SENSA

2023.07.20

すべての一匹狼たちが繋がることができるグルーヴ「WOLVEs GROOVY」-Highlighter Vol.177-

すべての一匹狼たちが繋がることができるグルーヴ「WOLVEs GROOVY」-Highlighter Vol.177-

音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。 Vol.177は、2023年3月に結成されたばかりのスリーピースバンド・WOLVEs GROOVYを取り上げる。
"一匹狼"として音楽を紡いできた、出身も、ルーツもバラバラな3人が、ふとした"グルーヴ"で通じ合って結成。全員が上京してスタジオで音を合わせられるようになったタイミングで制作された最新作『WOLVEs2』は、そんなバンドマジックを感じられる一枚だ。


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活動を始めたきっかけ
ベーシスト・アヤコノが、何か自分の軸になるような活動をはじめたい!と思い立ち、シンガーソングライターのましのみに声をかける。そこからふたりで遊びながら制作を進めているタイミングで、ましのみがフジロックに行きいろんな気持ちが抑えられなくなってしまい「長年の夢であるバンドをどうしても組みたい!!」と言い出す。

そこから、"叩いてみた"でカッコいいプレーをあげていたドラムの詩音に声をかけ、それぞれ東京・大阪・新潟から集まり下北沢のカフェで初対面。遠隔で『WOLVEs1』の制作を開始する。4月に全員が上京し、やっとスタジオに入れるようになった。ライブは未経験。これからバンバンやっていきたい!!

影響を受けたアーティスト
ましのみ(Vo/G):幼少期、宇多田ヒカル山口百恵を見て歌手になりたいと言い始めました。
ルイス・コールサカナクションと出会って、シンセが好きになりました。
精神的に特に辛い時、大貫妙子さんとディアンジェロだけが聴ける音楽でした。
ステラ・ドネリーのライブの帰り道で、ギターボーカルをはじめようと決めました。
どんぐりずが大好きです。



アヤコノ(Vo/B):初めて好きになったバンドがサカナクションで、「ホーリーダンス」を初めて聴いた日の感覚は忘れられない。宇宙を見たような気持ちになって実家で騒ぎました。



詩音(Dr)有形ランペイジ、小6の頃に出会い圧倒的な音楽性と技術、そして世界観にとても惹かれました。その人たちにしかできない音楽を感じ、自分も自分でしかできない音楽を追求しようと思いました。



注目してほしい、自分の関わった作品
『WOLVEs2』を是非聴いてください。
やっと全員が上京してスタジオで音を合わせられるようになったタイミングだったのもあり、前回から比べてかなり"3ピースのバンドサウンド"なEPになっています(3曲目は別腹)。
"今、この3人だからこそ作れるもの"という強い意識のもと制作されており、3人それぞれが持つ"飾らない勢い"がぎゅっと詰まった、生き様の反映される一枚になりました。いっせーのREC、楽しかったです。



ましのみ:ソロで作っている曲も、よかったら聴いてください。
私の中では、バンドとソロが両方あってはじめて創作活動が成立している感覚があります。



アヤコノ:AFTER HOURの「ヴィラン(てにをは)」。
原曲に合わせた"怒り"みたいなのを素で表現できた、個人的にすごく思い入れのあるビデオです。自分が出てる映像の中でいちばんロックだと思います。いろんな意味で。カメラマンさんにも「いつも通りもう少し笑顔のアヤコノちゃんが見たいな〜!ファンの方もそう思うと思う!」と言ってもらいましたが、一笑もしておりません。目が怖いです。



詩音:WOLVEs GROOVYの「CARTOON FRIDAY」。
誰が聴いてもいい曲です。音作りに悩まされ、めっちゃ考えて作った曲なのでとても記憶に残っています。エンジニアの方も親身に音作りを考えてくれて、とても嬉しかったし助かりました。



今後挑戦してみたいこと
ましのみ:バンドでフェスに出たいし、大きいところでライブがしたいです。

アヤコノ:WOLVEs GROOVYでおっきいステージで演奏したいです。フェスのおっきいステージとか。ライブでお客さんとみんなで歌いたいなと思って曲アレンジしているので、たくさんの人と歌う経験をしてみたいです。

詩音:バンドでとにかくめっちゃライブして、大きくなっていきたいです。

カルチャーについて

触れてきたカルチャー
ましのみ:古着が好きです。20歳くらいの時に下北沢のROSEというお店を知って、そこからハマりました。原宿通りのKINSELLAも好き。いろいろ着ますが、リメイク系は一生飽きずに買い続ける気がします。

あとは、深夜ラジオが生きる糧です。『ANN』や『JUNK』、Podcastも聴きます。芸人さんを尊敬しています。

いちばん好きな映画は『恋人までの距離(原題:BEFORE SUNRISE)』 です。江國香織さんにも多大に影響を受けています。



アヤコノ:学生時代もずっとひとりで淡々と音楽が好きでミュージシャンが好きだったので、思い当たる節がありません。

詩音:音楽一途人間でずっと音楽一筋でしたので、ほかのことに興味はあまりありませんでした。

今注目しているカルチャー
ましのみ:音楽ではありますが、(G)I-DLEを推しています。
曲が良すぎてディグってみたら、メンバーが作詞作曲やボーカルディレクションもしてました。才能がやばすぎる。大好き。



あとは全人類一旦!!ポッチャマのASMR動画を見てほしいです。



アヤコノ:今はメイクやファッションに注目しています。私の場合ですが、メイクやファッションで自分の性格が少し変わります。表情とか発言とか。自分の中で"かわいい""かっこいい"と思うものが毎月のように変わるのでお金面が大変ですが、いろいろ経験した上でどこに辿り着くかが自分でも楽しみだったりします。

最近は服装はモノトーン系で、メイクはつり目、彫りを深く見せたりそばかすを描いたり、つけまも初めてつけたりしています。今までと変わりすぎて心配だったのですが、ましのみちゃんに褒められてから自信を持ててさらに楽しくなっています。

詩音:今は食事が好きです。今年から上京してきて自炊を始めたのですか、自分で作るご飯が美味しすぎてハマっています。

RELEASE INFORMATION

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WOLVEs GROOVY『WOLVEs2』
2023年7月19日(水)

試聴はこちら

LIVE INFORMATION

WOLVEs GROOVY × TOKIO TOKYO 共同企画『WOLVEs the PARTY』
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2023年8月11日(金・山の日)
TOKIO TOKYO(渋谷のライブハウス)
open 18:30/start 19:00
出演:WOLVEs GROOVY/SUKISHA(読み:スキシャ)/Khamai Leon(読み:カメレオン)
料金:ADV ¥3,500/DOOR ¥4,000+1Drink
チケット発売中
https://hype-ticket.stores.jp/items/647c8ce0a399071e02d5e1af

PROFILE

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WOLVEs GROOVY
2023年3月結成。
"一匹狼"として音楽を紡いできた、出身も、ルーツもバラバラな3人が、ふとした"グルーヴ"で通じ合ったスリーピースバンド。

アヤコノ(Vo/B) Birth 2004年7月8日 大阪府出身
14歳からベースをはじめ、様々なバンドやプロジェクトに参加。自身のSNSアカウントで"弾いてみた"動画を投稿すると、国内外問わず、様々なミュージシャンからリアクションを受ける。
NHK 『ムジカ・ピッコリーノ』スピカ役での出演や、YouTubeチャンネル『AFTER HOURS』などにも参加し、様々なフィールドで活躍するプレイヤー。

ましのみ(Vo/G) Birth 1997年2月12日 千葉県出身
コンポーザー・シンガーソングライター。独自性のある言葉選びや自由な音楽性はもちろん、ドラマ主題歌やCMソングを担当、楽曲提供も行うなど、分野を跨いだ活動スタイルも注目を集めている。

詩音(Dr) Birth 2004年8月21日 新潟県出身 
9歳からドラムをはじめ、地元新潟でセッションなどに参加。高校卒業を機に、東京へ活動の拠点を移す。

きっと誰しもが、世間に順応しきれないなにかを抱えていて、心のどこかで"一匹狼"として生きることを選んでいる、そんな気がする。
グルーヴで通じ合った一匹狼なわたしたちだからこそ、一匹狼たち同士が伸び伸びと身体を委ねられるWOLVEs GROOVYな音楽と、WOLVEs GROOVYな居場所を届けたい。

だって、大好きなグルーヴって、魔法だから。
ちょっぴりの孤独感を握りしめつつも、じぶんと世界の境界線がだんだんと曖昧になっていって、肩書きとか、年齢とか、 性別とか、レッテルとか、そんなのぜんぶがどうでもよくなって、みんなで気持ち良くなって、ひとつになって、そこにいる人たち全員を大好きな気がしてきちゃうから。

みたいなことをあれこれと思い巡らせながら。
WOLVEs GROOVYというバンドを、はじめようとおもいます。

LINK
@wolvesgroovy
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