2023.09.30
そんなふたりが9月27日、お互いの新作を同時発売した。ポニーのヒサミツ『ほうむめいど・かうぼうい』と、kiss the gambler『何が綺麗だったの?』。そして、『ほうむめいど・かうぼうい』収録の「海辺の街から」にはkiss the gamblerがコーラスで参加している。
漫画家/イラストレーターの本秀康が主宰するレーベル「雷音レコード」から共に作品をリリースしていたり、キーボードの谷口雄と深い関係があったり、両者にはいくらでも共通項があったのに、レコーディングでの共演はこれが初めて。しかも同日発売を記念したこの対談で、ふたりは初めてリアルで出会った。そんな「はじめまして」感覚も新鮮なふたりが、お互いを深掘りした!
変わったポップさや、歌詞が明るくないところにシンパシーを感じてます(ポニー)
─ソロのシンガー・ソングライターで、本名ではない不思議なアーティスト名を持っているとか、このふたりに共通点は前からあったと思うんです。今回、ポニーのヒサミツ新作『ほうむめいど・かうぼうい』で「海辺の街から」にkiss the gamblerこと、かなふぁんがコーラスで参加して初共演。ふたりが初めて出会ったのはいつですか?
ポニーのヒサミツ:出会い、ですか?
かなふぁん(kiss the gambler):まだ出会ってなかったんです。
ポニー:今日、初対面なんです。
─えー?
ポニー:レコーディングではリモートで声だけ送ってもらったんです。僕と一緒にバンド(Spoonful Of Lovin')をやっている谷ぴょん(谷口雄)が、彼女の前作(『私は何を言っていますか?』2023年3月)をプロデュースしていて、その頃に谷ぴょんと会うと、レコーディングの話をよくしたこともありキスギャン(kiss the gambler)という存在自体はもともと知ってましたし、「どこかで一緒に何かやれるチャンスがあればいいな」と思ってたんですよ。それで今回、谷ぴょんや、僕も彼女もジャケットのイラストを描いてもらっている本(秀康)さんという共通の接点もあるし、いい機会だと思い、参加をお願いしたんです。
─そうか、ずっと気になる存在ではあったんですね。
かなふぁん:私も気になってました。ファースト・アルバム(『黙想』2021年8月)を出したとき、ポニーさんのアルバム(『Portable Exotica』2021年11月)とリリース時期が同じくらいだった気がします。存在を知ったのもその頃でした。
ポニー:キスギャンの曲にちょっと変わったポップさがあるところや、歌詞が決して明るくはないところに僕も勝手にシンパシーを感じてます。自分のやりたい音楽と近いところもあって、どこかでこの人と関われたらなあと心の片隅で思ってたんです。
かなふぁん:仙台に住んでる私の友達がみんな、ポニーのヒサミツ大好きなんですよ。今回、私がコラボすることになったこともすごく喜んでくれてます。
─仙台で人気が?
ポニー:全然知らなかった(笑)
かなふぁん:20代前半の子たちにすごく人気がありますね。
ポニー:その世代にいちばん人気がないと思ってた(笑)
かなふぁん:ティーンズってバンドの界隈の人たちがこぞってポニーのヒサミツ好きなんです。ティーンズは最近だとNEWFOLKのイベントに出たり、台風クラブと一緒にやったりしてます。
─話を「海辺の街から」に戻すと、あの曲に参加してもらおうと思ったのは何故なんですか?
ポニー:歌詞ができた時点で、彼女に歌ってもらえたら何となく合う内容だなと思ったんです。なんというか、歌詞に出てくる人が堂々と生きてる感じではない世界観が彼女に合っている気がして。
─それはもう声質や音楽的な感覚だけでなく、キャラクター込みのオファーですね。
ポニー:そうですね。もちろん声も好きだし、合うだろうと思ったんですけど。
─そういうキャスティングって、バンドメンバーに対しても同じことが言えそうですね。巧拙では選んでない。
ポニー:確かにキャラクターとかも含めてですね。Spoonful Of Lovin'のLINEグループでは今でも毎日バカなやり取りしてるんですけど、「今日これ買ったわー」「わー最高じゃん」みたいなことをコロナ禍でずーっとやってたんですよ。その2年間くらいの間、僕は音楽がすごく好きだったんですよね。その流れで今回のアルバムは作ってるので、その雰囲気の良さが素直に出ていたらいいなあと。レコーディング自体はリモート環境で、スタジオに一緒にいない状態で作ってるんですけど、こちらから「この音源にピアノを足して」みたいなメールでデータを送って、戻ってきたデータをミックスして初めて「ああ、こういうの弾いてくるんだ。面白い!」ってなって、リモートだけど会話してるみたいに楽しんでやってました。
─そういう過程も音楽を豊かにしていくんですよね。いっぽう、かなふぁんに聞きますが、弾き語りはひとりじゃないですか。
かなふぁん:うーん。バンドのときはずっと元気に歌ってるんですけど、弾き語りのときはちょっと抜いてみたり、感情的に歌ってみたりできる。そういう遊び方はしてますね。弾き語りではコードも毎回あんまりちゃんと決まってなくて、クセを変えて弾いたりするときはあります。ピアノの強弱もわかりやすくなるので、クラシックを弾くときみたいな抑揚をちょっとつけたり。
─そうなんですね。だから弾き語りなのにたくさんの音を感じるというか、オーケストラっぽく思える瞬間が結構あるのかも。伴奏というより、独立した面白さがピアノにもある。
かなふぁん:弾き語りのときのほうがピアノの響きというか、低い音を弾いていても高い音の倍音がちゃんと聴こえるんです。なので、それをうまく使おうとしています。
ポニー:めちゃくちゃ緻密ですね。
かなふぁん:感覚的なものなんですけどね。曲を作ってるときもピアノで実際に低い音を弾いていても、このへんの高いところで鳴ってる倍音に対してメロディをつけてる気がして、弾き語りだとその響き方が自分のなかで甦るんです。今回、エンジニアの笹倉慎介さんに「そういうことなんじゃない?」と言われて気づいたことだったんですけどね。今までそれを自然とやってたんだと思います。
─今回の弾き語りアルバム『何が綺麗だったの?』、多くの曲はすでに僕らは知ってるんですけど、何故か次にどうなるか展開が読めない。そういう面白さも、今かなふぁんが言ってくれたことに秘密があるのかも。
ポニー:僕もそう思います。展開が不思議な曲が多いですしね。急に盛り上がって、また急に戻るとか、組み立て方が普通のポップスと違うところがあって面白い。弾き語りでも抑揚がちゃんとあって平坦にならないし、退屈にさせない起伏がある。
ポニーさんは私と人間性がちょっと似てるなと思えるんです(かなふぁん)
─さっき、キスギャンの魅力として「曲のちょっと変なポップさ」や「歌詞が決して明るくはないところ」という指摘がポニーくんからありましたけど、そのとき考えてることが曲に出やすいタイプだとも言えますよね。
かなふぁん:そうですね。
─今回のお互いのアルバムには、そこも共通点になっているかなと感じました。かなふぁんはいつも自然にそうだけど、ポニーのヒサミツの『ほうむめいど・かうぼうい』は、歌詞というよりサウンドに好きなものが全部出ている。
ポニー:前作までは、1枚ごとにカントリーだったり、エキゾだったり、アルバムごとに音楽的なジャンルで縛って作っていたんです。そのサイクルはひと通り終わったので、次に何をやろうかと考えた時に、「とりあえず自分から出てきたものをかたちにしていこう」と思って。
─1曲目が「さよなら感染対策」で、すごく歳時期的。
ポニー:なんなんでしょうね(笑)。最初はこの曲は「感染対策」というタイトルだったんです。でも、この時期に出すということで、いろんな意見を聞いて、紆余曲折あってこのタイトルになりました。早くそんな時期が終わればいいなという気持ちも込めて「さよなら」をつけたんです。
─はっぴいえんどの「さよならアメリカ さよならニッポン」の意識もある?
ポニー:着想としてもちろんそれもあります。
かなふぁん:「どこへいく?」のイントロのアレンジは面白かったです。
ポニー:ありがとうございます。この曲は、わかりやすくはっぴいえんど「夏なんです」のオマージュなんですけど(笑)、自分でも気に入っています。今回、ジャンル的な縛りをなくして曲を作ってみることで、結局自分の好きなもの、そのとき芯にあるものが出てくるのかなと思いながら作っていて。はっぴいえんどや細野晴臣さんの『HOSONO HOUSE』(1973年)は自分の中で大切すぎて今まで避けていたところだったんですが、あえて意識的そこから始めてみようと。
─好きなものを好きでいいじゃん、って。
かなふぁん:音楽がすごく楽しそうだった。
ポニー:実際は一緒にレコーディングしてないのにね(笑)
─でも、一緒にいる風景が想像できるんですよ。歌詞で弱気なこと歌っていても、バンド・メンバーが「そんなこと言うなよ。そこまで悪くないよ」みたいに励ましてくれてるような感じ。
かなふぁん:ありますよね。あったかい。みんなが支えてる感じがします。私は逆に好きな音楽を友達と共有するとかは本当になくて、最近でたUSインディーをひとりで聴いてるタイプなんです。はっぴいえんどとかもあんまり聴いたことない。ひねくれていて、昔の音楽をあんまり聴きたくないところがあるので。高校生のときの「あんまり勉強したくない!」みたいな感じ(笑)。だから、「どこへいく?」も「新しい!」と思って聴いてました。そこから、いいものを教えてもらえてありがたいです。
─内気という共通点はあると思いますね。でも、音楽を通して思いきった行動に出るところも似てる。
かなふぁん:ポニーさんは私と人間性がちょっと似てるなと思えるんです。相手に合わせちゃうというか。そうかと思ったら、「鬼を起こすな!」ではちゃんと怒ってるというか。〈鬼を起こさず暮らしていくのさ〉のくだりがすごい。コラボした「海辺の街から」でも、私が思っていたけどあまり口に出せなかったようなことを歌詞にしてるんですよね。
─「そこを言う?」「そこまで言う?」みたいなところは両方にあると僕は思いますけど。日常会話ではズケズケ言わないタイプなのに、なぜ音楽だとそれができるんだと思います?
ポニー:僕は自分の歌詞は、ほぼほぼ作り話と決めていて。もちろんそこに作ってるときの自分の感情とか乗っちゃうんでしょうけど、内容に関しては作り話。だから、歌詞はある意味好き放題なので、どうせフィクションだから自分が普段言えないようなことも気持ちを大きくして歌詞にしちゃおう、みたいなところもあるかもしれません。
かなふぁん:私も、歌詞のなかで言ってる分には自由かなと思ってます。気持ちが強いタイプなので、普通に歌詞にするとこんな言葉になっちゃうんですけどね。直接相手には言えないことでも「音楽にしちゃったらいいでしょ?」みたいなところがある。ただ、作ってたそのときの気持ちは本物なんですけど、1年くらい経ってライブでやるなかでだんだんフィクションになってく感じはあります。
ポニー:確かにね。自分のなかで曲と距離をとらないとやり続けることができなくなることはあるかも。
かなふぁん:最近「サマーサンライズ」をだんだん正直に歌えなくなってきたなと思ってたんです。だけど、演技だと思えば歌えるところがある。だから今はそんなに考えすぎなくてもいいのかなと思ってます。
ポニーさんとやるならただのB2Bイベントでも面白いかも(笑)(かなふぁん)
─お互いに、相手の新作で好きな曲はどれですか?
ポニー:今回のアルバムだと「ジンジャー」と、もともと好きな「くずもち」です。それこそさっきも言ったストレンジポップスな魅力がめちゃくちゃよく出てる2曲だし、歌詞も、さっき言った「世の中で堂々と生きてる人たち」ではないというか。そういうところにkiss the gamblerの魅力が詰まってると思うし、自分としてもシンパシーを感じます。
かなふぁん:私は、歌詞では「短い御休み」がいちばん好きです。〈あの日こぼした言葉が今も胸に刺さる棘を残した〉ここが好き。曲としては「どこへいく?」のアレンジがいちばん好き。私は人に言われたことがいちいち頭のなかでぐるぐるしちゃうことが多いタイプなんですけど、ポニーさんの歌は最後にちょっと明るくなるので、そのまま人を落ち込ませておかない。そういうところにすごく助けられると思いました。あと、「私は歌詞の字が多すぎるな」と思いました(笑)
ポニー:キスギャンのセカンドはバンド・サウンドとしていろんな音を重ねて作ってるじゃないですか。僕のなかでは、弾き語りって落ち着いてしっとりしたものになることが多い印象なんですけど、彼女の弾き語りはカラッとしてるところ、元の曲が持っているポップさだったり起伏を殺さずに弾き語りにできているところが僕としてはすごく良くて、「珍しい弾き語りアルバムだな」と思いました。「ジンジャー」は元がレゲエ・アレンジですけど、それが弾き語りではよりストレートなアレンジで、メロディや言葉がすっと入ってくる。すごくよかったです。あらためて言いますけど、退屈させない弾き語りアルバムですよね。それって、僕は本当にすごいことだと思ってるんです。
かなふぁん:ありがとうございます。
ポニー:曲名もタイトルも不思議ですよね。「『ばねもち』?」ってなりますしね(笑)。言葉が入ってきやすいからというのもあるんですけど、場面場面の絵をすごい想像させて、それがメロディと一緒にうまく入ってくる。くすぐったい、じゃないけど、メロディや言葉の面白い感じがこっちにちょっと引っかかりながら入ってくる。
─余韻にまで言葉が追いかけてついてくる、みたいなところありますよね。だから文字数が多くなるのかも(笑)
ポニー:でも、それが面白いんですよね。
─とはいえ、今回のキスギャンの弾き語りアルバムは、構成がちょっと特殊なんですよね。12曲中8曲は、前作でバンド・サウンドにするために弾き語りで用意したデモテープ的な意味合いのトラック。そこに旧作の弾き語りと最近の弾き語りを合わせている。
かなふぁん:そうなんです。セカンドと同時に録音した弾き語りは、1枚目のアルバムからピックアップして新しく弾き語りで録り直した「ジンジャー」とかより1年くらい前なんです。だから、何故か古い曲のほうが歌がうまくなったりしていて。その変化が自分でも面白いかなと思いました。
─ふたりの曲作りのペースはどんな感じなんですか?
ポニー:ここ数年はコンスタントに曲を作るモードになってますね。僕くらいの、そんなに大層な規模でもないミュージシャンは、せめて新しい曲を作り続けなきゃ、と強迫観念を持ってやってます。
かなふぁん:私はあんまり新曲ができないタイプなんです。特に2022年は全然できなかった。今年はアイドルに曲提供もあったし、意外と月イチくらいでできてます。
ポニー:普段はどんなふうに作ってるんですか? 僕は、何となくギターを弾いてるときに出てきたフレーズをボイスメモに録っておいて、それを膨らませてゆくケースが多いかな。「作ろう!」と思うとあまり作れないんです。とにかく音楽をたくさん聴いて、そこからふわっと出てきたものを曲にするという感じです。
かなふぁん:感情の起伏がすごくあって、一回落ちたところから回復してゆく過程で曲ができるので、一回落ちなければ曲ができません(笑)
ポニー:なるほど!(笑)
─まずは楽器に向かうんですか?
かなふぁん:作曲するピアノは実家にあるんです。実家にいて母が出かけたときとかに作るんですけど、あんまり帰る頻度は多くない(笑)。ギターだったら部屋でできますよね。触りやすくていいなと思ってます。
ポニー:脳内とかでは作らない?
かなふぁん:作らないです。でも、こないだ夢から覚めたままお風呂に入ったときに思いついたメロディがあって、それはメロディから先にできたのであとでコードをつけて作ってみました。それは初めての体験でしたね。でも、電子キーボードだと倍音がないので。あの響きがないと私はなかなかメロディに発展しないんです。
ポニー:面白いですね。生のピアノと結びついて、初めて曲ができるんだ。
かなふぁん:だから、アコースティックピアノを置ける部屋に住むのが夢なんです。
─今回の『何が綺麗だったの?』は弾き語り作品ですが、前作に続いて谷口くんがプロデューサーです。弾き語りで、彼の役割とは?
かなふぁん:谷口さんは基本的には私に丸投げというか、「いつもライブでやってる感じで」って言われてやってました。たまに私がピアノを間違えたときに「これ、どうですかね?」って聞くと「逆にいいんじゃない?」って感想を言ってくれたり。
本秀康:(谷口は)プロデューサーというよりムードメイカーでしたね。
─では、バンドの同僚としてポニーのヒサミツから見た谷口くんはどういう存在?
ポニー:......ムードメイカーかな(爆笑)。でも、プレイに関しては全面的に信頼しておまかせしてますし、楽しい友達です。一緒にずっとゲラゲラ笑ってる友達。
─そういう下地がいいんでしょうね。部屋で好きなレコードをずっと聴かせあってるような関係性でいてくれる。だから、好きなものが言わずもがなでわかるし、サウンドに嫌味がない。それはキスギャンの前作での谷口くんのプロデュースからも感じました。ふたりがいつかツーマンでライブをするとしたら、谷口くんが両方のバンマスで活躍してくれると思います。開演前に、お互いに好きな曲を交互にプレイリストにして流したりしても面白そう。「全然違うな」と思うかもしれないし、「なんか通じてるな」と思うかもしれない。
ポニー:面白そうですね。僕はライブはそんなにやりたい人ではないんですけど、今のメンバーとやるのは楽しいので、これからは少しはやっていかなきゃなと思ってます。
かなふぁん:回数は多くやってるんですけど私もいまだにライブが苦手なので、ポニーさんとやるならただのB2B(DJが交互に曲をかけあう)イベントでも面白いかもしれません(笑)。そのときはMCは無しにしましょう(笑)
ポニー:僕も苦手なのに無理矢理しゃべろうとするから変な感じになるんですよ(笑)
─谷口くんさえいれば何とかしてくれるかもしれない。
かなふぁん:はい、ムードがメイクされると思います(笑)
取材・文:松永良平
撮影:廣田達也
RELEASE INFORMATION
ポニーのヒサミツ「ほうむめいど・かうぼうい」
2023年9月27日(水)
Format:Digital
Label:TETRA RECORDS
Track:
1.さよなら感染対策
2.うらめしや
3.カントリー・ソング #1
4.馬鹿ぼんど
5.グッド・バイ
6.どこへいく?
7.短い御休み
8.日和見日和
9.鬼を起こすな!
10.海辺の街から
11.それでも、僕は
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kiss the gambler「何が綺麗だったの?」
2023年9月27日(水)
Format:Digital
Label:雷音レコード
Track:
1.何が綺麗だったの?
2.カルダモン
3.ジンジャー
4.ばねもち
5.くずもち
6.小犬
7.コロネ気流
8.ベルリンの森
9.台風のあとで
10.はぐれ鳥のタマシイ
11.井戸の底の夕日
12.サマーサンライズ
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@hisamitsu_housekiss the gamblerオフィシャルサイト