SENSA

2023.12.01

「無個性の時代」へと突入しつつある現代社会への警鐘を鳴らす──She Her Her Hers『Diffusion of Responsibility』インタビュー

「無個性の時代」へと突入しつつある現代社会への警鐘を鳴らす──She Her Her Hers『Diffusion of Responsibility』インタビュー

3人組オルタナティブバンドShe Her Her Hersによる、前作『Afterglow』からおよそ1年8ヶ月ぶりとなる通算 5枚目のアルバム『Diffusion of Responsibility』がリリースされる。

直訳すると「責任の分散」という意味の社会心理学的現象を指すタイトルが付けられた本作は、コロナ禍でダイバーシティやインクルージョンが声高に叫ばれる中、かえって人々が生きにくい「無個性の時代」へと突入しつつある現代社会への警鐘を鳴らすような楽曲が並んでいる。そんなシリアスな歌詞世界とは裏腹に、R&Bやソウル、ヒップホップを基軸とするグルーヴやシューゲイザー、ポストロックからの影響が色濃いサウンドはどこまでも心地よい。前作に続き今作も、Keityこと田口恵人(元LUCKY TAPES)のグルーヴィなベースが彼らのアンサンブルをしっかりと支えている。

本作を携え、バンド史上最大規模のツアーを控える3人にアルバムの制作エピソードをたっぷりと聞いた。


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自分の意見を持つこと、意思表示をしていくことが、世の中を変えていく

─まずは今作のタイトル『Diffusion of Responsibility』の由来からお聞かせください。直訳すると「責任の拡散」。これは、自分が行動しなくても誰かがしてくれるだろう、もしくは他人と同じ行動をすることで、自分への責任が分散されるだろうと判断してしまう社会心理学的現象を指す用語ですね。


松浦大樹(Dr/Cho):はい。コロナ禍でSNSが普及していったり、AI技術やネット環境が加速度的に進歩していったりするなか、私たちの社会も"個性を際立たせる多様性の時代"へ向かっていると言われています。が、なぜか以前よりも生きにくい世の中になっている気が個人的にはするんですよね。特に日本ではマナーやルールがより厳格化され、相互監視が進んで逆に"無個性時代"へと突入しているのではないかと。

システムが完成しすぎて思考も単一化されているし、似たような思考や思想が特定の場所で増幅しているエコーチェンバー現象も問題になっている。何か規格外の意見やアイデアが生まれる時というのは、本来なら既存のシステムをアップデートさせる絶好のタイミングなのに、それを押し留めようとする力が強く働いている。そういう社会に対して、僕らは音楽で警鐘を鳴らしたかったというか。自分の意見を持つこと、意思表示をしていくことが、世の中を変えていくんだよ?ということをメッセージとして発信したくて。それでこの、ちょっと重々しいタイトルを付けたいと思いました(笑)。

とまそん(Ba/Cho):このタイトルは、最初からあったわけではなくて。まず(髙橋)啓泰の作った曲があり、そこからイメージする言葉を僕と大樹が歌詞にしていくという、いつもの制作プロセスを辿っていくなかで考えたものでした。アルバム用の楽曲がほぼほぼ出揃い、なんとなくふたりの歌詞に共通していたのが、この時代に生きている中で感じるモヤっとした気持ちとか、それを安易に見過ごさずひとつひとつ丁寧にメスを入れていった点だったんですよね。『Diffusion of Responsibility』というワードを初めて聴いた時は、ちょっと難解だったし「どういうこと?」と思ったんですけど(笑)、噛み締めていくうちにしっくりくるようになっていきました。根っこの部分には、確かにそういう心理状態も含まれているなと。

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─髙橋さんは今回、どのような気持ちで曲を作っていたのですか?


髙橋啓泰(Vo/G/Syn):アルバム制作に着手し始めたのが確か今年4月くらいで、ちょうどその時期に「中国の音楽フェスに出られるかもしれない」というお話があったんです。コロナ禍でお客さんの声をダイレクトに聞く機会が全くなくなってしまったのですが、アルバムを作りながらフェスの現場へ行く機会も少しずつ増えていき、実際に演奏してみるとやっぱり待っていてくれたんだなということを、強く実感することができたんです。それだけでも嬉しかったんですけど、もっとみんなと一体になれるような楽曲を次のアルバムに入れられたら、その先の世界も広がるかなと思っていましたね。

─前作のインタビューでは、「トロ・イ・モアやクルアンビンのような、R&Bやソウル、アンビエントなどの要素を感じつつ、ベースにはロックミュージックがあるような音楽を聴きつつ曲作りをしていた」とおっしゃっていました。今作を作っている時にはどんな音楽を聴いていましたか?


髙橋:よく聴いていたのはケイトラナダやTICO。相変わらずR&Bやソウルもよく聴いていましたが、そういったニュアンスが以前よりも体に浸透し、よりナチュラルにグルーヴ感を出せるようになってきた気がします。

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─その時のインタビューで松浦さんは、「アーロ・パークスの『Collapsed In Sunbeams』や、ジョーダン・ラケイの『What We Call Life』みたいな、ジャズやソウルにオルタナティブをクロスオーバーさせたようなサウンドに触発され、そういう要素を取り入れたいと思っていた」とおっしゃっていましたね。


松浦:そうでしたね。ちなみに今回は、ジェイムス・ブレイクの新作『Playing Robots into Heaven』や、テイラー・スウィフトがコロナ禍にリリースした一連のオーガニックなアルバムをよく聴いていました。あと、ケイトラナダも参加しているMaetaの『When I Hear Your Name』がめちゃくちゃ良かった。ヒップホップやソウル、チルアウトなどの要素が絶妙なバランスで混じり合っていて、音像のバランスも抜群だし本当によく聴いていましたね。そこから人力と打ち込みの中間みたいなサウンドを目指していきました。

ちなみに今回のアートワークで目指したのも、"自然の中の違和感"というか。責任が拡散していく社会の中で、人々がどんどん石化していく様子を、いつもお願いしている小林光大と一緒にビジュアル化してみました。かろうじて人の姿をしている人が、ジャケットの中にひとりだけ写っていますが、よく見ると彼も半分"石化"しているのがわかると思います。

─なるほど。


松浦:よく聴いていたアルバムでいえばドミニク・ファイクの『Sunburn』も最高でした。ギターがちゃんと真ん中にある音像というか。このところずっとシンセサウンドが主流でしたが、僕はずっと「いやギターだよ。そのうち絶対またオルタナが来る」って言い続けてきたんですよ(笑)。

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心細くて心許ない時って自分の感覚が刃物のように切れ味を増してく

─アルバム冒頭を飾る「Bystanders」はどのようにできましたか?


髙橋:前々作『location』の時に、海外の楽曲の仕組みを研究したんです。いわゆるJ-POP的な、Aメロ、Bメロがあってサビみたいな構造ではなく、テーマがあって、みんなでそれをシンガロングするような曲を当時は作ろうとしていて。実際あのアルバムは、いまだに海外の人たちに聴かれているみたいなんですけど、同じ感覚が「Bystanders」にはありますね。メロやテーマが耳に残りやすいですし、それを基にライブでも映えるダンサブルな楽曲へとうまく落とし込めたかなと。

─続く「CHELSEA」の歌詞は、とまそんさんが中国に滞在していたときに書いたそうですね。


とまそん:今年に入って中国が海外アーティストにビザを出すようになり、僕らも何度かフェスに行ったりしている中で現地の人とも仲良くなって。メンバーは先に帰国して、僕だけ残って上海まで足を伸ばすなどしていたんですけど、そんな中でやっぱり中国という国の社会や政治についても考えるようになったんです。日本とは政府の成り立ちも全然違うし、常に監視されている環境の中で生きていくのはもちろん窮屈だけど、それによって利便性が向上したり、治安が守られたりと、いい部分もたくさんあって。そういう葛藤の中でできたのが「CHELSEA」の歌詞なんですよね。

歌詞には〈夜〉というワードがたくさん出てくるのですが、これは世界中でもみられるビッグデータとAIを駆使して構築されたシステムの暗喩です。〈夜〉からは僕らのことは丸見えだけど、僕らは〈夜〉の実態を掴めない。そこに確かに存在するのに見えないものからずっと見られているような感覚、そんな中でも瞬間に感じることと向き合いながら生きていることを、夜の闇に包まれひとりで歩いていることに喩えています。

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─「CHELSEA」は、キャンディーのチェルシーのことでもある?


とまそん:はい(笑)。チェルシーを舐めていると、最後はめちゃくちゃ薄くなるじゃないですか。それで舌を切ってしまったことがあって。ひとりで夜を歩いていて、ちょっと不安定なときというか......心細くて心許ない感情の時って自分の感覚が刃物のように切れ味を増してく感じがあって。そういうところが舐めかけのチェルシーや、薄く欠けた月とリンクしたんです。

しかも月はどんどん欠けていって、新月になった後にまた戻ってくるじゃないですか。人もそういうところあるよなって。精神的に不安定になって無意識に人を傷つけるような時もあれば、そこからまた力が蘇ってきてエネルギッシュになっていく時もある。そういうところも含めて"人間"なのかなって。もちろん、"この歌詞にはこういう意味があるんだよ"みたいに押し付けるのはあまり好きじゃないんですけど、そんなメッセージを言葉の端々から読み取ってもらえたら嬉しいですね。

松浦:ちなみにチェルシーは何味が好きなんですか?

とまそん:ヨーグルト(スカッチ)味かなあ。歌詞にも一瞬〈ヨーグルトチェルシー〉という言葉を入れていた時もあったんですけど、あからさま過ぎるのでやめました(笑)。そこは濁した方が、聴いた時に想像力がより膨らむかなと。歌詞も、完成するまでにいろんなバージョンができるんです。

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─「Ignorant」はメロウで美しいサウンドですが、歌われている世界はかなり"地獄"ですよね。


松浦:おっしゃるとおり、何ひとつ報われない酸素が吸えない世の中に対する"鬱屈爆発ソング"です。もともと僕は、世の中に対する怒りの気持ちがモチベーションの場合が多いのですが、この曲はひたすら現状の地獄を歌っている。ふと見上げると星が綺麗に瞬いていることに気づくんですけど、だからといって現状が好転するわけでもなくて。ただ〈星が綺麗〉と思っているだけ、みたいな曲ですね(笑)。

啓泰が作ったこの曲のデモを聴いた時に、そういうダークなことを歌いたくなったんです。サウンドに引っ張られ、まず映像が出てくる。それを言葉に置き換え、足りないところはリスナーの想像力で補ってもらうような、そういうシンプルな曲が昔から好きですね。

髙橋:この曲は、割とすぐにできた記憶があります。ちょうどFKJをよく聴いている時期で、音数が少なくひとつひとつのフレーズがはっきりと聴こえてくるようなシンプルな曲が作りたかったんだと思います。前作『Afterglow』の時は、まず打ち込みでデモを作り、それを生楽器に差し替えていったんですけど、今回は打ち込みに対して"生楽器をどう加えていくか?"という発想で作っていきました。なので、打ち込みの段階で以前よりも緻密に作り込んでいたように思いますね。「Ignorant」は、打ち込みのドラムに対して生のドラムがパーカッション的に重なっているところが好きです。ライブでやったらさらにアレンジが変化しそうで今から楽しみですね。

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かっこいいアーティストが進みやすい道を切り開いていかなければ

─「TROUGH」もまた、深い海の底へと潜っていくようなダークな楽曲です。


とまそん:"トラフ"は英語で"海底の谷間"の意味。"谷間"というと"どん底"みたいな、落ちていくイメージがありますが、僕は波と波の間の谷間の辺りがいちばん"平常心"だと思うんですよ。波が来ている時の方が、その流れに煽られたり、状況そのものに振り回されたりすることで、自分の本心じゃない言葉が出てきてしまう。そんなふうに、谷底から波を見上げて気づくこともたくさんあると思い、その視点で書きました。バイオリンをフィーチャーしたサウンドも優美で暖かく、一見ネガティブなことを前向きな視点で描く歌詞が合うなと。

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─次の「364」ですが、タイトルはどんな意味があるのですか?


とまそん:「見ろよ(=364)」の語呂合わせでしょ?(笑)。

松浦:そうそう、承認欲求の塊みたいな(笑)。それは冗談で、人によっていろんな捉え方をしてもらえたらいいなと思っています。僕としては、1年間って365日じゃないですか。これは責任感の強い人がストライキをする歌なんですよ。要するにサンタクロースのこと。〈お人好しは 他者を生きるのやめたい〉〈あなたたちに 渡すプレゼントはない〉〈白い袋を捨てて〉というのはサンタの本音なんです。だから、1年365日が1日減って、364なんです。

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─サンタクロースのこととは気づきませんでした(笑)。確かに、〈赤鼻脅かして〉とも歌っていますね。


髙橋:この曲はメロディも含めてとても気に入っています。美しいトラックですが、後ろで鳴っているバイオリンは歪みで少し"汚し"をかけていて、そのバランス感というかコントラストもうまくいったと思っていますね。

─続くインスト曲「interlude」は、どのように作ったのですか?


髙橋:アルバムの中に1曲、インタールードを入れたかったんです。8月終わりに中国のフェス「草莓音樂節Strawberry Music Festival 23」に出演したあと、バーみたいなところでみんなと飲んでいた時の雑踏を、スマホでフィールドレコーディングして混ぜています。次の曲「Blue Moon Night」が夜の似合う曲で、その感じと夜のバーで録った音がシンクロするなと。うっすらと4つ打ちのドラムが入っていたので、それとテンポを合わせたり、キーも次の曲に合わせて繋がるようにしたりしました。夏が終わっていく時の、ちょっとセンチメンタルな感じがうまく出せたのではないかと。フィールドレコーディングはとても楽しかったし、また中国ツアーの予定があるので、その時も時間があったらいろいろ素材を集めてこようかなと思っています。

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─「Blue Moon Night」と「non zero sum game」は韻の踏み方も美しく映像的で、言葉遊びもユニークで思わず口ずさみたくなります。


とまそん:アルバム全体的にシリアスなムードだったので、ちょっと軽めの曲があった方がお互いに活きるんじゃないかと思って書きました。そういえば「non zero sum game」を作っていた時は、Creepy NutsのR-指定がラジオ番組『オールナイトニッポン』で、いろんなラッパーのリリックを解説していたんですよ。その解説に触発された部分はすごくありますね。日本語って、メロディに対して英語とは全然違う結びつき方をするじゃないですか。そういう、日本語にしか出来ない音の組み合わせ方に今はすごく惹かれます。

─本作を携え、12月6日の中国・广州公演を皮切りに来年1月27日の東京・代官山UNITまで16都市17公演を回るツアーの意気込みを最後にお聞かせください。


髙橋:今回のツアーは、もし全てソールドアウトになったら1万5千人の人が観に来てくれることになる。ベッドルームの片隅で作っていた僕らの音楽が、いつの間にかそのくらい大きな規模になっていて、当時は想像すらできなかったことが実際に起きうるのだなということを実感しています。これもバンド主導で活動していることが"強み"のひとつになっていることは間違いないし、今後どこまで大きくしていけるか楽しみながら視野を広げていきたいです。

松浦:啓泰の言うとおり、ここまで自分たちで築き上げてきたことが単純に嬉しいです。そういうDIYのミュージシャンで、僕らと同じくらいのキャリアだとたとえば海外ならブルーノ・メジャーやトム・ミッシュのような"ミドルクラス"と呼ばれるアーティストがいて、彼らは2、3年に1枚のペースでアルバムを作っていても、チーム全員がちゃんと食べられる状態なんですよね。日本はまだまだ少ないけど、実はかっこいいアーティストがめちゃめちゃたくさんいるし、彼らが進みやすい道を俺たちが切り開いていかなければと思っています。

とまそん:風穴をぶち抜いていきたいですね。僕は、中国でライブをするときに中国語でMCがしたくて勉強していたら、だんだん中国のことが好きになってきて。来年は中国に住みたいくらいの気持ちでいるんですよ(笑)。まだまだ中国は誤解されている部分がすごく多いと思うけど、実際のところ中国のバンドはみんな日本が大好きな人たちばかりだし、日本のバンドからは「どうやったら中国でライブができるの?」とよく聞かれるんです。なので、いち早く中国と交流を始めたShe Her Her Hersとしては、今後も両国の架け橋のような存在でありたいですね。

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取材・文:黒田隆憲
撮影:マスダレンゾ

RELEASE INFORMATION

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She Her Her Hers「Diffusion of Responsibility」
2023年11月15日(水)
Format:Digital
Label:Conditioner Label

2023年11月29日(水)
Format:CD
Label:Conditioner Label
CNDT-0001/¥2,200(tax in)

Track:
1.Bystanders
2.CHELSEA
3.Ignorant
4.TROUGH
5.364
6.interlude
7.Blue Moon Night
8.non zero sum game

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LIVE INFORMATION

She Her Her Hers"Diffusion of Responsibility" Asia Tour 2023-2024
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2023
12/6 (wed) Guangzhou・MAO Live House
12/7 (thu) Shenzhen・B10
12/8 (fri) Zhuhai・DUIBAI SPACE
12/10 (sun) Xiamen・WOKESHOW
12/14 (thu) Shanghai・VAS SHANGHAI
12/15 (fri) Shanghai・VAS SHANGHAI
12/16 (sat) Hangzhou・MAO Live House
12/17 (sun) Nanjing・1701 Live House Max
12/19 (tue) Wuhan・VOX Livehouse
12/20 (wed) Changsha・VOX Livehouse
12/22 (fri) Chengdu・AFLAME ART CENTER Hall 1
12/23 (sat) Beijing・ LOCAL ACE LIVE

2024
1/5 (fri) Bangkok・Mr.Fox Livehouse
1/7 (sun) Hong Kong・Studio Duplex, Soho House
1/12 (fri) Taipei・THE WALL
1/14 (sun) Seoul・West Bridge Live Hall
1/27 (sat) Tokyo・Daikanyama UNIT
※チケット発売情報などは各公演ごととなりますので、オフィシャルサイトやSNSなどをご覧ください。


LINK
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@shhh_s
@sheherherhers_official
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