2022.04.27
音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。
Vol.129は、オルタナな質感のギターロックにフォーキーな詩情を浮かべる3人組バンド、すなおを取り上げる。
4月27日には初のパッケージ作品でもある1stミニアルバム『roman』をリリース。あたりまえの日々で目にする風景が、ふと輝き出す瞬間──その場面をリリカルにとらえた全7曲には、瑞々しくもどこかノスタルジックな、このバンドならではのロマンティシズムが封じられている。
その後、活動開始と共に4曲入りのEP『farewell』を発表したときにアミちゃんから「めっちゃいい!」というリアクションをもらって、僕が「サポートベースをしてほしい」とお願いしたら二つ返事で快諾してくれました。そこからしばらくこの3人で活動を続け、2021年12月にアミちゃんが正式メンバーになってくれました。
アミ(Ba):中学生の頃、スピッツに出会って「バンドがやりたい!」と思いました。あるあるですが、周りはみんなジャニーズにハマっている時期だったので、共通の会話ができずモヤ〜ッとした思い出が。そこからパンクやグランジ、シューゲイザーなどを聴くようになって、国内外問わず90年代くらいまでの音楽は学生の頃によく聴いていました。物事に対する姿勢や考え方はこのあたりにとても影響を受けたと思います。
ゆーや(Dr):20歳くらいのときに当時やっていたバンドのメンバーからTwenty One Pilotsを教えてもらって、ドラムのプレースタイルはそこからかなり影響を受けたかなと思います。プレー以外にも「なんかおもしろいフレーズないかな?」ってなったら全曲シャッフルで垂れ流しにして、耳についたフレーズを自分なりに流用したりすることもしばしば。
バンドで合わせたとき、その高揚から盛り下がってしまうということが一切なかったのが非常に素晴らしいなと思いました。そしてレコーディングをした後も自分のなかで衰えることがなかったです。本当にメンバーに感謝です......。
サウンド面でも、ある程度の空気感がレコーディングエンジニアの上田大輔さんと共有できていたのでスムーズでした。楽器の鳴りが瑞々しくて聴き心地が良いです。凸凹なのに足取りは平坦で快活、というイメージです。
アミ:『roman』はこれからの季節にぴったりな作品になったと思います。
ベースに関しては、シンプルに。今回は友人から借りたベースと自分のメインベースの2本でレコーディングしたので、曲ごとに音の違いも楽しんで聴いてみてほしいです。
ゆーや:今回リリースした『roman』は、自分のドラマーとしての幅が一番伝わる作品になったんじゃないかなと思います。
今まではドラムの音がデカいとか、迫力があることに注目されがちだったんですが、自分としては繊細さが売りだと思っているので、そこに注目してもらえるとうれしいです!
アミ:ライブをやれるバンドでありたいです。
ライブが終わった後に、「よかった〜」じゃなくて、「やばかった!」と思ってもらえるようなライブをしていきたいです。
ゆーや:積極的に野外ライブに出てみたいなと思ってます!
アミ:絵が好きです。特に好きなのはピカソと藤田嗣治。かなり影響を受けています。最近ピカソの映画を観て大笑いしました。創作過程も人としてもかっこよすぎ!
ゆーや:もともとスポーツが大好きで、F1とサッカーにかなり影響を受けています。F1ではフェラーリが好きなのですが、2022シーズンの開幕戦で3年ぶりにフェラーリが優勝したときには号泣しました。
サッカーではスペインのレアル・マドリードが好きで、大きな大会の決勝戦でPK戦までもつれ込み、緊張しすぎて吐いてしまったことがあります(笑)。
ゆーや:誕生日プレゼントにフィルムカメラをもらったので、今は写真に興味があります。最近は撮影のアシスタントなども少しやっているので、もっと深く知れたらいいなと思っています。
すなお『roman』
2022年4月27日(水)
試聴はこちら
6月5日(日)
下北沢BASEMENTBAR
open/start 18:00/18:30
¥2,800+1drink
act:
すなお
ベランダ
Ticket info :sunao.band444@gmail.comにて取り置き予約
(公演日、お名前、取り置き希望枚数、お電話番号を明記の上送信して下さい)
すなお
2020年11月に結成。大畑カズキとゆーやの2人にサポートメンバーを迎え、活動を開始する。
2022年2月に初ライブからサポートベースを担当していたアミをメンバーに迎え、関東を中心に活動中。
インディーポップ/オルタナティブロックをベースに、独特なバランスで奏でられる爽やかな音像が特徴的。
@sunao_band
Official YouTube Channel
FRIENDSHIP.
Vol.129は、オルタナな質感のギターロックにフォーキーな詩情を浮かべる3人組バンド、すなおを取り上げる。
4月27日には初のパッケージ作品でもある1stミニアルバム『roman』をリリース。あたりまえの日々で目にする風景が、ふと輝き出す瞬間──その場面をリリカルにとらえた全7曲には、瑞々しくもどこかノスタルジックな、このバンドならではのロマンティシズムが封じられている。
活動を始めたきっかけ
大畑カズキ:私が過去にやっていたバンドが過去にやっていたバンド(NOWEATHER)の無期限活動休止に伴い、都内へ移り住んでソロ名義で活動をしていました。ゆーやくん(Dr)とはもともと知り合いだったのですが、久々にライブハウスで顔を合わせる機会がありまして、帰り道が一緒だったときに「カズキみたいなボーカルとバンドやってみたいなぁ」と言ってもらえました。僕もゆーやくんのドラムが好きだったので「じゃあ、やります......??」みたいな感じで始まりました。その後、活動開始と共に4曲入りのEP『farewell』を発表したときにアミちゃんから「めっちゃいい!」というリアクションをもらって、僕が「サポートベースをしてほしい」とお願いしたら二つ返事で快諾してくれました。そこからしばらくこの3人で活動を続け、2021年12月にアミちゃんが正式メンバーになってくれました。
影響を受けたアーティスト
大畑:挙げたらキリがないですが、ルーツはRadiohead、スピッツ、くるり、阿部芙蓉美さんです。その他にすなおでの曲作りはナイアガラサウンド系、国内外のインディーロック、ポップ、フォークに影響を受けています。最近だとBig Thiefの新譜が良かったです!アミ(Ba):中学生の頃、スピッツに出会って「バンドがやりたい!」と思いました。あるあるですが、周りはみんなジャニーズにハマっている時期だったので、共通の会話ができずモヤ〜ッとした思い出が。そこからパンクやグランジ、シューゲイザーなどを聴くようになって、国内外問わず90年代くらいまでの音楽は学生の頃によく聴いていました。物事に対する姿勢や考え方はこのあたりにとても影響を受けたと思います。
ゆーや(Dr):20歳くらいのときに当時やっていたバンドのメンバーからTwenty One Pilotsを教えてもらって、ドラムのプレースタイルはそこからかなり影響を受けたかなと思います。プレー以外にも「なんかおもしろいフレーズないかな?」ってなったら全曲シャッフルで垂れ流しにして、耳についたフレーズを自分なりに流用したりすることもしばしば。
注目してほしい、自分の関わった作品
大畑:今回リリースした『roman』はある意味とても想像どおりに作ることができました。作詞/作曲するにあたり僕は曲から作ることがほとんどで、曲が浮かんでできた瞬間がまず一番高揚します。バンドサウンドの空気感、テンション感、輪郭もわりと明確に頭のなかで一気に想像されます。バンドで合わせたとき、その高揚から盛り下がってしまうということが一切なかったのが非常に素晴らしいなと思いました。そしてレコーディングをした後も自分のなかで衰えることがなかったです。本当にメンバーに感謝です......。
サウンド面でも、ある程度の空気感がレコーディングエンジニアの上田大輔さんと共有できていたのでスムーズでした。楽器の鳴りが瑞々しくて聴き心地が良いです。凸凹なのに足取りは平坦で快活、というイメージです。
アミ:『roman』はこれからの季節にぴったりな作品になったと思います。
ベースに関しては、シンプルに。今回は友人から借りたベースと自分のメインベースの2本でレコーディングしたので、曲ごとに音の違いも楽しんで聴いてみてほしいです。
ゆーや:今回リリースした『roman』は、自分のドラマーとしての幅が一番伝わる作品になったんじゃないかなと思います。
今まではドラムの音がデカいとか、迫力があることに注目されがちだったんですが、自分としては繊細さが売りだと思っているので、そこに注目してもらえるとうれしいです!
今後挑戦してみたいこと
大畑:他の文化作品(本/ファッション/映像作品など)にすなおの音楽が携わっていけたらうれしいです。他分野のクリエイターと相互作用を得て、より素晴らしい音楽を生み出し続けたいです。アミ:ライブをやれるバンドでありたいです。
ライブが終わった後に、「よかった〜」じゃなくて、「やばかった!」と思ってもらえるようなライブをしていきたいです。
ゆーや:積極的に野外ライブに出てみたいなと思ってます!
カルチャーについて
触れてきたカルチャー
大畑:スパイスカレーです。自分で1から作っています。まだまだ修行中ですが、終わりがなくて楽しいです。調味を模索したり、時間をかけたりできます。食文化の一つとして大切にしています。いつか、日本人が味噌汁を作るのと同じような感覚で、スパイスカレーが作れたら良いなと思っています。そして他にもまた、作ることに熱中できる食に出会いたいです。アミ:絵が好きです。特に好きなのはピカソと藤田嗣治。かなり影響を受けています。最近ピカソの映画を観て大笑いしました。創作過程も人としてもかっこよすぎ!
ゆーや:もともとスポーツが大好きで、F1とサッカーにかなり影響を受けています。F1ではフェラーリが好きなのですが、2022シーズンの開幕戦で3年ぶりにフェラーリが優勝したときには号泣しました。
サッカーではスペインのレアル・マドリードが好きで、大きな大会の決勝戦でPK戦までもつれ込み、緊張しすぎて吐いてしまったことがあります(笑)。
今注目しているカルチャー
アミ:最近はクラシックバレエやフィギュアスケートに興味があります。努力の積み重ねでできた体で何回転もするジャンプなど、技も本当にすごいですが、表現力もすばらしいです。体をしなやかに使える人は魅力的だし尊敬します。私は猫背なのでまずはそこから治さないと......。映像で観ているだけなので、いつか生で観てみたいです。ゆーや:誕生日プレゼントにフィルムカメラをもらったので、今は写真に興味があります。最近は撮影のアシスタントなども少しやっているので、もっと深く知れたらいいなと思っています。
RELEASE INFORMATION
すなお『roman』
2022年4月27日(水)
試聴はこちら
LIVE INFORMATION
「roman」リリース自主企画
6月5日(日)
下北沢BASEMENTBAR
open/start 18:00/18:30
¥2,800+1drink
act:
すなお
ベランダ
Ticket info :sunao.band444@gmail.comにて取り置き予約
(公演日、お名前、取り置き希望枚数、お電話番号を明記の上送信して下さい)
PROFILE
すなお
2020年11月に結成。大畑カズキとゆーやの2人にサポートメンバーを迎え、活動を開始する。
2022年2月に初ライブからサポートベースを担当していたアミをメンバーに迎え、関東を中心に活動中。
インディーポップ/オルタナティブロックをベースに、独特なバランスで奏でられる爽やかな音像が特徴的。
LINK
@sunaoband444@sunao_band
Official YouTube Channel
FRIENDSHIP.