SENSA

2025.06.18

ロックやジャズやあらゆるジャンルの狂気を抽出したスリル「aldo van eyck」-Highlighter Vol.239-

ロックやジャズやあらゆるジャンルの狂気を抽出したスリル「aldo van eyck」-Highlighter Vol.239-

音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。Vol.239は、福岡出身の4人組バンドaldo van eyckを取り上げる。
ガレージ、ポストパンク、ジャズ、ブルース、ノーウェーブ、あらゆるジャンルを吸収した唯一無二のサウンドは、インディロック好きからジャズファンまで注目。セッションの中で予測不能に変化していくライブパフォーマンスにも定評がある。


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活動を始めたきっかけ
tomohiro onoue (Vo/ G/Tp/Key): 今のメンバーとバンドをやってみたかったからですね。

masahiro yamashita (B):僕は山口から福岡に音楽活動をしに出てきたんですが、そこで出会ったのがaldo van eyckのメンバーです。

dischaaageee (Dr):onoueにダークルームというクラブでメンバーとして誘われました。ザ・フォールみたいなバンドやろうって。

影響を受けたアーティスト
ryunosuke sakaguchi (G/Sax):僕は10代の時に、ジミ・ヘンドリックスレッド・ツェッペリンにギターや作曲面でいちばん影響を受けました。
中学3年生の受験期に勉強してるフリしてずっと聴きまくっていたのは良い思い出ですね(笑)。

dischaaageee:僕のいちばんはボアダムスですね。高校のときYouTubeで見て衝撃を受けました。音楽を始めるきっかけになったバンドです。

onoue:1曲挙げるなら、DNAというバンドの「Blonde Red Head」という曲です。狂気的かつ知的でクール。高尚、稚拙なパンク。

yamashita:僕はブラックミュージック全般ですね。ヒップホップ、R&B、ソウル、ファンクなどのベースとドラムのリズム感が好きです。
スライ&ザ・ファミリー・ストーンの 「I Want to Take You Higher」という曲のウッドストックでのライブとかは最高ですね。グルーヴが凄まじくて、渦を巻いてるような感じ。

注目してほしい、自分の関わった作品
onoue:アルバム2曲目でMVにもなっている「Social Plan」です。気が狂ってしまったロバート・グラスパーのような曲が作りたくて歪でクールな和音を探りました。

sakaguchi:アルバム最後の「Plastic Gold」は僕の作曲なんですが、ドラマチックな展開やコーラスワークのアレンジメントに特に注力しました。そこの部分をしっかりと聴いてもらいたいですね。



yamashita:僕のお気に入りは 「L S Drive Apartment 5F」ですね。ドラマチックなベース弾けたかなと思います。

dischaaageee:「raise」は自分が多少なりと作曲に関わっていてお気に入りの曲です。
あと、DISCHAAAGEEEという名前でソロで音楽も作っています。aldo van eyck結成前の2016年からやっていて、1000曲ぐらいKORG Gadgetで作曲してます。


今後挑戦してみたいこと
onoue:いつかブルーノートには出演してみたいですね。

sakaguchi:今年2月に香港でワンマンライブをしたのですが、そのような海外でのライブをもっと増やしたいです。

カルチャーについて

触れてきたカルチャー
onoue:建築家の本を学生時代に読み漁りました。文学や哲学も好きですね。映画だと北野武作品が特に好きです。

yamashita:僕は映画、アニメをよく観ていて、レンタルビデオ屋、映画館によく通っていました。

dischaaageee:僕はアニメ、漫画、ニコニコ動画、5chとかですね。基本はオタクです。

sakaguchi:僕はみんなと違い、本当に音楽以外は疎いのですが、『ルパン三世』が昔から好きでした。保育園の卒園式で「将来の夢は泥棒です」と言っていたらしいです。
そしてルパン三世はエンディング曲がどれも素敵です。



今注目しているカルチャー
onoue:空気階段のラジオです。仕事中や移動中によく聴いています。俺もまだやれる気がすると思わせてくれる、勇気をくれる番組です。

sakaguchi:YouTubeで見れるショート映画がとても面白いです。ストップモーションアニメとかは最高ですね。

dischaaageee:キングスリーグというサッカーリーグです。あまりサッカーは知らないんですけど、7人制のサッカーでおもしろいなと思い注目しています。



yamashita:僕は昔と変わらず音楽、映画、アニメばかりですね。人間あまり変わらないです(笑)。

RELEASE INFORMATION

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aldo van eyck「das Ding」
2025年6月18日(水)

試聴はこちら

LIVE INFORMATION

aldo van eyck 3rd Album "das Ding" Release Tour
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2025年7月4日(金)
大阪 SOCORE FACTORY
共演:Black petrol / Geloomy

2025年7月5日(土)
名古屋 Live lounge vio
共演:6eyes / WBSBFK

2025年7月6日(日)
東京 新宿MARZ
共演:君島大空トリオ

2025年7月13日(日)
福岡 ライブハウス秘密
共催:Khaki(Khakiとのダブルネーム公演)

チケット
受付URL:https://w.pia.jp/t/aldovaneyck-o/
一般販売:5月3日(土)18:00~

TRAMHAUS JAPAN TOUR 2025 福岡公演
2025年7月1日(火)
UTERO(福岡市中央区清川2丁目6-34 2F)

<出演>
Tramhaus
aldo van eyck
DJ:NOBODY(ashira / yabu)

チケット
・前売券 ¥5,000+1drink
・当日券 ¥5,500+1drink
受付URL:https://t.livepocket.jp/e/tramhaus_jptour2025f

FAH_ver.10
2025年7月18日(金)
東京・WWW / WWW β
OPEN / START 18:00

詳細はこちら

GFB'25(つくばロックフェス)
2025年7月19日(土)・20日(日)
つくばねオートキャンプ場(茨城県石岡市小幡2132-14)

aldo van eyckは7月20日(日)の出演

詳細はこちら

DNA GAINZ 「風に乗った笑い声」
2025年7月22日(火)
福岡 OP'S
OPEN18:00 / START18:30

<出演>
DNA GAINZ
クレナズム
aldo van eyck

チケットはこちら

BASEMENTBAR 30th Anniversary Special"TRANSITION"
2025年8月13日(水)
下北沢BASEMENTBAR / 下北沢THREE 往来
OPEN/START 16:30

出演者多数

チケットはこちら

PROFILE

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aldo van eyck
2021年福岡にて結成。ガレージ、ポストパンク、ジャズ、ブルース、ノーウェーブ、あらゆるジャンルを吸収し唯一無二のサウンドを作り上げる。実験的かつ狂気的、そして歪なグルーヴは、早耳リスナーやライブシーンで話題となり、1st Album 『Nada』はオンライン CD ショップ HOLIDAY! RECORDS やHMV&BOOKS HAKATA にて即完。福岡をはじめとした音楽シーンで注目を浴び、インターネットやライブを見た観客によって全国に知られることになる。
その音楽性は、2023年10月リリースの2nd Album『dead shot dan』の20曲というバラエティに富んだ収録曲に帰結。初の全国展開リリースが実現し、インディロック好きからジャズファンまで幅広いリスナー獲得に成功している。同作はCDショップ大賞2024 九州ブロック賞を受賞。2025年1月にはシングル「Dahlia / M」を、6月には待望の3rdアルバム『das Ding』をリリース。
圧倒的なライブパフォーマンスにも定評がある。セッションの中で予測不能に変化していくサウンドは個々の確かな演奏技術の上に成り立っており、今まで体感したことのないライブは観るものを虜にする。2025年2月には香港でのワンマンライブを敢行。4月の東京初主催公演は完売。7月には3rdアルバムのリリースツアーを4都市で開催する。


LINK
@aldovaneyck
@aldo_van_eyck
@aldovaneyck5865
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