2024.12.11
音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。Vol.223は、Producer KBSNKとDJ tempuraによる音楽ユニットTEMPLIMEを取り上げる。
2019年4月にスタートしてから、オリジナル曲のリリースのみならず、Vaundyの公式リミックスなど、その活動は多岐にわたる。ニューアルバム『EMPT MILE』でも多彩なフィーチャリングを見せており、その"音楽の輪"の広がりは留まるところを知らない。
食文化も興味があります。料理については、特に卵料理が好きです。だし巻き卵/明石焼き/茶碗蒸しのような、シンプルな食材を使った料理に魅力を感じています。シンプルだからこそ、調理法を少し変えるだけで印象が大きく変わる奥深さがあり、そこに面白さを感じています。料理と音楽には共通点があるとはよくいいますよね。「中身が大事」という部分は音楽のサウンドや音量バランスにも通じるものがあるといいます。料理の見た目や形状によっても味が変わるように、音楽でも曲の伝え方、サウンドや表現方法が大きく影響を与えると考えています。
あとは昔好きだった『ぷるるんっ!しずくちゃん』がきっかけで初めてコラボカフェに行って、推し活の良さを実感しました。この体験をライブのポップアップ企画でも活かしていきたいです。
最近は特にアニメにはとても深い興味を持っています。3D空間を脳内で浮かべて作り出すのってすごいなと思っています。そして想像を超えた実在しない世界を形にできるという可能性があると思います。今回のアルバムでも「ANIMA Feat. Such」では、歩くモーションのループアニメーションを打破して、そこから走り出し、高くジャンプするというテーマで作りました。アニメの力を借りて、音楽の中で新しい動きや変化を生み出していく感覚が楽しいです。アニメを描ける人って本当にすごいと思いますし、その創造力には感心しっぱなしです。
TEMPLIME「EMPT MILE」
2024年12月11日(水)
試聴はこちら
表参道WALL&WALL
POP-UP 14:30~16:30
LIVE START 18:00~
Remix & DJ:原口沙輔
VOCAL:Such / とた / 長谷川ねこ / 吉田ミケ / RANASOL
TICKETはこちらから:https://t.livepocket.jp/e/emptmile
TEMPLIME
TEMPLIMEはProducer KBSNKとDJ tempuraによる音楽ユニット。2019年4月に活動開始し、デジタルアーティスト星宮ととをフィーチャーした楽曲「ネオンライト」をリリース。2020年5月にリリースしたアルバム『クラウドダイバー』ではBillboard JapanのDLアルバム・チャートにて第4位にランクイン。Vaundyの公式リミックスや、電音部、DANCERUSH STARDOMへの楽曲提供を行う。2023年3月、楽曲「Escapism」がポーター・ロビンソンのプレイリスト「cherished music」に選出。11月にはアルバム『POP-AID』をリリースし、リリース記念ライブに1000人以上を動員するなど、精力的に活動を続けている。
@TEMPLIME
@templime
@templime_
FRIENDSHIP.
2019年4月にスタートしてから、オリジナル曲のリリースのみならず、Vaundyの公式リミックスなど、その活動は多岐にわたる。ニューアルバム『EMPT MILE』でも多彩なフィーチャリングを見せており、その"音楽の輪"の広がりは留まるところを知らない。
活動を始めたきっかけ
KBSNK:歌モノを作るようになったのは大学の作曲サークルからです。tempuraとはそこで出会って、活動を一緒にやりたいと声をかけられたのがはじまりでした。はじめはカボスニッキ名義を手伝ってくれて、CD即売会に出たんですが売れたのはたった20枚。tempuraがそれに妙に悔しがっていて、そこからいろいろあって人に聴かれることを意識して制作する名義「TEMPLIME」をはじめる話になりました。電子音楽をしっかり作りはじめたのはそこからです。影響を受けたアーティスト
KBSNK:音楽に対する影響は家族や周囲からも多く受けてきました。きょうだいもギターやDTMをやっていて、親も音楽が好きだったので、自然と音楽に触れる環境でした。特にスピッツやミスチル、カシオペア、スティーヴィー・ワンダー、くるりなど、いろんなアーティストに影響を受けました。あとは昔のテレビのCMソングとかもかなり影響受けてると思います。いかに一瞬で耳に残すかというようなキャッチーな作り方も面白いなと思ってます。注目してほしい、自分の関わった作品
KBSNK:音楽制作においては、流行りのサウンドにこだわるより、鳴らしてみて気持ちよかったものを大事にしています。新作アルバム『EMPT MILE』も、最初標榜していた"おしゃかわPOP"のTEMPLIMEサウンドを作ろうとしましたが、楽曲制作の過程でUKGやリキッドファンク、ジャージークラブなどを取り入れ、かなり自由で楽しいアルバムに仕上がりました。いろんなサウンドを詰め込んだけど統一感のあるサウンドを目指しました。今後挑戦してみたいこと
KBSNK:今回のアルバムも、知り合いの人たちに名義を作ってもらって初めて歌を歌ってもらうという試みをしました(長谷川ねこ、吉田ミケ、mina tajima、木村ひより、笹丘小夜)。これからも初めて音楽に挑戦する人たちともっと一緒に作りたいです。そのフレッシュさで新しい潮流を作れる気がしています。カルチャーについて
触れてきたカルチャー
KBSNK:音楽以外だと言語が好きで、今は忘れちゃったんですがラテン語の授業とかを頑張って受けてました。その影響からか言葉や音韻の印象がとても重要だと感じています。言葉が持つノンバーバルな部分や、言葉の響きによる印象の違いを大事にしています。「ボンゴ」と「コンガ」の言葉の印象だけで言うと反対だよね、というやつです。音楽を作る際も瞬時に印象が浮かぶ音を目指しています。食文化も興味があります。料理については、特に卵料理が好きです。だし巻き卵/明石焼き/茶碗蒸しのような、シンプルな食材を使った料理に魅力を感じています。シンプルだからこそ、調理法を少し変えるだけで印象が大きく変わる奥深さがあり、そこに面白さを感じています。料理と音楽には共通点があるとはよくいいますよね。「中身が大事」という部分は音楽のサウンドや音量バランスにも通じるものがあるといいます。料理の見た目や形状によっても味が変わるように、音楽でも曲の伝え方、サウンドや表現方法が大きく影響を与えると考えています。
あとは昔好きだった『ぷるるんっ!しずくちゃん』がきっかけで初めてコラボカフェに行って、推し活の良さを実感しました。この体験をライブのポップアップ企画でも活かしていきたいです。
今注目しているカルチャー
KBSNK:今回のアルバムは全曲にPVが付いており、アニメ、3DCG、実写MVが盛り込まれています。このように映像と音楽が一体となった作品作りに取り組んで、全体を自分でコントロールするような作品を作ってみたいです。最近は特にアニメにはとても深い興味を持っています。3D空間を脳内で浮かべて作り出すのってすごいなと思っています。そして想像を超えた実在しない世界を形にできるという可能性があると思います。今回のアルバムでも「ANIMA Feat. Such」では、歩くモーションのループアニメーションを打破して、そこから走り出し、高くジャンプするというテーマで作りました。アニメの力を借りて、音楽の中で新しい動きや変化を生み出していく感覚が楽しいです。アニメを描ける人って本当にすごいと思いますし、その創造力には感心しっぱなしです。
RELEASE INFORMATION
TEMPLIME「EMPT MILE」
2024年12月11日(水)
試聴はこちら
LIVE INFORMATION
LIVE + POP-UP
2024年12月29日(日)表参道WALL&WALL
POP-UP 14:30~16:30
LIVE START 18:00~
Remix & DJ:原口沙輔
VOCAL:Such / とた / 長谷川ねこ / 吉田ミケ / RANASOL
TICKETはこちらから:https://t.livepocket.jp/e/emptmile
PROFILE
TEMPLIME
TEMPLIMEはProducer KBSNKとDJ tempuraによる音楽ユニット。2019年4月に活動開始し、デジタルアーティスト星宮ととをフィーチャーした楽曲「ネオンライト」をリリース。2020年5月にリリースしたアルバム『クラウドダイバー』ではBillboard JapanのDLアルバム・チャートにて第4位にランクイン。Vaundyの公式リミックスや、電音部、DANCERUSH STARDOMへの楽曲提供を行う。2023年3月、楽曲「Escapism」がポーター・ロビンソンのプレイリスト「cherished music」に選出。11月にはアルバム『POP-AID』をリリースし、リリース記念ライブに1000人以上を動員するなど、精力的に活動を続けている。
LINK
オフィシャルサイト@TEMPLIME
@templime
@templime_
FRIENDSHIP.