SENSA

2022.04.28

FUNKIST、対バンツアー座談会。20年選手のバンド達が認める染谷西郷の吸引力

FUNKIST、対バンツアー座談会。20年選手のバンド達が認める染谷西郷の吸引力

2022年にコロナ禍3部作の最終章となるシングル『Bright』をリリースしたFUNKIST。彼らが初夏にツーマンツアー「FUNKIST presents 60minutes tour2022~Reload~」を開催する。
リスペクトするバンドやアイドルグループをゲストとして招き、お互い60分ずつの持ち時間で火花を散らすことをコンセプトに企画された今回のツアー。その言葉に違わずFUNKISTが長年切磋琢磨してきた盟友たちが揃うだけでなく、2年前に一度弾き語りで共演をしたことがあるという三浦隆一(空想委員会)の出演も決まるなど、新しい物語も存在する。
6月1日に赤羽ReNYで開催されるツアーファイナルは「FUNKIST×FUNKIST」という副題がつけられ、各地の出演者がゲストボーカリストとして参加するというスペシャルな内容が予定されている。2020年の緊急事態宣言で開催を断念したツアーが2年越しに、当初の予定よりもかなりスケールを増して"Reload"されると言っていいだろう。
そのツアーの開催を祝し、今回SENSAではツアーゲストとして出演するバンドのうち、関東在住のボーカリストを集めた座談会を開催。FUNKISTの染谷西郷、NUBO のtommy、IRabBitsの竹下麻衣子、フラチナリズムのモリナオフミ、二人目のジャイアンのMASA、三浦隆一、計6名の会話には、ひとつのバンドを長く続けるバンドマンの矜持とバンドマン仲間へのリスペクトが溢れていた。


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L→R:竹下麻衣子(IRabBits)、tommy(NUBO)、染谷西郷(FUNKIST)、モリナオフミ(フラチナリズム)、三浦隆一(空想委員会)、MASA(二人目のジャイアン)



―染谷さんはTwitterでツーマンツアー「FUNKIST presents 60minutes tour2022~Reload~」の対バン相手について「音楽は勝ち負けじゃないとわかったうえで、絶対に負けたくない相手に声を掛けた」とおっしゃっていましたね。


染谷西郷(FUNKIST):そうですね。この20年ずっとライブが強い人たちと対バンをしてきたんですけど、やっぱりリスペクトしているかっこいいバンドを自分たちのライブに呼ぶと、揃ったメンツが強者揃いなんですよ。それでちょっと後悔するっていう(笑)。

竹下麻衣子(IRabBits):わかる(笑)!

染谷:すごいライブをする人たちだとわかっているから声を掛けてるんだけど、このトリを自分たちがやんなきゃいけないのかと思うとゾッとするし気が重い(笑)。今回は特に「どっちがヤバい60分ステージをやれるのか?」というコンセプトで企画しているツーマンツアーだから気合い入れないとなと思ってますね。全員ライブがすごい人たちだけど、全員得意分野がちょっとずつ違うんです。同じ飲食店でもお寿司屋さん、パスタ屋さん、お蕎麦屋さんみたいな感じというか。でもIRabBitsとNUBOとFUNKISTは感情をぶつけるようなバンドなので、焼き肉屋3店舗って感じだけど(笑)。

MASA(二人目のジャイアン):全組アウェイに強いのは共通しているかもね。「今このライブで何を訴えるべきなのか」という判断ができて、それに合ったライブができるくらい引き出しを持っている。空想委員会もお客さんを楽しませるライブをしているし、二人目のジャイアンよりもっとエンタメに特化しているのがフラチナリズム。だからこの3組は瞬発力があるし、焼き肉屋3店舗は核となるエネルギーがものすごく強い印象はあるかな。

染谷:フラチナリズムのライブは最近どうなの? 最近シリアスな曲も作ってたよね。

モリナオフミ(フラチナリズム):エンタメどっかん!なライブや曲を主にやってきてたんですけど、コロナ禍に入った直後はやれることが曲を作ることくらいしかなくなって。暗い部屋で曲を作ってると、シリアスな曲ばっかり出来ていくんですよ(笑)。

MASA:でもそんな曲が出来ていても、ライブでは全身タイツになってるんだよね(笑)。

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―ツアーの八王子公演はフラチナリズム、横浜公演はNUBO、山形公演は二人目のジャイアン、新潟公演はケミカル≠リアクションなど、対バン相手のゆかりの地が選ばれているような印象を受けます。


染谷:対バンに来てもらったバンドのホームや出身地が多いですね。IRabBitsとはなぜかよく名古屋で対バンしてるから今回も名古屋なんです(笑)。三浦くんは初めて共演したのが盛岡だったから石巻に来てもらうことにしました。ソロのバンド編成で出てくれるんですよ。

三浦隆一(空想委員会):本当は空想委員会でオファーをいただいたんですけど、ほかのメンバーがすでにほかの現場が入っていたのでソロで行かせていただくことになりました。ソロのバンド編成は、今回でやっと3回目なので緊張してますね。石巻も初めてです。

染谷:弾き語りでしか観てないから、ソロのバンド編成楽しみだな。それぞれのバンドに出てもらう会場にもストーリーがありますね。

―FUNKISTは海外ツアーや海外のスタジアムでのライブといった国外の活動だけでなく、ロックミュージカルを企画するなど行動力のあるバンドですが、今回のツアーに出演するバンドも同じくらい行動力があるバンドが揃っているのではないでしょうか。


染谷:NUBOは去年フェスをやってたよね?(※2021年10月23日に神奈川県横須賀三笠公園野外ステージで開催された「NUBO Presents "LIVE!LIVE!LIVE!" at MIKASA」)

tommy(NUBO):そうそう。対バンを何組か呼んでフリーライブをやった。公共の場所だから金銭が発生することが全部禁止で、現地では物販も飲み物も出せなかったんだけど。

染谷:そうだったんだ! なんでそんな厳しい場所でやろうと思ったの?

tommy:ライブハウスでは定期的にイベントをやってたんだけど、コロナ禍でライブがあんまりできなかったし、プラスアルファでもうちょっと自分たちのできる範囲でできることをやりたいなと思って。ほんとバンドを組みたての時期に、地元のバンド仲間で集まって路上ライブをしてたのがその三笠公園ってところだったのね。だから今の自分たちがその場所でどんなことをできるのかなと思って。その日はすごい楽しかった。

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染谷:それめっちゃいいね。おまけにコロナ禍で野外はものすごく理にかなってる。

モリ:風通しいいっすもんね。

染谷:特に海辺なら風通ししかないからね(笑)。ここにいるメンバーは、コロナ禍で新しいことをやってるバンドが多いよね? IRabBitsはこのお店をオープンさせたし。

―今回の座談会は、IRabBitsが経営する飲食店「季ららYokohama」の2階にあるグランピングエリアを使わせていただいています。1階はライブラウンジがあり、お食事をしながら生演奏を楽しめるのも特徴のひとつです。


竹下:いつかピアノが1台ある15坪くらいのカウンターバーを趣味でやりたいなあと思っていたんです。コロナ禍に入って予定が全部キャンセルになって時間ができたから、給付金を元手に何か音楽に関係することができたらいいなと思ったのが、この店の始まりですね。

染谷:MV制作とかアルバム制作みたいな音楽活動じゃなくて、なんで飲食店だったの?

竹下:そういうこともある程度はやりましたよ。でもコロナ禍が収束する気配も全然ないし、時間はあるし。ライブができないなら、安心して音を鳴らせる場所を作ればいいんじゃないかなと思ったんです。この規模ならわたしひとりじゃなくてiRabBitsでやったほうがいいから、メンバー4人で株式会社にしました。あと、融資の相談に行った金融機関の職員さんが、iRabBitsがFM YOKOHAMAでやってたレギュラーラジオを聞いてくれていたという運命的なこともありまして。

一同:おお~!! すごい!

竹下:働いているスタッフも全員ミュージシャン。だから季ららYokohamaはIRabBitsのこれまでの音楽活動があってオープンできたお店なんですよね。

染谷:でもコロナ禍でライブができる飲食店を開くのは怖くなかった?

竹下:んー、怖いけど面白そうっていう気持ちのほうが大きかったかな。ゲームみたいな感覚かも。

染谷:なるほど。すごいなあ。三浦くんはコロナ禍で空想委員会を復活させたよね?

三浦:そうですね。コロナ禍がきっかけで休止したり辞めていくバンドが多いから、うちのギターの佐々木直也が「やれるうちに空想委員会をまた始めよう」と声を掛けてくれたんです。休止前はしんどかったけど、今はすごく楽しく活動できていますね。

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MASA:音楽ニュースサイト見てると、フラチナのニュースだけ変なものが多いよね(笑)。八百屋をやったっていうのを見たんだけど。頭トチ狂ったことばっかしてんなあと思ってた(笑)。

モリ:やりましたね。八王子の食育ソングを担当してるんですよ。それで八王子のエスフォルタアリーナというところでワンマンをやるにあたって、イトーヨーカドー八王子店さんが協力してくださって、レシートにワンマンの告知を入れてくれたり。小中学校でもワンマンのチラシを配ってもらったりしましたね。僕らもNUBOと同じくフリーライブで。ただ赤字でしたけど(笑)。

MASA:だってステージめちゃくちゃ豪華だったもんねえ......。写真で見たけどヤバかったよ。めっちゃ観に行きたかった。

モリ:アリーナを横に使ったから、ステージがめちゃくちゃ広くなっちゃって(笑)。僕らもともと年に1回2000人くらいのキャパでワンマンライブをどーんとやるんですけど、それは稼ぎたいとかではなく、町のお祭りみたいになってくれたらなと思ってるんです。

染谷:前回も2000キャパだよね? なんでコロナ禍で3000人キャパでやろうと思ったの?

モリ:んー、いつもどおりホールでやる案もあったんですけど、「アリーナ」って響きがいいじゃないですか(笑)。

一同:あはははは!

モリ:ステージから客席に向かって「アリーナー!!」って言いたかったっすね(笑)。

竹下:それは言いたい!!

三浦:うん、言いたいっすねえ。

染谷:「アリーナー!!」って言えるなら赤字もなんのそのだね(笑)。

MASA:みなさんとっくのとうにお気付きだと思いますが、そうです。ここにいるやつら全員バカなんです(笑)。「アリーナ!」って言えるなら赤字でも悪くないって思ってるから(笑)。俺も悪くないなって思ってるもん(笑)。

染谷:ライブ強いバンドって、自分たちから行動を起こしていく力があるんですよね。だからライブも強いんだろうなと思う。曲作りと同じように、活動できる場所もゼロからイチを自分たちで作ってる。やっぱり誰かが用意した場所と、自分たちが作った場所では、アウトプットの濃度や熱量は変わるよね。

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―10年以上バンドをこれだけの熱量で動かせるのはすごいことですよね。10年以上続けると、トラブルがなかったとしても続けることの難しさに直面することも多いと思うんです。


染谷:FUNKISTもこの22年いろんなことがあって、しんどいこともたくさんあって。そんな時に何に突き動かされたか、何に励まされたかというと、仲間の存在なんです。メンバーが脱退して3人だけになって活動休止を余儀なくされたとき、NUBOが全国ツアーを回っているのをSNSで見て「くそー! 俺らだって回りたい!」と思ったし、IRabBitsが大きな会場に挑戦するとか、渋谷CLUB QUATTROをソールドさせるとか、悔しくなるくらいみんなかっこいい。そういう人が近くにいるからバンドを辞めたくなかったし、勝ち負けではないけど、この人たちには負けたくなかった。「俺らだってやってやる!」という思いにさせてくれただけでなく、みんな仲間が困っていたら手を差し伸べてくれるんです。本当に感謝しているし尊敬しています。今日まで来られたのはこの人たちのおかげですね。

―皆さんはそんなFUNKISTに対して、どんな思いを抱いていましたか?


竹下:7人だったFUNKISTが6人になって、そしたら3人になって。西郷さんの「それでもがんがんやるぜ!」という熱量は伝わってたから応援してたけど、本音を言えばやっぱり寂しかったです。あんなにたくさんいたのに! なんでこんなにいいボーカルがいるのにみんな辞めちゃうんだ!と思ってました。でも3年前に(ギターの)ヨシロウさんが戻ってきてから、結構いい感じにFUNKISTが腰を据えて活動しているように見えるから、すごく安心しています。

tommy:このなかだとNUBOがいちばんFUNKISTとの仲は長いのかな。もう20年近くなるんだけど。

染谷:そうだね。2002年とか2003年とか。『THANKIST』(2004年)出す前からだね。

tommy:だから先輩という感覚がまったくなくて(笑)。でもこれだけリスペクトしていて、今も同じような関係性を続けているバンドはあんまりいないかな。メンバーチェンジも全部見てきたけど、それに対して何かを思ったことはない。FUNKISTが存在しているならNUBOとの関係性も変わらないし、FUNKISTという冠があればどういうライブをしていても受け取り方は変わらないというか。それは信頼してるからだと思いますね。FUNKISTとNUBOは身を置いてるシーンやバンドマンとしてのベクトルはちょっと違うんだけど、FUNKISTは根っからのバンドマンだと思ってます。しかもライブハウスという場所だけで勝負する人たちではないところ、自分たちの音楽で周りを引き寄せるところはすごいですね。俺らにはできないなと思うし、「俺らにできることは何だろう?」と考えさせてくれるきっかけの存在でもあります。

染谷:NUBOと盛岡で対バンしたとき、tommyがステージで「FUNKISTとは腐れ縁だから」って言ったんですよ。あまりいい意味で使われない言葉だけど、当時はFUNKISTにいろんな変化があったから、そんななかでも「腐れ縁」と言い切ってくれる仲間の存在がすごくうれしかったんです。

MASA:染谷西郷という人間は、すごくアンバランスに見えるんですよね。器用だし、本心で人のために生きられる人だけど、だいたいの人が当たり前に持っているものを持ってなかったりする。世界が良くなるためなら平気で自分の命を捨てられる聖人のような一面と、まったく他人に興味がないサイコパスみたいな面も持っていて。

染谷:あははは! 面白い分析だね。

MASA:理想に向かって突き進むエネルギーもものすごくあるけれど、個性的な人生を歩んできているから、普通の人生への憧れもあると同時に困難に向かっていきたいタイプだとも思うんだよね。正直でいることを大事にしているし、それに賛同しているメンバーが残ったんだと思う。「Bright」は西郷のやりたいことができていると思うし、そんな曲がYouTubeでも再生回数が好調で、俺もめっちゃうれしいんです。そのタイミングでこんな猛者たちを呼んでツアーを回るFUNKIST、めっちゃかっこいいなと思うんですよね。

竹下:仙台でFUNKISTと対バンしたとき、宮田さん(宮田泰治。FUNKISTのギター)がめちゃくちゃ酔っぱらいながら「俺は西郷のこと日本一のボーカルだと思ってるから!」と言っていて。本当に西郷さんのことめちゃくちゃ大好きなんだなって感じたし、小さい頃からの幼馴染のメンバーからそんなことを言ってもらえるなんてすっごくうらやましかった。なにより、そんなことを言ってくれるメンバーがいる西郷さんはやっぱすごい人なんだなと思いましたね。

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三浦:1回しか会ったことがない僕でも、西郷さんの人を巻き込む力は半端じゃねえなと感じてます。そこから西郷さんのSNSをよく見ているんですけど、SNSでの動き方がうますぎて!

染谷:「SNSでの動き方がうまい」は語弊あるって(笑)!

三浦:すごくいろんなことにアンテナを張ってるし、気を使ってるんだと思います。でもその努力を表に出さないのがすごいですよね。ボーカルのお手本のような存在。西郷さんのSNSを見て「あ、このやり方絶対パクってやろ!」と思ってます(笑)。今回の対バンをきっかけにもっと近づいて、盗めるところは盗もうという気持ちでいっぱいです!(笑)

染谷:三浦くんは1回しか会ったことがないのに居心地がいいんですよね。ニュートラルでいられる。沈黙が怖くない。今までにあんまり会ったことがないタイプ。だから俺も「この人なんなんだろう?」と思っていて(笑)。もっと知りたいなと思ってますね。そんな人が今回のツアーに参加してくれることも、すごくうれしいんです。

―モリさんはいかがですか?


モリ:ライブの打ち上げくらいでしか西郷さんと話したことはないからそんなに深くは知らないけど、とにかく西郷さんはプリティーピュアボーイなんですよ。

染谷:ダセえ~!! プリティーピュアボーイ(笑)!!

モリ:打ち上げで僕のバックボーンの話を聞いている時の目がキラッキラしてて(笑)。

染谷:フラチナリズムを初めて観たときに、エネルギーに圧倒されたんですよ。「どん底の人生だから、音楽くらいは楽しませてくれ!」というエネルギーを感じて、このボーカルは絶対に何かが欠落していると思った(笑)。

MASA竹下:それはまじで同感!!

染谷:計算されたエンタテインメントじゃないんだよね。音楽がなかったらぶっ壊れてる人なんだろうなと思った。モリくんは打ち上げで「西郷さんのバックボーン、『少年ジャンプ』じゃないっすか! 俺なんて『ヤングアニマル』っすよ!」と言っていて(笑)。でもモリくんは『少年ジャンプ』みたいなバックボーンを持っているのに、それを『ヤングアニマル』に変換して人に伝えられる人なんです。だからフラチナリズムはあんな太陽みたいなライブをするんだと腑に落ちて、それでもっとモリくんが好きになっちゃったんですよね。

モリ:でも西郷さんはまじで『少年ジャンプ』の主人公を1本道で突き進んでいる人ですね。だから歌を聴くと、丸太で腹をしばかれるような感覚になる。この感覚になったことがあるの、松崎しげるさんと対バンしたとき以外にないんですよ! そのボディーブローをくらうたびに好きになっています。言霊系のボーカリストだし、FUNKISTのメンバーは西郷さんというコアの周りに、ものすごい引力を生み出す人たちだと思ってますね。

MASA:俺は西郷と真逆で、人生超イージーモードで生きてきたの。器用になんでもできたけど、1本の大きな丸太を持っている人間に薙ぎ払われる瞬間が、やっぱりあるんだよね。特にライブハウスは逃げ場がないから、まじでそういう瞬間がある。ライブハウスで丸太で殴られたら、血を出すしかない(笑)。

モリ:だから初めてFUNKISTのライブを観た時に、どーん!とものすごい音の命の力強さを感じたんですよね。その生々しさに打ちのめされましたね。その日死にそうでした(笑)。

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―そんな皆さんは、FUNKISTのツアーに対バンとして参加するだけでなく、ファイナル公演にゲストボーカルとして参加なさるんですよね。


染谷:そうなんです。めちゃくちゃダサいんだけど、全国各地で戦った仲間たちが最終回に集結してコラボをするっていうドラゴンボール感がたまらなくて(笑)。Z戦士が集結して、最後みんなで手を取り合う――そういうストーリーを観ている人にも伝えられたらなって。関東在住勢は全員出演を承諾してくれて、すごくうれしかったですね。

MASA:このメンバーでまた会えるんだ! うれしい(笑)!

竹下:「We Are The World」歌いたい!! わたしシンディー・ローパー!

モリ:小室ファミリーの「YOU ARE THE ONE」もアリっすね!

染谷:本当にやる(笑)!? この噂を聞きつけた岡山公演の対バンのGRAND COLOR STONEのナカノくん(ナカノアツシ)が大阪から来てくれるみたいです。一人ひとりに一緒に歌いたいFUNKISTの曲を提案させてもらって、それでセットリストをつないでいきたくて。今回の座談会はその前哨戦というか、一度集まってみんなで話したかったんだよね。

MASA:ほんといい機会になったよね。楽しいもん。帰りたくない(笑)。

染谷:それなら良かった(笑)。まじでここにいるメンバーのバンドは、今がいちばんかっこいいと思います。いつも一緒にライブをして「ヤベえな」と思うけど、やっぱりかっこいいのは今なんです。

竹下:西郷さんは鋭いから、ぬるくなったり惰性でやるようになったバンドは誘わないですよね。誘われなくなったらそういうことだろうなという、いい意味での危機感はある。

染谷:だから全組が「今」なんだと思います。今がいちばんかっこいい20年選手たちとツアーを回ります!

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取材・文:沖さやこ

FUNKIST、コロナ禍三部作の最終章シングル「bright」についてのインタビューはこちら!


RELEASE INFORMATION

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FUNKIST「What a beautiful morning」
2022年4月27日(水)
Format:Digital
Label:LION SHOUT

Track:
1. What a beautiful morning

試聴はこちら

FUNKIST「Bright」
2022年5月8日(日)
Format:CD(ツアー会場限定)
¥1,000(税込)

Track:
1.Bright
2.What a beautiful morning
3.大好きだよ


LIVE INFORMATION

FUNKIST presents 60minutes tour2022~Reload~
2022年5月8日(日)
八王子Match Vox
フラチナリズム vs FUNKIST

2022年5月10日(火)
大阪Music Club JANUS
BUZZ THE BEARS vs FUNKIST

2022年5月13日(金)
名古屋ell.FITS ALL
IRabBits vs FUNKIST

2022年5月15日(日)
横浜BAYSIS
NUBO vs FUNKIST

2022年5月19日(木)
music zoo KOBE 太陽と虎
EGG BRAIN vs FUNKIST

2022年5月20日(金)
長崎DRUM Be-7
Metis vs FUNKIST

2022年5月22日(日)
岡山MO:GLA
GRAND COLOR STONE vs FUNKIST

2022年5月24日(火)
新潟CLUB RIVERST.
ケミカル⇄リアクション vs FUNKIST

2022年5月25日(水)
山形ミュージック昭和セッション
二人目のジャイアン vs FUNKIST

2022年5月27日(金)
盛岡the five morioka
セックスマシーン!! vs FUNKIST

2022年5月28日(土)
石巻BLUE RESISTANCE
三浦隆一(空想委員会)vs FUNKIST

FUNKIST ワンマンライブ 60minutes tour2022~Reload~FINAL
2022年6月1日(水)
赤羽ReNY alpha
FUNKIST vs FUNKIST

チケット特設サイト
https://funkist.info/pages/60minutes


LINK
オフィシャルサイト
Official YouTube Channel
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