SENSA

2025.09.01

岩手というローカルに根付いた志を全国で開花させる「FUNNY THINK」-Highlighter Vol.247-

岩手というローカルに根付いた志を全国で開花させる「FUNNY THINK」-Highlighter Vol.247-

音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。Vol.247は、岩手発の3ピースバンド・FUNNY THINKを取り上げる。
擦り切れるほど観たAIR JAM 2012のDVDに影響を受けて結成してから、岩手を代表するバンドとして進化を遂げてきた。"ライブハウス至上主義"を標榜する熱い演奏と、地に足をつけて前を見つめるメッセージ性のある歌詞は、ますます多くのキッズを魅了していくはずだ。


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活動を始めたきっかけ
金野一晟:もともと親の影響で音楽は聴いていましたが、中学2年生のころに教育実習の先生からHi-STANDARDを教えてもらい、そこで本格的にバンドと出会いました。そこからパンク・メロコア・ハードコアを自分で探して聴くようになり、『Live at TOHOKU AIR JAM 2012』のDVDを購入し何百回と観ていました。その後、自分でもバンドを組みたいと思い、中学3年生の8月にクラスの同級生とFUNNY THINKを結成しました。最初はコピーバンドからスタートしましたが、高校生になってオリジナル曲を作り始めました。

影響を受けたアーティスト

金野:影響を受けたバンドはたくさんいますが、その中でもHi-STANDARD、BRAHMANG-FREAK FACTORYTHE FOREVER YOUNGです。Hi-STANDARDは上記の通りAIR JAM 2012のDVDを購入し何百回と観ていましたし、BRAHMANは中学生の時に大船渡FREAKSのライブを生で体感して衝撃を受け、今でも精神的な支柱となっています。G-FREAK FACTORYは中学生の頃に大船渡FREAKSにツアーで来てくれていて、そのオープニングアクトとして自分のバンドで出演させていただきました。THE FOREVER YOUNGは高校生の頃にVo.クニタケヒロキさんがSTEP UP RECORDSのツアーで大船渡に弾き語りで出演していて、そのイベントに飛び入りで出演させてもらい出会いました。



注目してほしい、自分の関わった作品
金野:2025年6月4日に2nd mini album『明日が呼んでいる』をリリースしました。今作はグッドメロディ、それを持ち上げるようなコーラスワークを軸に、最新のFUNNY THINKを表現しています。
暗くつらいニュースや出来事があまりにも多く、若者が未来に対して「希望」や「夢」を持つことができない、表現しにくい時代になっていると思います。自分たちの人生を振り返った時に、「同じ時代を生き抜いた仲間と共に希望をつないだ」と胸を張って言えるような強いメッセージが込められています。



今後挑戦してみたいこと
金野:岩手を拠点に活動しているバンドとして、ローカルからムーブメントを起こすことを目指しています。岩手から全国に車を走らせ、各地でライブをし、FUNNY THINKの名を馳せられるようにしたいです。具体的には、各地で自主企画を開催できればと考えています。ワクワクすることを続けていきたいです。

カルチャーについて

触れてきたカルチャー
金野:音楽以外では、少年漫画から強く影響を受けています。特に週刊少年ジャンプが大好きで、その中でも『NARUTO -ナルト-』が人生に影響を与えています。どんなに不器用でも、真っ直ぐに生きること。その姿勢を自分の軸として、これからの人生も歩んでいきたいと教訓を得ました。また、アニメのオープニングテーマでサンボマスターの「青春狂騒曲」やASIAN KUNG-FU GENERATIONの「遥か彼方」に出会えたのも大きいです。



今注目しているカルチャー
金野:昔から好きなのですが最近さらにプロ野球に注目しています。昔から日本ハムファイターズを応援しておりますが、新庄監督が就任されてから気持ちが再熱しています。あの大胆でユーモア溢れる采配や、選手たちを輝かせる演出を見ていると、単なる野球観戦以上のワクワクやドキドキを感じさせてもらえます。新庄監督は勝敗だけでなく、選手一人ひとりの魅力を最大限に引き出そうとする姿勢があり、そのおかげで若手の台頭やチームの雰囲気の明るさが際立っていると感じます。
FUNNY THINKのライブで札幌を訪れた際に、オフ日に念願のエスコンフィールドに足を運びましたが、メジャーリーグさながらのド迫力な球場に興奮しました。



RELEASE INFORMATION

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FUNNY THINK「明日が呼んでいる」

試聴はこちら

LIVE INFORMATION

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PROFILE

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FUNNY THINK
2013 年に岩手県大船渡市出身のメンバーを中心に結成。
全国の様々な大型フェスやイベントへの出演、実力派バンドとの共演を重ね、東北から各地へ発信し続けている。
金野一晟(Vo/G)の唯一無二の歌声を武器に、リスナーを巻き込むシンガロングパートや背中を押すような実直な歌詞、それらすべてをグッドメロディに乗せ、業界や世代を越えたリスナーを魅了している。
2025年6月には2nd mini album『明日が呼んでいる』をリリース。
逆境を糧に進み続ける、ライブハウス至上主義の3ピースロックバンド。

LINK
オフィシャルサイト
@FxTx_official
@funnythink_official
@FUNNYTHINK_official
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