SENSA

2025.11.05

佐渡ヶ島で生活する婦人たちが巻き起こすポップアート「婦人俱楽部」-Highlighter Vol.254-

佐渡ヶ島で生活する婦人たちが巻き起こすポップアート「婦人俱楽部」-Highlighter Vol.254-

音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。Vol.254は、新潟県佐渡ヶ島で結成された婦人俱楽部を取り上げる。
田舎の山奥で暮らす婦人たちが歌う、日本のシティポップや渋谷系を彷彿とさせる楽曲を、クラシカルで室内楽的にアレンジし、独自の世界観を構築している。メンバーは"そこらで働く普通の婦人"とのことで顔出しもないが、プロデューサーのムッシュレモンが回答してくれた。


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活動を始めたきっかけ
台湾で友人主催の小さな音楽イベントがあり、そこで何かやってみない?と誘われたので、旅行がてらやってみよう〜とお茶友だちと婦人倶楽部を結成しました。

影響を受けたアーティスト
坂本龍一さんから最も大きな影響を受けています。音楽性はもちろん活動スタンスに至るまで、すべてにおいて深く尊敬しています。また、音楽におけるデザイン性という点で、非常にスタイリッシュなCorneliusの活動からは、創作の際に常に大きな刺激を受けています。



注目してほしい、自分の関わった作品
新作『婦人日和』のキートラック「トキ!トキ!トキ!」は、佐渡を訪れた詩人クリス・モズデルさんの体験から生まれました。ある日、彼が自然の中を散歩していると、警戒心の強いトキがなぜか彼の方へ向かって飛び立ち、美しく羽ばたく姿を目にしたのです。その瞬間の感動を詩にしたためたクリスさんは、たまたまその場でガイドをしていた婦人倶楽部のメンバーの一人に、その詩を送ってくださいました。
その詩は英語で書かれていたため、「日本語で歌うなら谷川俊太郎さんに訳してもらってほしい」とクリスさんからの希望があり、恐れ多くも谷川さんに和訳をお願いしたところ、ご快諾いただきました。
録音には百戦錬磨のミュージシャンたちが参加し、僕自身の音楽人生の集大成とも言える楽曲に仕上がりました。



今後挑戦してみたいこと
とにかく気負わず、自然体で活動していけたらと思います。「うかうかしてたらあっという間におばさんよ?」という婦人のキャッチフレーズがありますが、おばあさんになるまで活動が続いたら素敵ですね。

カルチャーについて

触れてきたカルチャー
僕自身が映画音楽の作曲家ということもあり、映画からは多くの影響を受けています。映画が好きになったきっかけはやはり坂本龍一さんの作品からでしょうか。佐渡にも映画館は一つだけありますが、観たい作品はわざわざ船で新潟まで渡って観ることもあります。去年ビクトル・エリセ監督の『瞳をとじて』を観に行きましたが、難しくて一度ではほとんどわかりませんでした。



今注目しているカルチャー
料理ですかね。食べることが好きなのと、新しい食材に対する好奇心が強いので、佐渡で採れる様々な食材で日々研究しています。

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自分の畑で採れたアーティチョークの素揚げ


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自家製の柿の葉茶


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セイタカアワダチソウのパスタ


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なんだの卵の酢の物


RELEASE INFORMATION

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婦人倶楽部「婦人日和」
2025年11月5日(水)

試聴はこちら

PROFILE

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婦人俱楽部
2014年、新潟県佐渡ヶ島で結成。島に暮らす婦人たちが巻き起こすポップアートをコンセプトに、田舎の山奥からお洒落なライフスタイルを発信している。島の生活を面白おかしく歌詞にした作品は、日本のシティポップや渋谷系を彷彿とさせつつ、クラシカルで室内楽的なアレンジによって独自の世界観を構築している。メンバーはそこらで働く普通の婦人のため、顔を出しての活動は行っていない。これまでに二度の台湾公演を実施したが、その後はライブ活動を行っていない。

LINK
オフィシャルサイト
@SadoFujin
@fujinclub
@clubfujin9855
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