2025.03.12
音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。Vol.227は、9年ぶりのアルバム『いちご』を完成させたけんいちを取り上げる。
「ロードオブメジャー」のボーカルとしてインディーズシーンに旋風を巻き起こしてから約20年。ソロミュージシャンとして家族や日常を歌う、相変わらずけんいちらしい、それでいて「今」の等身大が写し出された『いちご』は必聴だ。
ひとつはTHE BLUE HEARTS。登校中、ウォークマンから流れてきた「手紙」に突然涙が溢れてきて。歌詞の意味は分かんないんですけど。音楽ってすごい。と、何か救われたような気持ちになったのを覚えています。
それとUNICORN。中学の時に中尾くん(同級生)から借りた『THE VERY BEST OF UNICORN』にめちゃくちゃはまりました。なかでも、楽しい！って音にできるんだ。こんな自由でいいんだ。と、教えてくれる、聴くたびに笑っちゃう「人生は上々だ」には衝撃を受けました。
今回のアルバムは『いちご』。花言葉に「幸福な家庭」「尊重と愛情」「あなたは私を喜ばせる」などがあります。
父が亡くなって感じたことを歌った「愛してる」「さみだれ」家族のことを歌った「おはようがすき」「いぬいぬ」「ダンデライオン」これらは尊重と愛情を表現しました。また「ブラックペッパーと栗」は自分へも尊重と愛情を持つきっかけとなった楽曲です。このアルバムが、聴いてくださるあなたを喜ばせることができたなら、しあわせです。
アルバム『いちご』リリースの後も、あまり間隔をあけず、どんどん新曲を発表していきたいので、フォローしていただけますと、とってもうれしいです！
何を隠そうわたしは大のDeNAベイスターズファン。数年前、まだファンでなかった頃です。ベイスターズのファンフェスティバルに呼んでいただき、ずーーっと「心絵」を登場曲に使ってくださっている宮﨑敏郎選手と、横浜スタジアムで「心絵」をデュエットさせていただきました（ちなみに人前で心絵を歌ったのは20年振り）。
せっかくスタジアムに来たので、ぐる〜っと場内を一周していたら、ベイファンの方がすごく声をかけてくれて。みなさん、はじめましてのわたしに、すごくよくしてくださったんです。その日から、ファンになりました。
残念ながらハマスタには行けなかったのですが、宮﨑敏郎選手がバッターボックスに立つ時、ベイファンの「心絵」の大合唱がテレビ越しに聴こえて。音楽の在り方として、こんなしあわせなことないと感動しました。
「心絵」は巣立っていって、ハマスタと言う地で、ぼくの知らないところで、立派に育っていたんです。「よかったなぁ！おまえ！」なんて親心のような気持ちでいます。もうほんと、おじさんです（笑）。
もちろんそこには、宮﨑敏郎選手のお人柄や、ファンの方にどれだけ愛されいるか、そのヒット一本一本にファンの思いが乗っていて。愛し愛されの素敵な関係性に、勝手に感動しているわけであります。最高です。ベイファンのみなさんのおかげで、過去のじぶんを受け入れられて、過去のじぶんと未来へ進むことができています。だから、ハマスタでベイスターズをベイファンと一緒に応援することは、格別なわけです。今年も、行くぞハマスタ〜！
けんいち「いちご」
2025年3月12日（水）
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けんいち
高校生からバンドを始め、2002年にテレビ番組の企画にてボーカリストとして選出され、「ロードオブメジャー」が誕生。 デビューシングル「大切なもの」はミリオンヒット、2003年リリースのアルバム『ROAD OF MAJOR』はインディーズバンド初のオリコン初登場1位を記録。この記録は現在もまだ破られていない。
その後も数々のヒット曲をリリースするが、2007年7月に惜しまれつつも「ロードオブメジャー」は解散。現在は、けんいち名でソロで活動し、毎週月曜23時のインスタライブ配信、ファンコミュニティ「きたがわ家」での発信、2024年にはアイドルグループ・ふぇありーているず！へ「この素晴らしき」の楽曲提供を行うなど、精力的に活動している。
2024年12月、2年ぶりに出したシングル「ブラックペッパーと栗」を皮切りに、25年1月に「ピサンザプラ！」、2月に「愛してる」を配信リリース。3月12日には9年ぶりとなるアルバム『いちご』をリリースする。
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「ロードオブメジャー」のボーカルとしてインディーズシーンに旋風を巻き起こしてから約20年。ソロミュージシャンとして家族や日常を歌う、相変わらずけんいちらしい、それでいて「今」の等身大が写し出された『いちご』は必聴だ。
活動を始めたきっかけ
歌うことをやめて、のんびりと日々を過ごしていました。ひょんなことから、現在エージェントを担ってくれているコルクの佐渡島庸平さんと出会い、気づけば歌を作るようになり、音楽を好きになっていました。影響を受けたアーティスト
たくさんあるのですがふたつ。ひとつはTHE BLUE HEARTS。登校中、ウォークマンから流れてきた「手紙」に突然涙が溢れてきて。歌詞の意味は分かんないんですけど。音楽ってすごい。と、何か救われたような気持ちになったのを覚えています。
それとUNICORN。中学の時に中尾くん(同級生)から借りた『THE VERY BEST OF UNICORN』にめちゃくちゃはまりました。なかでも、楽しい！って音にできるんだ。こんな自由でいいんだ。と、教えてくれる、聴くたびに笑っちゃう「人生は上々だ」には衝撃を受けました。
注目してほしい、自分の関わった作品
息子が『シナぷしゅ』（テレ東）という子ども番組をキャッキャゆーて観ていて。ご縁をいただいて「0%のまほう」という楽曲を歌わせていただきました。コーラスにファンのみなさんの子どもたち、そしてわたしの甥っ子たちが参加してくれています。かわいいです。今回のアルバムは『いちご』。花言葉に「幸福な家庭」「尊重と愛情」「あなたは私を喜ばせる」などがあります。
父が亡くなって感じたことを歌った「愛してる」「さみだれ」家族のことを歌った「おはようがすき」「いぬいぬ」「ダンデライオン」これらは尊重と愛情を表現しました。また「ブラックペッパーと栗」は自分へも尊重と愛情を持つきっかけとなった楽曲です。このアルバムが、聴いてくださるあなたを喜ばせることができたなら、しあわせです。
今後挑戦してみたいこと
気がはやいかもしれませんが、次のアルバムのテーマを「衝動」に決めました。楽曲制作の技術が上がってくる反面、10代の頃ような「衝動」が失われていることに気づきました。アルバム『いちご』リリースの後も、あまり間隔をあけず、どんどん新曲を発表していきたいので、フォローしていただけますと、とってもうれしいです！
カルチャーについて
触れてきたカルチャー
野球！何を隠そうわたしは大のDeNAベイスターズファン。数年前、まだファンでなかった頃です。ベイスターズのファンフェスティバルに呼んでいただき、ずーーっと「心絵」を登場曲に使ってくださっている宮﨑敏郎選手と、横浜スタジアムで「心絵」をデュエットさせていただきました（ちなみに人前で心絵を歌ったのは20年振り）。
せっかくスタジアムに来たので、ぐる〜っと場内を一周していたら、ベイファンの方がすごく声をかけてくれて。みなさん、はじめましてのわたしに、すごくよくしてくださったんです。その日から、ファンになりました。
今注目しているカルチャー
昨年の日本シリーズも、チケット発売の12時に携帯4台並べて連打連打。1日だけ観戦に行けました。日本一。泣きました。残念ながらハマスタには行けなかったのですが、宮﨑敏郎選手がバッターボックスに立つ時、ベイファンの「心絵」の大合唱がテレビ越しに聴こえて。音楽の在り方として、こんなしあわせなことないと感動しました。
「心絵」は巣立っていって、ハマスタと言う地で、ぼくの知らないところで、立派に育っていたんです。「よかったなぁ！おまえ！」なんて親心のような気持ちでいます。もうほんと、おじさんです（笑）。
もちろんそこには、宮﨑敏郎選手のお人柄や、ファンの方にどれだけ愛されいるか、そのヒット一本一本にファンの思いが乗っていて。愛し愛されの素敵な関係性に、勝手に感動しているわけであります。最高です。ベイファンのみなさんのおかげで、過去のじぶんを受け入れられて、過去のじぶんと未来へ進むことができています。だから、ハマスタでベイスターズをベイファンと一緒に応援することは、格別なわけです。今年も、行くぞハマスタ〜！
RELEASE INFORMATION
けんいち「いちご」
2025年3月12日（水）
試聴はこちら
PROFILE
けんいち
高校生からバンドを始め、2002年にテレビ番組の企画にてボーカリストとして選出され、「ロードオブメジャー」が誕生。 デビューシングル「大切なもの」はミリオンヒット、2003年リリースのアルバム『ROAD OF MAJOR』はインディーズバンド初のオリコン初登場1位を記録。この記録は現在もまだ破られていない。
その後も数々のヒット曲をリリースするが、2007年7月に惜しまれつつも「ロードオブメジャー」は解散。現在は、けんいち名でソロで活動し、毎週月曜23時のインスタライブ配信、ファンコミュニティ「きたがわ家」での発信、2024年にはアイドルグループ・ふぇありーているず！へ「この素晴らしき」の楽曲提供を行うなど、精力的に活動している。
2024年12月、2年ぶりに出したシングル「ブラックペッパーと栗」を皮切りに、25年1月に「ピサンザプラ！」、2月に「愛してる」を配信リリース。3月12日には9年ぶりとなるアルバム『いちご』をリリースする。
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