SENSA

2022.11.02

オルタナティブをポップに昇華する2022年型ガールズバンド「Niiiya」-Highlighter Vol.150-

オルタナティブをポップに昇華する2022年型ガールズバンド「Niiiya」-Highlighter Vol.150-

音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。 Vol.150は、2021年に結成したばかりの博多出身のガールズバンド、Niiiyaを取り上げる。
その初々しさとは裏腹に、力強い歌声を響かせ、90年代オルタナティブ、 シューゲイザーを匂わせるミニアルバム『211』は聴きごたえたっぷり。平均年齢20歳、これから注目して間違いない存在だ。

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活動を始めたきっかけ
専門学校(レコーディング専攻)で出会って、最初は仲良い友達って感じだったのですが、バンドやってみたいね!とは話してたんです。
その後3人でギター専攻に転科してから一気に形になりました。

影響を受けたアーティスト
宮城杏菜(Vo/Gt)BON JOVIとBTSです。BON JOVIは父の影響でよく耳にしていて、迫力のあるパフォーマンスとキラキラしたステージングに魅了されて憧れるようになりました。



BTSはもう恋に落ちました。一番好きなMVは「War of Hormone 」(ホルモン戦争)です。今の時代にはビックリの白黒映像になっていて、メンバーのビジュアルの良さがより際立つ作品です。私の推し(キムテヒョン)のビジュアルが一番いいので好きです。


江里口未悠(Ba/Cho)Mrs. GREEN APPLEです。特に歌詞が大好きで、包み込むようなあたたかさに今もたくさん助けられています。



溝部菜南(Gt/Cho):これといって好きなアーティストはいませんが、60年代、70年代の音楽をよく聴きます。レコードをよくジャケ買いします。
最近ではRCサクセションのドーナツ盤とDoctor Claytonのアルバムをジャケ買いしました。

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注目してほしい、自分の関わった作品
宮城:耳に残るようなメロディや、すぐ口ずさめるようなキャッチーさは少し意識しました。

江里口:あまり難しくなくて、共感しやすい言葉を選びました。どの曲のどの歌詞もとても大切なものなのですが、遅刻だと夏なんて来るなよと長袖を着てやるという歌詞は私の中からサラッと出てきたことに驚きを感じています。小さな抵抗だし、ひねくれているな、と可笑しくなります(笑)栞は〈るるららら〉が好きですね...。
メロが乗る前から〈るるららら〉という言葉を選んでいたのですが、どんなメロディーが来るかはアンナに任せっきりだったので、初めて聞いた時は大正解じゃん!と思いました。(笑)
それと「サイダー」はメンバーに、実際にサイダーの音を録音してもらっていて、ぱちぱちと弾ける音がとても可愛らしいのでそこも注目してほしいです!

溝部:印象に残るような曲にできたらなと思いながら作りました。「ビビビ!!!」には、みゆに誕生日プレゼントであげた赤ちゃん用のガラガラがどこかに隠れてるので見つけてみてください。レコーディング中に笑い声が入らないように必死でした!



今後挑戦してみたいこと
フェスに出たいです!!!!!ツアーなんかも回りたいです!

カルチャーについて

触れてきたカルチャー
宮城:歴史が好きでお城や博物館に行きます。自分が習字をしているのもあって(高等師範免許所得)字を見たらその人の性格がわかるんです。博物館で織田信長の字を見た時なんかも、この人こんな性格なんだなってわかってすごく面白いんです。これマジで特技です!



それとメイクが好きで収集癖があります(笑)。メイク道具は高校生時代はMACが好きで、MACのリップを集めるのに夢中でした。
今現在ではMACのリップ30本近くあります。(笑)どれも同じような色物 (ブラウン系)です。
高校を卒業してからはCHANELとDiorが好きで、ついこないだCHANELの限定品アイシャドウをゲットしました。

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江里口:ふらっと本屋に行くのが好きです。本は表紙が見えてないところから選びます。タイトルが気になったら見て、色の感じが好きだったらあらすじを読んで、そのあと本屋さんを何周かまわって、また同じ本が目についたら買います(笑)。



溝部:時間ができたら美術館によく行ってます。最近行ったのは庵野秀明展。絵だけじゃなくて模型とかもあって展示の仕方も上手だなって思いました。実物だからそのままの傷とか残ってて、こういう傷にもストーリーがあるんだなって思って観てました。



今注目しているカルチャー
宮城:熊本城です。震災の時にお城が崩れて、新しい発掘があるそうで、それが今は気になっています。


江里口:おいしいごはん屋さんが知りたいです(笑)。

溝部:鴨居玲さんの展覧会に行ってみたいです。



RELEASE INFORMATION

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Niiiya『211』
2022年11月2日(水)
試聴はこちら

LIVE INFORMATION

2022年11月18日(金)
キャバーンビート

2022年11月22日(火)
福岡UTERO

PROFILE

Niiiya_a_1200.jpgNiiiya
2021年、宮城杏菜(Vo/Gt)、溝部菜南(G/Cho)、江里口未悠(B/Cho)の3人が音響系専門学校で出会い意気投合。レコーディング科に入学したもののバンドに熱中し、3人揃ってギター科に転科、曲作りを始める。
未悠と菜南の書く歌詞に杏菜がメロディーを付けるスタイルが奇跡を起こし、次々に曲ができあがる。 2022年ライブ活動と音源制作を開始。11月にミニアルバム『211』をリリースする。
TikTokで6万人のフォロワーを持つ圧倒的な歌唱力のヴォーカリスト宮城杏菜。古着とアナログレコード収集の趣味を持ち、切れのいいギターでNiiiyaサウンドの核を支える溝部菜南。無類のロック好きだがクラシックのバックボーンを持つマルチプレーヤーの江里口未悠 。ジャンルにとらわれない平均年齢20歳の自由気ままな3人娘、その見た目とは正反対な力強い歌声と、90年代オルタナティブ、 シューゲイザーを匂わせるギターサウンドを軸に、ポップセンスが炸裂したボーダーレスな世界は一聴の価値あり。

LINK
@Niiiya_28
@niiiya__28
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