2023.12.22
音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。Vol.192は、チャットモンチーを完結した後、ソロ活動をはじめたaccobinを取り上げる。
福岡晃子から"accobin"名義となり、徳島で音楽活動を展開中。2023年はアルバム『AMIYAMUMA』のリリースや全国ツアーなど、精力的な活動を見せたaccobinが感じてきたこと、思っていることとは。
わたしが曲を作るときは、必ずご本人とお話しして、日頃考えていること、感じていることをなるべくたくさんお話ししていただいて、その中でヒントをもらい歌詞にしています。提供曲の場合は、歌詞が先にできて曲を後でつけるパターンが多いです。
自分の作品の中の「Heart Beats」という作品では、妊娠中に自分のお腹にいる子どもの心音を録音し、それをリズムにしています。生まれてからの子どもの声も入れました。子どものみならず、人間にまつわる生や死について、考える時間が増えたことがきっかけになったと思います。アルバムの中でいちばん最初にできた曲です。出来上がった時の感動とパワーで、その後のアルバム制作に向かうことができました。
アルバム『AMIYAMUMA』で一緒に曲を作ってくれたShe Her Her Hersのタカハシヒロヤス氏、group_inouのimai氏、Yasei Collectiveの松下マサナオ氏は、普段からよく交流のある友達です。
とくにタカハシヒロヤスに関しては音楽制作も一緒にやることが度々あります。She Her Her Hersの作詞をやらせてもらってから、お互いの作品に携わることがごく自然な流れであったように思います。M1、M6の曲のオケができた時は、ヒロヤスの顔が浮かんだので迷わずお願いしました。
imaiさんとは、ずっと一緒に曲を作ってみたいという思いが以前からあって、imaiさんが徳島に来てくれたのをきっかけにお願いしてみました。チャットモンチーのことを「Marble」だと言ってくれたimaiさんの言葉からヒントを得て、そのまま曲のタイトルにしました。
M7はいちばん最初にできた曲です。この曲ができるまでは、正直アルバムの全体像が全く見えていませんでした。マサナオにこの曲を一緒に作ってもらったことで、一気にイメージが湧き、アルバムを作る源となった大切な曲です。
実際にメキシコに行ってルチャ・リブレを観戦したり、メキシコシティでたくさんの雑貨や洋服を買ったりしたこともあります。
藍染の持つ歴史は徳島の文化に大きく関わっていることを知り、もっと深く学びたいと思っています。海外のアーティストも藍染に注目しているようで、カニエ・ウエストやリアーナも藍染見学をしに徳島に来ていました。
accobin『AMIYAMUMA』
2023年12月20日(水)
試聴はこちら
accobin
福岡晃子(accobin)。イベントスペースOLUYO社長、作詞作曲家、演奏家。
徳島県徳島市出身。2002年よりチャットモンチーのメンバーとして活動し、2016年に徳島にイベントスペース<OLUYO>を開設。2018年にチャットモンチーを完結した後、2020年より徳島に完全移住。ソロアーティストやバンドのプロデュース、作詞作曲などを手掛ける。2021年からYouTubeチャンネル「accobin_福岡晃子」を開設し、徳島での生活や音楽活動の様子を発信。2023年2月にソロ活動名義を"accobin"と改名し、同年5月に初のソロアルバム『AMIYAMUMA』リリース。2023年11月より全国ツアー開催。
@accobin
@akikofukuoka_oluyo
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OLUYOオフィシャルサイト
FRIENDSHIP.
福岡晃子から"accobin"名義となり、徳島で音楽活動を展開中。2023年はアルバム『AMIYAMUMA』のリリースや全国ツアーなど、精力的な活動を見せたaccobinが感じてきたこと、思っていることとは。
活動を始めたきっかけ
2018年のチャットモンチー完結後、自分が何のために、音楽で何を表現すればいいのかが分からなくなりました。2020年に故郷徳島の、知り合いがひとりもいない土地に移住しました。そこで改めて今の自分と向き合い、自分が鳴らしたい音を見つけることができました。影響を受けたアーティスト
人生初ライブは、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの「WORLD CHICKEN ZOMBIES TOUR」の高松公演でした。初めて、バンドはボーカルだけじゃなくて全員がかっこいいんだ!という衝撃を受けました。同時に、ライブがこんなに激しいものとは知らず、二度とライブは行かないと心に誓いました(後に自分がロックバンドをすることになるとは...)。注目してほしい、自分の関わった作品
いちばん最近では、CHiCOさんのEPの中の一曲を作詞作曲させていただきました。わたしが曲を作るときは、必ずご本人とお話しして、日頃考えていること、感じていることをなるべくたくさんお話ししていただいて、その中でヒントをもらい歌詞にしています。提供曲の場合は、歌詞が先にできて曲を後でつけるパターンが多いです。
2月にリリースされる@CHiCOxxx_tweet さんのEP収録の「たがため」の作詞作曲を担当させていただきました。CHiCOさんとお話しして作った、個人的にもとても思い入れのある曲です@keikawano さんのアレンジも最高ですので、ぜひ https://t.co/V8QS4HDOQV
— accobin_福岡晃子 (@accobin) December 11, 2023
自分の作品の中の「Heart Beats」という作品では、妊娠中に自分のお腹にいる子どもの心音を録音し、それをリズムにしています。生まれてからの子どもの声も入れました。子どものみならず、人間にまつわる生や死について、考える時間が増えたことがきっかけになったと思います。アルバムの中でいちばん最初にできた曲です。出来上がった時の感動とパワーで、その後のアルバム制作に向かうことができました。
アルバム『AMIYAMUMA』で一緒に曲を作ってくれたShe Her Her Hersのタカハシヒロヤス氏、group_inouのimai氏、Yasei Collectiveの松下マサナオ氏は、普段からよく交流のある友達です。
とくにタカハシヒロヤスに関しては音楽制作も一緒にやることが度々あります。She Her Her Hersの作詞をやらせてもらってから、お互いの作品に携わることがごく自然な流れであったように思います。M1、M6の曲のオケができた時は、ヒロヤスの顔が浮かんだので迷わずお願いしました。
imaiさんとは、ずっと一緒に曲を作ってみたいという思いが以前からあって、imaiさんが徳島に来てくれたのをきっかけにお願いしてみました。チャットモンチーのことを「Marble」だと言ってくれたimaiさんの言葉からヒントを得て、そのまま曲のタイトルにしました。
M7はいちばん最初にできた曲です。この曲ができるまでは、正直アルバムの全体像が全く見えていませんでした。マサナオにこの曲を一緒に作ってもらったことで、一気にイメージが湧き、アルバムを作る源となった大切な曲です。
今後挑戦してみたいこと
将来的には音楽療法を学んでみたいと思っています。一時期独学で勉強していたのですが、音楽以外にももっといろんな経験が必要だと感じています。カルチャーについて
触れてきたカルチャー
カルチャーというような大袈裟なものではないのですが、メキシコの文化や色彩が好きで、ファッションや家具などに取り入れることが多いです。死後の世界に対する考え方など、日本にはない感覚が面白いと思ったのがきっかけでした。実際にメキシコに行ってルチャ・リブレを観戦したり、メキシコシティでたくさんの雑貨や洋服を買ったりしたこともあります。
今注目しているカルチャー
徳島に移住して3年が経ったのですが、改めて徳島の「藍染」の文化を見直しています。藍染の持つ歴史は徳島の文化に大きく関わっていることを知り、もっと深く学びたいと思っています。海外のアーティストも藍染に注目しているようで、カニエ・ウエストやリアーナも藍染見学をしに徳島に来ていました。
RELEASE INFORMATION
accobin『AMIYAMUMA』
2023年12月20日(水)
試聴はこちら
PROFILE
accobin
福岡晃子(accobin)。イベントスペースOLUYO社長、作詞作曲家、演奏家。
徳島県徳島市出身。2002年よりチャットモンチーのメンバーとして活動し、2016年に徳島にイベントスペース<OLUYO>を開設。2018年にチャットモンチーを完結した後、2020年より徳島に完全移住。ソロアーティストやバンドのプロデュース、作詞作曲などを手掛ける。2021年からYouTubeチャンネル「accobin_福岡晃子」を開設し、徳島での生活や音楽活動の様子を発信。2023年2月にソロ活動名義を"accobin"と改名し、同年5月に初のソロアルバム『AMIYAMUMA』リリース。2023年11月より全国ツアー開催。
LINK
オフィシャルサイト@accobin
@akikofukuoka_oluyo
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