【読むラジオ】MC:VivaOla 「良質なR&B」をテーマに選曲「Room H」-2026.1.7-
RADIO
2026.01.12
FRIENDSHIP.の最新楽曲を紹介!OBAKE通信ほか全7作品&年始のスペシャル企画「2026年の活躍に期待、みさとと厚武の推し事」 -2026.1.10-
New Release Digest Part 1
みさと:1月5日週にFRIENDSHIP.からリリースされた新譜、全7作品を一挙にご紹介しました。リリースおめでとうございます!さてさて、はじめましてさんがいらっしゃいます。pfei(ファイ)。
金子:2026年活動開始、「自分の感性をただ信じてみる」を掲げ、エレクトロポップを主軸とするプロジェクト。セルフライナーノーツもいただいているんですけど、17年間生き抜いた愛犬が息を引き取ったことをきっかけに書かれた曲みたいで、アートワークにも犬の写真があったりしましたね。エレクトロポップと言うと、キラキラした曲というイメージもありますが、今回の曲はテーマ的にももうちょっと落ち着いたトーンで、割と生感もある、内省的な1曲。曲によってはいわゆるエレクトロポップらしいキラキラした曲もあったりするのか、これから作品を重ねていく中でどんな曲が出てくるのか気になります。
みさと:すごくエモーショナルで幻想的なストリングスの使い方で、お線香の煙を見つめながら、その先に愛犬との思い出を振り返っているような絵が浮かんできました。この深い共感体験というのは自分の死生観について考えるきっかけにもなるし、大切な人を亡くした人にとっての癒やしを加速するような1曲だなと思っていて。(今回の曲は)すごく内省的で、pfeiにとってかなり個人的なエピソードからの、実話を元にした1曲ではあると思うんですけど、エレクトロポップを主軸という風に書いていらっしゃるので、ここからどんな曲展開があるのか期待ですね。続いて、iiichanman、アルバムです!
金子:『可愛いのろい』というタイトルがiiichanmanらしいですよね。「star arrow」はシンセベースが印象的で、バンドサウンドではあるんだけど、こっちの方がいわゆるエレクトロポップらしい曲だったりもして。ただiiichanmanは曲がポップでも歌詞には葛藤とか憂鬱が入っているんですよね。セルフライナーにもあるけど、ポジティブになりすぎない、でもファンタジーな曲調で表現するというのが"らしさ"として表れていて。『可愛いのろい』というタイトルもそうですよね。"可愛い"と"のろい"はある意味両極端なんだけど、それが結びついていて、iiichanmanらしさを改めて感じさせる作品かなと思いました。
みさと:複雑だし、矛盾だし、でもそれこそ人間だなと。対極にあるものの中間地点に私たちは立っていて、表現できない言葉を代弁してくれていて、iiichanmanらしさがすごく伝わってきました。その中間地点で、おどろおどろしくも女の情念みたいな感じにも表現できるじゃないですか。それをあくまでも可愛く、シンガーソングライターの立ち位置も確実に守りながら、ファンタジーさとリアルさを両立させていて、しっかり自分の中でのクリエイティブを守りながら表現できているのがとってもかっこいいと思います。では、この中から1曲。どの曲にしましょう?
金子:OBAKE通信の曲を紹介しようと思います。
みさと:こちらも、はじめましてさんです。
金子:まだ年明けなので、新しい動きを紹介したいなと。OBAKE通信はKhamai Leonなどでも活動しているbejaくんがプロデュースする、不穏でかわいい音楽プロジェクト。さっきの『可愛いのろい』にも通じますけど、こっちも"不穏でかわいい"というのがポイントで、そこにいるかもしれないオバケたちの存在を楽曲によって紡ぎ出すと。歌っているのがトナリノサティのtitiさんということで、FRIENDSHIP.チームでもありますよね。曲を聴いてみると、titiさんのボーカルを活かした端正なポップスではあるんだけど、急にノイズが入ってきたり、インパクトのあるギターソロが入ってきたり、そのあたりはKhamai Leonとも通じる部分があったりして、やっぱりbejaくん面白いなと思いました。曲の中で展開があるから、物語性を感じる曲になっていて、「くらげ姫」はどういう存在かを想起させるような曲でもある。コンセプトがしっかりしてるし、キャラクターを生かしたアニメのMVを作ったり、そういうマルチな展開もできそうなプロジェクトですよね。
みさと:できそう!原宿カルチャーのひとつで、可愛くてキモいとか、可愛くてグロいみたいな、相反するものなんだけどキャラクター味があって、横展開できそうな感じはありますよね。
金子:KUROMIとかも言ったらそうですよね。最近、音楽やってますけど。
みさと:コーチェラを目指してるらしいですよ。
金子:そうなんだ。
みさと:日本からのカワイイカルチャー、プラスエッセンスみたいなところ、トレンド感バッチリですよね。厚武さんが言っていた、急な歪みもポルターガイストっぽいなと。不穏で難解な旋律なんだけど、クラシカルで品があるのがちょっと怖くて、ゴシックホラー的な質感がある。可愛いということすら怖くなってくるような、このコンセプトすごくいいですね。
年始のスペシャル企画「2026年の活躍に期待、みさとと厚武の推し事」
みさと:続いては年始のスペシャル企画!「2026年の活躍に期待、みさとと厚武の推し事」!私、奥宮みさとが推しを熱く推しまくる企画だったんですけど、今はほとんど活動しておりません(笑)。最近は年始に私と厚武さんが2曲ずつ推し事するみたいな感じになっています。2026年期待のアーティスト、2組ずつピックアップしてまいりました。まずは私から!2026年の活躍に期待しているアーティスト1組目は...Rol3ert!先週ご紹介した2025年の再生回数ランキングで2位に輝いたのがRol3ertの「HOPE」だったわけなんですけど、先週お話しした通り、2025年活躍が素晴らしかったのはもちろんのこと、FRIENDSHIP.の中にいて、シームレスにグローバルに繋がっているアーティストの代表だと思っています。まだ20歳という可能性に満ちた年齢も含めて、2026年はチェックしておきたいというところもありますし、英語で歌詞を書きながらも、アーティスト性のある歌詞を書かれているんですよね。SNSでフォロワー数が多い方だと、歌が上手い、カバーが上手な人というイメージがつきやすいと思うんですけど、そうじゃない。しっかりこの人の中にアーティスト性があることがじわっと広がった2025年だったと思うんですよね。それを持って2026年、どんどん広がりを見せていく、年末から年始にかけてのスタートダッシュ感がすごいし、まだまだ伸びていく、未来に広がりが期待できるなという意味も込めて、Rol3ertくんにしました。続いては、厚武さんの推し1組目、お願いします。
金子:僕はHighvvaterを選びました。毎年、年始にこの企画をやっていて、いつも迷うのが、既にじわじわ盛り上がってて、"今年本格的にブレイクしてほしい人"を選ぶのか、まだそういう状況ではないけど、単純に好きだから紹介するのか。これまでは割と前者でやってきたんですけど、今年は"単純に好き"で選ぼうと思って。
みさと:いいと思う!
金子:もちろん、これから盛り上がる可能性も十分あるというところで、Highvvaterを今年は選びました。まぁ、好きなんですよ。もうそれで終わっちゃうぐらいなんですけど。
みさと:シンプルでいいよね。
金子:前から言ってるのが、初期Radioheadプラス初期SUPERCARみたいな感じがあって、ちゃんと今っぽさもあると思う。ちなみに2025年に前のベースが脱退して、新しく女の子のベースが入ったんですよ。だから、編成的にもSUPERCARと一緒になって。
みさと:そうじゃん!
金子:編成的にフレッシュになって、去年から合同で企画をやったり、2026年にも自分たちの企画をやり始めたりとかしていて。彼らは関西のバンドなので、まだライブを観れてないんですよね。たまに東京にも来てるので、今年はライブを絶対観たいなと思っているバンドだし、新しい曲が届くのも楽しみです。
みさと:続いて、私が選んだ2組目は永井琳子さん。永井琳子さんとRol3ertくんは自分の中でちょっと共通項がありまして、それがSNS。TikTokとかやっぱり強くて、カバー動画とかバズり散らかしていますよね。でも、そういった方が自分のオリジナル楽曲を出すときに、どういうアーティスト性を打ち出していくのかって大きな分かれ道だと思うんですけど、初めてオリジナルソングを聴いたときに、すごく衝撃だったんです。彼女の中でのオリジナリティとかアイデンティティ、すべてが詰まっていて。今の時代って、コロナ禍があったからこそ、一人でやらなくちゃいけなかったアーティストさんも生まれていて、そこから2025年はバンドのフィーチャーもあったけれど、一人でやってきた子たちも新たなステージに進んでいるんですよね。いろんな仲間と出会って、バンドサウンドを鳴らしてみたり、またバンドではないけれど、プロデューサーを迎えたり。二人は特に次のステージに向かっている、FRIENDSHIP.の中での代表かなと思っていて。才能があって、ご自身の中でのクリエイティブ力が光っている、そしてその先を見たいという点で選びました。いろんな人に届けるためにSNSを使っていくのは今、重要項目ではあるけれど、その先に進んでいける可能性のある2組だなと思っています。では、厚武さんが2026年に期待しているアーティストの2組目はどなたでしょう?
金子:blankshoreを選びました。
みさと:好きな人(笑)!
金子:もう好きな人を選びましたね。彼ら、彼女たちも本当に若手ですけど、僕は曲がすごく好きで。去年「ガーデン」という曲も出していて、それはKhakiのメンバー(黒羽広樹)がエンジニアで関わっていて、アコースティックな曲調で、それもすごく良かったんですけど、僕が最初に惚れ込んだのは「胡蝶の夢」という曲。去年ずっと言ってましたけど、女性ボーカルのオルタナティブなバンドがたくさん出てきた中で、blankshoreより有名なバンドとか、既に人気のバンド、キャリアのあるバンドもたくさんいるんだけど、シンプルに曲の良さで言うと、僕はこの曲が一番だったなと思ってます。この曲まだオフィシャルのミュージックビデオがないんですよ。ライブ映像は上がってるんだけど、オフィシャルのミュージックビデオは作ってないので、今からでも作ってほしいなって(笑)。
みさと:最近ありますよね。過去作のMV作ってみようみたいな。映像が入るとさらに深まる一曲だと思うし、ぜひ作ってほしいですね。
RADIO INFORMATION
FM 福岡「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」
FRIENDSHIP.キュレーター達が厳選した音楽をラジオで紹介するプログラム「Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO」。キュレーターの金子厚武をコメンテーターに迎え、奥宮みさとと共にFRIENDSHIP.がリリースをする最新の音楽を紹介。放送時間:毎週土曜日 26:00~26:55 放送局:FM福岡(radikoで全国で聴取可能)
NEW Releases FRIENDSHIP.
FM福岡で毎週水曜日の26:00~26:55まで放送中のラジオプログラム「Curated Hour〜FRIENDSHIP. RADIO」のアフタートーク、番組の中で紹介しきれなかったタイトルを紹介。DJの奥宮みさと、音楽ライターの金子厚武の2人でデジタル音楽ディストリビューション・プロモーション・サービスのFRIENDSHIP.から配信される新譜を中心に紹介するプログラム。
番組MC
金子厚武
1979年生まれ。埼玉県熊谷市出身。インディーズでのバンド活動、音楽出版社への勤務を経て、現在はフリーランスのライター。音楽を中心に、インタヴューやライティングを手がける。主な執筆媒体は『CINRA』『Real Sound』『ナタリー』『Rolling Stone Japan』『MUSICA』『ミュージック・マガジン』など。『ポストロック・ディスク・ガイド』(シンコーミュージック)監修。デジタル配信サービス「FRIENDSHIP.」キュレーター。
@a2take / @a2take3
奥宮みさと
ラジオパーソナリティ/ナレーター/MC/ヨガインストラクター/酵素風呂サロンオーナー。 TOKYO FM、ZIP-FM、InterFM、FM 福岡など、ラジオパーソナリティ歴12年目。 安室奈美恵さんをはじめとするお茶の間ミュージシャンからコアなインディーズミュージシャンまで無数のインタビューを経験。コロナ前は年間200件程ライブや全国のフェスに行く現場派。野外フェスのヨガプログラムなども担当。倍音と1/fゆらぎの声を持ち、耳馴染みの良いベルベットボイスが特徴。
@_M1110_ / @11misato10




