2021.12.29
音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。
Vol.110は、2012年に結成され、ギターポップを原点に様々なジャンルに挑戦する男女混成6人組バンド、Boyishを取り上げる。
12月22日にリリースした最新アルバム『ブルーレイン』は雨をテーマにしたコンセプトアルバム。コロナ禍の影響で制作に2、3年を費やした今作は、バンドの原点に返り、深いリバーヴやコーラスを多用。フリーソウルやMPB(ブラジリアン・ポピュラー・ミュージック) などを取り入れた「原点回帰からの統括」をテーマにした新しいポップスを提示する。
アルバムに向けた曲を作り始めた頃はコロナ渦前だったのですが、アルバム制作中にコロナ渦の影響をもろにうけ、制作を一時中断しました。スタジオも途中で変えたため、制作は長期にわたってしまいましたが、メンバーやエンジニアの方の協力もあり、なんとか形にできました。本当に感謝していますし、ぜひみなさんに聴いていただきたいです。今まだ世界が不安定な中でどうしてもリリースしたいという気持ちです。
特にアルバムの最後の曲「雨が止んだら」はコロナ渦の終わりをイメージして作った曲なので是非聴いていただきたいです。
その後の活動としましてはフォーキーやローファイなものに興味があり、今度は短いスパンでまた新しいものを発表したいというのがあります。
Boyish『ブルーレイン』
2021年12月22日(水)
試聴はこちら
2012年結成。都内を中心に活動を開始。ギターポップを原点に様々なジャンルに挑戦する6人編成バンド。海外を含む国内のインディーレーベルから4枚のアルバムをリリースしている。そのサウンドはサックスと男女混成ボーカル、ドリーミーなシンセやピアノ、コーラスの効いたアルペジオ主体のギターが印象的。コロナ渦による制作の延期やメンバーの脱退などを経て、ニューアルバム『ブルーレイン』をリリースした。
Official YouTube Channel
Vol.110は、2012年に結成され、ギターポップを原点に様々なジャンルに挑戦する男女混成6人組バンド、Boyishを取り上げる。
12月22日にリリースした最新アルバム『ブルーレイン』は雨をテーマにしたコンセプトアルバム。コロナ禍の影響で制作に2、3年を費やした今作は、バンドの原点に返り、深いリバーヴやコーラスを多用。フリーソウルやMPB(ブラジリアン・ポピュラー・ミュージック) などを取り入れた「原点回帰からの統括」をテーマにした新しいポップスを提示する。
活動を始めたきっかけ
2012年頃から宅録を始め、そこからバンドメンバーを集め活動を開始しました。同じ大学や学校からというより、ネットの繋がりやメンバーの知り合いなど、音楽をやりたいという人が集まり、今に至ります。メンバーチェンジを踏まえながらも活動を続けており、気がついたら9年ほど経過してました(笑)。影響を受けたアーティスト
原点としてましては、ネオ・アコースティックと呼ばれているジャンルです。特にAZtec Cameraというグループの1st(『High Land, Hard Rain』)は素晴らしく、ルーツが単純にソウルだけではなく、ジャズやヴェルヴェット・アンダーグラウンドなど多彩にわたっているので、「色々なジャンルをミックスした結果、新しいものを作る」という点で影響を受けました。自分も最終的にはこの域にいつか辿り着ければ、と思います。注目してほしい、自分の関わった作品
2021年12月22日にアルバム『ブルーレイン』をリリースいたしました。雨をコンセプトにしたアルバムです。前作ではリバーヴやコーラスを控えていたのですが、今回は原点に返り、かなり多用しています。アルバムに向けた曲を作り始めた頃はコロナ渦前だったのですが、アルバム制作中にコロナ渦の影響をもろにうけ、制作を一時中断しました。スタジオも途中で変えたため、制作は長期にわたってしまいましたが、メンバーやエンジニアの方の協力もあり、なんとか形にできました。本当に感謝していますし、ぜひみなさんに聴いていただきたいです。今まだ世界が不安定な中でどうしてもリリースしたいという気持ちです。
特にアルバムの最後の曲「雨が止んだら」はコロナ渦の終わりをイメージして作った曲なので是非聴いていただきたいです。
今後挑戦してみたいこと
かなり制作が長期にわたってしまったのと、メンバーの生活環境も変わり、今の感じでライブをするのが難しいとは思うのですが、なんとか機会を設けたいと思っています。その後の活動としましてはフォーキーやローファイなものに興味があり、今度は短いスパンでまた新しいものを発表したいというのがあります。
カルチャーについて
触れてきたカルチャー
特にアルバムについてではないのですが、『下北沢について』(吉本ばなな・著)という本は最近読んでかなりグッときました。生活をメインにした短いコラムの連作なのですが、やがて死んでしまったり、いなくなってしまう人の造形などを自分の作品として残したいということ、また、今はもうない70年代の下北沢の雰囲気を持ったまま文章を作りたいという著者の熱い思いが書かれており、こういったものを自分も作りたいなと思いました。今注目しているカルチャー
自分の中でカセットテープのブームがきています。近年高騰してきたレコードに対するカウンター的な存在として、というのも面白いなと思います。また単純に音としても気に入っています。プレイヤーがある程度お金をかけることができれば、いい音で鳴ってくれるというのも好きだし、複製が簡単というのもいいです。RELEASE INFORMATION
Boyish『ブルーレイン』
2021年12月22日(水)
試聴はこちら
PROFILE
2012年結成。都内を中心に活動を開始。ギターポップを原点に様々なジャンルに挑戦する6人編成バンド。海外を含む国内のインディーレーベルから4枚のアルバムをリリースしている。そのサウンドはサックスと男女混成ボーカル、ドリーミーなシンセやピアノ、コーラスの効いたアルペジオ主体のギターが印象的。コロナ渦による制作の延期やメンバーの脱退などを経て、ニューアルバム『ブルーレイン』をリリースした。
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@boyishbandOfficial YouTube Channel