音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。Vol.164は、「恋する歌声」と評判の北海道発・First Love is Never Returnedを取り上げる。
NYにヴォーカル留学経験を持つKazuki Ishidaを中心に結成。2022年12月に新体制で再始動してからは、ますます意欲的に活動を展開している。1stミニアルバム『POP OUT!』は、そんな現時点の集大成といえる一枚だ。

活動を始めたきっかけ

Kazuki Ishida（Vo）：バンドマンとしては完全にオールドルーキーだったと思います。
ギターなんて弾いたこともないし、曲を作ったこともないのに、ベースのYujiを無理やり誘って、2016年に前身のバンドを始めました。
人生に後悔したくなかったのかもしれません。

影響を受けたアーティスト

Kazuki：歌はJustin Timberlake、曲はMax Martin、歌詞は阿久悠さんというように、歌・曲・詞それぞれ、その分野のプロのワークスに影響を受けてきました。
NYに単身でVo留学へ向かったのも、そのバックグラウンドが影響していたように思います。

注目してほしい、自分の関わった作品

Kazuki：「シューズは脱がないで」は叶わない夢を持つ人の想いを、スポットライトの当たらないダンサーに重ねて歌った曲ですが、僕たち売れないミュージシャンや自分たちのリアルもそこに注ぎ込んで歌っています。決して前向きな感情で書いた歌詞ではありませんでしたが、歌がのる過程で、人の、自分たちの背中を押すようなストーリーになっていったことは、音楽の不思議なパワーだと思っています。

今後挑戦してみたいこと

Kazuki：海外の小さなライブハウスでライブがしてみたいです。
かつてアメリカのライブハウスで、ひとりで演奏したことがあるので、次は仲間とともに演奏し、その光景や感情を分かち合いたいです。

カルチャーについて

触れてきたカルチャー

Kazuki：カルチャーというか、お酒が好きです。特に北海道のセイコーマートで売っているワインがお気に入りです。


そして、上記のお酒を飲みながら酔いに任せて、Wikipediaで政治・歴史・人物・ここでは言えないワードなど様々な言葉の森を探索するのが好きです。

今注目しているカルチャー

Kazuki：縁もゆかりもない地域の学生たちが書いた詩集を読むこと。
作詞に行き詰まった時、ヒントが欲しくていろんなものを当たった挙句に出会いました。
どの詩も、若き感性が詰まっていて感動的で、詩とはこうあるべきだと学びがあります。
曲も歌も付いていないのに羨ましい才能です。

RELEASE INFORMATION

First Love is Never Returned『POP OUT!』
2023年2月22日（水）
試聴はこちら

LIVE INFORMATION

#FLiNR＆No.18 W Release Event 『Counterblow vol.1』

2023年3月25日（土）
VyPass.
w）No.18
チケット・詳細：https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/0238tbnxpau21.html

PROFILE

First Love is Never Returned
First Love is Never Returned（#FLiNR）は、NYにヴォーカル留学経験を持つKazuki Ishidaを中心に、北海道で結成。Kazukiの「恋する歌声」と呼ばれるヴォーカルと、R&Bを中心としたジャンルレスな音楽的源泉を武器に、全世代へポップミュージックを届けている。
2022年12月に新体制で再始動してからは、3カ月連続リリースを敢行。2月22日には1st Mini Album『POP OUT!』をデジタルリリースするとともに、Arata Yamamoto（Gt/Cho）の加入を発表し、5人編成となった。
すで注目を集め始めており、Spotifyの『RADAR:Early Noise』など、多くの公式プレイリストにセレクトされている。また、地元・札幌のFM NORTHWAVEの、2023年1月のPOWER PUSHで、「シューズは脱がないで」がインディーズバンドとして異例の中セレクトされた。

LINK

オフィシャルサイト
@1st_love_is
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