SENSA

2022.01.26

ロックンロール以外に興味がない「すばらしか」-Highlighter Vol.115-

ロックンロール以外に興味がない「すばらしか」-Highlighter Vol.115-

音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。
Vol.115は、東京・神奈川を拠点に活動する4人組ロックンロールバンド、すばらしかを取り上げる。1月26日に前作『二枚目』から約4年ぶりとなる2ndフルアルバム『すばらしき』をリリース。メンバーチェンジを経て、新たにギタリスト・渡会悠人が加入して完成された今作は、ブルース、R&B、ブギー、ファンク、ソウル、パンクや歌謡曲までも咀嚼し、4人のルーツ音楽へのピュアな情熱といたずら心を結集させた全12曲が収録されている。


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活動を始めたきっかけ
2015年頃結成。紆余曲折を経て、2022年よりギターボーカル福田、ドラム中嶋、ギターワタライ、ベース佐野の4人で活動。
メンバー全員、10代からロック(ロックンロール)しか聴いてこなかった。
ロック以外やりたくない者同士で集まるべくして集まった結果、こうなりました。

影響を受けたアーティスト
ロックンロールの歴史にその名を刻む各ミュージシャンは(メンバーそれぞれ微妙な違いはあれ)基本的に全員好き。
ギターボーカルの福田とドラムの中嶋の人生初ライブは小5の時、共に親同伴で行った2005年のザ・ハイロウズ(神奈川県民ホール)。
福田と現ベースの佐野ちゃんは、まだ出会う前の中学生の頃に、The Whoの来日公演で同じ日、同じ場所(横浜アリーナ)にいました。

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当時のチラシとチケット(私物)



ギターのワタライは中学から故・山口冨士夫氏の追っかけ。

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中学2年生頃のワタライと山口冨士夫氏。



メンバー皆エリートです。
逆に嫌いなものは、最近の複雑な曲ばかりが蔓延する2010年以降の音楽すべてです。

注目してほしい、自分の関わった作品
今回リリースされた2ndフルアルバム『すばらしき』。
自分達の感覚ではこれが3rdアルバムになります(1st EP『灰になろう』が僕らにとっての1stアルバム)。
前作と同じく、吉祥寺Gok Soundにてエンジニア・馬場さんと共にレコーディングした本作は、新たに加入したギターのワタライとギターボーカル福田による2本のエレキギターを軸に、「いい曲を書こう」という概念を捨て、何でもいいから言いたいことをロックンロールにのせて発射するという方式を採用した、アンチ音楽的な作品に仕上がりました。
『二枚目』の時のような叙情性、文学性をある程度排除しつつも、そこまで徹底し切れずに音楽を楽しんでしまう我々の詰めの甘さを存分にお楽しみいただける内容になっております。よろしくお願いします。



今後挑戦してみたいこと
新曲をいっぱい作って発表し、ライブをたくさんやりたいです。お誘いも随時お待ちしております。

カルチャーについて

触れてきたカルチャー
音楽以外でメンバー皆が強い愛を抱いているのが当代最高のロックスター・漫才コンビのダウンタウン。特にボケ担当の松本氏が髪型を坊主に変えた1998年から2000年代中頃の彼らこそが世界のお笑いの最高峰だと信じております。あの2人のおかげで何とか今日までやってこれました。

『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』絶対に笑ってはいけない/罰ゲームシリーズ
松本一人ぼっちの廃旅館1泊2日の旅!


今注目しているカルチャー
特にありません。今は自分達の音楽に一番興味があります。





RELEASE INFORMATION

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すばらしか『すばらしき』
2022年1月26日(水)
試聴はこちら

LIVE INFORMATION

すばらしか「すばらしき」発売記念LIVE SHOW
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2022年2月20日(日)
東京 下北沢LIVEHAUS
開場12:00/開演12:30
前売¥2,000 当日¥2,500+1drink

出演:
すばらしか
ゆうやけしはす
suueat.(from 桐生)
BGM担当:けーた

PROFILE

subarashika_ap.jpgすばらしか
2015年結成のロックバンド。2017年に1stミニアルバム『灰になろう』を自主制作でリリースし、200枚を即完売(その後ボーナストラックを加えて再発)。
2018年には1stフルアルバム『二枚目』をP-VINEよりリリース、ケイゾウ(KING BROTHERS)をはじめ、DYGL、never young beachのメンバーからも賛辞を集める。ブルースやR&B等の米南部をルーツとしたロックンロールに、ファンクやソウル、そしてレゲエにパンク、歌謡曲に至るまで咀嚼したグルーヴィーで親しみやすいメロディを伴った楽曲、そして大音量で鳴らすライブパフォーマンスは多くのロックファンから支持を集めている。

LINK
@subarashika
@_subarashika_
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