SENSA

2022.08.03

あらゆるカルチャーと共にスケールを広げていくCity Hip Music「futures」-Highlighter Vol.142-

あらゆるカルチャーと共にスケールを広げていくCity Hip Music「futures」-Highlighter Vol.142-

音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。 Vol.142は、"City Hip Music"を掲げ精力的な活動を行っているfuturesを取り上げる。
7月20日に1stアルバム『What's a future?』をリリースしたばかり。多様なテーマに挑戦しつつ、サウンドメイクに対しても深く潜り込んだ意欲作となっている。


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活動を始めたきっかけ
楠野 遼(Gt/Vo):学生の頃から憧れていたり、影響を受けたReggaeやHip Hopなどのクラブカルチャーを音楽活動に取り入れたいと思ったことがfuturesというバンドの根幹にあると思います。
それは音楽性だけでなく、アートワークだったりfuturesの主催するイベント「New Now!」にも現れているんじゃないかなと。

添付資料①.jpg

5/22 主催パーティ"New Now!"でのライブ風景



影響を受けたアーティスト
楠野:学生時代の頃からダンサーの友だちが多かったり、姉がダンサーだったということもあって、その当時からHip Hopというものに触れていたことが、今の自分の音楽などに大きく影響を与えていると思います。

中学の頃はダボダボの服を親に怒られながらも着ていたり、ひとりでアメ村に出かけるときは知ったばかりで全然詳しくもないHip Hopのアーティストを聴きながら歩いてみたり、そういうことが当時の自分はイケてると思っていました(笑)。
今思えばただ背伸びしたかったんだろうなとも思います。でも、その背伸びをしたことがきっかけでクラブカルチャーに興味を持ち、影響を受け始めたんだと思います。

添付資料②.jpg

楠野の所有するレコードの一部





注目してほしい、自分の関わった作品
7月20日にリリースされたfuturesの1stアルバムはぜひ聴いて欲しいです。
昨今の傾向もありこれまではシングル、EPといった小規模のリリースを自分たちもコンスタントに行ってきましたが、 futuresが現体制で約1年間の活動をしてきたひとつの形としてアルバムを作りたいと思いました。

とは言いつつ、アルバムの制作期間中にもfuturesの音楽性や制作方法へのアプローチは曲ごとに変化をしていました。
例えば土井(Key)が作詞作曲をしたり鈴木(Ba)がトラックメイキングを務めた曲が、このアルバムには収録されています。これまで楠野のルーツミュージックにより形成されてきたfuturesが、アルバムの制作を通し、メンバーそれぞれの手によって幅を広げていっていると思っています。



今後挑戦してみたいこと
futuresは奇数月に「New Now!」というバンドカルチャーとクラブカルチャーを融合させたイベントをオーガナイズしており、この7月に5回目を迎えました。

数で言えばまだ5回という少ない回数ではありますが、その間にもレギュラーで出演してくれるアーティスト同士がイベントを通して刺激し合っていることとか、DJがクラブイベントの空気を作っていることが、お客さんにも浸透してきています。

最近はアパレルに出店していただいたりもしていますし、音楽を楽しむ場としてだけでなく、ひとつのカルチャーとして「New Now!」が独り歩きするくらい大きくなっていってほしいです。

添付資料④.jpg

5/22 主催パーティ"New Now!"でのライブ風景



カルチャーについて

触れてきたカルチャー
楠野:身近なところで言うと絵やアートなのかなと思います。

そもそも自分は服やファッションが好きなこともあり、色彩に関してもこだわりが強い方だと思うんですけど、そういった表現を絵で描いたりすることは、自分にとって不得意な分野だと思っていました。

でも、futuresのジャケットのデザインを自分で描くなどの挑戦をした結果、絵を描くことが純粋に楽しいと思えましたし、もっと表現に対して欲が出てきて、SNSなどでいろんな絵を見ることも多くなりました。

添付資料⑤.jpg

楠野が描いたfuturesのジャケットアート



今注目しているカルチャー
楠野:テクノロジーの進化と普及についてすごく興味があります。

今更ですけど、アレクサを最近使い始めてあまりの便利さにびっくりしています(笑)。
あとは、街でよく見かけるようになった電動キックボードの「LUUP」ですね。これだけ便利なものが溢れている現代で、その便利なシステムを使ってさらに便利さを生み出しているのが面白いです。

ここ最近、古き良きの傾向がある世の中で、進化するテクノロジーがどれだけ日常に受け入れられていくかっていうことは、近未来の漫画を読んでるみたいでワクワクしますね。

添付資料⑥.jpg

アーティスト写真撮影風景中のオフショット




RELEASE INFORMATION

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futures『What's a future?』
2022年7月20日(水)
試聴はこちら

LIVE INFORMATION

A Week in The Life
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2022年8月15日(月)
下北沢ERA

THE FUKAIRIS & THE NOTE presents THE FES '22
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2022年8月19日(金)
下北沢THREE

開花-KAIHO-
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2022年8月22日(月)
下北沢THREE

脱・お留守番宣言 vol.8 ~ROOM-MATE『REMAP』Release Party~

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2022年8月30日(木)
shibuya eggman

PROFILE

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futures
メンバーは楠野 遼(Gt/Vo)、 土井太路(Key/Cho)、鈴木メイ (Ba/Cho) 。2021年の春より現在の体制となり、"City Hip Music"を掲げながら、数々の音源の制作やライブ活動を積み重ねてきた。
2022年7月20日には、初のフルアルバム『What's a future?』をリリース。 本作は、約1年にわたる活動のひとつのピリオドであると共に、これから変化していく片鱗も示す、"futuresの今"を形にしたものになっている。

LINK
オフィシャルサイト
@fu_tu_re_s
@fu_tu_re_s
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