2023.12.06
音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。 Vol.189はナカニシイモウによるグランジィJ-POPプロジェクト、とがるを取り上げる。
カート・コバーン、hide、Lil Peepなど、幅広いアーティストからの影響を受けながら、優れた歌詞とメロディーを追求。人々の悲しみや憂い、心の機微を繊細に表現した楽曲の数々は、日々に寄り添ってくれるはずだ。
小説も読むし、映画も観るし、ゴッホの画集も買うなどしていた中で、映画監督になりたくて上京しました。
その時はほとんど何も楽器を弾けなくて、ギターを始めたのは4年前くらいです。
映画制作の活動を辞めたあと、大学2年生になった時、何もしないのもと思い、大学の軽音サークルに入部しました。高校時代に軽く弾いていたのでベースは少し弾けたんですけど、もう一度ベースやるのも嫌だなって思ってギターを始めました。
そこで、出会ったメンバーと「とがる」を結成しましたが、就職などでメンバーが抜けて、現在のサポートメンバーを迎えた、ソロプロジェクトの形になっています。
「とがるが表現したいのは音楽である必要があるのか?」という質問を受けたことがあります。
マイノリティな事象をポップで外交的な表現に仕上げたいという気持ちが活動の根底にあります。そこでの譲れないっていうポイントとして「優れた歌詞、優れたメロディーが大切」と思っています。
以前と比べて、曲調が明るくなっているとのお声もいただきますが、曲が明るくなろうが、MVやデザイン周りがポップになろうが、根底は変わらないと思っています。
そこも含めて「とがるらしい」というお声をいただいています。
当時流行っていたのが、Sum 41、Fall Out Boy、Linkin Parkで、兄はそのコピーバンドをしていました。
自分が5歳か6歳の人格形成される前からもう家ではオルタナがたくさん流れていて、それが当たり前の光景でした。いちばん最初の芸術の衝撃は確か、「お兄ちゃんの教えてくれたNirvana」みたいな感じだった気がします。
Radiohead、椎名林檎、hide、Good Charlotteなど、今好きな音楽は大体そこで兄が教えてくれました。
自分自身、Nirvanaのカート・コバーンとか、hide(X Japan)とかLil Peepとかに、人生における要所要所で救われているので、彼らの存在から個人的に感じたような、人を救えるような人間性を持ちたいと思っています。
結成4年目にして、3枚目のアルバムとなっています。
ナカニシが書き下ろした短編小説を基に楽曲を構成し、物語を進行させていくという試みです。歌詞やメロディが物語と共に変容し、全曲で彼女が遺した言葉がポエトリーリーディングとして再生されます。
1stアルバムから一貫して表現してきた唄心とオルタナティブなサウンドを、より深い次元まで探究したアルバムです。生きていれば誰もが経験する"別れ"という悲しみを、共に乗り越えていけるような力を唄に込めました。
皆様が幸せになるまで生き続けるための支えとなるようなアルバムになったら冥利に尽きます。
「19歳」のMusic Videoは、色彩・青春両方の意味での青さと疾走感に注目してほしいです。
1.ソロプロジェクトからバンドにしていきたいので、メンバーを募集しています。ベース、ドラムのパートでぜひという方は連絡をいただきたいと思っています。
2.自主企画『GUITAR』のサーキットフェスを開催したい。
2023年1月から、毎月、12ヶ月連続自主企画としてイベント、『GUITAR』を開催しています。今ギターという楽器そのものがかなりマイノリティな存在になっていると感じている中で、『GUITAR』というタイトルは、そういったマイノリティなものを自身が思想としているマイノリティからマジョリティへという部分を語感も含めて表現したかったところからタイトルを取っています。
12月のvol.12で一旦終了となりますが、この企画をベースとしたサーキットフェスが開催できればと考えています。
3.来年、2024年にワンマンライブを開催したいと思っています。
結成4年でアルバムを3枚リリースすることができ、12ヶ月連続自主企画を達成しつつある今、ワンマンライブを開催できるバンドになればと思っています。
出演いただく方々に関しては、自分が好きだからお声がけしています。
自分が好きなバンドと、自分の好きなライブハウスでご一緒してみたかったからです。
とがる「この愛が終わったら、さようなら。」
2023年12月6日(水)
試聴はこちら
2023年12月20日(水)
新代田FEVER
OP/ST 18:30/19:00
とがる
downt
LOSTAGE
¥3,800(+1D)
高校生以下 ¥3,000(+1D)
※受付にて学生証提示
チケットはこちら
とがる
ナカニシイモウによるグランジィJ-POPプロジェクト。J-POPを基調としながら、オルタナティブな要素を取り入れ、人々の悲しみや憂い、心の機微を繊細に表現。他者との心を繋ぎ、ジャンルの点と点を紡ぐ。
2021年6月に、1stアルバム『生きていたら逢いましょう』を。2022年7月に、2ndアルバム『これで最期』をリリース。
2023年1月より12ヶ月連続企画『GUITAR』を開始。2023年3月に、らせん。とのスプリットE.P.『とがるとらせん。』を、2023年12月に、3rdアルバム『この愛が終わったら、さようなら。』をリリース。
FRIENDSHIP.
カート・コバーン、hide、Lil Peepなど、幅広いアーティストからの影響を受けながら、優れた歌詞とメロディーを追求。人々の悲しみや憂い、心の機微を繊細に表現した楽曲の数々は、日々に寄り添ってくれるはずだ。
活動を始めたきっかけ
元々は芸術全般が好きでした。小説も読むし、映画も観るし、ゴッホの画集も買うなどしていた中で、映画監督になりたくて上京しました。
その時はほとんど何も楽器を弾けなくて、ギターを始めたのは4年前くらいです。
映画制作の活動を辞めたあと、大学2年生になった時、何もしないのもと思い、大学の軽音サークルに入部しました。高校時代に軽く弾いていたのでベースは少し弾けたんですけど、もう一度ベースやるのも嫌だなって思ってギターを始めました。
そこで、出会ったメンバーと「とがる」を結成しましたが、就職などでメンバーが抜けて、現在のサポートメンバーを迎えた、ソロプロジェクトの形になっています。
「とがるが表現したいのは音楽である必要があるのか?」という質問を受けたことがあります。
マイノリティな事象をポップで外交的な表現に仕上げたいという気持ちが活動の根底にあります。そこでの譲れないっていうポイントとして「優れた歌詞、優れたメロディーが大切」と思っています。
以前と比べて、曲調が明るくなっているとのお声もいただきますが、曲が明るくなろうが、MVやデザイン周りがポップになろうが、根底は変わらないと思っています。
そこも含めて「とがるらしい」というお声をいただいています。
影響を受けたアーティスト
原点として大きいのが、9歳か10歳上の兄の存在です。当時流行っていたのが、Sum 41、Fall Out Boy、Linkin Parkで、兄はそのコピーバンドをしていました。
自分が5歳か6歳の人格形成される前からもう家ではオルタナがたくさん流れていて、それが当たり前の光景でした。いちばん最初の芸術の衝撃は確か、「お兄ちゃんの教えてくれたNirvana」みたいな感じだった気がします。
Radiohead、椎名林檎、hide、Good Charlotteなど、今好きな音楽は大体そこで兄が教えてくれました。
自分自身、Nirvanaのカート・コバーンとか、hide(X Japan)とかLil Peepとかに、人生における要所要所で救われているので、彼らの存在から個人的に感じたような、人を救えるような人間性を持ちたいと思っています。
注目してほしい、自分の関わった作品
最新作である3rdアルバム『この愛が終わったら、さようなら。』です。結成4年目にして、3枚目のアルバムとなっています。
ナカニシが書き下ろした短編小説を基に楽曲を構成し、物語を進行させていくという試みです。歌詞やメロディが物語と共に変容し、全曲で彼女が遺した言葉がポエトリーリーディングとして再生されます。
1stアルバムから一貫して表現してきた唄心とオルタナティブなサウンドを、より深い次元まで探究したアルバムです。生きていれば誰もが経験する"別れ"という悲しみを、共に乗り越えていけるような力を唄に込めました。
皆様が幸せになるまで生き続けるための支えとなるようなアルバムになったら冥利に尽きます。
「19歳」のMusic Videoは、色彩・青春両方の意味での青さと疾走感に注目してほしいです。
今後挑戦してみたいこと
いくつかあります。1.ソロプロジェクトからバンドにしていきたいので、メンバーを募集しています。ベース、ドラムのパートでぜひという方は連絡をいただきたいと思っています。
2.自主企画『GUITAR』のサーキットフェスを開催したい。
2023年1月から、毎月、12ヶ月連続自主企画としてイベント、『GUITAR』を開催しています。今ギターという楽器そのものがかなりマイノリティな存在になっていると感じている中で、『GUITAR』というタイトルは、そういったマイノリティなものを自身が思想としているマイノリティからマジョリティへという部分を語感も含めて表現したかったところからタイトルを取っています。
12月のvol.12で一旦終了となりますが、この企画をベースとしたサーキットフェスが開催できればと考えています。
3.来年、2024年にワンマンライブを開催したいと思っています。
結成4年でアルバムを3枚リリースすることができ、12ヶ月連続自主企画を達成しつつある今、ワンマンライブを開催できるバンドになればと思っています。
カルチャーについて
触れてきたカルチャー
映画や小説に多大なる影響を受けています。芸術の原始的な部分の多くは文章というか、文字を書く、という動作から始まっている気がするからです。今注目しているカルチャー
『GUITAR』に出演いただいた、お誘いさせていただいたアーティストの皆さんの音楽です。出演いただく方々に関しては、自分が好きだからお声がけしています。
自分が好きなバンドと、自分の好きなライブハウスでご一緒してみたかったからです。
RELEASE INFORMATION
とがる「この愛が終わったら、さようなら。」
2023年12月6日(水)
試聴はこちら
LIVE INFORMATION
12ヶ月連続企画"GUITAR Vol.12"3rd Album Release Show
2023年12月20日(水)
新代田FEVER
OP/ST 18:30/19:00
とがる
downt
LOSTAGE
¥3,800(+1D)
高校生以下 ¥3,000(+1D)
※受付にて学生証提示
チケットはこちら
PROFILE
とがる
ナカニシイモウによるグランジィJ-POPプロジェクト。J-POPを基調としながら、オルタナティブな要素を取り入れ、人々の悲しみや憂い、心の機微を繊細に表現。他者との心を繋ぎ、ジャンルの点と点を紡ぐ。
2021年6月に、1stアルバム『生きていたら逢いましょう』を。2022年7月に、2ndアルバム『これで最期』をリリース。
2023年1月より12ヶ月連続企画『GUITAR』を開始。2023年3月に、らせん。とのスプリットE.P.『とがるとらせん。』を、2023年12月に、3rdアルバム『この愛が終わったら、さようなら。』をリリース。
LINK
オフィシャルサイトFRIENDSHIP.