2022.06.29
音楽・映像・アートが混合した自由なクリエイティブ「NIKO NIKO TAN TAN」-Highlighter Vol.136-
音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。 Vol.136は、クリエイティブミクスチャーユニット、NIKO NIKO TAN TANを取り上げる。
音楽・映像・アートが混合した表現を世に送り出し、さらに音楽性も様々なジャンルの要素を自由な発想で取り入れたオルタナティブミュージックを追求する。6月29日（水）にリリースする初の1st Digital EP『?』で、その存在をさらに世の中に広めていくはずだ。
別にどこかに作品を出そうとか、誰に聴かせたいとかは考えてなくて、純粋にやりたい放題で作ってました。作りたいもののキャパがだんだん広くなって、お互いに一人づつ、僕はドラマーのAnabebeを、Samson LeeはDrug Store Cowboyを誘って、そこからは4人体制になり今に至ります。
音楽的にというより、枠にとらわれず、枠を越えて作り出すスタイルが好きですね。狂気的だけどユーモアや神秘的な部分があるものに惹かれます。Hieronymus Boschは中世の画家で、Frank ZappaやThe Mars Voltaの音楽とすごく共通する部分を個人的に感じていて、大好きなアーティストです。
Anabebe：兄の影響でドラムをやりはじめたんですが、はじめた頃はBON JOVIとかB'zを聴いてました。その後すぐぐらいにスパルタの兄にDream Theaterのドラムを練習するよう半分強要され（今となっては感謝してます）、その流れでYesやプログレッシブHR／HMを聴いていました。そこからいろいろ聴きました。
最近は改めて?uestloveのビートを研究しています。
僕らはアートワークやミュージックビデオも自分たちで制作してます。Samson LeeとDrug Store Cowboyが手掛けた今回のミュージックビデオも、今までのアバンギャルドさからとはまた別の角度から作られていて、その振り幅がNIKO NIKO TAN TANらしくて面白いです。
Anabebe：「The Dawn」（1st EP『?』収録）です。ドラマー目線の話になりますが、ドラムは修正なしの一発録りにこだわり、RECに10時間かかっちゃいました。できあがったトラックを本当にたまたま偶然BIGYUKIさんに聴いていただける機会があり、ビートを褒めていただいて、次の日にシンセベースで参加していただきました。スリリングなOCHANの曲に、我ながら鬼のようなロックドラムと、超ヘヴィなBIGYUKIさんのシンベが絡んで、最高にかっこいい曲ができました。
Anabebe：Zeppワンマンツアーやりたいです。あと、NIKO NIKO TAN TANは音楽2人と映像2人なので、ライブでは映像2人がVJをしています。今は会場の規模などの関係もあり音楽2人でのライブが多いのですが、「ニコニコのライブ＝VJ有」ぐらいまでもっていきたいです。
あとは、学生の頃に沢木耕太郎さんの『深夜特急』を読んで、見事に感化され、いろいろな国に出かけるようになりました。当時、実家暮らしをしていた田舎ものにとっては、これ以上ないほど刺激的で、その勢いで東京に出てきて今に至ります。基本ノープランの行き当たりばったりでも、面白がれるようになったのはこの本のおかげです。
Anabebe：中学生の頃、『三国志』にどハマりしました。特に北方謙三さんの『三国志』が好きで、全13巻を何度読んだか覚えてないくらい読みました。『三国志』って、『正史』と呼ばれる歴史に忠実な話と、脚色を加えた『三国志演義』の、大まかに2種類あって。北方さんは『正史』を元に書いてらっしゃるんですが、その中に北方さん独特の解釈とか脚色があって、それが本当に面白いです。
呂布という三国時代最強最悪とされている武将がいて、北方さんの『三国志』の中でも、ベースのキャラ設定は同じなんですけど、実は呂布はマザコンで甘えたになる描写があったりして、最強の呂布像が一瞬崩れるところとか、本当に面白いのでぜひ読んでみてください。
Anabebe：Amazon PrimeやNetflixのオリジナルシリーズのドラマにハマっています。今はOCHANに勧められて『シャーロック・ホームズ』を見ています。終わったら『マンハント』見ろって言われてます。
NIKO NIKO TAN TAN『?』
2022年6月29日（水）
試聴はこちら
NIKO NIKO TAN TAN「胸騒ぎ feat. Chi- from カメレオン・ライム・ウーピーパイ」
2022年8月6日（土）
Format：7Inch
詳細はこちら
CITY POP on VINYL 2022
心斎橋JANUS
OPEN 18:30／START 19:00
Ticket：前売¥3,900 当日¥4,400
イベントURL：https://eplus.jp/wan0704/
仙台darwin
OPEN 17:00／START 17:30
出演：Mega Shinnosuke／yonawo／NIKO NIKO TAN TAN
2022年7月22日（金）
札幌 PENNY LANE
OPEN 18:00／START 18:30
出演：Mega Shinnosuke／ego apartment／NIKO NIKO TAN TAN
2022年7月28日（土）
福岡DRUM LOGOS
OPEN 18:00／START 18:30
出演：Mega Shinnosuke／小林私／NIKO NIKO TAN TAN
Ticket：[前売] スタンディング¥4,500（TAX IN）
イベントURL：https://www.red-hot.ne.jp/sp/nova!nova!nova!/
新潟県湯沢町苗場スキー場
イベントURL：https://www.fujirockfestival.com
※NIKO NIKO TAN TAN出演は7月31日（日）
下北沢シャングリラ
OPEN 17:30／START 18:30
出演：ドミコ／ODD Foot Work／NIKO NIKO TAN TAN
Ticket：[前売] ¥4,500＋1D [ポップアップ割] ¥4,000＋1D [当日] ¥5,000＋1D
イベントURL：https://bandmerch.jp/article/0024/
2022年11月3日（木・祝）
渋谷WWW X
2022年11月13日（日）
梅田Shangri-La
チケット受付URL：https://l-tike.com/nikonikotantan/
NIKO NIKO TAN TAN
2019年結成。音楽担当2人と映像担当2人を擁する、クリエイティブミクスチャーユニット。 メンバーは、OCHAN（オオチャン／Vo,Synth,etc／作曲)、Anabebe（ドラム／編曲）、Samson Lee（サムソンリー／映像／アートディレクター／作詞）、Drug Store Cowboy（ドラッグストアカウボーイ／映像／モーショングラフィック／アートディレクター）。
4人で楽曲とミュージックビデオを同軸で制作するという斬新な手法を取ることによって、音楽・映像・アートが混合した表現を世に送り出し、さらに音楽性も様々なジャンルの要素を自由な発想で取り入れたオルタナティブミュージックを追求する、 まさに「ミクスチャー」なクリエイティブを生むユニット。
2020年12月に、VANS主催『VANS MUSICIANS WANTED』のアジアTOP5に選出された。NEE「九鬼」「第一次世界」「ボキは最強」のミュージックビデオを NIKO NIKO TAN TANとして手掛けるなど、クリエイティブミスクチャーユニットとして活躍の場を広げている。
今年、デジタルシングル「水槽」「The Dawn」に続いて、6月29日（水）に初の1st Digital EP『?』をリリース。洗練されたクリエイティブと、圧倒的なライブパフォーマンスが好評を博している。
@NIKONIKOTANTAN_
@nikonikotantan
Official YouTube Channel
FRIENDSHIP.
音楽・映像・アートが混合した表現を世に送り出し、さらに音楽性も様々なジャンルの要素を自由な発想で取り入れたオルタナティブミュージックを追求する。6月29日（水）にリリースする初の1st Digital EP『?』で、その存在をさらに世の中に広めていくはずだ。
活動を始めたきっかけ
OCHAN（Vo/Synth/etc）：もともと友人だったSamson Leeが、東京から種子島に移住していたときがあって。ある日、僕は別の音の仕事で呼ばれて数日間そこに滞在しました。一緒に過ごすなかで、お互いのやりたいことをやりたい、自由に音楽や映像を作りたいってなって、2人ではじめたのが最初です。別にどこかに作品を出そうとか、誰に聴かせたいとかは考えてなくて、純粋にやりたい放題で作ってました。作りたいもののキャパがだんだん広くなって、お互いに一人づつ、僕はドラマーのAnabebeを、Samson LeeはDrug Store Cowboyを誘って、そこからは4人体制になり今に至ります。
影響を受けたアーティスト
OCHAN：たくさんのアーティストに影響を受けてきたんですが、特にFred Frith、Frank Zappa、Hieronymus Bosch（ヒエロニムス・ボス／画家）、宇多田ヒカルさんです。宇多田ヒカルさんはJ-POPフィールドで作っている自分にとって、お手本のような存在です。音楽的にというより、枠にとらわれず、枠を越えて作り出すスタイルが好きですね。狂気的だけどユーモアや神秘的な部分があるものに惹かれます。Hieronymus Boschは中世の画家で、Frank ZappaやThe Mars Voltaの音楽とすごく共通する部分を個人的に感じていて、大好きなアーティストです。
Anabebe：兄の影響でドラムをやりはじめたんですが、はじめた頃はBON JOVIとかB'zを聴いてました。その後すぐぐらいにスパルタの兄にDream Theaterのドラムを練習するよう半分強要され（今となっては感謝してます）、その流れでYesやプログレッシブHR／HMを聴いていました。そこからいろいろ聴きました。
最近は改めて?uestloveのビートを研究しています。
注目してほしい、自分の関わった作品
OCHAN：「胸騒ぎ feat. Chi- from カメレオン・ライム・ウーピーパイ」（1st EP『?』収録）です。以前からご一緒したかったChi-ちゃんとのコラボ作品で、声の掛け合いや、普段はできないであろうことをふんだんに楽曲に盛り込みました。僕らはアートワークやミュージックビデオも自分たちで制作してます。Samson LeeとDrug Store Cowboyが手掛けた今回のミュージックビデオも、今までのアバンギャルドさからとはまた別の角度から作られていて、その振り幅がNIKO NIKO TAN TANらしくて面白いです。
Anabebe：「The Dawn」（1st EP『?』収録）です。ドラマー目線の話になりますが、ドラムは修正なしの一発録りにこだわり、RECに10時間かかっちゃいました。できあがったトラックを本当にたまたま偶然BIGYUKIさんに聴いていただける機会があり、ビートを褒めていただいて、次の日にシンセベースで参加していただきました。スリリングなOCHANの曲に、我ながら鬼のようなロックドラムと、超ヘヴィなBIGYUKIさんのシンベが絡んで、最高にかっこいい曲ができました。
今後挑戦してみたいこと
OCHAN：バンドとしてはやりたいこと、やれることがたくさんありますけど、バンドがもっと大きくならないとできないことの方が多い（笑）。作品やライブにしても、自由なスタンスが許される集団というか、羨ましがられることをやっていきたいですね。Anabebe：Zeppワンマンツアーやりたいです。あと、NIKO NIKO TAN TANは音楽2人と映像2人なので、ライブでは映像2人がVJをしています。今は会場の規模などの関係もあり音楽2人でのライブが多いのですが、「ニコニコのライブ＝VJ有」ぐらいまでもっていきたいです。
カルチャーについて
触れてきたカルチャー
OCHAN：小学生の頃、漫画家になりたかった時期があって、好きだったのは漫画『シャーマンキング』の武井宏之さん。また、のちにPS2のゲーム『メタルギアソリッド2』に衝撃を受けて以来、ゲームクリエイターの小島秀夫さんがずっと好きですね。その影響でゲームクリエイターになろうと思ってました。核兵器、戦争といった重いテーマがありながらも、純粋にゲームとしての面白さとユーモアもあるので、子供の頃の自分でも夢中になっていました。音楽も素晴らしく、ただのゲームとしての括りだけでは語り尽くせない映画のような名作だと今でも思います。あとは、学生の頃に沢木耕太郎さんの『深夜特急』を読んで、見事に感化され、いろいろな国に出かけるようになりました。当時、実家暮らしをしていた田舎ものにとっては、これ以上ないほど刺激的で、その勢いで東京に出てきて今に至ります。基本ノープランの行き当たりばったりでも、面白がれるようになったのはこの本のおかげです。
Anabebe：中学生の頃、『三国志』にどハマりしました。特に北方謙三さんの『三国志』が好きで、全13巻を何度読んだか覚えてないくらい読みました。『三国志』って、『正史』と呼ばれる歴史に忠実な話と、脚色を加えた『三国志演義』の、大まかに2種類あって。北方さんは『正史』を元に書いてらっしゃるんですが、その中に北方さん独特の解釈とか脚色があって、それが本当に面白いです。
呂布という三国時代最強最悪とされている武将がいて、北方さんの『三国志』の中でも、ベースのキャラ設定は同じなんですけど、実は呂布はマザコンで甘えたになる描写があったりして、最強の呂布像が一瞬崩れるところとか、本当に面白いのでぜひ読んでみてください。
今注目しているカルチャー
OCHAN：AR作品って面白いなって思います。以前KAWSの展示に行った時にAR作品があって、自分の描いたキャラクターもこうしたいな、飛び出したら面白いだろうなってめちゃ思いました。と言いながら、現実に存在する立体、巨象の方が好きなんですけどね（笑）。今は3Dプリンターが欲しいです。Anabebe：Amazon PrimeやNetflixのオリジナルシリーズのドラマにハマっています。今はOCHANに勧められて『シャーロック・ホームズ』を見ています。終わったら『マンハント』見ろって言われてます。
RELEASE INFORMATION
NIKO NIKO TAN TAN『?』
2022年6月29日（水）
試聴はこちら
NIKO NIKO TAN TAN「胸騒ぎ feat. Chi- from カメレオン・ライム・ウーピーパイ」
2022年8月6日（土）
Format：7Inch
詳細はこちら
CITY POP on VINYL 2022
LIVE INFORMATION
wan!2
2022年7月4日（月）心斎橋JANUS
OPEN 18:30／START 19:00
Ticket：前売¥3,900 当日¥4,400
イベントURL：https://eplus.jp/wan0704/
nova!nova!nova!
2022年7月16日（土）仙台darwin
OPEN 17:00／START 17:30
出演：Mega Shinnosuke／yonawo／NIKO NIKO TAN TAN
2022年7月22日（金）
札幌 PENNY LANE
OPEN 18:00／START 18:30
出演：Mega Shinnosuke／ego apartment／NIKO NIKO TAN TAN
2022年7月28日（土）
福岡DRUM LOGOS
OPEN 18:00／START 18:30
出演：Mega Shinnosuke／小林私／NIKO NIKO TAN TAN
Ticket：[前売] スタンディング¥4,500（TAX IN）
イベントURL：https://www.red-hot.ne.jp/sp/nova!nova!nova!/
FUJI ROCK FESTIVAL 2022
2022年7月29日（金）～31日（日）新潟県湯沢町苗場スキー場
イベントURL：https://www.fujirockfestival.com
※NIKO NIKO TAN TAN出演は7月31日（日）
dancing clothing #8
2022年8月3日（水）下北沢シャングリラ
OPEN 17:30／START 18:30
出演：ドミコ／ODD Foot Work／NIKO NIKO TAN TAN
Ticket：[前売] ¥4,500＋1D [ポップアップ割] ¥4,000＋1D [当日] ¥5,000＋1D
イベントURL：https://bandmerch.jp/article/0024/
NIKO NIKO TAN TAN 1ST ONE-MAN TOUR「SMILE?」
2022年11月3日（木・祝）
渋谷WWW X
2022年11月13日（日）
梅田Shangri-La
チケット受付URL：https://l-tike.com/nikonikotantan/
PROFILE
NIKO NIKO TAN TAN
2019年結成。音楽担当2人と映像担当2人を擁する、クリエイティブミクスチャーユニット。 メンバーは、OCHAN（オオチャン／Vo,Synth,etc／作曲)、Anabebe（ドラム／編曲）、Samson Lee（サムソンリー／映像／アートディレクター／作詞）、Drug Store Cowboy（ドラッグストアカウボーイ／映像／モーショングラフィック／アートディレクター）。
4人で楽曲とミュージックビデオを同軸で制作するという斬新な手法を取ることによって、音楽・映像・アートが混合した表現を世に送り出し、さらに音楽性も様々なジャンルの要素を自由な発想で取り入れたオルタナティブミュージックを追求する、 まさに「ミクスチャー」なクリエイティブを生むユニット。
2020年12月に、VANS主催『VANS MUSICIANS WANTED』のアジアTOP5に選出された。NEE「九鬼」「第一次世界」「ボキは最強」のミュージックビデオを NIKO NIKO TAN TANとして手掛けるなど、クリエイティブミスクチャーユニットとして活躍の場を広げている。
今年、デジタルシングル「水槽」「The Dawn」に続いて、6月29日（水）に初の1st Digital EP『?』をリリース。洗練されたクリエイティブと、圧倒的なライブパフォーマンスが好評を博している。
LINK
オフィシャルサイト@NIKONIKOTANTAN_
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