SENSA

2021.08.18

生活のなかで呼吸する色彩豊かな歌たち「みらん」-Highlighter Vol.086-

生活のなかで呼吸する色彩豊かな歌たち「みらん」-Highlighter Vol.086-

音楽だけでなく、どのカルチャーも共通点やつながりがあるということをコンセプトにしているSENSA。INTERVIEWシリーズ「Highlighter」では、アーティストはもちろん、音楽に関わるクリエイターにどのような音楽・カルチャーに触れて現在までに至ったか、その人の人となりを探っていく。
Vol.086は、可憐で鋭いソングライティングで包み込む兵庫県在住のシンガーソングライターみらんを取り上げる。
8月18日にリリースされた最新EP『モモイロペリカンと遊んだ日』は、iPhoneのGarageBandとアコーステッィクギターを中心に制作した楽曲に、シュウタネギ(WANG GUNG BAND)がエレキギターで参加。生活の息づかいとしなやか閃きに満ちた色彩豊かな全6曲が、聴き手をまだ見ぬ桃源郷へと導いていく。曲順はCDと配信で異なり、それぞれ坂本慎太郎、中村宗一郎がマスタリングを担当。デザインはミシンを用いて、みらん本人が手がけている。

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活動を始めたきっかけ
元々、母が音楽好きで、小さい頃から歌うことは好きでした。ピアノを習っていて、親友のお父さんがギターを教えてくれたりしていたので、音楽へのフットワークが軽かったんだと思います。中学生のときにK-POPにハマり、軽率に「K-POPアイドルになりたい!」と思い、高校生になって歌やダンスのレッスンに通うようになりました。途中で、藤原さくら竹原ピストルみたいな弾き語りに惹かれるようになり、またも軽率に「弾き語りアーティストになりたい!」と思い、自分で曲を作るようになり、今に至ります。

影響を受けたアーティスト
いちばん最初にどハマりしたのが、韓国の2NE1です。音楽の系統は全然違いますが、大勢の前でステージに立って歌うことへの憧れは2NE1からきています。


高校2年生のときにドラマ『ラヴソング』をみて、ギターを弾いて歌う女性がかっこいいな、素敵だな、と思うようになり、そこから弾き語り、作詞作曲に興味を持つようになりました。
作詞に関して、小さい頃から学校で読書感想文や詩、川柳などの課題があると、なんなくこなして表彰されちゃうみたいなことがあったりして、自分にとって作詞はわりと簡単というか、いつも難しくて悩むみたいなことはなく、楽しいな、面白いな、と思いながら考えてます。逆に作曲に悩まされるのですが、そんなときいつも救われるのが小沢健二です。どんなに細かいテーマのものや、どんなにテーマがないものでも、オザケンの魔法にかかれば恋に落ちて、思わずステップを踏んで街に浮き立ちたくなる。そんなメロディをきくと、開放的な気持ちになって作曲することができます。
将来、自分の結婚式はオザケンの曲をたくさんたくさん流したいです。


注目してほしい、自分の関わった作品
EP『モモイロペリカンと遊んだ日』
今回、私がはじめて作ったEPです。最初に出来ていた「ポトフがいいなっ」という曲を軸にEPを作りたいと思いました。ずばりテーマは「健康的な生活のその先にある音楽」です。今までは自分の音楽と聴いてくれている人の生活が直結するイメージでしたが、そうではなく、あなたの生活はあなたがつくっていくものであり、健康を確保した上で、より豊かになるといいねという気持ちをなるべくかわいく込めています。
この作品を聴いてキュンとなった心を、好きな人と共有してくれたら嬉しいです。



愛はズボーン『Psycho Western』
高校を卒業して音楽活動をはじめてからライブハウスに毎日のように行っていたときに、プププランド愛はズボーンにハマってて、ある日、愛はズボーンのマネージャーに声をかけてもらってMVに出させてもらいました。出させてもらったと言ってもほんとにわずかなのですが、めちゃくちゃ嬉しかったし、その後、愛はズボーン主催のフェス「アメ村天国」にも出演させてもらったりして、人脈が広がったのでほんとうに感謝しています。


今後挑戦してみたいこと
今までは、おうちの中でひとりで宅録をして、ひとりでライブをしてきましたが、バンドセットの活動もしていけたらなと思います。
バンドセットのセンターマイクは特別かっこいいし、背の高い女の人がダンスミュージックを歌っていたら、と想像するとたまらないので、是非実現したいです。
それから、よく声を褒められて、声の仕事をしているのですが、もっと増やしていきたいです。
自分の歌は自分の声のオリジナル性を追求していますが、CMのナレーションや歌唱、ラジオや声優の仕事は、そのときに求められる声を自分の中で消化して、演じてみる。そうすると自分の知らなかった声に出会えるので、とっても面白いです。

カルチャーについて

触れてきたカルチャー
マタニティに関する本やドラマはとても興味深いです。自分が女性として生まれてきたことの意味を考えたり、いつか経験することへの不安に少し希望をもてたり、明るい未来が想像できたりします。角田光代の『予定日はジミー・ペイジ』という本は特に夢中になって読みました。妊娠してから出産までの日記小説なのですが、女性特有の情緒はとても共感するところが多く、「なるほど、こういうふうな態度や対処の方法があるのか」と学ぶことも多かったです。男性にも、経験することがないからこそ、読んでほしいと思います。

今注目しているカルチャー
カルチャーかどうかは分からないけど、カプセルトイが好きです。いわゆるガチャガチャですね。自分が音楽をやらずに企業に就職する道があるとすれば、カプセルトイの会社に就きたいです。
ほんとうに精神年齢が低いのかもしれないけれど、ガチャガチャするときのドキワクは夢があって最高です。
小さいまるに楽しさやかわいさが詰まってて、大人こそするべき文化だと思ってます!

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基本的にはふらっと立ち寄って何も考えずときめいたものを回していますが、好きなキャラのガチャでも惹かれるものと惹かれないものがあって、その差は何なのかとか、アニメキャラとかではなく、惹かれちゃうマニアックなガチャの魅力などをもっと深掘りしていきたいです。完全に開発側の目線になってますが、私はきっと受け身よりも新しいものを生み出す発信者でありたいんだと思います。(無理やり音楽と繋げました)。

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RELEASE INFORMATION

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みらん『モモイロペリカンと遊んだ日』
2021年8月18日(水)
試聴はこちら

PROFILE

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みらん
1999年生まれ、兵庫県在住。犬がめっちゃ好きなシンガーソングライター。
包容力のある歌声と可憐さと鋭さが共存したソングライティングが魅力。浮遊感の中にみせる芯の強さに恍惚とする。
2019年4月に3曲入りCD『こんな生活』の手売り販売をスタート。アマイワナとの共同企画「刹那倶楽部」では、これまでにヤナセジロウ (betcover!!)、井上花月と川島健太朗 (Laura day romance)等と共演。 2020年にシングル『もっとふたり、オボレル』、そして、1stアルバム『帆風』を配信リリース。
2021年に入ってからはシュウタネギ(WANG GUNG BAND、ex バレーボウイズ)との共作でEP『ねぎとみらん』を一部店舗限定で販売。
2021年7月7日、1stアルバム『帆風』をCD化、そして、8月18日には新作EP『モモイロペリカンと遊んだ日』をリリースした。

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