな想いはあるんだろうけど、一つやりきった、前向きな活動終了というのが、この最後のラインからも伝わってきました。

みさと:歌詞で私が好きなのが、〈作った曲の数だけ 君を祈ってる〉、本当に素晴らしいなと。四方くんとYAJICO GIRL、そのものが詰まってるなと感じました。『EUPHORIA』を作ったとき、四方くんは精神的に不安定な時期が続いていて、心が弱ったり不安定なとき、将来に対しての漠然とした不安を感じているときに、そこから救ってくれるのが自分の場合はダンスミュージックだったと。自分自身もずっと音楽に救いを求めていたし、同じ感覚でいる人たちに「こんな救われ方があるよ」と提案してきた彼だからこそ、浮かんでくる歌詞だなと思いました。最後はルーツである邦ロック的なメッセージをストレートに届けてくれたことで、ファンや関わってくれた人に向けての手紙そのもののような1曲になっていたかと思います。写真を撮った瞬間に、すべて過去にはなっていくと思うんですけど、確実に「それは光ってたよね」と思わせてくれるヤジコの活動だったと思います。本当にお疲れ様でした!

New Release Digest Part 2


みさと:お送りしたのは新譜ダイジェストPart-2でした。リリースおめでとうございます!まずはおひさしぶり、sawamay

金子:おひさしぶりですね。2年ちょっとぶりぐらいかな。山本幹宗くんが作詞・作曲・アレンジを担当していて、らしい曲でしたね。ルーツにあるUKの感じとか、一時期サポートをしていた、くるりの感じとか、くるりとも仲のいいHomecomingsの感じとか、絶妙なところを突いていて、そこにsawamayの世界観が乗っている。今回「Darling」というタイトルで、「会えなくなった君に向けた歌です。届かないと分かっていながら、少しだけ希望を込めて、祈りみたいな気持ちで歌いました。窓を開けた時の風みたいに、静かにこの曲が君の夜にそっと寄り添えたら嬉しいです」ということで、寂しさと温かみの同居をサウンド感からも感じられると思います。


みさと:音像と世界観を具現化する山本幹宗くんが素晴らしいなと思いながら聴かせてもらいました。最終列車が通り過ぎた後に物悲しく残っている残像というか、その感じがすごく表現できていたし、自分が電車に乗って、この曲を聴いたら、景色がどんどん後ろに流れていく、どんどん過去になっていく様子ときっと心情がリンクするんじゃないかと。自分がどこにいてもこの曲とマッチするような、心情を呼び起こさせてくれるような楽曲だなと思っていて。疾走感の中、ただ疾走があるだけではない、叙情的な機微が映し出されている、素晴らしい楽曲だったと思います。続いて、ドミコ


金子:現在サポートドラムとして細川千弘くんが参加していて、今回の曲は彼が制作にも参加した曲と。彼のドラムがめちゃくちゃいいですね。

みさと:よかったですね!かっこいい!

金子:彼はちょっと前までKOTORIというバンドに所属していた人なんですけど、今はそのバンドから抜けて、一ドラマーとしてやっていて。1曲の中にさまざまなパターンのビートが出てきて、フリーキーなんだけど、構築的でもある。ひかるくんのギターは言うまでもないんだけど、この二人がバチバチにやり合って、化学反応を生んでいて、「この二人のドミコ、いいな」と改めて感じさせる一曲でした。

みさと:ひかるくんの語尾の余韻が私はすごく好きなんですけど、その余韻に重なっていくドラムの感じとか、本当にかっこいいなと。長年やっていたように感じるぐらい、マッチ度高いなと思いながら聴かせてもらいました。フリーキーさがあるからこそ、ライブもすごく映えると思いますし、すでにライブサポートも務めていらっしゃるということなので、2026年の活動もチェックをしていただければと思います。そんなPart-2から、どうしましょう?

金子友田オレの新曲を紹介しようと思います。

みさと:友田オレさんって、芸人さんの友田オレさんですかね?

金子:そうなんですよね。

みさと:なんと!リリースありがとうございます!



金子:しかも福岡出身ということで、ぜひこの番組で取り上げさせてもらおうかなと。R-1の史上最年少チャンピオンとしても知られているわけですが、歌ネタがメインで、歌上手いんですよね。上手いからこそ、妙に面白いみたいなところもあったり。

みさと:本当に上手(笑)。

金子:で、ちょっと調べてみたら、もともとネタじゃない、ちゃんとしたポップソングを過去にも何曲か出してるんですが、一緒にやってるのが清水遊さんという方で、高校生のときに一緒にバンドをやっていたそうで。清水さんは現在brooksというバンドをやってて、アルバムをP-VINEから出していたり、「りんご音楽祭」にも参加するなど、サイケなかっこいいバンド。その彼が曲を作って、歌詞を友田オレさんが書いていると。

みさと:どおりでかっこいいわけだ。

金子:ネタの曲にも通じる歌謡曲感もちょっとありつつ、清水さんのセンスでインディポップ味もあって、そこに今回はフィーチャリングでku-tenが参加して、さらに彼のアレンジが加わることで、より華やかなポップスになっていました。かっこいい曲でした。

みさと:芸人という肩書きだけではもったいないというか、いい意味で「天才と阿呆は紙一重」的な、突き抜けたエンターテイナーなんだなと改めて感じました。発声、滑舌、声がいいので、言葉がダイレクトに飛び込んでくるし、どのステージでも本当に活かされる、友田オレさんの魅力の一つだと思います。友田オレさん、そして周りにいらっしゃる人たちが本当にちゃんと音楽を作ろうという意志が伝わってくる楽曲でありながら、少しバックグラウンドが感じられるようなワードセンス、サウンドを楽しんでみてください。

New Release Digest Part 3


みさと:お送りしたのは新譜ダイジェストPart-3でした。リリースおめでとうございます!enmei、アルバムリリースです。


金子:元pollyの越雲くんによるアンビエント/サウンドスケーププロジェクト・enmeiのアルバムです。リード曲が「埋葬-maisou-」という曲で、この曲は実家で飼っていた犬が亡くなったことをきっかけに書かれた一曲とのこと。アルバムは1曲目「別れ-wakare-」から始まって、この曲で終わるという流れになってるんですけど、pollyが終わって、別れがあって、ある種"延命"としてこのプロジェクトをやってきたんだけど、最後に「埋葬-maisou-」という曲が来ると、この期間を"埋葬"して、ここから次に行くというような感じもして。enmeiは越雲くんの心の旅のサントラというか、この先さらに"延命"していくのか、新たに生まれ変わるのかはわからないけど、そんな感覚が作品を通して感じられました。

みさと:愛犬を埋葬するタイミングで小雨が降っていて、最終的には虹になったというエピソードもセルフライナーノーツでいただいているんですけど、まさに小雨とか、悲しみとか、涙を想像させるような、すごく湿度を感じるサウンドスケープになっていて、越雲くんが見ている景色をそのまま追体験させてもらえるようなプロジェクトがenmeiなんだなと。サウンド力は彼の持ち味の一つだと思いますので、これから先、越雲くんが何を感じて、その感情と見ていた景色がどんな音になるのか、それを聴かせてもらえるのを楽しみにしています。続いて、sadd(サッド)、はじめましてさんです。

金子:こちらは2024年に結成された3ピースで、三重を中心に活動していると。

みさと:かっこよかった!


金子:レーベルがOaikoなので、レーベルカラー通りにオルタナ色が強いですね。「Vaporlamp」を聴くと、前半の抑制された感じから、後半で爆発していくような歪みが鳴らされていて、結構インパクトがありました。セルフライナーノーツを読むと、「全員がいわばドーパミン中毒。だからこそ、どの曲にも必ずドーパミン放出ゾーンを仕込んでいます。理屈ではなく本能が反応する瞬間を大切にしています」ということで、まさにドーパミン放出ゾーンが後半に出てくるので、体験してほしいですね。

みさと:〈深夜高速を駆け抜ければ探していた言葉に辿り着くかい?〉という歌詞がすごく印象的だったんですけど、それって「生きててよかった」にたどり着いたのかな?と想像させられるというか。二度も音楽の魔法にやられたような感覚で、ドーパミンが放出されるゾーンが、自分の中でどういうふうに"生きるための背中を押す力"になっているのか、そんな熱量にも繋がっているのかな、なんて想像しながら聴かせてもらいました。そんなPart-3から、どうしましょう?

金子tiny yawn(タイニーヤーン)の新曲を紹介しようと思います。こちらもはじめましてで、sadd同様にレーベルはOaiko。Oaiko、頑張ってるんですよね。すごく精力的。6月に渋谷でサーキットのフェスもやるんですけど、Oaiko所属のバンド、FRIENDSHIP.から出してるバンドもたくさん出るし、EnfantsやHomecomingsの出演も決まっていて。結構面白いフェスになりそうです。で、tiny yawnももちろん出演するんですけど、このバンドは2017年に結成されたバンドで、個人的に、このバンドを知ったときから「FRIENDSHIP.合うんじゃね?」と思ってて。

みさと:あはは(笑)。さすが!

金子:Oaikoを経由して、FRIENDSHIP.に来てくれたのは個人的にも嬉しいです。ポストロック的なルーツをすごく感じるバンドで、ギターのクリーンなサウンド、ミニマルなフレージング、そして、クールなボーカル。この組み合わせがやっぱりかっこよくて、FRIENDSHIP.だと水中スピカとか、そういう通じるところのあるバンドもいるし、まさにウェルカムという感じで、これから楽しみです。

みさと:耳に残るギターリフであったり、声もすごくいい。ポストロック的な感じで少しこもったというよりは、しっかり声質まで感じ取らせてもらえるような音像が私的にはすごく好みで、リズム隊もマッチしていて、完成度が高い!まさにライブを観たくなる。今の現在地を確認しておかないと、ちょっと経ったらどんどん先に行かれそうな、そんなバンドに出会えた気持ちです。



番組の後半はFoiがゲストで登場!



RADIO INFORMATION

FM 福岡「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」

fmgfukuoka_curatedhour_logo_ok_2204.jpg FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、奥宮みさとと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。放送時間:毎週土曜日 26:00~26:55 放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)



NEW Releases FRIENDSHIP.
FM福岡で毎週水曜日の26:00~26:55まで放送中のラジオプログラム「Curated Hour〜FRIENDSHIP. RADIO」のアフタートーク、番組の中で紹介しきれなかったタイトルを紹介。

DJの奥宮みさと、音楽ライターの金子厚武の2人でデジタル音楽ディストリビューション・プロモーション・サービスのFRIENDSHIP.から配信される新譜を中心に紹介するプログラム。



番組MC

kanekoatsutake_20210528.jpg金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3

1697255226457.jpg奥宮みさと
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。 TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。 安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10

LINK
FM福岡「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」 FRIENDSHIP.

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