正解のない世界で息をする。気鋭のロックバンド「the McFaddin」-Highlighter Vol.113-

INTERVIEW

2022.01.19

正解のない世界で息をする。気鋭のロックバンド「the McFaddin」-Highlighter Vol.113-

音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。
Vol.113は、フィジカルなバンドサウンドとデジタルなアプローチを融合させた次世代ロックバンドthe McFaddinを取り上げる。
昨年は怒涛のリリースラッシュで6曲の配信曲を発表し、バンドの世界観を広げた彼らが1月19日に最新EP『Something is likely to happen』をリリース。ドリーミーな楽曲にメッセージ性を込めた「Fragile」やバンドの真骨頂とも言える疾走感あふれる「BuBBle」など、現在のバンドの充実を物語る全7曲を収録する。

活動を始めたきっけ

Nirvanaのコピーバンドとして大阪の高校で結成。そのメンバー（当時4人）がたまたま京都にある大学に進学したので京都を拠点に活動をするようになりました。
2017年にベーシストが抜けてkeisho（Gt/Syn）をベースとしてメンバーに迎え入れたけど、多分その編成でライブやったのは2本くらい。
新しいサポートメンバーをすぐに入れて5人、2018年に映像ディレクターとして出会ったRyoma Matsumoto（VJ）が2021年に正式に加入して6人で今のステージができています。フォトグラファー、アートワーク・デザイナー、ギタリストとして活動するTakasukeは、2021年に出会ってからほとんどのライブ、撮影、に同行してくれています。

影響を受けたアーティスト

Taito Katahira（Gt）：今回リリースした『Something is likely to happen』は、全曲レーディングからミキシング、マスタリングまで自分たちだけで完成させたので、その時に参考にしたアーティストを紹介します。
ミキシング、マスタリングは、ギター＆マニピュレーターのTaitoが担当しています。

ちょうどミックスしてる時にリリースされて、衝撃だったのを覚えてます。
この曲を構成している音一つ一つが、とてつもなく美しく磨かれてるなと思った作品です。

この曲の音、特にドラム、えぐいです。

注目してほしい、自分の関わった作品

Ryosei Yamada（Vo）：1月19日にリリースした7曲入りEPのタイトル曲「Something is likely to happen」は、アコギやピアノなどを広い空間で録るために、（大阪の）阿波座にあるCafe marthaで録音しました。
楽曲を家やDAW上で作り上げることが多くなったけど、この楽曲は音を録る環境が大切だった。いいEPを作れたなと思えた楽曲。

今後挑戦してみたいこと

Ryosei：ずっと言い続けてるけどいろんなところにもっと行きたい。
バンドを通していろんな街を知ることができてきた。
知らない街を歩くのが好き。
俺たちの音楽を浴びたいと思ってるれる人たちがいて、呼ばれて、やることやって、飯を食う。めちゃくちゃに楽しい！また行きたい場所も沢山あります。

カルチャーについて

触れてきたカルチャー

Ryosei：今までの作品にも衣装提供や撮影などで協力してもらっているFFKという東京、大阪を中心に活動するコレクティブがある。
彼らの活動に影響を受けてもっと物販を面白くしたい。見てくれた人が手に取ってみたくなるような物を作りたいと思うようになった。
最近は彼らと汚れてしまったカットソーを染めて、シルクスクリーンでプリントしたり、ステンシル（型を使って文字や絵柄をプリント）したりして図工の時間みたいな感じで遊んだりしてます。