SENSA

2025.07.02

現在進行形の10代による「僕みたいな奴」のためのパンク「grating hunny」-Highlighter Vol.243-

現在進行形の10代による「僕みたいな奴」のためのパンク「grating hunny」-Highlighter Vol.243-

音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。Vol.243は、「PUNK ROCK by YOUTH」をテーマに活動するgrating hunnyを取り上げる。
THE BAWDIES、go!go!vanillasなどを輩出してきたレーベル SEEZ RECORDSから「インソムニアの底で」を初リリースしたばかりの、平均年齢18歳の4人組。高校生の頃から年間50本のライブで鍛錬してきた、追いかけて間違いない新鋭だ。


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活動を始めたきっかけ
スズキタイヨウ(Vo/G):歌を歌い始めたのは、小学5年生の頃。お笑い芸人になりたかったので、みんなを笑わせるために適当な替え歌などをスマホアプリのGarage Bandで作っていて、自分のなかで作曲へのハードルが下がったのが最初のきっかけだと思います。

そしてgrating hunnyの結成は僕らが高校一年生の頃です。
近所の高校の軽音部同士だったオダキッペイ(G/Cho)と僕が知り合い、ほぼ初対面みたいな日に結成しました。お互いに銀杏BOYZが好きという共通点だけでバンドを組んだのですが、結果3年くらい続いているので、今思えば運命だったと思います。

ベースのオオグロマサミはオダと同じ高校の軽音部で、オダが連れて来ました。僕はオオグロと同じ中学だったのですが、話したことがなく、バンド結成の日に初めて話をしました。
ドラムのヤマオカテッタはその後、僕の高校の軽音部とテッタの軽音部の交換イベント的なもので知り合ったことがきっかけで加入しました。なんとなく「そういえば上手いドラマーおったなー」くらいで、ダメ元でDMを送ったらメンバーになってくれて嬉しかったことを今でも覚えています。

当時16歳の4人で右も左も分からないままライブハウスの世界に飛び込んだことは、人生でいちばん怖くて、ワクワクして、楽しかった経験だと思います。

影響を受けたアーティスト
スズキ:小学3年生の頃に当時PlayStation VITAというゲーム機内のYouTubeアプリで、たまたま神聖かまってちゃんの『ロックンロールは鳴り止まないっ』のライブ映像が流れてきた以来、神聖かまってちゃんからの影響は大きいです。

また本格的に自分もバンドをやりたいと思ったのは、中学3年生の頃くらいにPK shampooにハマったこと。高校受験の時期なんかはPK shampooのライブ映像を何周も見ていたことを覚えています。



注目してほしい、自分の関わった作品
スズキ:7月2日に「インソムニアの底で」という楽曲をリリースしました。
この曲は高校時代に作ったもので、眠れない男女の夜をテーマに書いた楽曲です。
メンバーの大学受験が終わった冬頃から、ほぼ毎日スタジオに入って編曲を進め、レコーディングに臨みました。

今までの楽曲では、自分が作ったDEMOをなぞる形で、メンバーに編曲をしてもらっていた印象だったのですが、今回のレコーディングからは自分の作ったDEMOの枠を超えてメンバーが編曲をするようになって、より楽曲としての完成度が上がったと思います。

歌詞的にも当時の僕の心境みたいなものが結構反映されていて、単純なラブソングにしたくない、という気持ちで書きました。



今後挑戦してみたいこと
スズキ:ワンマンライブをしたことがないので、ホームのライブハウスである寝屋川VINTAGEをワンマンでソールドさせるのはひとつの目標です。

それと、大阪で活動しているバンドなので、心斎橋BIG CATで企画をすることはどうしても大きな目標のひとつです。遠くない未来にBIG CATで企画をできたら良いなと考えています。

カルチャーについて

触れてきたカルチャー
スズキ:サブカルっぽい雰囲気のする漫画や映画にたくさん触れてきました!
映画&ドラマになった『モテキ』、漫画『うみべの女の子』が好きです!

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今注目しているカルチャー
スズキ:僕は先述にある通り、お笑い芸人を目指しておりましたので、今でも音楽とほぼ同じ割合で芸人さんのラジオを聴くことがあります。

おすすめのラジオを紹介させてください!!

マユリカのうなげろりん!!


永野はミスターTBS


ダイアンのTOKYO STYLE


音楽活動をやっていて、『音楽』自体に疲れてしまうときなんかもあって、そんなときはラジオに何度も救われました。
中学生の頃はR-1グランプリに応募してみたり、キングオブコントの一回戦で落とされたりしているので、バンドが売れたらお笑いにも挑戦してみたいです!!

RELEASE INFORMATION

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grating hunny「インソムニアの底で」
2025年7月2日(水)

試聴はこちら

LIVE INFORMATION

Chase × SEEZ RECORDS presents 「TODAY'S SOUND TODAY」
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2025年8月4日(月)
東京・下北沢DaisyBar
w / アンジーモーテル, youth, Reinore
https://t.livepocket.jp/e/jdodq

grating hunny自主企画「体育館壊す」
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2025年9月26日(金)
大阪・心斎橋Pangea
ゲストバンド:後日解禁

2025年10月5日(日)
東京・下北沢SHELTER
ゲストバンド:後日解禁

最速先着先行受付中
6月28日(土)20:00〜7月13日(日)23:59
受付URL: https://eplus.jp/gratinghunny/

PROFILE

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grating hunny
大阪 寝屋川発。
平均年齢18歳。
2023年1月5日結成。

PUNK ROCK by YOUTH をテーマに"僕みたいな奴へのパンクロック"を掻き鳴らす。
メンバーはスズキタイヨウ(Vo/G)、オダキッペイ(G/Cho)、オオグロマサミ(B/Cho)、ヤマオカテッタ(Dr/Cho)。

LINK
オフィシャルサイト
@gratinghunny
@gratinghunny_info
@gratinghunny
FRIENDSHIP.

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